2008年2月10日から14日
2008年2月10日(日)
2/10/08第1日目 位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagili Rock 晴れ 28℃
天気は相変わらずの晴れ続き。波無しでとっても穏やか。でも、相変わらずスコーンと透明度が上がるってのが無いね。今回は2003年にラパスにいた時に会ったお二人のゲストと偶然の再会で嬉しい驚きでスタート。本当にびっくりした。潜ってみてはっきり思い出した(すいません)、ラパスのときも耳抜き大変で浅場ずっと泳いだよ。本日のチームには八丈のショップのツアー方々もいて、引率の方マッコスがお好きらしい。じっくり観察してました。1本目だから色々有ります。ウエイト落下、他のチームについて行っちゃう人。なんかあっという間に1本終了。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴れ 28℃
ここのところマンタに悩む航海が多い。いない訳じゃない、見ない訳じゃない。でも、数がドーンと出て来ない。一応雨期のマンタポイントここランカンで潜ってみます。透明度なかなか抜けがよく15から20ってところかな。明るい日差しもたっぷり入って気持ち良くダイビングスタート。リーフの斜面沿いにクリーニングポイントを1つずつ見て行くけど、マンタない。同じ事している他のドーニーからのダイバーも入っていて広い海なのに同じリーフ斜面を同じように流れに乗って進むから周りは人だらけ。前進止めて、込み込み状態からは抜けようと反転指示。緩いとはいえ逆流も嫌なので進む姿勢でその場に留まっているとやっとマンタ登場。このマンタはもう1度戻って来てくれるサービスのいい子だった。とりあえずマンタが出てほっとして、沖側へ出てみるとおおきなシルエットが、またマンタかなと接近すると大きなナポレオンがポーっと中層で漂っている。 位置 POINT 天候 水温
南マーレ GuraidhooCorner 晴れ 28℃
耳抜けの悪い人とキックの弱い人、ちょっと心配だったけど今日のぐらいドゥーの流れは少し優しめ。アウトサイドの壁から離れた所から潜降してゆっくり壁に近づく。イソマグロに追い立てられてフュージュラーが逃げ惑う。群ハタタテダイの大きな群を眺めて根沿いにコーナーを目指す。ちょっと流れが強くなって来た。沖側にはホワイトチップが何匹も群泳いでいる。カスミアジはえさ取りには興味がないようで下の方で群れてリーフ沿いを泳ぎ回る。 1/11/08第日目 位置 POINT 天候 水温
南マーレ Medhu Faru 晴れ 28℃
今日は透明度がグンと上がって25くらいは見通せる。アウトサイドの壁沿いに泳いで行くと大きなイソマグロが何度も通り過ぎて行く。リーフ沿いに大きなナポレオンも何匹も登場。多くは接近前に離れて行くけど1匹逃げずに棚でエサでも見つけたのか逆立ちして長—く口をのばしてバクバク。コーナーを曲がってパスの中を流し始める。ロウニンの群のエリアに接近。今日は壁から離れたパスの中より、上層に固まってました。壁に取り付いてじっと眺めていると群は段々壁側に接近。時間ギリギリまでぎらぎら朝日に光るロウニンの群眺めてフィニッシュ。
ジンベイサーチその1
アリ環礁への長い移動。旅の疲れと朝食後、2つの好条件が揃いお昼寝。運が良ければ泳ぎっぱなしの忙しい日になる。昼食後サーチ開始。波は穏やか、天気上々のサーチ日和。でも、なかなか見つからない。1時間以上の何にもおこらない時間が過ぎてボートは加速。遥か彼方で水面に人だかり。でも、間に合うかなって心配しながら笛を吹く。浅いリーフの上をゆったり移動する4の小さいジンベイ発見。数名人ごみに負けて見えなかった人もいたようだけど、ジンベイ1匹ゲット。これで二冠目ですね。ダイビングの予定をずらしてサーチ続行。今度は8くらいのジンベイ発見。ゆっくり泳ぐ大きなジンベイザメ。今度は全員で目撃。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Holiday Out 晴れ 28℃
今度は水中ジンベイ狙いでまずは沖側の中層を流して行く。下にホワイトチップが寝ているのが見える。ここは透明度がいまいち。よく言って15って感じ。リーフ沿いに泳いでもイソマグロだけでジンベイには出会えない。先週、先々週と当たっているだけにジンベイ1本絞りで探して行くが時間切れ。
ジンベイサーチその2
2回目のサーチが始まりしばらく当たり無し。それでも、もう1度当たっているからボート上は明るく楽しい雰囲気。アイランドサファリ1デラックスもやって来て、並んでジンベイサーチ。ちょっとした艦隊気分。少し前を進むデラックスに動きが有りジンベイ発見の様子。こっちも同時に別のジンベイ発見。少しの間見失いディンギー出動。近いんだけどボートを回頭するには近過ぎ。取りあえず飛び込んで追跡準備。でも、逃げるどころかこのジンベイさんは潜るかと見えたけど、ゆっくりまっすぐ上がって来る捜索に出たディンギーの真下をゆっくり口開けながら上がって来る。まっすぐに立ち上がってホバーリング。ぶつかると思ったのかディンギーが逃げた音でジンベイさんは又泳ぎ始める。ゲエスト全員で追跡。浅瀬側から潜った人を避けるように深いリーフの外側へ行きかける。ヤバい。外側から潜ってジンベイの横に並び、並走しながら潜らないでってお願いしてみると顔を浅瀬に上に向けて方向転換。そのままドンドン上がって来てまたしてもまっすぐ立ち上がるジンベイ。水族館以外でも立つんですね。せっかく立ってくれても頭周りに人だかりではジンベイさんもうざかろう。さよならジンベイ。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 BoduFinoluThila 晴れ 28℃
またしても水中ジンベイ探し。ここで見れれば水中三冠、見れなければただの三冠。この違いは結構大きい。水中ジンベイはとってもラッキーなことだから。過去数週に渡り当たりが良過ぎてなんか自分が水中ジンベイ出て当たり前な気分になりかけて来てるので気を引き締めてジンベイ一本狙い。沖のティラは深いのでまず中層を泳ぎぐるりとティラ眺めてリーフ斜面に戻る。日が傾いて来ているせいで水中は結構暗い。浅瀬の明るいエリアに狙いを絞る。遠い目線ばかりの1日できっと視力がアップしたろう。最後に安全停止中に大きめのマダラトビエイがすぐ側をかすめて行った。
2/12/08第3日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Rangali Madivaru 晴れ 28℃
ここは人気のマンタスポットのはずなんだけど、最近の戦績は芳しくない。初日にマンタはクリアしてるから気楽に潜ってみました。まずは人気スポットなので人ごみ警戒で他のチームと離れる作戦でゆっくりの流れの中しばし逆走。大きな人相の悪いイソマグロが手下を1匹連れて何度も少し沖側を泳ぎ回る。インディアンバタフライを見にオーバーハングの中をのぞきに行く。ちょっと小さい黄色と黒のチョチョウウオ。写真はちょっと難しい。壁沿いに流れに乗って外へ向かうと大きなナポレオンが合計4匹も登場。今週はナポレオンがよく当たるな。まだ、マンタが出ないな、もう少し先かな、残圧を気にして浅場移動。浅場にいたのとゆっくりでしか前進できなかったの幸運に繋がった。時間が気になってもう上がるかと思っているとリーフの中央方面からこっちにまっすぐ向かって来る巨大なナマズ。正面から見るとナマズにしか見えないけどその大きさは圧倒的。ジンベイザメの登場。しかも真っ正面。まっすぐ深場を目指している。こっちのことはまるで気にしてないのかスレスレ目の前を通り過ぎて行く。あっという間の茫然自失の衝撃的出会い。思考と記憶の吹っ飛ぶ2分間でした。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁西部 BulhaaLhohiThila 晴れ 2℃
カレントサイドのガレ場を降りて行く。オーロラシュリンプゴビーがたくさんいる。そこら中にいる。砂地のオーロラと違って色が濃く出たキレイなオーロラ達。マッコスもいる。根の壁を流して行く予定だったけど、みんなマッコスとオーロラに熱中している。壁沿いは諦めよう。壁の上部、落ち際を移動開始。でも、時間もう無いな。そのままリーフのトップに行くとおあつらえ向きなコーラルロックがそそり立っている。近づくと下側は空洞らしい。中には大きなナースシャークが寝ている。大人しいちょっとボーッとしたアホ面が可愛い。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南西部 Reethi Thila 晴れ 28℃
透明度12かな。濁っているな。アカモンやフュージュラーはたっぷりと群れているから、イソマグロ達は大喜びで泳ぎ回っている。根から離れて中層を泳いで行くとグレーリーフシャークが1匹ゆったりと泳いで行く。ゆったりだったけど皆は見えなかったらしい。今回よかったのはブラックフィンバラクーダの群。そんなに大量ではなかったけど浅めの所でぐるぐる回ったりしててくれたからじっくり観察。ツバメウオの群は影が薄くなってしまった。最後のキレイなテーブル珊瑚。触らず壊さずいつまでもこのままで取っておきたい景色。 セダカギンポが枝珊瑚に隠れていた。遠目にはまるで分からない。隠れ上手。
2/13/08第日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 DhonkaloThila 晴れ 2℃
マンタがヤッパリもっと見たい。ここもドーニーがいっぱい来てるけどマンタの為にエントリー。流れ強め。ここで1匹マンタがいたらしい。始めに調子良く降りて来るマンタキラーの異名とイントラ資格も持つゲストに海底で待ってもらって、潜降に手間取っている人の応援にそして匍匐前進で砂地を戻ってやっと全員集合。その頃には始めのマンタはいなくなっていた。マンタを求めて流れの弱めの所を探しながらゆっくり前進。マンタいない。リーフで遊びながらマンタ待ち。出て来ない。仕方ないから上がろうかと深度を上げ始めたらこっちに向かって来るマンタ発見。またこのパターンか。ストーリー的には盛り上がるけどあっさり早めにたっぷりと出てほしいな。 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中東部 BathalaMaagaaKanthila 晴れ 28℃
東から西へ環礁内に流れ込んで来るインカレントに飛ばされないようにリーフを目指して潜降。ホワイトチップがフラフラと泳ぎ回り、イソマグロは根沿いに泳ぎ去って行く。バラフエダイの群を通り過ぎると大きなナポレオンがヨロヨロッと根沿いを泳いでいる。グレーリーフが見当たらない代わりにナポレオンはたくさん出て来る。流れに乗ってリーフから飛び出してしばらくドリフトしながら深度を上げて行く。ヤッパリ見えるのは大きなナポレオン達だった。
位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴れ 28℃
環礁外側に面したドロップの壁沿いに泳いぎ始めると大きめのホワイトチップが直ぐ下を通過。壁で流れから隠れながら前進。当たり続きのマディバルコーナーにしては今日は迫力の有る出物が少ない。ギンガメの群発見と思って近づいてみたら群にしては数が無さ過ぎだったり。砂地に向かう途中こっちのコースを横切るように上をモブラが泳いでいるのがに見える。少しスピードアップして接近して行くともう1枚、もう1枚と見えて来て、結局4枚の編隊飛行で去って行く。白い砂地のドラキュラシュリンプゴビーは小さいのから赤線入りのカップルまでたくさん出ている。もう時間切れって感じで堪能して深度を上げて行くとやっと出てくれました。大きなヌシのようなイソマグロ。ドーンと登場。また、このパターン!?
2/14/08第5日目
位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴れ 28℃
おなじみ一か八かのハンマー探し。壁も海底も見えない外海を泳ぎ回ってハンマーヘッドシャークの影を追い求める。最近調子よくハンマーはヒットしているのでちょっと気が楽。今日は潜降に時間のかかるチームだからノンビリ他のチームを追いかけ気味の泳ぎ。始めにジュン君かなベルが鳴るけどダッシュ力も無いからノンビリ構えてみる。2度目のベルが鳴る。でも、遠いし。ラッキーな感じで目の前に1匹大きめのハンマーが目の前をゆっくり泳いでいる。チーム全体のダッシュ力の無さが功を奏してかハンマーはゆっくりとこっちを観察しているようにも見える。しばらくしてもう1匹、今度は他のチームから逃げて来たのかな、ハンマーの向こうにダイバーが見える。しばらく何も無し。 遠くでベルが鳴る。オーバーアクションのマウルーフが見える。どうやらこっち来いって事みたいだけど、うちのチームで間に合うのかな。一応行ってみようかと接近したら向こうから無数の影がやって来るのが見える。本当に無数の影。数えるのがアホらしくなる程のハンマーヘッドの群。群の中で呆然と動きの止まる人、興奮してシャッターを切る人。群の中で安心して余裕のハンマーは人を怖がることも無く、間近に接近して来るものもある。古い記憶は消去され昨日の水中ジンベイの記憶も吹き飛ぶ脳みそ書き換えタイム。頭の中はハンマーの群がいつまでも泳ぎ続けている。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Bodhuhithi Thila 晴れ 2℃
しつこくマンタ探しはまだ続く。実は前日にマンタ14とハンマーが出ていたと情報を得ていて内心、楽勝ムードでエントリーしたんですが、、、。泳いでも泳いでもマンタはいない。どうせ焦っても出ない時は出ないと腹を決めて、ゆっくりと皆のペースで根沿いに前進。前を進むチームはたまにシルエットが見えるだけ。ヨスジフエダイの群で遊び。トールフィンシュリンプゴビーを見つけてみたり。タイマイと記念撮影したり。モルディブスポンジスネイルの交接見つけたり。マダラエイを追いかけてみたり。結局、私のチームはマンタが見れず。前衛チームで2度程見たらしいけど。本当にマンタは安定しない。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Maagili Thila 晴れ 28℃
いよいよ今週ラストダイブ。激しく群れるアカモンの壁を裂きながらイソマグロが泳ぎ回る中海底を目指す。海底は小物天国。たくさんのドラキュラシュリンプゴビー、オーロラシュリンプゴビー、トールフィンシュリンプゴビーなどの共棲ハゼが住んでいる。根を上がり始めればミヤケテグリやヨウジウオ。でも、最近、気に入っているのは浅めの砂地にあるちょっと背の高いコーラルロック。中にはキンメモドキがみっちり固まって住んでいて。周りにはキンギョハナダイやインディアンフレームバスレットがヒラヒラ群れていて。キンギョハナダイが隠れる穴がたくさん有る。隠れる時顔が黒ずむキンギョハナダイ。ちょっと指先を穴の側に持って行って脅かすと顔色がキレイな黄色に戻るんですよ。
石渡 隆之
Island Safari1