みんなの楽園
2012年8月31日(金)
ワカトビには、素晴らしいサンゴ礁と他ではなかなか見られない珍しい海洋生物がたくさん生息しているので、ダイバーにはたまらない場所です。また、ダイビングをしない人にとっても、スノーケルやカヤック、パドルボードなど様々なマリンアクティビティを用意しているので、十分楽しめる場所です。海に入りたくない人は、ビーチでヨガや日光浴、あるいはバードウォッチングやスパでリラクゼーションマッサージ、そしてブティックで軽くショッピングも楽しめます!
グルメな方には、5つ星のレストランシェフが腕を振るった料理をお楽しみ頂けます。南国の島で思いっきり遊び、リラックスした後はフュージョン料理をお楽しみください。
ワカトビでは色んな事ができ、誰もが楽しめる場所なのです!
写真提供:ワカトビゲスト Berkley White
最近では、手付かずのまま残っているサンゴ礁はほとんどなく、また、そういったサンゴ礁を見つける事は、非常に困難です。
Wakatobiエリアの素晴らしいサンゴ礁の存在は、ローカルコミュニティをベースとして共同で環境保全が実践されており、乱獲や破壊的な漁法を避けるために、近隣の村からサンゴ礁(リーフ)を“賃貸(リース)”していることによるものです。
これにより、村の人々はサンゴ礁の価値について教育をされ、観光客を通して与えられる経済価値が共有されることにより、生存と繁栄のもう一つの意味について、彼らに気づきを与えることになったのです。
Wakatobi の全てのゲストは、環境への影響を最小限に抑えるために、浮力のコントロール、サンゴ礁にダメージを与えない水中写真の撮影方法、魚たちの習性について理解を深めるなどの安全なダイビングをするよう心がけています。広大で色彩豊かな景観と広範囲に広がる生物の多様性は、地域住民やゲストの皆さんと誠実に守ってきた結果なのです。
オオカマスの体は細長く、滑らかな鱗で覆われた体をしていて、ちょっと怖そうな顔をしています。食欲旺盛な彼らは、獲物に追いつくために最大速度43キロ(時速)という驚きの速さをもつ好戦的な捕食者です。オオカマスは1m程にまで成長し、黒っぽい尾びれに黒い縁があります。そして、鋭い歯に長い円筒体と大きな三角状の顎がとても特徴的です。
大きな群れをつくるブラックフィンバラクーダは、近づいてもあまり逃げないため私達を楽しませてくれます。
写真提供:ワカトビゲスト Robin Y. Smith
Wakatobiのサンゴ礁や生物たちは、マクロとワイドの両方のアングルを選択できるので、熱心なフォトグラファーにはたまらない場所です。
ワイド派のフォトグラファーは、独特な風景を捉えようとしてみたり、見たまま、感じたままに、捉えようとしてみたりします。広角撮影は大型の生物から風景、ダイバーまでと被写体も豊富です。多くの場合、広い範囲を対象とした写真ではありますが、ときには多くの人々が目にも止めないような場所を対象にしたりします。
写真提供:ワカトビゲスト Claus Meyer
広角撮影は、リーフの全体像をより広い視野で撮影することが可能です。フォトグラファーが直面する主要な問題は、潜行する深度の影響を受けて変化する色やコントラストの調整です。赤やオレンジなどの日光よりも長い波長は、水中ですばやく吸収されてしまうため、肉眼では全てのものが青から緑色に映し出されるのです。色落ちは垂直方向だけでなく、水平方向にもあらわれるため、カメラから遠く離れた被写体は、無色でぼんやりしたものになります。
このような問題を解決するためにフォトグラファーは、2つの方法を組み合わせているようです。1つ目は、水平方向の色落ちを最小限に抑えるため、出来るだけ被写体に接近すること。2つ目は、深度による色落ちの復元のためにフラッシュを使用することです。効果的なフラッシュは、全領域の可視光を照射することにより、色落ちした箇所を「蘇らせる」ことができるのです。
ダイビングテクニックもまた、撮影画像に大きな影響を与えます。中性浮力のちゃんととれたダイバーは、環境を破壊したり、かき乱したりしないため、水中生物を脅かすことが少なくなるためです。Wakatobiでは、撮影時のアドバイスや水中で三脚の役目をし、素晴らしい水中写真が撮れるようサポートしています。
写真提供:ワカトビゲスト Janet Parker
ワイド派とマクロ派で比べてみると、ワイド派のフォトグラファーの方が圧倒的に少ないですが、広角撮影では時に劇的な写真を撮影することができます。
広角撮影では、被写体により近く接近することができ、これは被写体とレンズの間の水量を減らすことを意味しています。全ての水には、粒子状の物質を内在に含んでいるため、被写体とレンズの間の水の量を減らすことにより、より詳細に撮影することができるということになります。
ギンガメアジの群れのような大きな被写体に接近するには、広角レンズを使用することでより広い角度をカバーする必要があります。被写体に近づくことのもう一つの利点としてはストロボや人口照明による光を長い距離を通過することなく、被写体に届かせることができることで、これにより鮮やかな撮影が可能となります。
ギンガメアジは、体調1mまで成長し、体色はシルバーですが、求愛時の雄は黒色になり、幼魚は黄色っぽい色をしています。バラクーダと同様に群れで行動し、1500匹以上の群れを形成することでも知られています。
写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
サンゴ礁の隙間や割れ目、ヤギ科の巨大なウミウチワの枝の間、サンゴのポリプとイソギンチャクの間などで、非常に多くの小さくて不思議な生き物を発見することができます。
Wakatobiのダイブガイドが、驚くほど小さいマクロの生物たちを見つけ出すと、きちんと見えるようゲストに水中メガネを渡します。水中世界のこうした生き物は、私達をいつも驚かせてくれます。
カラフルで種類が豊富なカエルウオは、マクロ派のフォトグラファーにとって魅力的な被写体の一つです。カエルウオは全て細長い体型をしており、長く続いた背鰭、胸鰭の前にはっきりと位置する腹鰭を持ち、そして、水底で体を曲げて休息する習性があります。ほとんどの種類が藻類を食べる時に使用する多数の小さな櫛状の歯を持っています。そして、浅瀬で見られる事が多く、岩穴から可愛い顔をのぞかせています。
写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick
その生物は、どこで見つけることができるのか? どのような生息地で、どの程度の水深で見つけることができるのか?どの被写体が素晴らしい写真となり、また、その背景はどれが最適なのか?その生物がどのような行動をとるのか?などなど・・・パーフェクトなマクロショットのために、少しリサーチも必要です。
Wakatobiのエリアには、様々な種類のウミウシがいます。マクロ撮影の初心者にとって、このような生物たちは動きがゆっくりなため、最適な被写体と言えるでしょう。
ウミウシは、頭部に触覚、味覚、臭覚を司る敏感な触手を持っていて、地球上で最もカラフルな生物と言えるでしょう。進化の過程をたどると、ウミウシに分類されるある種類が貝殻を捨て去っており、これは新たな防御システムを発達させたことによるものだということが分かっています。また、いくつかの種類は、生息環境に似せ周辺の植物を模倣した色や柄で外見を進化させた種もいれば、特に目立つように明るくカラフルな柄をしている種もいます。このような色鮮やかな被写体は、マクロ写真をいっそう引き立たせてくれます。
マクロ生物が大好きな方々には、ワカトビのリーフを強くおすすめできます。
誰からも好まれる生物のひとつに、ピグミーシーホースが挙げられます。デニースピグミーシーホースは、ヤギ科のウミウチワを住処としている上に、とても小さいので、見つけることがとても難しいのです。そして、その擬態はとても巧妙であり、実際に棲家となっているヤギの調査で研究室に運ばれるまで、実在に気付かれなかったほどです!デニースピグミーシーホースは、わずか1.5cmまでしか成長しない小ささなのです。
このようなとても小さな生物を撮影することは、大きなチャレンジになりますが、小さな生物にダメージを与えないよう考慮する必要もあります。Wakatobiのダイブガイド達は、この目標を達成するために”人間三脚”として、ゲストの皆様の撮影をサポートしています。ガイド達は指示棒を使い、自分自身をリーフ上の岩や砂地に安定させ、お客様が安定した位置で接近して撮影できるようサポートをします。これによる撮影結果は明らかです!
WakatobiのVIPプログラムのひとつ、蛍光発光ダイビング(FLUO DIVE)は、他では体験できないとても新しいダイビングの楽しみ方です。
このダイビングプログラムは、蛍光発光の歴史やこの現象の説明、使用する特別な器材についてのプレゼンテーションから始まります。そして、プライベートガイドと共に一生思い出に残るダイビングに出かけるのです!
蛍光発光ダイビングでは、マスクの上に専用のフィルターを付け、UVライトを使ってダイビングをするという通常のダイビングとは少し違った潜り方です。
燐光や生物発光とは違い、蛍光発光は1つの光の波長(色)が吸収され、異なる波長(色)が放出されることで、全体として異なる波長(色)となる仕組みです。白色光の下での蛍光物質は、その物質の本当の色が写し出されますが、紫外光(ブルーライト)下では、青を吸収し、全く異なる明るい鮮やかな蛍光色が再放出されます。サンゴや生き物達が発光する姿は、想像以上に幻想的です。
この現象を写真に収めるのは、レベルの高いスキルだけではなく、浮力のコントロール、カメラ設定に関する深い知識が必要となります。
日が沈み、夜空に星が輝き始めると、日中活動的であった海中生物は、休息のため様々な「我が家」へ帰っていきます。同時に夜行性の生き物たちは、穴、サンゴや岩の裂け目や割れ目から出てきます。
ナイトダイブでは、水中世界の違った面を見ることができます。カニ、ロブスター、エビなどの甲殻類を見るには絶好の時間です。タコやイカは自由に泳ぎ周り、サンゴへの擬態のために、体色や模様を変えていきます。日没後に、サンゴがポリプを広げ開花し、海水に含まれる栄養分を吸収する姿は、とても美しい景色です。
また、ある生物は、暗闇の中で光を生成して、発光します!ナイトダイブを楽しむためには、ゆっくりと落ち着いて観察をする必要があり、ゆっくり見てみると、多くの発見があるはずです。
タコやイカは、素早く体色を自由に変える能力をもっているので、”海のカメレオン”とも呼ばれています。彼らは、感覚器官を進化させ、巻貝より大きいサイズの脳を持っているため、脊椎動物の中で最も頭が良い生き物とされています。イカやタコなどの頭足類の神経系は最も複雑であり、脳と体の比率は、温血脊椎動物と冷血脊椎動物の中間にあるとされています。自然界でも発達した目を持つ彼らは、色を変化させたり、光の偏光を使って他の頭足類とコミュニケーションをとったり、擬態して外敵の目を欺いています。
写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland
白い砂浜、青い海、暖かい日差し、心のこもったおもてなし。ワカトビダイブリゾートのある島は、高い所で海抜300mのサンゴに囲まれた美しい島です。
この島のサンゴ礁は、まるく輪のように形成されていて、島の周りにはラグーンと呼ばれる浅い水域が広がっています。これは、海の火山からの溶岩が蓄積し、その上に堆積物が蓄積されることによって形成されたものです。火山が活動を停止し、沈降して島が形成されました。そして、新たな島の海岸周辺で、生物が住み始めたのです。
この島は、硬い岩の様なサンゴの骨格と砂で形成され、ビーチは小さな貝殻の欠片やサンゴの欠片により構成されています。静寂に包まれたWakatobiの島を歩くと、たまに鳥やトカゲの鳴き声が響いてきて、リラックスした時間を過ごす事ができます。
魚には興味がない’と言う方には、カヤックをおすすめします。
カヤッキングは良いエクササイズにもなり、島の周りにある数多くの入り江や小さな湾を透き通った海を眺めながら探検できます。1〜2人乗り用のカヤックは、簡単に乗り降りができ、座る位置を調節することもできます。それぞれがパドルを持っていくので、休憩をしながら自分たちのスペースで楽しむ事もできます。
もう一つのおすすめのアクティビティとして、パドルボードがあります。ボードに立って、または座ってパドリングします。座っている時と立っている時では、周りの風景が違って見えるので試してみてください。
そして、リゾートにはスパもあります。バックマッサージ、ダイビング後に筋肉をほぐすディープ・ティシューマッサージ、ボディスクラブ、ペディキュア、マニキュア、フェイシャルなどメニューも豊富で、経験豊富なスタッフがお客様の要望に応じて対応いたします。
ダイビングの資格を持っていなくても、スノーケルを付けて泳ぎに行くだけでWakatobiの美しいサンゴ礁を十分堪能することができます。
スノーケリングの最大の魅力は、スキューバダイビングの講習や器材なしで、リラックスした状態で海の中を観察できることでしょう。最小限の労力でできるので、年齢に関係なく楽しめるのも利点のひとつです。
Wakatobiでは、スノーケルのガイドがゆっくり丁寧に説明を行いますので、初心者の方でも安心して参加することができます。
一日が終わろうとしています。太陽は水平線に沈みはじめると、壮観な夕日が現れます。
バンガローやヴィラから美しい夕日を眺めるのも良いし、ジェティーバーやロングハウスで仲間と冷たいビールを飲みながら、鮮やかな赤からオレンジ色、ピンクそして紫と刻々と色を変える素晴らしい眺めをお楽しみください!