2009年3月1日~5日 

2009年3月5日(木)

3/1/09 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Maagiri Rock 晴 28℃

エントリーに少し時間が掛かり、潜り始めるともう砂地。砂地から突き出した岩場が下に見えている。モブラが一枚通過して行く。岩場は捨てて、ガーデンイールを突っ切りメインロックにまっすぐ向かう。今日もヨスジフエダイの群はロックの上で綺麗に固まっている。モルディブ人ガイドのイッベイがなんか教えてくれた。何だろうと近づくとクマドリを掃除するベンテンコモンエビがいた。今日のマッコスカーズラスは大きく激しく長くディスプレイをし続けてくれてじっくり見る事ができた。上がり際マンタかと思ったらまたモブラが正面からやって来た。


位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Kuda Giri 晴 28℃

沈船はいつもの沈船だった。いつものヨゴレダルマハゼを見ようかなと甲板に目を落とすとインディアンバガボンドがいた。でも、みんなの反応は薄め。やっぱりチョウチョウウオだからかな。根に戻ってゆっくり壁沿いに進んで行く。スカシテンジクダイの住処に行くと岩の下の隙間でユカタハタがベンテンコモンエビに掃除してもらっている。しかもゆっくりノンビリ逃げずにいてくれてノンビリ見る事ができた。上にたまったハナタカサゴを見ていると、もっと上、スノーケリングでいいんじゃないって深度にカスミアジが隊列組んで泳いでいた。何故かちょっと小振りなロウニンアジも1匹混じっていた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 GuraidhooCorner 晴 28℃

海面が増水した川の様にジャバジャバいっている。流れが速いチャネルを通過してドーニはエントリー場所に向かう。外洋側でエントリーするとブルーの水とキラキラ光るクマザサハナムロたちに囲まれてさわやか気分。ロウニンアジがゆっくり回遊して行く。コーナーのリーフに取り付くとカスミアジの群とギンガメの群がゆったり泳いでいる。ホワイトチップが6匹ウロウロ泳ぎ回っている。大きなナポレオンが深い方からドンドン接近して来る。何故か並んで一緒に沖を見ている。リーフ沿いに壁を登って行くと遠くでイソマグロとロウニンアジが海面から飛び出す勢いで魚に襲いかかった。下から何匹かのグレーリーフも急上昇して行くのが見えた。けど、遠かった。

3/2/09 第2日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagali Corner 晴 28℃

今日もエントリーしてすぐに大量のムレハタタテダイに囲まれる。普通に見る事のできる魚だけどこれほど群れている所はなかなか無いだろう。砂地を降りて行くと微かにマダラトビエイが見えた。距離をつめようと泳いでみたけど逃げ足は早くどこかへ消えて行ってしまった。入り江の外の流れに乗りドリフト開始。大きなナポレオンのシルエットが見える。シルエットだけ。小さいホワイトチップが下の方に見える。なんかパッとしないまま時間切れ。

ジンベエサーチその1

何にも無い外洋を越えてアリ環礁への長旅。早めのランチを食べてやっと最南端部のジンベエサーチポイントに辿り着く。回りにはリゾートのドーにしかない。天気もよくて波も無い。探し始めて30分、意外に早くも1匹発見。ダッシュで泳いでジンベエに追いつく。7mくらいの大きめのジンベエ。すでに沖の深場に向かい始めている。何人か泳いで来ているけどこれは残念ながら間に合わない。更に探す。次を探す。さっきすれ違ったドーニか人が飛び込んでいるのが遠くに見えた。どうやら向こうに上がったジンベエがいたらしい。ちょっと遠過ぎる。もうそろそろ潜り頃と思っている所でヨットの後ろにジンベエ発見。ヨットからは人が飛び込み始めている。みんなジャンプ。6mくらいのジンベエはゆるゆると泳ぎ、静かに沖に消えて行く。ドーニに拾ってもらうと向こうにジンベエがいるって話です。ドーニが2隻、バラバラに止まっている。どっちもスノーケリングしている。急いで準備して急行したけどどっちのジンベエにも間に合わなかった。でも、3匹同時に上がってたって事だから、今日はラッキーだね。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigiri Out 晴 28℃

ジンベエがたくさん出ている今のうちに潜ろうとみんなドーニに乗ってダイビングの支度に掛かっているとクルーがもうジンベエ見つけちゃった。急いで支度、急いで急行。サーチの時並んでいたヨットがやって来る。ヨットからスノーケラーが飛び込み始める。まずい、もう待てない。準備ので来ているチームからジャンプ。さっきの6mジンベエが水深5m程の所を目の前に向かってやって来る。みんな早く潜降してよ。たくさんのスノーケラーとダイバーに囲まれてぐるりぐるりと大きく2回転。スピード上げて沖に向かい始めるジンベエ。追跡虚しく深場に消えて行く。

ジンベエサーチその2

ボートに戻って早速2階の屋根から影探し。まだ、ジンベエラッシュは続いている。それ程時間が掛からずジンベエ発見。チャネルからダイバーを乗せたドーニが出て来るのが見える。ドーニは気付かず素通りして行く。ボートを寄せようとしているとドーニが急旋回で戻って来てしまった。ばれた。横取りされて先取りされてあったまくるなと思いつつダメもとでジャンプ。ダイバーから逃げ始めたジンベエを目撃できたのは一人くらい。深場に見えるシルエットをしつこく追跡していると視界に飛び込んで来たのはモブラの群。10まで数えて諦めた。40とでも50とでも言えるよ。群の固まり方が、密度が高過ぎて数が多過ぎて数えられない。

最後に見つかったのはきっと先週もいた4mくらいの小振りなジンベエ。流石に泳ぎ疲れたのだろう、飛び込んだのは6~7人少人数でじっくり見れた。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Corner 晴 28℃

弱い流れの中ゆっくり泳いで行く。ヨスジフエダイの群を通り過ぎコーナー廻って外海に。のんびり過ぎて、何も出なくて、出て来る物はあくびだけなんて思っていたら前からモブラが激しく泳いで来る。3、4枚づつ固まってやって来る。なんかでかいモブラがと思ったら、マンタが2枚混じっていた。通過して行くのかと思ったら目の前で激しく立て回転行ったり戻ったりを繰り返す。食事中でもないのに変な動きのマンタでした。さっきのジンベエは浅瀬で出ていたので最後は浅い棚の上に入ってみる。マダラトビエイが泳いで行く。モンツキカエルウオが首を振っている。ゼブラハゼも久しぶりに見る事ができた。

3/3/09 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 BoduFinolhuThila 晴 28℃

やや濁り気味、7時台の弱い日差しも届きにくい暗い深場。マダラトビエイが1枚泳いでいる。ゆっくり沖に向かうトビエイを目で追っていると別の2匹と合流。3枚並んで泳ぎ去って行く。根の上から深場に続く斜面を見下ろしていると巨大なマダラエイがこちらに向かってやって来た。続いて今度は流れの下手からモブラが1枚真上を通過。深場に別れを告げてリーフ斜面を上がって行く。棚上ではユニコーンフィッシュが大きな群を作っていた。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Rangali Madivaru 晴 28℃

昨夜突然西風に変わり心配していたけど結局影響は出なかったのか、予定通りのアウトカレント。チャネルの壁沿いを降りて行くと巨大なマンタが素通りして行く。オーバーハングの天井をインディアンバタフライのカップルが泳ぎ回っている。遠くから見ると水が黄色く見える程のヨスジフエダイの大きな群が斜面を覆い尽くしている。リーフの上でマンタが1枚クリーニング中。余り落ち着き無くしばらくするとサヨナラ。流れに乗って更に進んで行くと又クリーニング中のマンタに出会う。今度のマンタは逃げる気配なかったけど、カメラ持った1人のゲストの寄り過ぎで頭鰭をクルッと巻いてしまう。これは悪い兆候。クリーニングするベラも隠れちゃうし、これはヤバい。後ろからフィン引っ張って連れ戻したけどすでに時遅く、マンタは去ってしまった。最後に2枚のマンタが根沿いにゆったり泳いでくれて上がり際までマンタ姿を拝めました。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Reethi Thila 晴 28℃

南東からちょっと強めの流れが当っている。流されながら潜降して行くとクマザサハナムロもイエローバックフュージュラーもビュービュー泳ぎまくってイソマグロもバーバー泳ぎまくっている。砂地のホワイトチップを見下ろしながら流されて、ウミウチワを見ながら流されて、オーバーハングの中に隠れて一休み。中層を進んで行くと下にブラックフィンバラクーダがグルグル廻っているのが見えた。いつものように最後はキレイなテーブル珊瑚をじっくりゆっくり眺めてダイビング終了。

3/4/09 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Panettone 晴 28℃

今日も晴れ、ここん所ズーッと晴れ。風は西からに変わったけど晴。流れは早いアウトカレント。チャネルのドリフトは避けて外壁のマンタエリアのみ攻めてみる。流れに乗りながら斜面沿いに降りて行きソフトコーラルとハナダイの住むカラフルな岩場を曲がって行くと外壁に辿り着く。モブラが1枚急ぎ気味に泳いで行く。なかなかマンタが出て来なかったけど外壁沿いに泳いで行くと1枚優雅に泳いで行った。壁の下から今度は大きなマダラエイが登場。マダラトビエイもピューと泳いで行く。1ダイブで4種のエイが見られてこれって結構珍しいかもと喜ぶ。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中東部 Fish Head 晴 28℃

毎週来ているけど今日のフィッシュヘッドは水が超ブルー。イエローバックの群の黄色が眩しい程あざやかに見える。ロウニンアジやイソマグロ達はフュージュラーを狙って激しく泳ぎ回る。カスミアジもたくさん群れてフュージュラーの後ろを付けねらっている。深めから段々深度を上げながら根を1周。おかしい、ナポレオンが出て来ない。更に浅くしてキャニオンになっている所へ入って行くと小ナポがベラのクリーニングを受けていた。仕方ない、これもナポレオンだと囲んで見ていると向かい側にいるゲストの後ろから大ナポが忍び寄っている。先週はこのままゲストのフィンがナポレオンに当って逃がしちゃったんだよね。何度も見ろ、振り向けって合図をするのに気が付かないゲスト。まさか今週も蹴られるのかと焦ったけど、そんな事は無くうまく回り込んだナポレオンはみんなの真ん中に登場。自分の位置決めまでできている。賢い子だ。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 28℃

何隻ものドーニがすでにダイバーを降ろしていた。僕らが入る頃には残り1隻になっていたけどきっとすごい数のダイバーが通り過ぎた後なんだろう。潮当たりはいい感じなのにホワイトチップが2匹。グレーリーフは遠くに3回見えただけ。イソマグロもロウニンアジも控えめに遠くを泳いで行く。ドラキュラリクエストに応えて砂地でハゼ観察。チャネルを流し始めるとギンガメが長い行列のように群れていた。

3/5/09 第5日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴 28℃

ここ何週か不調のハンマー探し。今日は日の出直後狙いで5:55集合。潜行開始から4分目。グルリと横から後ろと見回して行く。右に並んだ的場君の動きが止まる。真っ正面を見てみると巨大なハンマーヘッドと普通のハンマーヘッドが2匹並んで泳いで来る。カンカンとタンクを鳴らす。後で聞いたら同じ高さで真っ正面過ぎてエイかもって思っていたらしい。2匹のハンマーはゆっくり他のチームの前を横切るように右に右に泳いで行く。いきなりのハンマー登場に盛り上がる。息が切れる。チームごとに編隊組み直して泳ぎ始めると今度は真後ろからハンマー登場、カンカン。続いて6匹の群で登場。カンカン。又後ろ、カンカン。前から1ぴき、もう2匹。ハンマー大安売り。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 BoduHithi Thila 晴 28℃

強い流れのトップリーフを流されながら潜降して行く。なんとか棚上でみんな潜降を終えて流されながら斜面へ出て行く。2匹ナポレオンが泳いで行く。斜面を降りて緩く北から流れるオーシャンカレントに乗る。ホワイトチップが砂地に寝ている。トールフィンシュリンプゴビー発見。イソマグロが2本こっちにビューと向かって来る。やっと登場マンタが一枚、スーッと泳いで行く。これで終るとしけた感じだな。ヨスジの群を見ていると、又1枚スー。クリーニングは今日は無いのかな。更に前進、マンタが向かって来た。1枚、2枚、3枚、6枚マンタの大行列。1直線に並んだマンタは全部で10枚。大迫力。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Rasfari Out 晴 28℃

今日は4本目が有るので浅めキープで斜面沿いをノンビリ泳いでみる。エヴァンズアンティアスの群、ヨスジフエダイの群。砂地を見下ろすとホワイトチップが寝ている。岩陰にアデヤッコがクリーニングされているのを見つける。アデヤッコ指したの初めてかも。少し下の斜面の途中にマダラエイが寝ている。猛烈に寄ったカメラマンにヒレをビラビラさせて威嚇しているのかな。刺されないといいな。棚上の砂地に行くとドラキュラシュリンプゴビーが2カップル見つかった。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Mas Thila 晴 28℃

珊瑚が段々畑のように広がる斜面。ノンビリと癒しのダイビング。タイマイが上を泳いで行く。珊瑚の隙間にはミスジチョウチョウウオの幼魚が隠れている。コマチコシオリエビがウミシダの根っこで暮らしている。こんな綺麗な珊瑚の根は大事にとっておきたいモンだ。なんて考えていると黄色いペアが泳いで行く。イエローバタフライのペアだ。こっちを意識しているのかなかなか近寄れない。大きく回り込んでゲストと挟む形になんとか持って行けた。

石渡 隆之
Island Safari1


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