2004年 最新情報

2004年7月5日(月)

6月28日~7月5日 スペシャルクルーズレポート(ガイドのカズさんより)
6月29日から始まったサファリクルーズは、天候に恵まれ、素晴らしいダイビングクルーズとなりました。今回は1グループ4名で御参加頂き、アットホームなサファリとなり、ボート上の和やかなムードは紅海の女性的な雰囲気ととてもマッチしていました。

初日はチェックダイブの後、すぐにラスモハメド国立公園へ移動し、ラスガズラニ、シャークリーフでのダイビングです。ラスガズラニでは、日本庭園のようなサンゴ礁をのんびりとドリフトダイビングしながら、紅海の代名詞と言われているナポレオンの親子や固有種で有名なアラビアンエンゼルフィシュ、レモンコーラルゴビーなどじっくり観察することができました。



2日目は、ラスモハメド国立公園を越えて、世界的に有名なイギリス沈船Thistlegormで朝のお目覚めダイビングをしました。この日は水面のコンディションは、普通だったのですが、透明度がいつもとは全く違いました。船上からレックが確認できるほどの透視度は本当に久しぶりです。人気のスポットだけにこの日は、他のサファリボートもすでに来ていましたが、エントリーの時間をずらして、最高のポイントを5人の日本人ダイバーで独占できました。ここでは、紅海の固有種、レッドシーバナーフィッシュの大きな群やバラクーダ、タカサゴを追いかけまわすカスミアジの大きな編隊が、とても印象的でした。また、Thistlegormにしかいないアラビアンスモークフィッシュの姿を見れたのは、驚きです。

2本目はShag rock という大きなリーフの周りをドリフトダイビングです。このリーフには座礁船が1隻あり、その周りを大きなテーブルコーラルがぎっしりと敷き詰められているポイントです。ハギの固有種、ソハールサージョンフィッシュがその座礁船を縄張りにしており、手を添えると”俺の縄張りに入ってくるな!”とばかりに両手の間を8の字を描きながら、威嚇してきます。かわいいですよ。

3本目にラスモハメド国立公園内のSmall Crackでダイビングの後、翌日に備えてじっくり休養しました。途中、入り江の中に迷い込んだ1匹のバンドウイルカに会うことができ、ひょっとしたら一緒にダイビングできるかなと思っていたのですが、他のダイビングボートについていってしまいました。残念。次回に期待です。

3日目は、メインスポット、シャークリーフでのドリフトダイビングです。朝の2本を同じ場所で潜りました。圧巻!!!すごすぎです!!特に2本目のシャークリーフは大興奮でした。アネモネシティからドリフトでシャークリーフまでたどり着くと、遠めに大きな黒い塊が!リーフかなと思っていると実はバラフエダイの巨大な大群でした。単体も大きいので大迫力です。ダイバーを見失いました。(笑)前が見えないくらいです。しばらく一緒に泳いだ後、すぐ後ろには、ナンヨウツバメウオの大きな群が続いて登場です。海の青さと魚の黄色いひれと銀色の体色のコントラストがとても綺麗です。さあ、次はなんだ??と待ち構えると、でたのは大きなバラクーダの群、群、群。紅海の最大深度30mをちょっと?越えたところで出て来たのは、巨大なバラクーダの群でした。魚に巻かれながら、夢中でシャッターを切るダイバーのみなさんの興奮をさらに駆り立てるようにバラクーダの奥からは、2mはありそうな大きくて丸々太ったブラックチップオーシャニックが突然現れました。どす黒い体色とその体形は惚れ惚れするくらい格好いいですよ。バラクーダの体にサメの歯形がついているのが気になって、間違って噛まれないうちに、リーフに戻ってきました。(笑)そして、ダイビングの終わりには、紅海の期間限定品、固有種マスクトパファーの群です。黒点フグに似ているこのフグは7月のこの期間に繁殖のため、群を作ります。今回は45匹!?の大群でした。とてもかわいらしかったです。

3本目からは場所をティランに移し、4日目はティランエリアでダイビングです。キンギョハナダイと固有種の種類が豊富なジャクソンリーフ、ゴードンリーフでのんびり魚たちに癒されながら、フィッシュウオッチングダイビングをしました。特に、もう一つの人気種、ピカソトリガーフィッシュをじっくり観察できました。

総して今回のクルーズ流れがとても強かったです。また、期間中も日に日に気温があがっているのを感じました。これからまだまだ夏本番に向かって、紅海の海の中は活発になっていきます。どうぞお見逃しなく。

最後に今回、御参加頂いた、渡辺さん、前田さん、秋山さん、松永さん本当に暑い中、お疲れ様でした。お体にお気をつけて、いつまでもダイビングを続けて下さい。
紅海でいつまでもお待ちしております。有り難うございました。

5月14日付け 
ゴールデンウイーク中に乗船された武田史人様からの最新映像








3月25日付け 
気温26℃・水温22℃

相変わらず、強い北風が吹き荒れていますが、気温が、日に日に上がり始めています。
ハムシーン(50日強い風が吹く・・・という意味)も 何回目がやってきた事になるのか、といってもカイロなどのそれに比べると紅海沿岸のシャルムのこの時期は「ちょっと鼻が埃っぽいぞ」ぐらい、なんせ海の上での生活が多いものでして・・・。

この3月下旬になりますと、我々は、サファリクルーズが非常に恋しくなります。
1月から3月までは、我々は、日本のお客様へのサファリクルーズの販売をひかえております。この時期は、天候が安定せず、北風の強い日が続き、本当の紅海の素晴らしさを皆様にご案内できないからです。しかし、来月の下旬からは、日本の皆様に向けたサファリが解禁します。(まってました!!)

ということで、我々サファリクルーズ専用ガイド(メインガイド岡田)は、船の、救急箱、そして、クルーズ専用の、全ての器材の点検をはじめてます。更に、来週からは、イギリス人サファリクルーズを担当し、皆様に、この素晴らしい海を、隅々までご案内したく調査、研究してまいります。

4月下旬のサファリクルーズは、まだスペースがございます。ぜひ、お越しくださいませ。

以上、紅海(シャルム・エル・シェイク)からの報告でした。



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