2009年3月8日~12日

2009年3月12日(木)

3/8/09 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Maagiri Rock くもり 28℃

早朝から雲が多くドーニの出発に合わせるかのように小雨がパラパラ降り出す。久しぶりの雨だったけどポイントに着く前には降り止んでくれた。砂の斜面を降りて岩場に向かうとまだ降りる途中のチームからカンカンとタンクの音。

こっちからは見えないけれどモブラが浅瀬を泳いでいるようだ。ヨスジフエダイの群れる根に辿り着くとカメラを持ったゲストの足が止まる。その間に回りを見ていると大きめのミヤケテグリがいた。みんなが来て暫く見ていると珊瑚の下に逃げ込むミヤケテグリ。その珊瑚が住処だったのかベラが威嚇した時、ミヤケテグリは、背鰭を開いて反撃。その背鰭のカラフルさにちょっと驚く。


位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Embudhoo Canyon くもり 28℃

空には白い雲が浮かんでいる。天気は段々回復している。ハナダイのオレンジ、色とりどりの珊瑚の棚上、外洋に面した壁は果てしなくブルーの世界に落ち込んでいる。リーフの無い外海側の海面近くを大きなナポレオンが泳いで来て真下にヘッドファーストで降りて行く。クマザサの群に誘われて根から離れて青い水の中、中層を泳いで行く。思った程に群は大きく無く、ドリフトしながら進んで行くとすぐに群を通過してしまった。壁に帰って深度を上げてトップリーフを見ながら進んで行くとタイマイが食事中。レンズの接近も物ともせず食事に夢中のタイマイも次第に嫌気がさしたのかゆっくりと泳ぎ始める。タイマイの案内でリーフを進んで行くとコラーレバタフライの群が有ったけど、一カ所にまとまってくれればいいのに4カ所に別れて群れていた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 GuraidhooCorner くもり 28℃

クマザサハナムロの群をかき分けながらブルーの海を降りて行く。ロウニンアジやイソマグロがビュービュー泳ぎ回る壁沿いをコーナーへ向かって泳いで行く。魚影の向こうから不意に大きなマダラトビエイが姿を現す。ゆったり優雅に並走するマダラトビエイ。壁の上に下に大きなナポレオンが何匹も登場。コーナーで根待ちしていても深場から、壁沿いにナポレオンがやって来る。期待のサメはホワイトチップが5匹、ちょっと遠目をウロウロしていただけで残念な感じ。

3/9/09 第2日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagali Corner 晴 28℃

ここの所、いつ来てもアウトカレントだったのに今日はイン。風があっちからこっちから吹いて一定じゃなくなったからかな。コーナーに向かって降りて行く。フュージュラーはグッチャリ群れて、ロウニンアジやイソマグロ達は活発に泳ぎ回る。他のチームは先に流れに乗って行ってしまったけど、1人エアーが早いゲストがいるからとリーフに取り付きしばし省エネモード。いくら魚影が濃くても流石に飽きて来てアカモンガラの群の外側に行ってみた。次第に薄くなるアカモンの黒い壁。なんか大きくて長い物が見えた。カジキがゆったり泳いで行く。予想外の大物登場にタンクを叩く手にも力が入る。次第に遠ざかるカジキ。暫く追いすがってみたけどゆっくりした動きに見えてもカジキはヤッパリ早い。

ジンベエサーチその1

サーチ開始から1時間、ドーニも来たしダイビングしようとブリーフィングに集まってもらったらボートが急にエンジン吹かしてスピードアップ。急いでスノーケリングの準備に戻る。船の先にはサファリ1がいる。もう泳いでいる人の姿も見える。飛び込むと4m程の小さめのジンベエザメがノンビリ泳いでいる。シッポの先端が欠けている。毎週登場するお馴染みの個体だ。相変わらず人を怖がる様子もなく、ゆったりエサを探してノンビリ泳いで行く。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 SunIsland Out 晴 28℃

3チーム横並びでジンベエを探して行く。今日は棚上、一番浅い所担当。タイマイがノンビリ泳いでいる。外側チームが何だか止まってリーフに集まっている。降りて行ってみると、小さめのレオパードシャークが荒い呼吸で斜面に腹這いになっていた。

ジンベエサーチその2

ダイビング終って、すぐにサーチに取りかかる。もう潮が低いから無理かなと思っていたら意外にあっさり見つかった。今度は6mちょっと大きめ。人の接近に反応したのかは分からないけどグルッと遠ざかるようにターンし始める。特に逃げる様子ではなく浅い棚上を上がって来たり降りたりしながらノンビリ泳ぎ回るジンベエザメとゆっくり泳いげた。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Out 晴 28℃

またしても、3チーム並走のジンベエサーチダイブ。またしても棚上。右に並ぶ2チームを見ながらスピード合わせて泳いで行く。マンタが1枚やって来る。沖側から来て真上を通過、棚上の浅瀬の方に消えて行く。もう1枚マンタが登場。何故か何度も曲芸のような宙返りを繰り返すマンタ。棚上に帰るとタイマイがご飯中。沖側のチームがちょっと外に離れてしまっている。後から聞いたら初めはモブラがいたらしいがそこにジンベエも突っ込んで来たらしい。急いで駆けつけてみるけど大きなジンベエの影はドンドン沖に向かっている。2人のゲストは亀に釘付けになっていた。タンクの合図に慌てて泳いで来るけど距離は全然詰まらない。上がってゲストの一言、ジンベエエリアにいる時にカメ見ていちゃダメだね。

3/10/09 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Dhidhdhoo Corner 晴 28℃

ホワイトチップが深場をフラフラ泳いでいる。イソマグロがチラッと通りがかる。何かおいしそうな物でもあるのか大きなナポレオンが岩の窪みを覗き込むように頭を下に向けている。でも、何もしてない。ただ、ボーッと漂っている。後ろからカンカン、チリチリ合図が聞こえる。ちょっと戻ってみるとモブラが10枚程群れて泳いで来た。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Rangali Madivaru 晴 28℃

タイミングが合わなかったのか、風向きが変わってしまったからなのか流れはインカレント。マンタの期待値はグッと減ってしまった。斜面沿いを降りて行くと下に黒いハナヒゲウツボを発見。でも、黒は地味。すぐ側でトールフィンゴビーも発見。ヨスジフエダイの大群を通り過ぎて斜面に沿ってドリフトして行く。流れがいいからかフュージュラーは大量に群れていてロウニンアジ、カスミアジ、イソマグロが忙しそうに泳ぎ回る。外側から流したから到達できないかと思ったけど意外に早い時間でケーブに到着できてインディアンバタフライのカップルも見られた。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Reethi Thila 晴 28℃

頭上をクマザサハナムロとイエローバックフュージュラーが走り回っている。流れに乗って行くと濁った水の向こうからいきなりグレーリーフが登場。振り向いたらそこにいたって感じのタイミングと距離で一瞬固まる。タンクを鳴らしたら棚の上に泳ぎ上がってしまった。根の上ではカスミアジが大きめのカスミアジ達がクマザサ達に激しくアタックを繰り返していた。

3/11/09 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Panettone 晴 28℃

ジンベエ探している時にマンタは見ているけど、ランガリマディバルでマンタが外れているのでここで、マンタを出したい所。潜行開始すると流れに逆らいながら大きなイソマグロがやって来た。外洋面の斜面沿いをマンタ探して泳いで行く。今度は浅い方から大きくて極太の本当にイソマグロかと疑う程のキングサイズイソマグロに出会う。悠然と去って行く姿はイソマグロって言うよりも太いマグロみたい。出ない時は出ない。視線を落とせばハナダイギンポが穴から顔をのぞかせている。スズメダイに混じって小さなナンヨウハギが珊瑚の隙間に隠れる。結局、マンタ無し。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中東部 Fish Head 晴 28℃

魚影は非常に濃い。イソマグロやロウニンアジも頑張っている。でも、ここは先ずナポレオンを捜しに行こう。下にはツバメウオの群。根を廻り始めると岩陰にムスジコショウダイの幼魚を発見。小さい体をユラユラヒラヒラ振りながら漂う姿はかわいらしい。根を半周した所でようやくナポレオンの登場。これで一安心。一通りみんなのカメラに納まった頃に仕事は終わったとばかりに泳ぎ去るナポレオン。再び流れの上手まで行ってみるとカスミアジがクマザサを襲っている。どこを廻って来たのかナポレオンは先回りしてここで再登場。有りがたや、有りがたや。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 28℃

ヤッパリ人気ポイントだから仕方ないけど、ドーニでポイントついたら他に2隻のドーニがもう来ている。壁沿いに流して行くと小さめのグレーリーフが1匹チョロンと泳いでいる。ドーンと深い壁の下にはギンガメの群がトルネード中。ちょっと深過ぎ、見下ろすしかない。巨大なイソマグロが後ろに子分を引き連れて壁沿いを行ったり来たりしている。でも、これも少し深い。そして人ごみ。根待ちしようかと思っている所へたくさんの巨大なダイバー達が群れてやって来る。ちょっとついて無い。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Beyru 晴 28℃

マディヴァルコーナーのちょっと北側の壁沿いをドリフトして行く。降り始めてすぐに頭上をマダラトビエイが泳いで行く。ソウダガツオの大群が夕日をキラキラ反射させながら猛スピードで泳いで行く。下を見下ろしているとホワイトチップがチョロチョロ泳ぎ、グレーリーフもチラッと見える。後ろからチンチンっとタンクの音が聞こえる。振り向いても姿が見えないから放っとこうと思っていると又チンチンと音がする。後ろを見ているとハンマーヘッドがやって来た。ラッキー。結構浅い所を悠然と泳いで来る。4mほど離れて並走してみる。ゲストもしっかりついて来る。ハンマーと目が合ってしまった。じっとこっちを見るように泳いでいたかと思うと腹をこっちに向けたり、背中を向けたり、じっくり全身を拝まさせてもらいました。

3/12/09 第5日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴 28℃

昨日の追加ダイブでハンマーを見た人もいるけど、今朝が本番、ハンマー探し。今日はちょっと濁りが出ているけど開始4分で同深度にハンマーヘッド発見。1匹だけど近くまで来てくれたのでしっかり見る事ができた。その後は不遇な時間が過ぎる。深度を上げつつ流されて行くと真下をハンマーが通過中。カンカン、タンクを叩いて追跡と思ったけどちょっとゲストのスタートが遅れた。流れに逆らい泳ぎ去るハンマーを追うのはちょっと無理だった。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 BoduHithiThila 晴 28℃

ここで再びマンタチャンス。この前みたいに行列とかじっくりクリーニングとか見たかったんだけど。潜降すると砂を被ってマダラエイが隠れている。他の2チームはちょっと北に足を伸ばして斜面を下ったようだけど、こっちは少し足弱チーム。頑張らずにそのまま流され斜面を下る。これが明暗を分けた。ダイブ開始早々に2チームは2枚マンタをしっかり見えたらしい。でも、こっちは斜面のちょっと下よりにいる時にリーフトップを真剣に泳ぎ去るマンタをチラ見できただけの結構苦いダイビング。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Mas Thila 晴 28℃

大きなイソマグロが下を通過して行く。クマザサ達とアカモンガラが大量に群れる中を潜降して行く。砂地でドラキュラを1匹発見。少しドリフト、海底はガレが増えて来た。トーフィンが1匹。白いトールフィンが1匹。もう1匹トールフィン。更にむこうにトールフィン。久しぶりにトールフィン大量ゲット。暫くドリフト、ヨスジフエダイとノコギリダイが群れている。マダラエイが寝ている。珊瑚がキレイな離れ根に辿り着くと潮当たりがよくなって来た。これはたまらん。ちょっと早いけど浮上。

石渡 隆之
Island Safari1


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