2009年11月1日~11月7日モルディブサファリログ
2009年11月9日(月)
今週は天候は今ひとつでしたがマンタやジンベエはスノーケルで2回・ダイビングでも長い事一緒に泳げました。
イルカの群も水中で発見!
※今回の写真は、ゲストの猪瀬様から頂きました
11/1/09 第1日目
位置北マーレ POINMaagiri Rock T 天候☁ 水温29℃
前日の昼間、激しい雷雨が有り天気は心配だったけど、ヤッパリって感じで今日は暗い空と強めの風。海の中は空と違ってゆっくりの流れでノンビリムード。ガーデンイールの原っぱを過ぎて、いつものクダゴンベに会いに行く。直ぐ下のガレの上にチークドパイプフィッシュのカップルを発見。深い方を振り向けば大量のキビナゴに激しく突っ込んで行くカスミアジの群が接近していた。大きなナポレオンもやって来る。頭上をイソマグロが通過して行く。ヨスジフエダイの群も相変わらずキレイ。少し砂地を登って行くとマックコスカーズラスが激しく間近でディスプレイ。ふと見上げるとマダラトビエイがゆっくりと通り過ぎて行く。ついてるね、てんこもり✌
位置北マーレ POINTLankan Reef 天候☀ 水温29℃
流れはそんなに強く無いけれどエントリー、潜降と時間が掛かって、終ってみると結構流されていた。仕方ない、流れに逆らいメインロックに辿り着く。上をモブラが通過して行く。モルディブトリプルフィンとリトルコンボトゥースブレニーが仲良く並んで岩の上。マンタはなかなか現れない。北に進む的場チームはモブラの群を見たらしい。僕は流れに乗って次の根に進む。もう終盤、モブラが又通過して行く。沖に去って行くモブラを見ていたら少し左手からマンタが登場。クリーニング体制に入った。ラッキー🎵
位置ラスドゥー環礁 POINT Madivaru Corner 天候☁ 水温29℃
外洋に面した壁沿いに前進開始。少し小振りなグレーリーフシャークが前からやって来てすれ違う。アケボノハゼを見下ろして、更に壁沿いに進んで行く。イソマグロがチョロリ。ギンガメアジもチョロリ。なんかイマイチ獲物が少ない。少しチャネルの内側に入り込んでみるともっとたくさんギンガメが群れていた。下の砂地を見下ろすと大きなナポレオンがごろんと寝ている。始めは岩かと思った。少し離れて砂を被ったスティングレがじっと隠れている。
11/2/09 第2日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☁ 水温29℃
黒い空の暗い夜明け。海の中も当然暗い。しかも水は濁り気味。暗い深場を見回しつつ探してみたけど目当てのハンマーは登場しなかった。
位置アリ環礁中部 POINT Fish Head 天候🌂 水温29℃
今日のチームは蹴りも弱めだし、エントリーもノンビリ。みんなが水に入った時には根の影は遥かに霞んでしまい、泳いでも辿り着かない。仕方ないのでドーニに拾ってもらって再エントリー。今度は無事に根に辿り着く。ヨスジフエダイの群を通り過ぎ、流れの上手に向かって行く。カスミアジが群れてクマザサハナムロを襲っている。根の端っこまで来て壁沿いに進んで行くと狭い棚とオーバーハングの中でナポレオンに出会う。クリーニングしてもらっている所でじっと動かないナポレオン。みんなが囲んで写真撮っている背後の沖側ではいきなりブンと音をさせてフュージュラーの群が一斉にダッシュで逃げる。すぐ後からイソマグロとロウニンアジ達が猛スピードで突っ込んで来る。一瞬の激しいハンティング。
位置アリ環礁西部 POINT BulhaalhohiThila 天候 ☁ 水温29℃
大きな根の壁沿いにドリフトして行くと大きな穴がある。穴の奥の砂地ではマダラエイが1匹。すぐ近くのウミウチワにはクダゴンベのカップルが住んでいた。更に流れに乗って行くと大きなケーブに辿り着く。外側にはバラフエダイやマダラタルミがたくさん泳ぎ回っている。穴の中では、マダラエイがもう1匹。岩の亀裂の中、スカシテンジクダイに隠れてホワイトチップが住んでいる。更に流れて深度を上げてハナダイがいっぱい花吹雪のようにヒラヒラ舞う棚を過ぎて根の上に行くとコーラルブロックの周りにインディアンバナーフィッシュがいっぱい群れていた。
11/3/09 第3日目
位置アリ環礁西部 POINT Reethi Thila 天候☀ 水温29℃
みんなの集合を待つ浅いトップリーフの落ち際の珊、瑚隙間に顔を突っ込むタイマイが一匹。ウネリに揺られて体を煽られても何かに食らいついたまま顔を出す気配はない。みんな揃って壁沿いに進んで行く。クマザサハナムロとイエローバックの群がキレイに揃っていて深度を落とす気になかなかなれなかった。イソマグロが接近して来る度に群は一方向に雪崩を打って泳ぎだす。朝日に輝く群の動きはとても印象深い。グレーリーフが通り過ぎ進んで行くとちょっと細身のバラクーダが群れている。根の上のテーブル珊瑚を見ながらダイビングが終わりドーニのはしごにぶら下がっていると結構いい勢いで風と流れに乗ってドーニは流されて行く。大きなコーラルブロックが見えて来た。その頂上に大きなモンツキカエルウオがいた。
ジンベエサーチその1🍀
風向きも天気も安定度がない今日はコンラッドのあるランガリ側からサーチスタート。雲の流れは早く、時々大粒の雨が来る。サーチにはハードなコンディション。何も無いまま1回目終了😢
位置アリ環礁南部 POINTAri Beach Out 天候☁ 水温29℃
横並んだダイバー達、沖側をひたすらに前進してジンベエを探して行く。何も出ないまま終了😞
ジンベエサーチその2🍀
昼食はさんでサーチ開始と思ったら更に激しい雨が来て3時過ぎまで待機。待機でしっかり寝られたからサーチ頑張るぞっと思ったけど1時間程探しただけで大きな真っ黒い雲が前に後に張り出して来る。
位置アリ環礁南部 POINTMaamigili Corner 天候☔ 水温29℃
また沖側に陣をひく。壁よりではモブラが出たらしい。沖側の砂地には巨大なスティングレイが1枚、また1枚と見つかる。マダラトビエイも1枚いたな。時間いっぱい、安全停止直前。ポケットのフロートを探り袋を出して顔を上げると今週の写真提供者の猪瀬さんが沖の水面にカメラを向けている。なんとバショウカジキが1本、すっと来て、すっと去って行ったって。沖の魅力⭐
11/4/09 第4日目
位置アリ環礁南部 POINTDhidhdhoo out 天候☀ 水温29℃
なんとか晴れて来そうな空模様。又も壁沿いダイビング。入ってすぐからイルカの声が海の中に響き渡る。今日は壁側にいる僕。写真提供者猪瀬さんは相変わらずの沖側ブルーウォーターで粘っている。きっと、みんなジンベエも見たいけどイルカに気を獲られていた事でしょう。イルカも見たい、ジンベエも見たいと思いつつどっちも見られずに又1本終ってしまった。イルカはかなり沖でたくさん跳ねとんでいたらしい。
ジンベエサーチその3🍀
サーチが始まりしばらくすると、空は青空で日差しが刺さって来る。やっと晴れた✌
ゆっくり進むボートの上、じっと海を見つめる。ジンベエ探しもそろそろ時間切れ。1時間半は経ったかな。棚の落ち際、海の色が変わる所に不意に影が浮かび上がって来る。みんなが一斉に立ち上がり「ジンベエ」の声が上がる。飛び込んでみると久しぶりに登場したシッポが大きく欠損したチギレチャンでした。ゆっくり沖に向かい始めるチギレチャン。ゲストのみんなは油断してたのか寝てたのか準備がとっても遅い。ゆっくりと15mくらい下を泳ぎ続けてくれたのでなんとかみんな見られて良かった。でも、距離が有って不完全燃焼なジンベエスイムでした。
今の騒ぎで廻りにいたドーニやボートが一度集結。西に向けて一列に進んで行く。最後尾から後を追いかける。一番先頭の小さいスピードボートがジンベエを見つけたようで他の船も集まって行く。遠いから間に合うのか心配だったけど、現場についてみればすごい人数に囲まれながらもまるで気にしないでゆっくり進むジンベエが見えた。準備時間がたっぷり有ったからみんな一斉にドンドン飛び込む。30分程蹴ったり蹴られたりしながらジンベエと泳ぎ続けられた。他のスノーケラーがいるうちにボートに戻ってダイビングの支度に。いるうち狙いのジンベエダイブのトライ。
位置アリ環礁南部 POINT Holiday out 天候☀ 水温29℃
みんなが準備完了した時にはさっきのジンベエはちょうど姿を消した所。でも、運良く近くにいたサファリ1のすぐ前に再び姿を現したジンベエ。急いでドーニを回してジンベエの前に回り込んでエントリー開始。すぐに前からやって来るジンベエを確認。一緒に泳ぎ始める。十数分後、遅れて来たゲストをひとまとめに的場君に預け、余裕で進む他のゲストとジンベエと泳ぎ続けて行く。そんなに早くはない。飽きたのか水面を泳ぐスノーケラー達もいなくなりジンベエを独占できた。結局、最後にフロートを上げる時までジンベエと一緒に泳ぐ事ができた🎵
位置アリ環礁南東部 POINTDhigurah Arches 天候☀ 水温29℃
壁沿いに流れに乗りつつハゼを探して行く。オーロラはたくさん見つかるけど、目当てのトールフィンは見つからない。見つかったと思うと引っ込まれてしまう。今度はカップルのトールフィンが見つかるがヤッパリ引っ込んでしまう。小さな岩の穴の中ブラックスポットトーピードレイが潜んでいた。朝ババに移動してオーバーハング沿いに泳いで行くとマダラエイが1匹。すぐ上のトップリーフでは巨大なウシエイがいた。大きさの割に繊細なのか僕たちに気付くと一目散に逃げて行ってしまった。
11/5/09 第5日目
位置アリ環礁南東部 POINT Kudarh Thila 天候 ☁ 水温29℃
薄暗い海中。根回りのフュージュラーはノンビリとしたもの。周りのロウニンアジもノンビリ泳ぐだけ。ヤギの中に潜むクダゴンベのカップル。根の中央に来ると岩場を覆うヨスジフエダイの大群の黄色が鮮やかに広がっている。根を廻り込むと大きなマダラハタが岩陰を逃げ惑っている。今度はヨスジの群を前から見てみる。みんな流れに顔を向けて同じ方を向いている。ちょっと浅くなる離れ根の上はハナダイに彩られてオレンジに染まっている。モルディブアネモネフィッシュのコロニーも流れの上手から見ていると顔をこっち向けてくれるから写真も撮りやすい。安全停止にはツバメウオがついて来てくれた。
位置南マーレ環礁 POINTMedu Faru 天候🌂 水温29℃
今日の環礁移動は時間が掛かった。天気がよく無いからかな。潜り始めたらもう12時半。流れに乗ってチャネルを外に向かって行く。ロウニンアジが10枚ぐらい群れていた。これで終っては行けない。もっと前進、探しに行こう。コラーバタフライの群を過ぎ、ハナヒゲウツボを過ぎると流れが変って来た。今度は内側に向かうインカレントになりつつある。もう少し頑張ってコーナーの沖側で巨大なロウニンアジの群に遭遇。大きすぎるロウニンアジは少し怖い程💦
位置南マーレ環礁 POINTGuradhoo Corner 天候☁ 水温29℃
ポイントに向かう途中、チャネルの中にはいたる所でイルカの姿が見える。コーナーに降りて、根待ちをしながらホワイトチップやグレーリーフ、大きなナポレオン、イソマグロ、カスミアジの群、何を見ても心はイルカを向いている。イルカの鳴き声が引っ切り無しに聞こえて来る。時間です、みんなドリフト開始。壁には向かわずにイルカスペシャルで壁が見えるギリギリまでチャネルの中央に出て中層をドリフトして行く。ただ流されるだけ。上見たり、下見たり周り中に目線を飛ばし流して行く。不意に流れの下手から水面近くを泳ぐ群が眼に飛び込んで来る。
「イヤッホー」と叫びながらベルを乱打。30くらいのイルカの群は何ともスムーズに流れに逆らって外海目指して泳いで行く。向きを合わせて蹴りながらでも、全然ついて行けない。ちょっと寂しい。⬇とてもうれしい⬆