リレーブログ第五弾 ★シガテラ毒って???★
2016年5月3日(火)
今はG.W真っ只中、国内外問わず旅行中の方が沢山いらっしゃると思います。楽しんでいますか?
さて、今回はこれまでの4回と同じくエリア紹介とはちょっと趣向を変えまして、
時事ネタと海を絡めてみました♪
先月、東京都の築地市場で食中毒を引き起こす恐れのあるバラハタが誤って販売されて
ニュースになりましたね。その原因となるのが「シガテラ毒」です。
シガテラ毒・・・・たくさんのダイバー愛用される「海水魚」の解説にもところどころ出てきますが
一体どんな毒なんでしょう?
厚生労働省のホームページによりますと症状は、
消化器系症状: 下痢、吐気、嘔吐、腹痛など。
神経系症状: 徐脈(脈拍が1分あたり60回以下)、血圧低下など。
神経症状: 温度感覚異常、関節痛、筋肉痛、掻痒、しびれなど。
と書いてあります。
特に温度感覚異常はドライアイスセンセーションと呼ばれ、
冷たいものに触れた時に電気刺激のような痛みを感じたり、
冷水を口に含んだ時にサイダーを飲んだような「ピリピリ感」を感じたりするそうです。
怖いですね~。
さて、どんな魚がこの毒をもっているのでしょうか。
これまた厚生労働省のホームページでは「400種以上の魚が毒化する可能性」とあります!
主に南方系の魚に多いようです。
まずはニュースのバラハタ
他のハタの仲間も。
マダラハタ

アカマダラハタ

アオノメハタ

そしてフエダイの仲間。
バラフエダイ

イッテンフエダイ

イトヒキフエダイ

そしてウツボも。
ドクウツボ

どれも海外でダイビングをしたことある方なら一度は目にしたことある魚だと思います。
でも、シガテラ毒をもつと言われている中でダイバーに最もメジャーな魚はこれでしょう。
オニカマス(バラクーダ)

日本ではオニカマスは50年以上も前から食用禁止魚に指定されて、
「毒カマス」とも呼ばれているそうです。
普通のカマスはスーパーで売られていますし美味しいのに。。。。
一説にはギンガメアジやカスミアジなどのアジの仲間も
シガテラ毒を持っている可能性があるそうです。
そもそも、なぜ400種類以上の魚がこの毒を持っている可能性があるのでしょうか??
内閣府の食品安全委員会によりますと、
「シガテラは、藻類である渦鞭毛藻(うずべんもうそう)が産生するシガトキシン及び
その類縁化合物が蓄積した魚類を摂食することによって起こる食中毒」とあります。
要するに、シガテラ毒を持つ藻を食べたプランクトンを小魚が食べ、
その小魚を大きい魚が食べ、そしてその魚をさらに大きい魚が食べる自然界の法則「食物連鎖」により、
どんどん蓄積して毒素が濃くなっていくそうです。
これを生物濃縮というそうです!初めて知りました!!
但し、あくまで、「シガテラ毒を持っている可能性がある」、です。
その魚の育った環境や個体の大きさによって無毒な場合もあります。
でも、油断は禁物ですね。
この話題を取り上げるきっかけとなったニュースの内容では、
スジアラと誤って販売されたみたいですね。
スジアラ

見分けるポイントはヒレの先が黄色味がかってて、
尾ビレが三日月型なのがバラハタだそうですよ。
スジアラは高級魚で美味しいそうですよ。
いや~、書いてて勉強になりました。
シガテラ毒に限らず、皆さんは体調を崩すことなく海外旅行とダイビングを楽しんでくださいね~。