10/30発クルーズログ
2010年11月5日(金)
10月30日より11月3日に今シーズン最初のリチェリュー方面へのクルーズを催行しました。?
【リチェリューロック】
サンゴの白化の影響が心配されましたが、リチェリューロックに関しては影響は少なく
サンゴへのダメージはわずかでした。
魚影も濃くオニアジ、キンセンフエダイ、ジャイアントフュージュラー、イエローバンドフュージュラー
ブラックフィンバラクーダなどおなじみのメンバーが元気に群れていました。
【スリン諸島】
スリン諸島はトゥリンラリーフを潜りましたが、ハマサンゴや一部のサンゴを除き
枝サンゴ、テーブルサンゴのほとんどに藻が付着していました。
アカククリ、ツバメウオ、カンムリブダイの群れなどは見ることが出来ましたが
リーフ内の魚の数は減った感じがしました。
【タチャイ島】
タチャイ島のツインピークスは西側のサンゴは藻が付着してしまったものも
ありましたが、全体的に深く流れもあるからなのかポイントとしての影響はあまり感じられませんでした。
岩礁がメインのポイントということもありますが棚の上には元気なイソバナやトサカなど変わらぬ姿で残ってました。
前回のシミラン諸島、ボン島に比べるとタチャイ島、リチェリューロックへの影響はさほど大きくありませんでした。
ただ今回シミラン諸島の一部も潜りましたが、コース取りや見せ方によっては十分に満足してもらえる方法もあるのではと実感しました。
具体的な対応策としましてはサンゴへのダメージが大きく見られるところは出来るだけ避けたコース取りをするとともに、ワイド派に対しては地形と色鮮やかなソフトコーラルを今まで以上に強調して紹介したいと思います。
綺麗なサンゴの広がるリーフをただ流す(泳ぐ)ということが難しくなったことで定点(見どころのある場所)でじっくりと魚を観察したり、撮影してもらえるようなブリーフィングと魚の見せ方、寄り方、撮り方などを伝えたいと思います。
また新たなポイント開拓にも力を入れていくつもりです。
今後とも変わらずに多くの方々に楽しんでいただけるようにこの海を紹介していきますので、よろしくお願いします。?
高見沢昇治
edive co,.ltd.