南アフリカ視察②シェリービーチ ダイビング~水温と残圧とサメの心配~
2017年6月19日(月)
成田~香港~ヨハネスブルグ~ダーバンと、トータル20時間ほどのフライトを経て、旅程の3日目、
ついに目的のシェリービーチへダイビングに出かけます。
遠路はるばるやって来て、シェリービーチで狙うもの、
ずばり、サメです。
そして、たまにこんなのも。
これから始まる冬のサーディンランのシーズンでは、水中でクジラに出会うこともあるそうです。
たまに、ホホジロザメに出会うこともあるそうです。
日本の冬のシーズンでは、何百というハンマーヘッドシャークの群れに出会えるそうです!
今回のシェリービーチでは、サーディンラン狙いではなく、季節によって見られる種類が異なる、様々なサメたちを狙います。
ダイブセンターの前から、このような↓ボートを車で引っ張って出発です。
ここ↑は、”ハーバー”と呼ばれる入り江で、釣り船やホエールウォッチング船もここから出発します。
なにせサーファーもいるくらいですから、それは良い波が打ち寄せます。
右手に見える波崩しの影にいる間にボートに乗り込みます。
まずは、車で行けるところまでボートをけん引、というか押します。
ぎりぎりまで押して、切り離します。
これで準備完了です。
あとは、ハーバーのいろいろな関係者たちが手伝ってくれて、みんなでボートを押します。
ボートに乗ってしまえば、ポイントまで10分ほどです。
ベイト・ボールと呼ばれる、マグロの頭や切り身を入れたボールを水中に落とします。
このボールの上には大きな浮がついていて、この目印ごとエサとサメたちとともにドリフトダイブという、とても特殊なダイビングです。
バックロールでエントリーすると、水中はもうこんなことになっています。
サメと道をゆずり合えず、ぶつかってしまうこともしょっちゅう。
このダイビングは、リクエストがあった場合のみ行われるのですが、ド迫力なうえに中層をうろうろ泳ぐわりには、水深12mくらいと浅いため、60分潜っても残圧は余裕!
水温も、初冬で24度だったのですが、アドレナリンと程よい運動のおかげで全然寒くなりません。
3mmショートの上に5mmフルスーツ、フード、ブーツというかっこうで潜りました。
このダイビングで見られたのは、
オーシャニック・ブラックチップシャーク、ブルシャーク、イルカでした。
2本目は、リーフ沿いのノーマルなダイビングです。 と聞きました。
けっこうな流れの中、BCDの空気を抜いてエントリー。
流されながらどんどん降りていき、水深30mくらいの横穴に呼ばれて入ると、
シロワニだらけ!!
お久しぶりのシロワニたちは相変わらずおとなしく、巣穴の中で50匹ほどで休んでいました。
おとなしいと分かっていても、このコワモテで接近されると、
もしやさっきのマグロの切り身が、僕の体のどこかにくっついたままなのでは、、、!
この動揺を彼らに悟られているのでは、、、!
と、ソワソワしてしまいます。
このように、いくつか存在するノーマルと呼ばれるエリアのダイビングでも、サメまみれ。
他の横穴やケーブの中にも無数に群れていますが、全体的に深いため、あまり長居せずに上がります。
ということで、ここでも寒さと残圧は余裕!
上がり際、足元に2匹のタイガー・シャークが遊びに来てくれました。
↓シェリービーチの視察はこちらもご覧ください。
南アフリカ・シェリービーチ視察① おもに施設のご紹介