タオ島(サムイ)ダイビング 現地最新レポート 2002年7月
2009年4月22日(水)
日 時:7月19日場 所:タイ・サムイ島(タオ島)
ポイント:アオ・ルーク
天 候:晴れ
風 :南西
波 高:0m
気 温:30℃
水 温:29.2℃
透明度:(↓)15m
透視度:(→)15m(ナイトなので推定)
コメント:夏期クルーズ中は毎日の停泊地がポイントの上、そのままエントリーすればナイトダイブになってしまうという(しかもエキジットして5分後には暖かいシャワーと食事が待っています)、楽チンなシチュエーションです。潜降後は砂地をウロウロ、普段はサンゴの陰などに隠れているテンジクダイなどが泳ぎ回っています。昼間は地味な体色のミスジアカヒレイシモチなども夜は鮮やかな銀色に光っています。リーフに向かうと、これも昼はサンゴの下にいるブルースポッテッドスティングレイも出てきて食事に一生懸命。
イシガニの仲間、透明のソリハシコモンエビなどの甲殻類、ブダイの寝姿、ユメウメイロやササムロの夜間色などを見て、船に戻ったのですが、この夜一番感動したのは、波の無い(湾内なので)水面越しに見た月明かりです。半月をちょっと過ぎたぐらいで、ナイトの時間にはちょうど真上に上がっています。水中ライトを消しても周囲が青白く浮かび上がって見えるほど明るいのですが、浮上の際に自分の吐くエアーが、まるでシャンパンの泡のように金色に光るのが印象的でした。
今週のおまけです。
日時:7月18日
ポイント:ナンーユアンコーナー
やはりクルーズで、ナンーユアン島のコーナーの砂地を徘徊していたら、見ちゃったんです。インディアンオーシャンウォークマンを!!ウミウシを探していたら、砂の中にヘンな「顔」が浮かび上がっているではありませんか。ちょうどサルの顔みたいですが、『もしかして』と思って掘り出してみたら(申し訳ありません)、あきらかにカサゴの仲間で胸ビレの下端(あるいは腹ビレの前端?)が指のようになっています。以前一度だけ見た時には、それで“歩いて”いたのですが、この日はジッとしていました。毒のあるカサゴですから大丈夫とは思ったのですが、あまりに動かないので埋め戻しておきました。時間が有ったら、カメラを持ってまた探しに行きたいものです。
サムイダイビングサービス 増子 均
日 時:7月12
場 所:タイ・サムイ島(タオ島)
ポイント:ホワイトロック
天 候:晴れ
風 :南西
波 高:0.5m
気 温:30℃
水 温:29.4℃
透明度:(↓)20m
透視度:(→)20m
コメント:今年で3年目になる夏期のクルーズですが、以前からオプションで設定していたナイトダイブの他に、ボートの移動などに支障が無い日に限って、日中のオプションも出来るようにしました。ナイトも含めると1日5ダイブが可能ですし、今まで『いっぱい潜りたいけどナイトはちょっと・・・』と言っていた人も参加できて好評です。
この日のホワイトロックには午後4時過ぎのエントリー。昼間はボートが集まる場所ですが、もうさすがに静かです。水中も多少暗くなっているかと思ったのですが(日が落ちてくると水面で光がカットされてしまいます)、水がクリアなせいか明るくてサンゴもきれいに見えました。ついつい深場の砂地に降りて行きたくなる気持ちを押さえるのに苦労したほどです(さすがに4本目ですか
ら・・・)。不思議なことに、いつもは中層に群れているササムロやユメウメイロ、イエローバンドフュージュラーなどが、水面直下に集まっています。おそらく表層に浮いているプランクトンなどを食べているのだと思いますが、浅い所に集中しているため、その密度がものすごい。しかも、その群れの下を、ジャワラビットフィッシュがこれまた大きな群れを作って往き来しています。この魚はセダカハナアイゴを黄色っぽくした感じで、あまり派手なルックスではないのですが、群れで泳ぐ時はきれいに揃っていて、それが一斉にヒラリヒラリと向きを変える様子は、まるで集団舞踊を見ているようです。
この後ナイトが有るため、「サンセットダイブ」と言えるほど遅めの時間には潜れないのですが、それでも日中とはまるで違った雰囲気の水中を見る事ができました。この他、最近のクルーズでは、特にセイルロックで魚影が濃く、潮の当っている側では、黙って浮いているだけでギンガメアジやクロホシフエダイ、オオカマス、オオクチイケカツオ、イエローフィンバラクーダ、その他沢山の
群れに取り囲まれて、大興奮間違いなしです。
サムイダイビングサービス 増子 均
日 時:7月6日
場 所:タイ・サムイ島
ポイント:セイルロック
天 候:晴れ時々曇り
風 :西
波 高:1.5m
気 温:32℃
水 温:29.3℃
透明度:(↓)25m
透視度:(→)25m
コメント:
今年のクルーズも7月からいよいよスタートです。
この日はクルーズでは初めてのセイルロック。まだ他のボートが来ていない朝8時のエントリーで、水中は少し暗い感じもしますが、水が抜けているのでかえって清々しい気分です。チムニー(縦穴)を通って潜降し、水底近くに降りた所で、早速ゴマフエダイやクロホシフエダイの群れが待ち構えています。岩壁のドロップオフの部分にはアカオビハナダイが根付いているのですが、その数も増えているようです。外を見るとユメウメイロやジャワラビットフィッシュの大群が朝食中。その向こうからギンガメアジの群れが固まって流れてきます。潮の抜けるコーナーではタイワンカマスのこれも大群がダイバーを取り囲んでくれました。
セイルロックのような人気ポイントでも、まだダイバーが入る前の時間帯なので、魚の群れもまとまっていて、岩場のアカマダラハタなども隠れていません(その代わり、不意打ちをくらったような顔をしていましたが)。いつも以上にお魚いっぱいを楽しめた1本でした。
SDS 増子 均
日 時:7月1日
場 所:タイ・サムイ島(タオ島)
ポイント:ツインロックス
天 候:晴れ
風 :西
波 高:0,5m
気 温:32℃
水 温:30℃
透明度:(↓)20m
透視度:(→)20m
コメント:
今回はリピーターさんにも人気の高い、私個人としても大好きなツインロックをご紹介します。
このポイントの名物ともなっている
「トウアカクマノミ」に向かいながら、所狭しといるハゼをウオッチング。その種類も多く、ギンガハゼ、レッドマージンシュリンプゴビー、イトヒキハゼの近似種、オニハゼ、ハナハゼ、etc、、、。どのハゼも人馴れしているのか?近付いてもなかなかひっこまない為ゆっく~り見る事が出来ます。ギンガハゼは、普通個体(黒っぽい)と黄化個体(黄色)がいるのですが、通常、普通個体どうしのペア、黄化個体どうしのペアが多く、色の異なるペアは少ないのです。それでもこの色の異なるペアを今日も2ヶ所で発見!フォト派の場合このペアを狙うというのも、うーん、納得できます!(もちろんテッポウエビも入れて、、、!)トウアカクマノミ5匹は今日も元気です。もうすぐ産卵のようで産卵床のお掃除を一生懸命していました。
岩の下では、ブルースポッテッドスティングレイ(エイ)が気持ち良さそうにお昼寝Time、、、。(そう思ったのは私だけ、、、?)ツインロックスは根のまわりに白い砂地が広大に広っがている為、光も反射し泳いでいてとっても気持ちが良かったです。
穏やかで心地の良いダイビング、是非ご一緒しませんか?
サムイダイビングサービス 渡辺 広美