2003年11月17日~11月21日
2003年11月21日(金)
3:00pmミンピ号はタラサダイブセンターの桟橋を出航してマカレヒ島まで向かいます。マカレヒ島までは順調にいって12時間ぐらいかかります。今回のメンバーは、フォトグラファーの鍵井さん、WTPのメナド駐在スタッフの鈴木さんです。今日はダイビングがありません。みんな夕食まで一眠り・・・
途中から波がでてきて夕食を作るのも食べるのも大変になるから、という事で5:30pm ちょっと早い夕食をとりました。
今日のメニューは、チキンカレー、牛肉としいたけの炒め物、ジャガイモとニンジンの野菜炒め、お豆腐のスープ。どれも全部おいしかったぁ~
でも、今回はラッキーでどんどん進んで行っても全然揺れません。夕食が早かったため、夜はたくさん時間がありました。デッキの上で満天の星を見ながら10:00pm頃までおしゃべりをしてそれぞれ自分の部屋へ入って行きました。明日からのダイビングが楽しみです。
2003年11月17日
4:00amミンピ号はマカレヒ島に到着しました。6:00am部屋のエアコンがきれて暑くて目が覚めました。デッキに上がると2人ともすでに起きていました。風と波の心配をすごくしていたのですがおだやか・・・天気もバッチリ!!
まずはコーヒーとトーストで軽い!?朝食。ミンピが停泊している場所には、漁から戻ってきてた漁船がいっぱいいて、魚を売っています。ミンピ号もその人達から魚を買いました。「何の魚?」って聞くと「スモールツナ」って言っていました。1匹2000Rp、日本円で約30円ぐらいです。安い!!
朝食前7:30amに1本目のダイビングです。ポイント名は「マカレヒ」。リーフでできているスロープです。エントリーしてみるとダイナミックなスロープという印象を受けました。透明度30mぐらい、水温28度です。ウメイロモドキ、ムレハタタテダイ、クマザサハナムロ達のものすごい群れ・・・カンムリブダイもサンゴをガリガリしていました。
1本目の後は朝ごはんです。天気が良かったのでデッキの上で食べました。ダイビングの後はお腹が空くんですよねぇ~みんないっぱい食べていました。ミンピの食事は本当においしい!!!10:00am過ぎに2本目のダイビング。ミンピ号のガイドが見つけたポイント「ミンピポイント」です。
ここはスロープ気味のドロップオフ。少し流れていました。キカモヨウウミウシ、ダイアナウミウシ、キイロウミウシ。ウメイロモドキ、クマザサの群れもきれいです。2本目の後はランチタイム!!やっぱりダイビングの後のごはんはおいしい!!これを毎日1週間続けていたら・・・考えると恐ろしいから考えない事にします。そして1:30pmマハゲタン島へ向けて出発です。船が進んでいる間みんなはお昼寝タイム。6時過ぎマハゲタン島へ到着しました。今日はここで停泊です。7時過ぎナイトダイビングをして夜ご飯。今日も良く眠れそうです。
2003年11月18日
朝起きてデッキに上がるとすでに太陽の日差しが肌につきささってきました。
今日も良い天気になりそうです。
今日のメインはボルケイノ(海底火山)。朝はまだ太陽が上にきていないので、マハゲタン島のすぐ脇にある小さな島の回りのポイント「マハゲタン クチル」を潜りました。ダイナミックな地形です。大きなナポレオンがいました。朝食の後いよいよボルケイノでダイビングです。水深10m以浅にある岩の透き間からバブルが出ています。手をかざすと暖かいです。時々「ドーーーーン!!」という音が聞こえました。本当かどうかは分かりませんが、これは火山が爆発している音ではないか???という説もあります。3本目もボルケイノです。やっぱり「ドーーーーン!!」という音が聞こえてきました。ボルケイノはずっと前から一度潜ってみたかった場所なので、念願がかなってちょっとうれしかった~!!
3本目の後はちょっと遅いお昼ご飯。そして2時過ぎ、シアウ島に向けて出発です。風向きと潮の流れがうまく船を押してくれて通常5時間かかるところを3時間でシアウ島につきました。今晩はここで停泊です。ナイトダイブの後、温泉へ・・・温泉といってもビーチに真水の温泉が湧き出ていて、それを自分達で掘って使います。ミンピ号からそれぞれ持参したタッパーやコップでお湯をすくって1日の汚れを洗い落としました。湯加減もちょうどいいし、本当に気持ちよかった~!!
温泉から船に戻って夜ご飯です。今日もよく潜りました。
2003年11月19日
朝起きるとちょっと曇っていました。朝ごはん前に1本ダイビング。ダイビング行く頃は太陽も出てきてくれました。
15mぐらいの所で小物を探しているとマダラトビエイが私の方に向かって泳いで来ました。マダラトビエイはいつ見てもかっこいい。ダイビングの後は昨日の夜行った温泉!?昨日使った場所は、村の人が洗濯をしていたので、場所を変えました。昨日よりちょっと熱かったけど気持ちよかった。癖になりそうです。
朝ごはんを食べた後2本目。「エディポイント」ドロップオフで流れていたので何かでそう・・・な雰囲気だったけど、大物は出てきてくれませんでした。でも、浅瀬のサンゴはすごくきれいでした。2本目の後は海水温泉へ行きました。海水なのが残念。でも気持ちいい~!!!3本目は「ナメンポイント」ギンガメの群れがいるポイントです。ギンガメいることはいたんですけど、逃げ足が速い!!左に逃げたと思ったら右に・・・そしてまた追いかけてくとまた左へ・・・でもギンガメの数はものすごかった。2564匹いました???っていうのはウソで本当にたくさんいました。シパダンの群れぐらい・・・。
ダイビングの後はお昼ご飯。あんまりおなか空いてなかったけど、見るとついつい食べちゃうんですよね。そしてシハウ島で給水をした後マホロ島に向けて出発です。
給水中、島の子供達がいっぱい集まってきました。そして夜はナイトダイビング。ニシキテグリがいました。今日はマホロ島に停泊です。夜ご飯の後今日は早めにみんな寝ていました。夜2時ごろ、ルアン島に向けて出航です。
2003年11月20日
朝7時ごろルアン島に到着しました。1年前に火山が噴火したとかで、まだ溶岩が流れた後がきっちり残っていました。
今日は1本目も2本目も同じポイント「ニューラバ」です。タンクぐらい大きなコブシメがいるポイントです。それを期待して潜ったのですが、1本目も2本目もハズレでした。でも普通の大きさのコブシメはいましたよ~。すごい近づけます。あのかわいい目がくっきりと見れます。ソフトコーラルもきれいです。クマザサハナムロ、ウメイロモドキがたくさん群れています。
2本目の後はイルカ探し。100%見れる!!という言葉を信じて船の上からイルカを探しましたが、今日は残念ながらイルカ君達はあらわれてくれませんでした。
そのまま私達はビアロ島へ向かいます。この島では夕方とナイト、合計2本ダイビングしました。
夕方のポイントでは赤いオオモンイザリウオがいました。オオモンイザリウオは何度も見たことがありましたが、赤は初めて・・・その近くではチータウミウシの交尾シーンを見ることが出来たり、5cmぐらいのハダカハオコゼがホヤに隠れてたり、マクロダイビングでした。ナイトは甲殻類が多くいました。うねりがすごかったぁ~今日も1日無事終了です。クルーズも残りあと明日あと1日になってしまいました。早いなぁ~ 夜2時ごろバンカ島へ向けて出発です。
2003年11月21日
朝8時ごろバンカ諸島に到着しました。天気は今日も最高です!!!トーストとコーヒーで軽くお腹を満たした後は「サハウン」へダイビング。
ここのソフトコーラル(写真・)は最高にきれいです。オレンジ、キイロ、アカ・・・ヨスジフエダイ(写真・)、ウメイロモドキ、クマザサハナムロの群れ達を追ってイソマグロ、ツムブリ、カスミアジもやってきました。ウミウチワにはピグミーシーホースが上手にかくれています。テーブルサンゴの下にはホワイトチップがいました。
1本目の後遅い朝食。そしてすぐに2本目また同じポイントへ。何度潜ってもこのポイントは楽しいです。これで今回のクルーズのダイビングは終わりです。2時過ぎに遅いランチを食べてダラダラお昼寝タイム。なんか海底火山を潜ったのが遠い昔のように感じます。ミンピ号はサハウン島の湾内に停泊です。そして早朝バンカ諸島を出発してタラサダイビングセンターへと向かいます。
2003年11月22日
6泊7日の今回のクルーズ。天気にも恵まれ無事終わりました。最初は長いなぁ~って思ったけど、過ぎてしまうとあっという間。潜って食べて寝て・・・の繰り返しでちょっと太ったかな???や、やばい・・・でも楽しいクルーズの旅でした。
Thalassa Dive Center
勝見 恵理
9月1日~5日 ミンピ号クルーズレポート
ご無沙汰してます。
今回はレンベ海況の“Larry Taket”というポイントの紹介です。
水温 27度
透明度 5~7m
サンセットで潜りました。5時半ごろエントリー。
潜降して5分ぐらい、イッポンテグリの赤ちゃんのペアーがいました。(写真1)
サンゴのガレキをひっくり返してみると、ピクチャードラゴネットを発見!!(写真2)ちっちゃくってかわいいけど、すぐ隠れてしまって写真に撮るのは難しいです。
そしてその後、コウイカの赤ちゃんがオトヒメエビを捕食中のシーンに出会いました。(写真3)
水深を少し高めにとって砂地を見ていると、カカトウフラウンダーがいました。
威嚇すると白いひげみたいのを出して砂地を泳ぎます。
だんだん暗くなってきてそろそろ浮上しようとした頃、アンボンスコルピオンフィッシュのペアが・・・(写真4)
1ダイブ60分のダイブ時間があっという間です。結局75分ぐらい潜ってました。
レンベのサンセット、ナイトはミンピ(クルーズ船)に乗らないと出来ません。
ミンピはレンベ海況、バンカ諸島を周ってブナケン島に戻って来ます。
かわいい帆船ミンピ号に乗って、楽しいスタッフ達とレンベ海況~バンカ諸島~ブナケン島とダイビング三昧をしてみませんか?
大物好きのあなたもきっとマクロの世界が好きになるはずです!!!!
ちょっとおまけ!!!
今、レクアン6というポイントに“ヒポカンポス”という新種のピグミーシーホースの仲間がいます。(写真5)
メナドの海は絶好調!!!
Thalassa Dive Center
勝見 恵理