2009年9月13日~19日モルディブサファリログ

2009年9月24日(木)

ジンベエ マンタ ハンマー 3冠達成

大当たりの今週は月刊ダイバーの取材でカメラマンの村井さちさんが乗船してのトリップです。
11月号に掲載予定です。見て下さいね🎵













9/13/09 第1日目
位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候 水温28℃


昨夜はマーレにしては綺麗な星空。期待通り、今日は。ちょっと濁ったランカンマンタポイントの水中をゆっくり泳いで行く。遠くにダイバーが陣取るクリーニングポイントが見えて来た。もう少し近づくとマンタのシルエットが上側に見える。段々姿がはっきりしてきて大きなマンタが4枚グルグル根の上を回っている。初日の担当は経験の少ない人チーム。リーフスレスレに這うようにクリーニングロックを回り込み浅い方に着底。数は減ったり増えたりしながらずっと終わりまでマンタ居続けてくれた😄

位置北マーレ環礁 POINTNassimo Thila 天候 水温28℃

マッタリとしたアウトカレント。トロンと濁った水に囲まれた根を目指して潜降。暗めの水中をオレンジ色のハナダイ達がヒラヒラと花吹雪のように舞い泳ぐ。岩陰には黄色や青のソフトコーラルが咲き乱れている。ハナダイのダンスに目を奪われているとすぐ脇を大きなイソマグロが泳ぎ抜けて行く。岩陰から顔を出すと反対側から大きなナポレオンが同時に顔を出す。脅かすつもりじゃなかったけど驚いたナポレオンはスーッと根から離れて逃げて行く。大きなロウニンアジ達がクマザサハナムロを追い込んで行く。周りは青い渦になる。ムレハタタテダイとブラックピラミッドの群は根の上で大きく固まっていた。

位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候 水温28℃

 ちょっとチーム編成し直して今度はエアー早いぞチーム。流れの影響の少ない内側の砂地に向かう。インディアンバナーの群を通り過ぎて進んで行くとホワイトチップが3匹ヒョロリ。ガレ場に向かうとマックコスカーズラスは大きくヒレを開いてヒラヒラ。ゆっくり砂地を移動してドラキュラシュリンプゴビーを観察。外洋に面した壁の一番上を移動しているとちょっと内側に大きなギンガメの群が見えて来た。内側に曲がりつつゆっくり接近。目の前一面に広がるギンガメの群。その時、沖側に的場君の力の入ったタンク音。大物登場か😁イルカが3頭出たと🎵

9/14/09 第2日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候 水温28℃


 どんよりと黒い雲の広がる空。天気が崩れて来るのかな。潜降開始早々に2匹のハンマー登場👌
でも、ほとんどのダイバーは追跡体制に無い。これは間が悪い。改めて捜索開始。そろそろ無理かなってタイミングになってちょい後を泳いできたハンマー発見。ゆっくりノンビリ泳ぎ回るハンマーをバッチリ見る事ができた。

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候 水温28℃

 緩い流れと濁った水、大量のクマザサハナムロとイエローバックフュージュラーの群をすり抜けて大きなイソマグロが泳ぎ回る。目の前を通過するイソマグロはギョロッとした目つきが怖い。ホウセキキントキも大量に群れていてストロボの光りや声で驚かすと体を真っ赤に変色させる。根の上に上がってクマノミ見たり固有のベラを見たりして遊んでいるとテーブル珊瑚の下にホワイトチップの子供が重なりながら隠れていた。さぁ、浮上開始と浮き上がりながら流れに乗って行くとトップリーフに上がって来たグレーリーフシャークと鉢合わせ🎵

位置アリ環礁中東部 POINTFish Head 天候 水温28℃

 根の上部に辿り着くとすぐにタイマイが食事をしている所に出くわす。此処のタイマイはなぜこれ程食事中に無防備なんだろう💦
人が近づいても何にも気にしない。穴の中のマダラハタを覗き込み、大きなロウニンアジに追い越されながら流れが根に当たっている方を目指す。目の前をタイマイが泳いで行く。着いて行ったらナポレオンがやって来てくれた。暫くナポレオンと遊んでいると急にビューッと深場に降りて行く。今度は少し小さいナポレオンと2匹で登場。2匹はグルグル回りながら追いかけっこをしている。恋の季節かな
 根から少し離れた所が黄色く光るように明るい場所が有る。泳ぎよって行くとイエローバックフュージュラーがゴッチャリ固まって玉になっている。周りには大きなロウニンアジが何匹も泳ぎ回っている。



9/15/09 第3日目
位置アリ環礁中西部 POINTReethi Thila 天候 水温28℃


 今日も流れは緩いし濁っている。今日は3チーム中一番のベテランぞろいのチーム。最後のダイバーがエントリーした。ゆっくり砂の斜面沿いに降りて行くと振り返ると4人のシルエット。ちょっと待っていると5人目が見えた。もっと良く見るとカメラマンの村井さんだった。ちょっと待ってよ。上がってみるとドーニにすでに上がっている。何だか沈めなかったらしい。アービックリした💦

  ジンベエサーチその1🍀

 いよいよジンベエサーチ開始。青空が広がり、波も静か。タイマイが何匹も上がって来る。水面のタイマイを見て喜ぶのも2匹目くらいまで。浅瀬に小振りなマンタが泳いでいるのが見える。何だマンタか。贅沢な発言です。遠くにカジキが跳ねている。ジンベエはどこだ💨

位置アリ環礁南部 POINTAribeach Out 天候 水温28℃

 ジンベエ探してダイビング。流れはユックリ、壁沿いに流して行く。特に盛り上がる事もなく、粛々とひたすらに可愛い大口君のシルエットを求めて前後、上下と水を睨んで行く。あ、レオパードシャーク発見👊

  ジンベエサーチその2🍀

 さっきと同じディッドゥーからアリビーチをサーチして行く。今日はガマンで同じエリアに全額かけます。焦れたのかニヤ君はマーミギリ希望。もうちょっと待てよと無視してアリビーチの外側を北上。ちょっと沖側に上がって来たジンベエ発見。ボート急停止。そんなにすぐに船は止まれない。ジンベエの上にボートが来てしまった。ジンベエの姿を見失う。ジャワ君に後を見に行ってもらうとボートの下をくぐったジンベエが真後ろを泳いでボートを追い越して行く。近すぎるので少し待って飛び込む。ゲストは誰一人用意ができてない。取りあえず追跡開始。
ジンベエと一緒に泳ぎながらボートを見ると止まったまんま。船尾で引っ張られているディンギーのロープがスクリューに巻き付いてボートもディンギーも使用不能😠 じゃー、泳ぐっきゃないだろう。流石に一番に飛び込んで来る村井カメラ。距離も有るし、このシッポの先端の切れ方はいつかの泡食いジンベエ。試しに手で泡を立てながらジンベエを誘ってみる。うまい具合に着いて来るジンベエ。
そのまま船に向かってジンベエとお散歩。後はみんながやって来て大混乱のジンベエスイム。結局30分は一緒に泳いでくれた。

位置アリ環礁南部 POINTAribeach Out北  天候 水温28℃

 ドーニに乗り換えてジンベエ探しながらダイビングの準備。さっきのジンベエが再び登場してくれたらと期待しつつ探しまわる。ちょっと粘ってみたけど見つからない😢そのままダイビング開始。ハナタカサゴが群れている。ジンベエはいない。ムレハタタテダイが群れている。ジンベエはいない。ブラックピラミッドが群れている。ジンベエはいない。ムスジコショウダイの群もある。ジンベエは出ない。棚上のアカモンガラの群の向こうから大口の顔が見えた。やったと興奮も一瞬。すぐに翼が見えてなんだ残念マンタかと肩を落とす。

9/16/09 第4日目
位置アリ環礁南東部 POINTKudarah Thila 天候 水温28℃


 今日は又エアー大食いチーム。エントリーして2人捕まえて潜行開始。流されないうちに根に無事到着。ノンビリ根回りを進んで行く。ヨスジフエダイの黄色い壁。ケーブの中の大きなマダラハタと眺めて行く。流れに押されながら少しづつ進んで行く。根を覆うヨスジフエダイの大群を眺めているとベテランチームの方で大きなタンク音。今週2度目のイルカの登場。でも、アゲインストで泳いでも間に合わないだろう。
 ヤギの中に住むクダゴンベのカップルを観察。根を廻り込んで流れの緩い所選んで廻っていく。タイマイが小さい穴に頭突っ込んで何か食べている。でも、外から見る姿は八つ墓村みたい。ハナダイ根でオレンジ色の花吹雪を見ていると癒されるね。

  ジンベエサーチその3🍀
 アリ環礁の東側をちょっと北上。マーレに帰る前にちょっとより道。ドーニに積んだ新エンジンは好調でスピードはグンとアップ。かなりやり易くなった。リーフの脇にマンタが4枚。もう少し北上、又マンタ発見。ジンベエは見当たらない。チャネルの中の根の脇にマンタが10枚行列になって捕食している。

位置アリ環礁東部 POINTMaagiri 天候 水温28℃

 ジンベエがいなくてもマンタがたくさんいるから潜ってみましょう。準備しているうちにマンタは散らばってしまい。
こっちに3匹、あっちに2匹。狙いにくい。泡をマンタにぶつけないようにマンタの後からエントリー。少しづつ流れの上手に上がって行く。
徐々に海面をマンタが見え隠れし始める。もう少し前進。更にマンタが見やすくなって来る。流れの上手からやって来ては頭上で旋回して流れを遡って行くマンタ。4枚、5枚、6枚と固まってやって来る事も有り、夢中で明るい水面を見上げていると首が痛い。他のチームはもっと前進して行ったけど、こっちはこれ以上無理だろうな。足が弱いから。丁度、エアーも無くなって来て誰もいない所でマンタのタイミング見て浮上開始。安全停止しながら回りを泳ぎ回るマンタを最後まで楽しむ

位置南マーレ環礁 POINTMedhu Falhu 天候 水温28℃

 ユルーイ、アウトカレント。ロウニンの群は無理かなと思いつつエントリー。ハナダイがヒラヒラする岩にフタイロカエルウオが3匹。普段はすぐ穴に入って黒い顔だけしか見えないのに結構堂々と出っぱなし。側にはイヤースポットブレニーもいる。ハナダイギンポも見つかる。じっくり撮影するゲスト。ちょっと移動してハナヒゲウツボをジッと撮影。そろそろかなと思っているとヤッパリ残圧50。そのままリーフから離れつつ流されながら浮上開始。安全停止に入ると沖側にメータークラスのロウニンアジの群を発見。そのまま泳がずに流れに任せて群に近づいて行く。間近でゆっくり泳ぐロウニンアジの群を見る事ができた。いいタイミングで空気が無くなるもんだ。

9/17/09 第5日目
位置南マーレ環礁 POINTGuraidhoo Corner 天候 水温28℃


 ポイントに向かう途中チャネルを通り環礁の中へ向かうイルカの群に出会う。待っていてくれなんて願いも通じず通り過ぎて行くイルカ達。
結構早めのアウトカレント。水中でなんとか集合完了。前からモブラが30枚程群れてやって来る。リーフの斜面に取り付いて見ていると、まるで大きな鳥の群のように羽ばたきながら流れに逆らって泳ぎ去って行くモブラ。少しドリフト、今度は深場の棚が張り出した所でサメが群れて溜まっている。ホワイトチップ、グレーリーフが何匹も同じ所でグルグル泳ぎ回っていた。

位置南マーレ環礁 POINTMiyaru Falhu 天候 水温28℃

 ゆっくり流れるアウトカレント。コーナー近くでエントリーして深く落ち込む棚の切れ目を目指して進む。到着した棚の窪みには目指すアケボノハゼはいなかった。じゃあ探すしかないか。斜面を見下ろしながらアケボノ探し。ドンドン壁沿いに進んで行く。時間いっぱい探してみたけどダイコン君はもう駄目って言いだすし、仕方ない、諦めよう。棚を上がって行くと大きなグレートバラクーダが前を横切って行く。間が悪い、逃げ足が速い。

位置北マーレ環礁 POINTPotato Reef 天候 水温28℃

 浅い根の上に集まりトールフィンのお宅訪問へ向かう。毎度お世話になっているトールフィンシュリンプゴビーは今日もバッチリ穴から前進でまくって背鰭を立てたり、振ったりしている。すぐ近くにカップルで住むトールフィンも2匹背を向けながら背鰭をピラピラ振っている。このまえ見つけた黒いハナヒゲウツボも今日もニョロニョロと体延ばして近づく小魚を食べようとしている。砂地沿いに移動して行くとドラキュラのカップルが仲良くホバーリングしながら流れて来るプランクトンをパクパク食べている。トップリーフに向かうと途中のコーラルブロック周りにハナダイギンポが泳いでいるのを発見。浅場のハナダイギンポは顔色が悪くなりにくいからいい被写体。


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