2008年8月10日~14日 

2008年7月31日(木)

8/10/08 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Faru Out Reef くもり 27℃

 私的には疲れの溜まって来ている今期第7週目。昨年に引き続き横浜のテールさんのツアーもありリピーターもありフィリピンの頃に出会ったお客さんありで「気力で頑張ろー」。1本目は北マーレ環礁の外壁のポイント。リーフの斜面をノンビリ降りて行く。泳ぎ始めてオーノーな事実。進行方向にマウルーフチーム、斜面のちょっと上側にファリードチーム、後ろには的場チーム。囲まれた。前で発見されたカメが逃げて行っているのが微かに見える。上でもカンカンいってる。なんとか脱出して棚を上がり始める。落ち際の岩陰にタイマイ発見。ものぐさそうに顔を上げ逃げるかなと思ったらだらんと頸下げて昼寝のイヌみたい。ちょっとサージがキツいけど棚上に入ってみるとブラックピラミッドが大量に群れていた。


位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef くもり 28℃

 少し晴れ間が増えて来たもののいまいちな天気。波も大きめで見ずもやや濁り気味。まず南のクリーニングポイントに辿り着く直前に1枚マンタが前からやって来る。もう1枚マンタが来て2枚ともフワーと消えて行く。真ん中のクリーニングポイント、こっちには2枚のマンタが滞在中。どうも撮影に夢中になり過ぎて伸び上がったり浮き上がったりする人々にマンタも落ち着きが無くなりあっちに行ったり、根に戻って来たり。こっちもマンタに引きずられてあっちの根からこっちの根に行ったり来たり。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner くもり 28℃

 長い移動を終っても天気はスキッとしてくれない。潜り始めていきなり足下にレインボーランナーの群がリーフ沿いに渦巻いたりしながら泳ぎ回っている。すぐ脇をムーンフュジュラーの群が青い体をきらめかせながら長い行列を作って通り過ぎて行く。大きなホワイトチップが目の前まで来てターン。砂地に降りてマックコスカーズラスを見に行こうとすると誰かが全然違う方へドンドン遠ざかって行く。何だろなーと良く見てみると2匹の子供のホワイトチップへなんとか接近しようとしているみたい。サメ大好きなんですって。マッコス見てドラキュラゴビー見てスムーズに前進。外壁沿いを見下ろすと大きなイソマグロがゆっくり通り過ぎて行った。

8/11/08 第2日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 曇りのち晴れ 27℃

 日の出の1時間前、雨が降り始めたがダイビングドーニーが出発する頃には雲も薄くなり海境には影響無し。暗めの水中は撮影には辛いがハンマーの期待は高まる。潜降して5分過ぎ。マトピー今週も一番槍でハンマー発見。しばらく同じエリアをグルグル廻っていると後ろでテールチームのリーダーがハンマー発見。やや下を6頭のハンマーが真後ろから追い抜いて行く所だったそうです。逃げて行くハンマーの後ろにもう1頭大きなハンマーが浮き上がって来た。すぐ目の前で体を横に向けてじっくりこっちを見ながらハンマーヘッドは泳ぎ去って行った。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head 晴れ 28℃

 潜降開始、根に辿り着く前にもうナポレオンは他のチームのゲストの群の中に突っ込んで来ていた。私のチームの後ろにも、もう1匹の大きなナポレオンがやって来て、カメラのレンズに周り中を囲まれている。寄りすぎる程に寄った写真を撮られ続けても関係なくずーっとダイバーの周りで漂うナポレオン。根を半周も廻る事無く、ワイド写真派ダイバーテールチームはナポレオンに食いつき続ける。周りではクマザサもイエローバックも濃すぎる程の群を作り、こっちはほとんどする事ない。カレントサイドに廻ったチームは最近出続けている大きなグレーリーフを3匹も見たって言っていたけどね。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 LhamiyarugaaThila 晴れ 28℃

 小さいサメの根って意味合いのポイント名。でも、今日はけっこう大きいサメも来ていた。根を降りてカレントサイドのクマザサの群を目指している時から1人いないなーと思っていたけどテールチームのリーダーもイントラだし他のゲストはいるからいいかって思っていたら根のトップでグレーリーが20匹程グルグル廻っていたんだって。根の下で獲物探しに没頭していた我々はリーダーのベルの音にはまるで気が付かず移動中。根の上に上がった時には5~6匹のグレーリーフが残っていた。そろそろ上がろうと流れに乗るとトップリーフの岩の下に6匹程のホワイトチップが折り重なって隠れていた。顔見えない‥。

8/12/08 第3日目 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila 晴れ 28℃

 事件です。負傷者です。どんな寝方してんだか分からないけどコックが寝ていたら肩脱臼したって。近所の島のドクターは患者とマーレに行ってしまって不在。結局、次の大きな島まで乗せたままって事になったけどヤッパリ船でケガ人が出ると大変。ダイビングはマダラトビエイが出たりバラクーダが50本くらい群れていたり穏やかなコンディションだったからトップの活き活き珊瑚の上をゆっくり泳いできれいを満喫。

 ジンベエサーチその1

 けが人のコックさんを取りあえずマーミギリ島に降ろして、ジンベエサーチが始まる。天気、波ともに絶好のコンディションながら何の当たりも無いまま時は過ぎる。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Ari Beach out 晴れ 28℃

 マダラトビエイがヒラヒラと2~3枚。今週はコックの脱臼といい、ツキがないのか沖で深場を見下ろしてもジンベイに会えず。浅場に入って棚上ではパウダー玉に会えず。キレイにたくさん群れているムスジコショウダイを指したんだけど。ジンベイ期待するお客さんは群を崩しながらサーッと泳いで行ってしまった。

ジンベエサーチその2

 結局、脱臼コックはマアミギリでも治してもらえず、近くのリゾートからエアータクシーで一足先にマーレへ帰還。ジンベエはヤッパリ影すら姿を見せない。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Holiday out 晴れ 28℃

 白い砂地に向かって潜降して行くと大きなポーキュパインレイが砂に埋もれて体を隠している。でも、体が大き過ぎてまるで隠れられてない。残念。砂地を横切り沖側に点在する小さい根の上を泳いでみる。ホワイトチップ、小さいサメじゃなくてさ。砂地にレオパードシャーク発見。ラッキーと思うけど、ヤッパリ小さいね。残念。

8/13/08 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 MaamigiriCorner 晴れ 28℃

 今日でジンベイ探しはタイムリミット。少し早出でダイビングスタート。外壁沿いではジンベイの影は無く、コーナーを曲がってパスに侵入。クマザサの群が朝日に光り、壁上のマダラタルミやフエダイ達は逆光の中シルエットになる。

ジンベエサーチその3

 最後のサーチ。日差しも良く波無く。これが帆船でセーリングなら最高に気持ち良くノンビリ、ゆったり楽しめたのに目的がジンベイで影も形も無いとなればまるで楽しくない。カジキが跳ねたと思ったらイルカだった。ちょっと北で出たって連絡が入って行ってみたけど手遅れ。今期ここまでジンベイ率100パーセントをキープしていたのに残念。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南東部 Kudarh Thila 晴れ 28℃

 お魚いっぱいクダラティラ。これ以外のキャッチは凡才の私には浮かばない。ちょっと流れに押され気味に根に到着。クマザサの群がザーザー。そんなに大きくないけどイソマグロが群れてクマザサを攻撃。カスミアジも群れて攻撃開始。オーバーハングに避難しているヨスジフエダイの群は黄色い壁を作る。壁の向こうにはタマカイが地味な大きな体を隠している。2匹のクダゴンベが同じウミウチワにチョコリンと止っている。ビデオライトに驚いたのか2匹が急接近。寄って来られた方も寄って行った方も2匹のクダゴンベがクルクルって廻りだす。ナイス。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁東部 OmadhooThila 晴れ 28℃

 やや強めのアウトカレントの濁り気味の水の中を根に降りて行く。ナンヨウキサンゴがニョキニョキ生えて、オーバーハングにはソフトコーラルがぶら下がり、ダイバーに驚いた大きな体のバラフエダイがリーフの上を走り回る。ムレハタタテダイが名前の通り大きな群を作り、ややくらい水中に色を添える。突然、大きなグレーリーフシャークが3匹、濁りの向こうから、姿を表す。

8/14/08 第5日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head くもり 28℃

 今日はテールチーム担当。根の脇を降りて行く。又リーダーがいない。ナポレオン接写とかしてるのかなとか考えながら上を見上げたら巨大なマダラエイを追い込みながら根の上からこっち向かって来るリーダーの勇士。昨夜、キャッチアンドリリースしたマダラエイと同じくらいデカイ。お礼参りに来たのかな。今日も、群群。魚影が濃過ぎてハンターもイソマグロ、カスミアジ、ロウニンアジ、大きなギンガメアジと何処見てればいいか目移りしてしまう。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁東部 BathalaMaagaakanThila 晴れ 28℃

 平均深度の深くなるポイント。入る前にゆっくりと休憩を取っているうちに潮変わってしまった。緩く濁った水が外向きに流れて行く。たっぷりのアカモンガラの黒いカーテン。根沿いに進んで行くとグレーリーフシャークが2~3匹現れて消えて行く。サイズがまちまちだからきっと同じものではないんだろうけど、20以上は見た。いっぺんに見られないし本当の所何匹だったのか分からないけど。たった1人だけど、1000本越えの大物主義ベテランダイバーのゲストは水面近くにマカジキを見たって!!

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 LionsHead くもり 28℃

 壁沿いを泳いで行く。あまり深く降りないでフィッシュアイ軍団はアカモンの群やブラックピラミッドの群を撮りながら浅い深度を泳いで行く。ちょっと深い方をマダラトビエイが泳ぎさって行く。バラフエダイとマダラタルミが一緒に群れてしたに向かって逃げて行く。浅く明るい斜面ではエバンスアンティアスがリーフに更に明るさを足す。ふと見ると大量のアカモンガラの壁を押し退けながら小型の魚雷のような大きなイソマグロが2本ゆったりと泳ぎさって行く。

石渡 隆之
Island Safari1


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