2010年8月28日〜 モルディブ サファリ バア環礁
2010年9月4日(土)
2010年8月28日〜 モルディブサファリ バア環礁ルート今週も大人気のバア環礁ルート。
モルディブサファリ常連のダイビングショップ「ブルー&スノー」ご一行様のチャーターで出発です。
毎年何度もボートをチャーターしていただいている、ブルー&スノーご一行様に、なんとかバア環礁のグルグルマンタを見ていただきたいものです。
ドキドキのログはこちら⬇ 写真提供: MS. KAMII
8月29日 晴れ〜雨
1本目、北マーレ環礁のマンタポイント「LANKAN REEF ランカンリーフ」であっさりマンタをゲットした後、約6時間の環礁移動。
到着したときには16時をまわっていたため、「グルグルマンタ」少々諦めモード漂う中向かったハニファルベイ・・・・
到着するとすでにスノーケラーが泳いでいました。
そちらのドーニクルーに
「マンタ何枚いるの??」と、聞いてみると、
「マンタいない」。
あら。
「あれはジンベエと泳いでいるんだよ」
へえ、そうなんだ。
「皆さん、すみません、マンタじゃありませんでした。 ジンベエだそうです」
・・・・・・。
ふーん、、、、、そっかそっか、ジンベエか。
なにー!! ジンベエだー!? 準備!! 準備!!!
10枚弱のマンタと、なんと10mを超える特大ジンベエザメが、我々の前を何度も通過してくれました。
有難う、ジンベエさん、マンタさん!!
また明日来るね!!
8月30日 曇り たまに雨
1本目 DHONFAN THILA ドンファン・ティラ
エントリー:07:00 透明度:15M 水温:29℃ 流れ:無
見られた生き物: クマザサハナムロ ロウニンアジ カスミアジ ブラックフィンバラクーダ キンギョハナダイ フレームバスレット スレッドフィンバスレット モルジブアネモネフィッシュ ナポレオンフィッシュ クダゴンベ
朝食後、少し休んだら早めに準備をして、ハニファルベイを見に行ってみます。
リゾートや他のクルーズ船からドーニがやって来ては去って行きます。
まだ大物は来ていないようなので、ポイント変更です。
2本目 DHARAVANDHOO CORNER ダラヴァンドゥ・コーナー
エントリー:11:00 透明度:15M 水温:28℃ 流れ:スロー イン
見られた生き物: マンタ イエローバックフュージュラー イエローバンデットフュージュラー クマザサハナムロ イッテンフエダイ ヒメフエダイ ムスジコショウダイ イエローヘッドバタフライフィッシュ コクハンアラ イエローフィングルーパー パウダーブルーサージョンフィッシュ
昼食後、またまた早めにハニファルベイへ向かいます。
続々とほかのサービスからのドーニも到着します。
水面には数枚のマンタが背中をだしています。
みんなでスノーケルで見に行ってみましょう。
水中では十数枚のマンタが行き来していますが、目標の「グルグルマンタ」には遠いですね。
皆様、だいぶ贅沢になっています。
プランクトンは増えてきましたが、マンタが一向に増えません。
水中も暗くなってしまいますし、今いるマンタも去ってしまいそうなので、ダイビングに切り替えましょう。
あがってからグルグルしているようだったら、またスノーケルで飛び込みましょう。
3本目 HANIFARUBAY ハニファルベイ
エントリー:16:00 透明度:10−15M 水温:28℃ 流れ:無
見られた生き物: マンタ ハダカハオコゼ
マンタが、2枚、3枚とクリーニングに来ました。
マンタさん、群れにこだわらず1枚1枚をもっと大切にしますので、グレずにみんなで補食に来てください。
また明日来ます。
8月31日 曇り〜晴れ
1本目 DHONFAN THILA ドンファンティラ
エントリー:07:00 透明度:20M 水温:29℃ 流れ:無
見られた生き物: マンタ クダゴンベ ブラックフィンバラクーダ ロウニンアジ カスミアジ イソマグロ クマザサハナムロ キンギョハナダイ フレームバスレット スレッドフィンバスレット モルジブアネモネフィッシュ イエローフィングルーパー
1本目は昨日潜って好評で、リクエストの多かったドンファンティラに行きました。
昨日より水がきれいで、ステキな朝飯前ダイビングになりました。
朝食後は、定番の「早めにハニファルベイ」です。
ということで、ハニファルベイへ到着。
天気もいいし、風も波もありません。
マンタがいれば、もう簡単に見えてしまいます。
しかし、きれいな水面から見る水中には、白い砂地とコーラルブロックしかありません、、、、、。
気を取り直して、近くのきれいなポイントに潜りに行きましょう!
2本目 KIHADHOO FARU THILA キハアドゥファル・ティラ
エントリー:11:15 透明度:15−20M 水温:29℃ 流れ:スロー西
見られた生き物: ツバメウオ ナポレオンフィッシュ ムレハタタテダイ ハナダイ各種 ミナミハタンポ アカマツカサ マダラエイ
ソフトコーラルと、巨大なコーラルブロックの景観がきれいなポイントです。
昼食後はまたまた、「早めにハニファルベイ」です。
14時過ぎにハニファルベイに到着。
一番乗りです。
一番乗りはしたものの、他のドーニだけでなくマンタもいません、、、。
待てど暮らせどマンタは現われず、ポイント変更です。
3本目 DHARAVANDHOO CORNER ダラヴァンドゥ・コーナー
エントリー:16:00 透明度:15M 水温:29℃ 流れ:スロー イン
見られた生き物: マンタ ヨスジフエダイ ムスジコショウダイ ヒメフエダイ チョウチョウコショウダイ イエローバンデットフュージュラー イエローバックフュージュラー
この辺りのポイントは、どこに入ってもマンタと遭遇することがあります。
単体のマンタはほぼ毎回出会っています。
ハニファル周辺に到着して3日が過ぎました。
実質粘れるのはあと1日です。
出てくれるかなー、グルグルマンタ、、、、。
9月1日 晴れ
今日から9月です。 今月の運勢を占う意味でも、是非今日ぐるぐるマンタに出会いたい。
1本目 DHARAVANDHOO THILA ダラヴァンドゥ・ティラ
エントリー:0710 透明度:15−20M 水温:29℃ 流れ:無
見られた生き物: マンタ バラフエダイ マダラタルミ スパゲッティガーデンイール アカマツカサ
ポイントへの移動途中もハニファルベイを覗いてみますが、複数のマンタが来ている気配はありません。
相変わらずダイビングでは単体のマンタが何度も登場してくれます。
朝食後も早めにハニファルへ行き、マンタチェックです。
今日はとことんハニファルです。
しかし、単体のマンタがちらりちらりと通過しているだけ。
悔しいけれど、またまたポイント変更です。
2本目 ANGA FARU アンガ・ファル
エントリー:11:20 透明度:15−20M 水温:28−29℃ 流れ:無
見られた生き物: 浅場に群生するテーブルサンゴと、砂地のコーラルブロックに群れるハナダイ・スズメダイ達 トールフィンシュリンプゴビー スパゲッティガーデンイール タイマイ
景観のきれいなポイントでダイビングしたあとは、しつこくハニファルチェックです。
ハニファルベイの入り口に到着すると、外側で一枚のマンタがぐるぐると回りながら補食しています。
これぐらいはすでに珍しいことではないのですが、ちょっとドーニを減速させて様子をみてみます。
じーっと見ていると、2枚になりました。
しびれをきらして、スノーケルで飛び込んでみました。
すると、水底(10〜15m)付近にごちゃっと固まったマンタたちが見えてしまいました。
「みなさん!! 早く飛び込みましょう!! めちゃめちゃ群れてます!!!」
スノーケルで飛び込んだ私たちの下を、およそ40〜50枚のマンタがぐるぐると旋回します。
マンタは補食モードに入ると、狂ったようにぐるぐると回り、周りが見えなくなります。
この状態を「狂食(きょうしょく)」と呼んだりします。
この狂食状態のマンタたちが水面まできたり、水底に戻ったりしながら、約30分ぐるぐるしてくれました。
さらに驚くことに、今まで複数のダイビングボートがうろうろしていて、どこかのボートが飛び込むと他のボートも集まってくるのが常でしたのに、今回は完全にぐるぐるマンタを貸し切りです!!
いやー、疲れたけどなんて爽快なんでしょう。
全員の顔から笑みが消えません。
この勢いで、昼食後すぐにハニファルへ向かいます。
到着してみると、スクーバでは行かれない程浅いエリアにマンタが群れています。
さっきのマンタたちが移動したのでしょうか。
浅過ぎるので、まずはスノーケルで見にいきます。
行ってみると、15枚ほどのマンタが、広いエリアをうろうろしています。
マンタにチョップされたり、叩かれたりしながら、スノーケルでは皆様マンタと並走し続けることができました。
1時間ほどスノーケルスイムをしたあとは、ボートで少し休憩しつつ、マンタが集まるのを待ちます。
ところが、待てば待つほどマンタの影は消えて行き、逆に他のサービスからのダイビングボートが集まってきました。
水面には3・4枚のマンタが見えるのみ。
まだまだ待ちましょう。
もっと増える、、、、はず。
次々と他のボートのダイバーたちがエントリーしていきます。
我々はもうちょっと待ちましょう。 いま入ったら大渋滞です。
ドーニから眺めていると、まるでマンタが増える気配がありません。
「そろそろ行こうか」 ブルー&スノーのオーナー高橋さんの声でみんなが準備をはじめます。
渋いダイビングになりませんように。
エントリーすると、ダイビングを終えようとしているダイバー数チームとすれ違います。
ダイバーがこんな入っているにも関わらず、水中はベル一つ聞こえない静かな砂地が横たわっているだけ。
クリーニングロックに辿り着くと、いつも通り1・2枚のマンタがちらほらと行き来しています。
うーん、今日もぐるぐるはお預けでしょうか。
根の周りにみんなで着底し、マンタたちの動きを見守ります。
1枚、2枚、、、3枚、、、、4枚、、、、5枚、、、、、
10枚、、、、
そうこうしているうちにどんどん数は増え、気づけば待望の「ぐるぐるマンタ」です!!
やっとでたーーーー!!
皆様、お待たせ致しました。
約30枚のマンタが頭上をぐるぐるしてくれました。
粘り勝ち。
9月2日 晴れ
ぐるぐるマンタおかげで、夜の宴会は大盛り上がりでした。
ひとしきり騒ぎ疲れてラウンジで寝ていると、午前3時半、ガイドのマウルーフに肩を叩かれ起こされます。
断食ラマザン中ですので、てっきり日が昇る前に最後の食事でも誘われるのかと思っていると、
「ジンベエ」
・・・。
「え?」
「あそこのボートの後ろに、ジンベエがいる」
なんだってー、ちょっと見に行ってみよう!!
クルーと一緒にディンギーで駆けつけてみると、いましたジンベエザメが大きな口を開けて他のボートの後部デッキ付近をうろうろしています。
急いで本船に戻り、リーダーの部屋に電話します。
「ジンベエでてますが、行きますか?」
「よし、みんな起こしましょう!」
「みなさーん、ジンベエ!! ジンベエ!!」
午前3時45分、全員でディンギーで駆けつけ、のんびりジンベエの夜食タイムを観察することができました。
いやー、サプライズモーニングコールでした。
落ち着いて一度寝ましょうか。
1本目 DHARAVANDHOO ダラヴァンドゥ
エントリー:07:00 透明度:20M 水温:29℃ 流れ:スロー イン
明け方の興奮が冷めやらぬまま、1本目のダイビングスタートです。
いつも通り、モルディブらしいカラフルな群れを見ていると、
リンリンリンリンリン!!
えー! この尋常じゃない鳴らし方は、、、、、
やっぱりでたー!! 特大ジンベエザメです!!
我々の目の前を、優雅に通り過ぎてくれました。
2本目 DHONFAN THILA ドンファンティラ
エントリー:11:00 透明度:20M 水温:29℃ 流れ:スロー 東
2本目は落ち着いて、ロウニンアジやカスミアジ、フジュラーの群れや、リーフトップのコーラルフィッシュたちをのんびり眺めにいきました。
3本目は明日の環礁移動と、今夜の無人島上陸のため少々南下し、OGALHI HAA オガリハアというポイントへ向かいます。
ポイントの近くまでくると、モルディブ人ガイドたちが、「あそこにイルカがいる」と、騒ぎ出します。
どれどれ。
おお、ホントだホントだ。
しかしなんだかでっかい気がするなー。
近寄ってみましょう。
まさかまたジンベエだったりして。
そうこうしていると、突然水面に3mちかい大きさの尾ビレが現われます。
ザトウクジラだーーーー!!!!!
しかも親子だーーーーー!!!!!
全員、大興奮です。
がんばれドーニクルー、ちゃんと追いかけておくれ。
何度も水面に現われ呼吸を繰り返す2頭。
この先にいるんです。
途中、イルカまで混ざってきました。
どうなっているんでしょう今週のモルディブ。
大当たりしすぎです。
来週もバア環礁、大当たりよろしくお願いします。
写真提供: MS. KAMII