2009年3月22日~26日
2009年3月26日(木)
3/22/09 第1日目位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Maagiri Rock 晴 29℃
今週も晴で旅が始まる。風は緩く、穏やかな海。風が無い分、朝から暑い。天気はいいけどツキは余りないのかな。潜降して移動開始したら水面近くにムレハタタテダイが群れていたり、チークドパイプフッシュだと思ったらただのイシヨウジウオだったり、マックコスカーズラスは全然ヒレを開かない。モルディブスポンジスネイルを見せていたらするイソマグロに気が付くのが遅れたり。
もう一度マッコスチャンス。今度はヒレを開いてディスプレイしている。でも、ちょっとも近づけない。寄れば離れてヒレが閉じる。やや遠目から遠慮気味に観察。
位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Kuda Giri 晴 29℃
エントリーすると根の壁沿いにはたくさんのダイバーが見える。混じるの嫌だし沈船の真上まで浅い深度のまま泳いで下にいるダイバーを追い抜いてから一気に潜降。カスミアジの群が上の方に見える。余りゆっくりしているとせっかく追い越したダイバー達が追いついて来る。根に戻り無駄と思いつつ穴を覗いてみると引っ越されたと思っていたフルムーンゴビーがいた。北側に出てみるとドンドン魚影が薄くなる。浅場に上がってUターン。大きな岩の割れ目に巨大なアカマダラハタがいた。デカイのとあまりにも動かないので岩だと始めは思っていた。あのデカイ目玉さえなければ、ほんの少しだけどシッポが動かなければ気が付かなかったかもね。
位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 GuraidhooCorner 晴 28℃
青くクリアーな水にエントリー。大量のクマザサの回りをイソマグロやロウニンアジが泳ぎ回る。気持ちいいなと思っていたけど深度を落とすに従って段々濁って来た。段々流れも弱くなって来た。大きなナポレオンとすれ違いコーナーに辿り着く。サメは無い、魚もいない。マダラトビエイが編隊組んで泳いで行く。9枚のマダラトビエイはちょっと深めの所から上がって来たり下がって行ったりしながら壁沿いを行ったり来たり。
水面に戻って、ドーニに拾ってもらっているとクルーがイルカ、イルカと叫んだ。冗談でしょと思いつつ振り向くとイルカの群がすぐ側に。ニアミス。
3/23/09 第2日目
位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagali Corner 晴 28℃
ゆる流れ、緩過ぎたのかいつものムレハタタテダイの固まりが見当たらない。流れないならこっちもゆっくりやるしかない。小さな湾の砂の斜面を降りて行くとマダラトビエイが1枚スーッと泳いで行く。普段ここの砂地では見つけようとした事も無いけど運良くドラキュラシュリンプゴビーが見つかる。いよいよ湾を出てみるが予想以上に緩い潮。壁沿いに穴覗きして行くと1.5mはある大きなマダラハタに出会う。岩石のようだ。モブラが1枚、泳いで行った。
ジンベエサーチその1
じっくりゆっくりボートを進め、サーチ始めて1時間近く経ったかな。全然見つからない。そろそろ出て来てほしい所で前方にスノーケラーを落としている船が見える。急いでボートを走らせてなんとかジンベエが潜る前に到着。小振りなジンベエは浅い所をスーッと泳ぐ。くるり向きを変えて戻って行く。又くるりとターン。同じ所を行ったり来たり。これなら足の遅い人も見やすくって楽なジンベエスイムでした。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Sunisland out 晴 28℃
やっとドーニが到着して遅れ気味のスケヂュールでダイビングスタート。水中は10m以下の透明度。モブラが1枚、ダイバーに驚いて浅瀬に逃げて行く。浅瀬側のチームがモブラを追い返してくれて今度は目の前で綺麗なツルッとした背中をしっかり見る事ができる程近くを泳いで行った。ゆっくりノンビリ泳ぐ事15分。沖側を泳いで行く回りにはほとんど何も見る物は無い。時々イエローバックフュージュラーが群れているのに出会うくらい。視界が悪いから隣のチームと余り距離も開けられない。前見て、下見て、回り見て。回るレーダーのように体も首もグルグル回す。全方位、見逃さないように気をつけないと。最後に後ろ見てから20秒と経ってないけど奴は僕のすぐ後ろを泳ぐゲストの真後ろにいつの間にか迫っていた。久しぶりの再会、シッポが大きく切れたチギレチャン。全身振り向きつつ指差しつつ聞こえやしないだろうけどタンク鳴らすより先に「うぉ、でた」って声が出る。近さに大きさにそして唐突さに驚いたんだろうゲストの足はぴったり止まる。更にタンクを叩きながらこれ又聞こえないだろうけど「およげ」って叫びながら追跡開始。運良くチギレチャンは1つ岸側のチームに向かって泳いで行く。キックキック、追跡追跡。もう一チームがまだ来ない。はぐれているのか。チギレチャンはゆっくり回り壁際を遠ざかるコースに入る。やっと浅瀬側から3チーム目到着。あっさりと結構早いペースで深場に消えて行く。チギレチャン又出て来てね。
ジンベエサーチその2
もう西に日が傾いて来ている。光る海面は視界を遮りジンベエ探しの邪魔をする。遠くのジンベエは見つけにくいだろうな。それでもスノーケリングで、スクーバで1回ずつジンベエ見ているから結構気楽なムード。そんな中、舳先に座っている的場君のあっさりしたジンベエコール。やはり反射で見えなかったんだろう、発見されたジンベエはすぐにボートの舳先の下に見えなくなる。ディンギーで出動。暫く探すと真上を通過されたにもかかわらずジンベエはノンビリ泳いでいる。静かに水に入ってジンベエを追跡。ボートもすぐにやって来てみんなも飛び込み始める。10分程のスノーケリング。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Huruelhi Beyru 晴 28℃
もう5時。水中も薄暗くなって来ている中、外洋に面した壁沿いを流れに乗ってドリフト。ちょっと前に大量に見かけるようになったモンガラカワハギの幼魚は少しサイズアップしているけど可愛い目立つデザイン。ハナタカサゴが川になって通り過ぎて行く。リーフの穴に潜んでいる白いひげの小さなロブスター。ノンビリ遊んでいる所に大きなマンタが1枚壁沿いに流れに乗って泳いで行く。止まる様子は無い。マンタを見下ろしつつできる限り同じペースでついて行ってみる。壁から離れ始め、薄暗い深場に消えて行くマンタ。
3/24/09 第3日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Rangali Madivaru 晴 28℃
昨日のうちにポイントの側まで来ていたかい有って朝一のダイビングでは他のドーニは1隻も無い。このポイントでは珍しい独占状態。斜面沿いに進んで行くと3周連続乗船中の露国のイントラさんがマンタをビデオで撮影中。同時に海底にトールフィンシュリンプゴビーを見つけてしまった。マンタはそのまま泳ぎ去ってしまったのでとにかくトールフィンを囲む。なんか先行するモ人ガイド、ニヤの外人混成チームは結構たくさんマンタ見たらしいんだけど。後追いになっている僕らはチラリとマンタを見えるだけ。チームによっては、1枚も見られなかったらしい。取りあえず見たしマンタはまぁいい。根沿いにシルバーチップとホワイトチップがふらふらしていたし圧巻だったのは安全停止。
振り向いたら6匹のグレーリーフが激しくバーッと泳いで行く。回りを見回すと海面付近がボイリングしている。カツオとツムブリが群れている。小魚ハンティングしてるのかなと思って近づいてみるとカツオ達の下にはたくさんのグレーリーフ。激しく魚の群に突っ込んで行く。サメの捕食シーンだ。グレーリーフは下から勢いよく群に突っ込んで行く。胸びれをまっすぐ下に向けた戦闘モードのままのサメが時々こっちにも向かって来た。幸いエサと間違えられはしなかったけどアグレッシブな動きに結構ビビらされた。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 BulhaalhohiThila 晴 28℃
大きなオーバーハングの連続する根をドリフトして行く。ウミウチワにクダゴンベがとまっている。ヤギにクダゴンベが隠れている。至る所にクダゴンベ。ケーブの景色を楽しんだ後は以前ナースシャークがよく寝ていたトップリーフの大きなコーラルブロックを目指す。残念ながら今日は穴の中は空っぽ。時間が余ってしまった。周りを見回すとモンツキカエルウオが穴から顔を出していた。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Reethi Thila 晴 28℃
今回のゲストはまだトールフィンが足りないと言う。早々都合よく見つかるもんでもないけど一応頑張ってみた。根の上のオオメカマスの群を通り過ぎる。イエローバックもクマザサもイソマグロから必死で逃げている。そこを無視して深度を下げて行く。ラッキーな事にトールフィンのカップルが見つかる。しかもその向こうにはドラキュラがいる。ハゼを見ているとノンビリしたグレーリーフが近くを泳いで行く。もういいかと思うと何故か又見つかる。また、トールフィンのカップルが見つかった。いつものように立派に繁っているテーブル珊瑚を見に上がる。いつもイエローコーラルゴビーを見ていた珊瑚が久しぶりに見に行ったらコケでやられていた。前から少しダメージが有ったけど今日は生きているコーラル部分が無い位までやられていた。イエローコーラルゴビーも引っ越したようだった。でも、別の珊瑚にはいたけどね。
3/25/09 第4日目
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Dega Thila 晴 29℃
乗れてない時ってものが有るもんだ。前ここに来た時はあっさり見つけられたオオモンカエルアンコウ。今日はいそうな所をグルリ1周で見つからない。もう諦めようと思っている所で露人イントラさんがビデオをすごく寄せて撮影中。さっき通った場所だけどカエルアンコウがいた。でも、前に見つけた色じゃなく薄い青のような紫のような色。赤っぽい奴って思い込みが敗因かな。あっさり譲ってくれた露人ダイバーには大感謝です。
位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中東部 Fish Head 晴 28℃
回りにはフュージュラーを襲うカスミアジやロウニンアジ。ツムブリも来ている。ナポレオンの登場を期待しつつ魚影の濃い所を少しづつ前進。前方から小さいナポレオンが登場。すぐ後ろに大きいのがついて来る。ついて来ているって言うよりも小ナポを大ナポが追い払おうとしているみたいだ。濃ナポがいなくなってセイセイしたのか大ナポはじっくりダイバーに顔を見せ始めた。町で人気タレントが見つかったみたいに回りは何重にもダイバーの輪ができてナポの写真を撮ろうと待ち構えている。最後までずっとナポと一緒のダイビング。
位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 28℃
深場をグレーリーフが1匹、クルリクルリと回っている。外洋に面したリーフ沿いに泳いで行くと今度はマダラトビエイが1枚ちょっと上を泳いで行く。小振りなシルバーチップが3匹リーフのエッジを泳いで行く。深度を落とさないように中層を移動していると先行するチームが下を見下ろしながら何か追いかけている。小振りのマダラトビエイが10枚群れて泳いでいる。カンカンとタンクの合図で教えたけど突っ込めでも、追いかけろって意味でも無い。ただいるよってことなんだけどね。突っ込んで行けば逃げるに決まっている。群は2匹がチャネルの外へ、残りは内側に逃げ始めた。数が多い方を追いかけ始めた1人を追って他のゲストも追って行ってしまった。戻って来いよー。今からチャネル入っちゃたらドンドン流されるだけ。チャネル入り口付近の弱い流れの中でホバリングしているとギンガメの群がやって来た。最後は流れに乗って静かにギンガメの群に接近。次第に速くなる流れ。ぴゅーっとドリフト。
2/26/09 第5日目
位置
POINT
天候
水温
ラスドゥー環礁
Rasdhoo Madivaru
晴
29℃
早朝、日の出前から沖だして今週もやって来ましたハンマーチャンス。今日は透明度も良く、気持ち良く泳いで行く。ブルーに輝くプランクトンもたくさんいてキレイ。そして時間切れ。あっと言う間に時間が過ぎてこっちはハンマー無し。途中ではぐれてしまったニヤとマコトチームは3匹くらい見られたそうです。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Boduhithi Thila 晴 28℃
ランガリマディバルではマンタをちょっと見た人、まるで見なかった人と結果が今ひとつだったのでここでしっかり出てほしい。カレントは緩くアウト。きっと出ると、その内出ると斜面を下りクリーニングポイントを目指す。先行するニヤチーム。ベルの音がしてマンタがいたっぽい雰囲気。でも、クリーニングポイントでマンタが居たんだったら下に降りてほしいんだけど。この間のマンタポイントもこれが原因かも。取りあえず急いで前進。1匹の大きめのマンタがゆったりホバーリングしたり、旋回しながらクリーニング中。浮いてた香港人さん達もしっかり着底してくれてマンタも落ち着きを取り戻したのかリーフスレスレまで降りている。全チーム無事マンタのいるうちにクリーニングポイントに到達できて良かったと思っていたら2匹マンタ追加。ちょっと小振りなマンタが参加して3匹でグリグリ回ったり、大口開けてクリーニングに夢中。最後までずっとマンタがいるのに上がらなきゃ行けない時間です。トップリーフに上がり泳いでいるとふっと暗くなる。雨でも降るのかなと思って振り向くとマンタがスレスレすぐ後ろに浮いている。何でこんな近くに寄って来ているのか不思議だったけど。暫く真上に浮いているマンタ。去り際にバフッとゲップするように泡吐いて行ったけどもしかしてエサと間違えて泡食ってたのかな。
位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Okobe Thila 晴 29℃
結構良い潮が当っている。ちょっと飛ばされてしまい海底を這ってなんとか根に辿り着く。浅瀬は水がきれいだったけど下はやや濁り気味。ヨスジフエダイの黄色が逆に映えていい景色。回り込んで双子根の小さい方の前側に出るとムレハタタテダイが群れている。メインの根の大きなオーバーハングに入って流れから隠れて外を見ているとクマザサハナムロがたくさん群れて来る。ロウニンアジがその回りを激しく泳ぎ回る。ヒラヒラ泳ぐハナダイ越しに群れる魚を見ながらじっと休憩。根沿いに流れに乗って移動して行くと大きなナポレオンがやって来る。こっちに気が付いたナポレオンは少し慌てて方向転換。天地近づきたく無いみたいです。
石渡 隆之
Island Safari1