2019年12月6日〜 ソコロツアー
2019年12月18日(水)
太平洋を越え、メキシコの孤島群ソコロ諸島へ行ってきました。
そこには、我々の期待以上の壮大な海が待っていたのでした、、、、!
今回は私よりもメキシコ慣れしたお客様たち総勢20名とのクルーズ船チャーターです。
成田空港からメキシコシティまで約12時間、
国内線でカボサンルーカスへ移動し1泊しました。
乗船前からメキシコ料理ざんまい。
翌朝港へ移動し、
「ロシオ・デ・マール号」に乗船、
ここからソコロ諸島まで約24時間の航海です。
幸い今回は海況に恵まれ、ほとんど揺れることなく移動することができました。
ビール、ワイン、テキーラが無料で有難い。
丸1日かけて到着した最初の島は、
「サンベネディクト島」です。
ここは人の住めない火山島。
大航海時代、この岩肌に何度も取り付こうと試み、波に跳ね返され、やっと上陸したものの草木は無く人の住むことのできない島であった、と記されています。
まずは2日間、この島周りでのダイビングです。
ここのオニイトマキエイたちは、ダイバーの吐く泡をお腹に当てて虫落としのようなことをしているようです。
他ではマンタに着かないような種類の魚たちが同行しています。
巨大なオニイトマキエイや、その真っ黒な個体、イルカの群れ、大型のガラパカゴスシャークなど、ソコロに来たのだと実感させられる水中です。
サンベネディクト島での2日間のダイビングを終え、ここから4時間ほどかけてソコロ島に移動します。
ソコロ島は、メキシコの軍事基地のある有人島でもあり、ここもまた活火山の島でもあります。
ソコロ諸島に憧れたアメリカ海兵が最初の上陸者でした。
彼は1人、ソコロ島を駆け回り、やがてその深いジャングルに入り込み、最後には気が狂ってしまった、と記されています。
遺産登録の碑が水中20mにありました。
ソコロで3本潜ったあとは、約8時間かけて、
ロカパルディタ島に移動します。
まさに絶海の孤島、というか水深70mからそびえ立つ細長い岩がそのまま水面に飛び出しています。
ここに海鳥以外に住むことはかなわないでしょう。
水中もまさに切り立ち、そびえ立った岩です。
ハンマーヘッドシャークの群れやアジたちの巨大な群れも圧巻ですが、
何より我々が目を引かれたのは、大型のキハダマグロたちです。
ソコロ諸島は遺産登録されているため全面的に禁漁ということもあり、
とにかくどこも魚影が濃く、魚たちも悠々とダイバーの間を通り抜けます。
島で2日間潜り、最終日のダイビングは、
サンベネディクト島で4本です。
ここのハンマーはでかいのです、、、!
この日の1本目で、ついにハンマーヘッドシャークの群れが触れるほどの距離に現れました。
1個体が太くて大きい。
ガイドたちも、
サンベネディクトでこんな群れに会うなんて初めて!
と、あがった後も大興奮。
この日は4本目までハンマーヘッドシャークの群れを見ることができました。
バーバーフィッシュ
固有種たちも
ガラパゴスシャーク
ダイビング6日目は4本潜り、器材を片付けながら陸を目指します。
ここからも24時間かけて大陸を目指します。
ビール、ワイン、テキーラが無料で有難い。
朝食後に下船し、
サントドスという街に寄りました。
ここは、かのホテルカリフォルニアのある街です。
マルガリータを飲みながら久々にスマートフォンが電波を拾い、現実に戻されつつも、
外に広がる雄大なメキシコと、カメラに残るソコロの海の思い出にしばし想いを馳せるのでした。
ご参加いただいた皆様、今回もありがとうございました。
記念ダイブの皆様、おめでとうございました。
今回は特に激しい流れも、冷たい海流も、大きな揺れもなく、絶海の孤島群というより「南国メキシコ」の海を楽しむことができました。
Wifi環境などは潔いほど全くつながりませんが、この海で働くガイドたちがこの海から離れたくないという気持ちがよくわかりました。
毎航海、予想以上の事が起こるのだそうです。
港に着いた途端、もう1航海乗りたいと心から思っていました。
また必ず訪れたい海です。
また面白い企画を発信してまいりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
ワールドツアープランナーズ 的場