2月23日~ ガーフ南下コース
2013年3月4日(月)
ガーフへ向けて、さあ出発!今週の気になるログはこちら↓
2月24日 晴れ
朝6時、首都マーレーを出発、南マーレ環礁で1本目のダイビングです。
1本目 KUDA GIRI クダ・ギリ 南マーレ環礁
透明度:25m 流れ:スロー 西
見られた生物:オキゴンベ・ロウニンアジ・クマササハナムロ・モルディブアネモネフィッシュ・イソマグロ・サドルバックバタフライフィッシュ
ここからフェリドゥ環礁へ移動です。どんどん、南下していきます。
2本目 KUNAVASHI KANDO クナヴァシ・カンドゥ フェリドゥー環礁
透明度:20m 流れ:スロー イン
コーナーにあるコーラルブロック、キンギョハナダイがソフトコーラルにキレイに群れています。
深いほうには、マダラエイやバラフエダイのすごい数の群れ。
チャネルの中はギンガメアジの群れ。
モブラやマダラトビエイが中層を通過しました。
3本目 VATTARU KANDU ヴァッタル・カンドゥ フェリドゥー環礁
透明度:30m 流れ:ストロング 東
コーナー付近は相当な流れでした。
外壁沿いを長く使ってドリフトダイビングです。
タイマイやハダカハオコゼ、オーバーハングに群れるクマササハナムロにアタックするカスミアジなどが見られました。
夜はVATTARU ISLAND付近に停泊です。
photo: MS HIROKO SAI
2月25日 晴れ
朝から一時間ほど船を動かしてミーム環礁へ移動します。
1本目 MULHAKU KANDU ムラク・カンドゥ ミーム環礁
透明度:20m 流れ:ミディアム アウト
ギンガメアジが深いところ、浅いところにたくさん群れていました。
水深15~30mにあるたくさんのオーバーハングの中もソフトコーラルがとってもキレイです。
王道コースではあまり見かけないマルコバン、毎ダイブよく見かけます。
リーフトップはサンゴがとってもキレイなポイントでした。
さらにミーム環礁内を南下していきます。
2本目 MULIE KANDU ムリ・カンドゥ ミーム環礁
透明度:40m 流れ:スロー イン
ミーム環礁の人気ポイントです。
ものすごい魚影でした。
ギンガメアジ・マダラタルミ・ツムブリ・ツバメウオなどの群れが中層を埋め尽くします。
その中をグレイリーフシャーク・マダラトビエイ・ロウニンアジ・グレートバラクーダ・ナポレオンフィッシュなどが悠然ととおりすぎます。
水深30m付近のコーラルブロックには、ムスジコショウダイとムレハタタテダイの群れがびっしり。
水深10mリーフトップは見渡すかぎりのコラーレバタフライフィッシュ・ヒメフエダイ・ムスジコショウダイ・・・。
どこを見ても魚・魚・魚のポイントでした。
ここから3時間半かけて、ター環礁へ移動します。
3本目 DHIFFUSHI KANDU ディッフシ・カンドゥ ター環礁
透明度:25-30m 流れ:スロー プラス イン
流れはいいかんじだったものの、あまり見物はなく・・・。
外壁沿いのリーフトップはサンゴがとてもキレイで、固有種のチョウチョウウオたちやインディアンバナーが群れていたり、華やかでした。
夜はKALHUFAHAFUSHI付近に停泊です。
このあたりはジンベイがやってくる可能性があるエリアということで、後部デッキに巨大なライトを設置して、ジンベイの餌となるプランクトンをおびき寄せます。
いいかんじにライトに大量のプランクトンが集まってきていますが、なかなか現れないジンベイ。
夜11時半をまわったところでした。
そとがざわざわしはじめます。
ジンベイが通ったとのこと!
あわてて外に出ますが、出たときにはすでにジンベイは通り過ぎてしまったあとだったようです、残念。
しばらく待ちますがその後もなかなか現れないジンベイ。
朝4時過ぎでした、再び外がざわざわします。
起きていたのはほんの数人の方。
ちらっとだけジンベイを見れたようです。
しかし、またもガバガバと捕食を始めることはなく、ジンベイは過ぎ去っていきました。。。
photo: MS HIROKO SAI
2月26日 晴れ
1本目 GURAIDHOO KANDU グライドゥ・カンドゥ ター環礁
透明度:30-40m 流れ:スロー プラス イン
ここはハンマーが出る場所ということで、
ハンマーヘッドシャークを狙ってコーナーの沖をブルーウォーターダイビングです。
ダイビング開始10分でした、ゆっくりと泳ぐ大きなハンマーの影が水深35mに現れます。
そして、再びその5分後でした、また別のハンマーが。
透明度も良かったので、はっきりと見ることができました。
さすが、南の海は違う・・・。
ここからまた2時間半かけて、ラーム環礁へ移動します。
2本目 ISDHOO MULI イスドゥ・ムリ ラーム環礁
透明度:25-30m 流れ:スロー イン
MULIとは、「突き出した部分」という意味。
モルディブで最も東側に位置するポイントのひとつです。
そのため潮あたりがいい。
大きな大きなコーナーの一角を流れに乗ってドリフトダイビングしていきます。
潮が一番当たっているコーナーに近づくにつれ、どんどん魚影が濃くなっていきます。
イソマグロもロウニンアジも、北の海と比べてとにかく大きい!!
パラパラ、沖からあがってくるギンガメアジが増えてきたな~と思ったら!
リーフトップ、水深10mないところ、波打ち際の下に無限のギンガメアジが~!!
進んでも進んでもその群れは途絶えることなく・・・。
ときどき深場からあがってくる群れと合わさってすごいことになっています・・・。
もうわけがわからないくらいのギンガメギンガメ・・・。
そして、エキジット直後、30~40頭のイルカの群れが!
これから向かうガーフ環礁へも期待が膨らみます・・・。
3本目 FUSHI KANDU フシ・カンドゥ ラーム環礁
透明度:25-30m 流れ:ミディアム プラス イン
広いコーナー、23~25m付近を、とにかくたくさんのグレイリーフシャークが行きかいます。
中層でクリーニングされている個体は目と鼻の先まで近寄ることができ
その大きさにもびっくり、大迫力。
バラクーダ・ギンガメアジ・ホウセキキントキもとにかくすごい数の群れです。
最後は水深10mほどの浅いチャネルの中を心地よく流されていきます。
4本目(エキストラダイブ) OLHUVELI GIRI オルヴェリ・ギリ ラーム環礁
透明度:25-30m 流れ:スロー 西
サンセットに近い時間です。
久々にまったりなダイビングです。
真っ白な砂地をスパゲティーガーデンイールやハゼたちを探しながらゆっくりと進んでいきます。
見られた魚:メアジ・スカシテンジクダイ・ハダカハオコゼ・イソマグロ
夜12時から船を動かし、いよいよガーフ環礁へ向けて出発です。
大きく揺れることもなく、早朝5時、無事ガーフ環礁へ到着することができました。
photo: MS HIROKO SAI
2月27日 晴れ
いよいよガーフ環礁でのダイビングです。
1本目 MATTU THIRA マットゥ・ティラ ガーフ環礁
透明度:20m 流れ:スロー 北東
東側の外洋に面するコーナーやチャネルはすべて波が高かったため、
環礁の内側にある隠れ根でのダイビングです。
根の南側から西側にかけて、すごくキレイなサンゴが群生しています。
そこに群れるエヴァンスアンティアスやスレッドフィンバスレットなど
インド洋固有のハナダイたち。
水深15~20mには大きなウミウチワがたくさん群生していて、
そこへスカシテンジクダイやキンメモドキなどがたまります。
2本目 KOODDOO CORNER クッドゥー・コーナー ガーフ環礁
透明度:40m 流れ:スロー プラス イン
VILIGILI島とKOODDOO島、大きな二つの島にはさまれたVILIGILI KANDUのコーナーです。
50匹ほどのグレイリーフシャークが目の前を飛び交います。
サメに混じってマダラトビエイや大きなオニカマスも。
リーフを覆い尽くすのはヨスジフエダイとヒメフエダイの群れ。前も後ろも360度魚です。
水深13~16mの浅いチャネルをゆっくり流していくと、、4~5匹ほどのアオウミガメも見ることができました。
3本目 VILIGILI CORNER ヴィリギリ・コーナー ガーフ環礁
透明度:30-40m 流れ:スロー プラス イン
2本目と同じくVILIGILI KANDO、KOODDOO CORNERの向かい側のコーナーです。
外壁からエントリー、ゆっくりコーナーへ向かいます。
コーナーへ近づくにつれてどんどん増えていく、このチャネルの名物グレイリーフシャーク。
一番多いところでは100匹近くの群れを見ることができました。
また、水深25mには、ぎっしりとホウセキキントキが群れています。
その他ブラックフィンバラクーダ・タイマイ・ナポレオンフィッシュなど・・・。
2月28日 晴れ
1本目 KOMAS GIRI コマス・ギリ ガーフ環礁
透明度:20-30m 流れ:スロー 西
小さな隠れ根です。
南から西側にかけてサンゴがとってもキレイに群生しています。
そこへキビナゴやスカシテンジクダイ、キンメモドキなどがキラキラと群れ、
その群れにスマガツオのアタック!
カツオに追われて群れが次々と形を変えながら動きます。
また、水深15~20mに群生する大きなテーブルサンゴやエダサンゴを覆うヨスジフエダイやヒメフエダイ。
小さな根にこれでもかというくらいの魚の数でした。
2本目 KOODDOO KANDU クッドゥ・カンドゥ ガーフ環礁
透明度:50m 流れ:スロー イン
ポイントに到着したときに水面にたくさんのイルカがいました。
エントリー後、ずっと聞こえるイルカの声。
その声が、時々すごく近くなったりします。
会えるのではないかとキョロキョロしましたが、残念ながら最後まで会えず。
コーナーから向かいのコーナーに向かって、どんどん泳いでいきます。
マダラトビエイやオオメカマスの群れ、大きなイソマグロやグレイリーフシャークなどを見ながら
最後はチャネルの中を流されていきます。
安全停止に入ろうとしたそのとき、水底にレオパードシャークが寝ていました。
photo: MS MASAKO KITAGAWA
photo:MS MASAKO KITGAWA
3本目 VILIGILI CORNER ヴィリギリ・コーナー ガーフ環礁
透明度:15m 流れ:スロー プラス 南東
最後のダイブは前日大当たりしたVILIGILI CORNERで。
このダイブもやはりすごいサメ・サメ・サメ!
見渡すかぎりに続くサメリバーでした。
ダイビング終了後、停泊地の目の前にあった無人島に散歩へでかけます。
そして、夜は再び後部デッキにライトを設置。
今日こそは・・・ちゃんと見られるかな?!ジンベイ・・・。
夜中の2時でした、「ジンベイ~」の声で目が覚めました。
急いで後部デッキへ向かいます。
すると、大きな口をあけてライトの下でジンベイがガバガバ捕食をしています。
最後の最後にビッグなサプライズでした。
皆様、お疲れ様でした。
アイランドサファリ・栗原 由梨恵