ダイビングポイント紹介 紅海

ダイビングポイント紹介

ラスモハメッド エリア
エジプトで唯一の国立公園であり、世界中のダイバー達にもその名を馳せる、有名ポイント。 カレントの強さや700m級の水深をもつ、上級者向けのポイントとなっている(公園内には、簡単で楽しいポイントもあるのでビギナーの入場も可能)。
国立公園の為パスポートチェック、入場料5ユーロが必要となる。シャルム・エル・シェイク 全体にも言えることだが、各ダイバーの環境保護への意識が高い。それが、この素晴らしい水中世界を今なお保持し続けているのだと思われる。


代表的なポイント
シャークリーフ/ヨランダリーフ

シナイ半島の最南端に位置する。
ここから見えている岬が「モハメッド岬(アラビア語でラス)」である。常に複雑にカレントが入り組み、ガイド泣かせのポイントであるが、 それゆえにいつも違うダイビングが楽しめる。シャークリーフではフエダイやギンガメアジ、バラクーダの大群に出会える。 流れが緩やかなら、魚に囲まれてうれしい悲鳴を上げることも。
ヨランダリーフの西側には、沈船からのバスタブやトイレが多数散乱している。このリーフの両側には、アネモネシティーとスモールヨランダというリーフもあり、ここでのダイビングを一層ひきたてる。1度だけでは、絶対に堪能しきれない、2度3度と訪れたくなるポイントである。
 

ティラン エリア
シナイ半島とティラン島との間にある、アカバ湾の入口に位置する4つのリーフ。正式には、ストレート・オブ・ティランと呼ばれる。
4つのリーフ各々に面白さがあり、できることならば全てのリーフでダイビングしたいものである。
カレントがあり、リーフのユニークな位置関係により、大物に出会う可能性も高い。加えて、コーラルの美しさもダイバー達をうっとりさせる。ミクロ派、マクロ派問わず楽しむが出きる。

代表的なポイント

ジャクソン・リーフ
最大にして最高の美しさを誇るコーラルガーデンを持つ。
その全周でのダイビングを楽しむことが出来る。南を拠点として西回り、東回り、双方とも甲乙つけ難い美しさである。
西側には、バラクーダがいたかと思いきや、流しそうめんのようなダツが水面いっぱいに占拠していたり、マダラタルミもよく群れている。
東側では、サメが出現しやすい上にカメと一緒にドリフトする楽しいダイビングができることも。しかし、流れが強く、天候に左右されやすいため、行けたあなたは相当ラッキー!と思って間違いない。

ウッドハウス・リーフ
最もハンマーヘッドに出会いやすい、最長のリーフ。東側のドリフトダイビングが楽しい。ティランで唯一のグラスフィッシュケープがあったり、水深5mの辺りを大きなカスミアジが泳いでいる姿は、安全停止をも楽しくさせる。

トーマス・リーフ
1ダイブでほぼ全周できるほどの大きさの最小リーフ。
しかしながら、サメの遭遇率ではNO.1を誇る。ダイビング中どの付近でも出会える可能性があり、何時とも油断できない。
さらにイルカとすれ違ったりすることもあり、水面への注意も忘れてはならない、ハラハラもののリーフなのである。

ゴードン・リーフ
大きな棚を南側に持つ最南端にあるリーフ。
人間の頭よりも大きな頭を持つジャイアントモーレイイールと、白くて小さい愛らしいグレーモーレイイール達がアンティアス(金魚ハナダイ)を“バックリ”食らっている瞬間が見られたりする。

ローカル エリア
シャルム・エル・シェイクの60kmに及ぶ海岸線に数十あるポイントを称して呼ぶ。それぞれのポイントで、紅海の美しさ、固有種の多さをじっくり楽しんでいただけることだろう。

代表的なポイント

ラスボブ

ボブという船長がダイブスポットとして紹介したことからこの名前がついた。コーラルの美しさはローカルの中でも1、2位を争うほど。ボブさんに感謝。

ラスウム・シッド
ローカルの中でもダイナミックさではリーフポイントにひけをとらない。モーリング、ドリフトの両方が楽しめる。コーナ付近の18m~30mには、ウミウチワが群生している。

シナイ半島西側(シャーブ・アリ / シャーブ・モハムッド) エリア
スエズ運河につながるグバル海峡と、シナイ半島西側の間にはシャーブ・アリ、シャーブ・モハムッドという2つの大きな入り江がある。 この場所は、桟橋からボートで2時間以上と離れていることから、サファリクルーズでの主なポイントとなっており、魅力的なポイントが点在している。

代表的なポイント

スモール・クラック

シャーブ・モハムッド内にあるこのポイントは、広大な入り江の中の唯一の小さなリーフの割れ目で、たえず早い潮の流れがある。
入り江の外側には大きなウミウチワが広がり、そして、小さな割れ目(スモール・クラック)の水深5m付近ではダイバーを圧倒する “虹色の珊瑚”が広がり、ここではたくさんの紅海の固有種を見ることができる。珊瑚の美しさ絶品ポイント!

ティスルゴウム
第二次世界大戦中のイギリスの軍用輸送船(全長126m)で、1941年10月、ドイツの戦闘機により海に沈めらた。 水平に沈んだ船内では、軍用ジープ、バイク、トラック、蒸気機関車などがあり、まるでそこは水中博物館といった所。 さらにこの船の歴史は面白く、1956年にフランスの海洋学者により発見された。 沈船の周りにはたくさんの回遊魚が集まり(ギンガメアジ、バラフエ、バラクーダ、イソマグロ)、魚を観察してるだけでも迫力満点。