2007年9月30日~10月4日
2007年10月4日(木)
9/30/07第1日目位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagili Rock 晴れ 28℃
光のいっぱい降り注ぐ白い砂の斜面を降りて行く。ガーデンイールがニョキニョキ体をのばしている。小さな根にたどり着くと、ヨスジフエダイがいっぱい、人もいっぱい。緑のリュウグウウミウシは逃げないからいいけど。人の少ない浅瀬の岩場へ行くと、アカモンガラがたくさん群れている。クマザサも群れている。でも、いつもたくさんいるムレハタタテダイは散らばった感じ。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴れ 28℃
今日のマンタは久しぶりに少なかった。大きいの4枚が行ったり来たり。掃除してもらいに来たと思ったらスーッと遠ざかる。しばらくいなくなって又スーッとやって来る。人が多かったから落ち着かなかったのか、クリーニングステーション近くで小物探して遊んでいると最後に大きなマンタが再登場。今度はのんびりクリーニング。
流れが弱く、フュージュラーがあまりかたまらず群れてるけどバラバラ。沈船の甲板でチームミニは珊瑚の隙間のヨゴレダルマハゼを狙ってじっと撮影。他のチームはとっくにいないけど誰も移動したがる気配なし。やっと沈船離れても今度は壁沿いでイヤースポットブレニー、メニーバンドパイプフィッシュ、じっと小物探し。
位置 POINT 天候 水温
南マーレ Medhu Faru 晴れ 28℃
夕方の弱い日差しの中、環礁外側のリーフの斜面に沿って泳いで行く。大きなナポレオンと何度もすれ違う。みんな寝床への道を急ぐように通り過ぎて行く。
ロウニンアジがクマザサハナムロなどのフュージュラーを狙って群れを追いかけている。その群れを追いかける。追いかけても、追いかけても追いつかない。ちょうど泳ぐペースと逃げるペースが同じで、僕の後ろをついて来ているゲスト達には何がいるのか見えてない様子。追いかけつつ目の前に2匹のホワイトチップが迫って来た。近づいたり離れたりするホワイトチップをほったらかしてクマザサをさらに追ってみたが、結局、距離は縮まらない。
10/1/07 第二日目
位置 POINT 天候 水温
南マーレ Guraidhoo Corner くもり 28℃
早朝、サメを見に環礁の外と内をつなぐチャネルの角を目指す。コーナーは強めの流れが環礁外側から内側に向かって流れ込んでいる。リーフに取り付きサメ見学。ホワイトチップが4匹ウロウロ。グレーリーフが1匹。サメとの距離はやや遠い。
ジンベイサーチその1
天気よく。海は穏やか。4時間の移動で南マーレからアリ環礁へ長めの移動。お昼を食べて、ジンベイ探し開始。探し始めて40分、エって感じで船の真っ正面に何やら黒いシルエット。何で誰も気がつかなかったのか?なんて考える暇はない。3秒でフィン履きながらサングラス投げ捨てて、マスク装着、ジンベイと一声残し、海に飛び込む。皆が来るまで見失わないように追いかけ始めたら、まずいことにジンベイはドンドン沖に向かって泳ぎ始める。疲れる前に追跡終わり。ジンベイザメは深みに消えて行く。さらに40分経過で2匹目発見。今度はゲストも飛び込んで追いかける。ちょうどジンベイは帰り時間なのか、今度もドンドン沖に出て行きそのまま深場に泳ぎ去ってしまった。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Out 晴れ 28℃
ガ潜行開始、みんなそろった所でリーフの斜面をゆっくり下り始めるといきなりベルの音が鳴り続ける。周りを見回し、振り返った時に衝撃の遭遇。まっすぐこちらに大きな黒い影が迫って来る。これだけ大きければ形がどうとか関係ない。このジンベイも沖に、深みに向かっている。今度はこっちはタンクを背負っているんだから、離されるもんかと皆で必死のダッシュ。ジンベイの横を追いすがって行く。下から見上げながら泳いでいるとジンベイは段々深く降りて来る。きっと真下にいるからジンベイは気が付いてないんだろうけど簡単に触れそうな程に近くまで降りて来た。下に人がいるのに気が付いたジンベイは普段の余裕の動きから想像つかないような、ウワッと驚いて跳ね上がるような動きをして、急いで泳ぎ去って行った。
ジンベイサーチその2
サーチって言うのか?2本目を上がって来たら、先に上がったガイドとドーニークルーがなんだか騒いでる。近くで別の船がジンベイ見つけてるって。当然のダッシュで現場へ急行。準備してって言うとウエット脱ぐ途中の人とかから『今ぁ~』って返事。ジンベイと泳ぐにはジンベイのペースで、タイミングで動かなきゃしょうがない。ちょっと深いけど、見れた、見れた。潜られて見失って戻ろうかと思ったら、タイミング遅れた人が海に入ったばかり、ドーニーの真後ろで大騒ぎ。一度潜ったジンベイは遅れた人の真下に上がって来てました。大事なのはタイミング&運!?
3本目の前にもう少しジンベイ探し。これだけチャンスの有った中で、なんでか1人まだジンベイを見てない人がいる。16:40頃、もう次のダインビングしないと日が暮れると思っていたらジンベイ発見、急いでジャンプ。でも船足が止まらない。ジンベイは船の真下へ。泡の晴れる頃には影も形も見えませんでした。 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Digurah Arch 晴れ 28℃
やっと3本目、時間は5時。夕暮れ時が迫る、水中はもうすぐ暗くなる。潜り始めてオーロラシュリンプゴビーが見つかる。でも、今日のチームは大きい物好き。探すでもなく前進。あれ、こんなに浅いのにトールフィンシュリンプゴビー発見、一応、皆で眺める。あれ、その先にファンシュリンプゴビー、さらにその先にドラキュラシュリンプゴビー。なんとこんなご近所同士で住んでいるなんてと驚き喜んでいるのはゲストではなく私です。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Out 晴れ 28℃
日もくれかけた5:00少し前。薄暗い水中、空港工事の影響でとっても濁った水。見通しの悪い深い方より、少しは明るい浅めのエリア重点的にジンベイとの出会いを期待しつつ、又もMaamigili Outへダイビング。途中で2匹のマダラエイのデートを目撃。2本目のダイビングでも仲良く2匹でじゃれていたけど、まだここでじゃれているとは。今日のジンベイはこのエリアに集中していたので結構期待していたけど、残念ながらジンベイには遭遇できませんでした。
10/2/07第三日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Didhoo Corner くもり 28℃
昨夜、結構激しく雨が降り、午前4時の空にはまだ雷が光っていた。夜が明けても、空は黒い雲が多く、海はうねりが大きい。壁一面のアカモンガラ達の間を縫って潜降。強めの流れの中、コーナーのリーフにつかまり根待ちする。ジンベイザメ、来てくれと期待しつつ待ってみても現れたのは2~3匹のホワイトチップだけ、リーフに沿って環礁の中へ向かう流れに乗ってドリフト。大きいのはナポレオンだけでダイビング終わり。でも、1チームだけは安全停止で10匹ほどのバショウカジキと遭遇。大興奮で帰って来た。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁西部 Kudhara Thila くもり 28℃
天気、透明度ともに1本目と変わらず暗い感じのコンディション。コンディションとは関係なくヨスジフエダイの群れは隠れ根を覆い、キンギョハナダイはヒラヒラとリーフに色合いを添える。でも、たくさん群れるクマザサハナムロへ今日のカスミアジ達は興味を示さない。流れに逆らいながら待ってみるけど、静かなまま。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Reethi Thila くもり 28℃
今日はスペシャルオプションでReethi Thila2dive。まずは砂地ガレ場コースで小物祭り。ところが私は運がないか、不調なのか、ハゼがトールフィンが見つけては穴に潜る、見つけると別のチームのダイバーの影におどろいて穴に潜るの繰り返し。絶不調。気分重く浮上。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Reethi Thila くもり 28℃
気を取り直してもう一本。大きなマダラエイが2匹通り過ぎる。ツバメウオの群れがのんびりと漂う。大きくえぐれるオーバーハングでメニーバンドパイプフィッシュやマーブルシュリンプが暗がりの穴の中にひそむ。大きくてキレイなテーブル珊瑚がたくさん生えるリーフトップを漂い。今日のダイビングは終了。うねりのややきつい中Island Safari1に戻る途中、遠くに小さく見える白い船体。遅れていたIsland Safari2 Royalがやっと登場。本当は昨日着くはず、いやいや本当は今回のクルーズは頭っからRoyalのはずがやっと現れた。
今夜からはRoyalで旅は続く。
10/3/07第四日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁西部 Maalhas Thila くもり 28℃
透明度20m。やや強めの流れの中をドリフト。地形で流れから隠れながらたっぷりソフトコーラルの生えた壁やオーバーハングを眺めて行く。カラフルなソフトコーラルで彩られた隠れ根はのんびり漂うのに最高。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 Fish Head くもり 28℃
うーん、今週はなんか運気が悪いのか、タイミングが悪いのか。名物ナポレオンが浅い所にいるとマイチームは深い所、ナポレオンが深い所にいるとマイチームは浅い所。カスミは群れて深場でのんびり。襲って来る敵がのんびりしているからエサ役クマザサ達ものんびり。代わりにキビナゴの群れがソウダガツオに盛んにアタックかけられてミニハンティングワールドを見せてくれた。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 Kalhu Thila くもり 28℃
潜り始めからアジ系、ブリ系、イソマグロみんなで盛んにハンティング。クマザサ達もアカモンガラもいつまでも続くアタックを避けようと頑張って逃げまくる。なぜか教われないホウセキキントキの群れはのんびり構えている。早々に根の上に上がり眺めるのにいい場所探してると、グレイリーフが1匹2匹。ドンドン増えて30匹ぐらい。リーフトップのエッジ辺りを行ったり来たり。間近に寄って来るサメに大興奮のダイビング。
位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner くもり 28℃
今日のエクストラダイブは夕暮れ迫るラスドゥーマディバル。尖ってつき上がる山の稜線のような地形。リーフに顔を突っ込んで盛んにエサを獲ろうとしているホワイトチップが3匹。赤く変色した夜バージョンのクマザサ。ウミシダに登って来る黒白や赤のコシオリエビ。今日はあまり多くなかったけど、普段はドロップの下にいるギンガメの群れも上がって来てました。
10/4/07第五日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Rasdhoo Madivaru くもり 28℃
毎度1発勝負のハンマー狙い。早朝暗い内に皆に起きてもらって、薄暗い中、出発。探すエリアは壁や地形が見えることがない、ブルーウォーター。探しまわって今回の結果は、残念はずれた。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Lankan Reef くもり 28℃
やっと北マーレに帰って来た。ハンマーヘッドが見られなかった分、マンタをたっぷり見ようと思ったが、ここでもツキがないのか1枚大きなマンタがいるだけ。しばらくクリーニングステーションに滞在したらスーといなくなり、また戻って来る。なんだか落ち着きもない。もう上がろうかと思いつつ流れに乗ってフラフラ泳いでるともう1匹大きなマンタが最後に登場。向こうからグンと大接近で感謝です。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Potato Reef くもり 28℃
やや、ラフになって来た。流れも有る。ドラキュラシュリンプゴビーがたくさんホバーリングしている。大きいのも小さいのも流れに乗って来るプランクトンを食べようと頑張っている。一緒に住んでいる、赤がキレイなランドールズピストルシュリンプもよく出て来ている。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Banana Leaf 雨 28℃
やっぱり、追加4本目はうす暗い夕方になってしまった。曇っているからなお薄暗い。しかも潜り始めてすぐに急激に暗さが濃くなった。どうやら外はそーとーきつい雨が降っているらしい。
案の定、安全停止していると暗さと雨と波の激しさがはっきり分かる。ドーニーに上がってきつい揺れと吹き込む雨風に耐えつつ、なんとか無事帰還。本当に無事で良かったと思ったのは翌日沈んでいるドーニーを見たときでした。
この度、乗船していただいた皆様にはRoyalの登場が遅れたことで大変ご迷惑をおかけしました。皆さんの寛容さとポジティブさに助けていただいてなんとか今週を乗り切ることができました。大感謝です。ありがとうございました。
石渡 隆之
Island Safari1