デラワン・サンガラキ クルーズレポート №2
2009年7月17日(金)
第二航海目にあたる、7月7日~7月15日のツアーレポートをアップします。※これから実際にこのツアーへの参加をご検討のお客様のため、多少細かく書いております。 長い文章になっておりますが、特に重要と思われる部分は赤字や青字で記してありますので、飛ばしても読めるかと思います。
※表記時刻は全て現地時間です。
7月7日、第一航海のお客様が帰国のため国内線を乗り継ぎ、出国のためスラバヤ空港で搭乗待ちをしている頃、第二航海組がスラバヤ空港に降り立ちました。 (22:30到着予定)
翌日、国内線を乗り継ぎ、16:00過ぎタラカン到着。 私は空港でお客様を待っていました。
先週と同じように車で港へ行き、ボートへ乗船です。
※日程の第一日目・第二日目は移動のみです。 ダイビングは第三日目から五日間。
この週はナイトロックスを使用する方が多かったため、ナイトロックスチームが結成されました。
第一日目 デラワン → カカバン → サンガラキ ☀ 4ダイブ 1スノーケルスイム
この週の最大の狙いは、「ジョーフィッシュのハッチアウト」。
この海域に多いのは、ゴールドスペックス・ジョーフィッシュという種類。
ジョーフィッシュは、メスが産卵した卵をオスが口の中で育てます。
毎月、満月後4日目くらいからハッチアウト(孵化)が見られ、8日目前後が特に多くなる時期。 固体によります。
このハッチアウトが多くなる時期が、ちょうどこの週のクルーズの後半。
一本目のデラワンでのダイビングでは、口内抱卵ジョーフィッシュがいたるところで見られました。
この日はカカバンで二本目を潜り、ジェリーフィッシュレイクへ。
上陸直前、トラブル発生。 ディンギーを島へつけたいところが、潮が引いているうえに波がでてきて、接岸不可能。
どうするのかと思ったら、「みんな、泳げー」 とクルーの声。
冗談でしょう、と見ていると、一艘目のディンギーからみんなマスクを着けてどんどん飛び込んでいる。
浅瀬までの距離は10メートルくらい。
「第二チームも行けー」 と、またクルーの声。 しょうがない、ジャンプ。
浅場に到着すると、そこはなんと一面のサンゴ。 波に押されながらビーチへ上陸。
サンゴも皆さんの足も傷だらけ。 潮が引いた時の上陸は二度としません。
第四日目・第五日目 サンガラキ → マラトゥア ☀
気持ちを切り替え、大物を狙います。
第六日目 デラワン 5ダイブ ⛅
この日はついに、ジョーフィッシュのハッチアウト狙い。 早朝05:00すぎにエントリー。
ハッチアウトしそうなジョーフィッシュのそばには、目印の箸を立ててあります。
粘ること一時間、すっかり明るくなってしまった。。。
ということで、あきらめて浮上。 と思ったら、近くでストロボがバシバシ光る。 みんな、集合ー!
なんと明るくなってから、2固体がハッチアウトを始めた。
普通、稚魚は目立たないように暗いうちに孵化するのですが。
明日も狙うぞー。
第七日目 デラワン サンガラキ 4ダイブ ☀
この日も暗いうちにエントリー。
ハッチアウトはあったものの、全員が見ることはかないませんでした。
悔しいので、「マンタ見たいー」と駄々をこねたら、「しょうがないな」、行ってくれました。
意外と融通のきくボートです。
第八日目 タラカン市内観光 バリクパパン乗り換え スラバヤ 台北へ ☀
10:00下船の後、前週閉まっていて行けなかった動物園へ。
動物園といっても、テングザルしかいません。 マングローブに癒されます。 トビハゼ(泥の上を歩くハゼ)もいました。
その後、インドネシアレストランに移動してランチ。
今回はローカルマーケットへ行ってみました。
アジアの雰囲気を味わえます。
15:00前にタラカンの空港へ。 今回はあまり荷物の超過料金は厳しくなかったのですが、空港使用税をぼったくろうとする職員がいるので、レシートは良く見ましょう。
※荷物はスラバヤで受け取ります。
バリクパパンでの乗り継ぎもスムーズでした。
スラバヤの空港では、みなさん食事をして時間をつぶしていました。 (約3時間あります)
ここだけ、日本との時差が-2時間になります。
※チェックインする前に、空港入り口付近のレストランに入るのがお勧めです。
※スラバヤから出国時の荷物超過料金はきびしく、多くの方が荷物を手持ちに移動していました。
※荷物は成田で受け取ります。
早朝、台北に着きます。
※ここでお土産を買う方が一番多かったようです。 ここでも(約3時間)
このまま台北で二日間食い倒れ予定のお客様もいました。 うらやましー。
成田には13:00過ぎに到着。
お疲れ様でした。
地図上では日本からあまり離れていないのですが、デラワン・サンガラキ海域への行き来には時間がかかります。
そのかわり、さすが秘境、海のポテンシャルの高さを見せ付けられました。
今後、何がでるのか期待値はかなり高まりました。
また、居住性の良いボート、美味しい料理、笑顔の絶えないクルー、ぜひ足を運んでみてください。
ワールドツアープランナーズ 的場