2007年8月12日~16日

2007年8月16日(木)

8/12/07
薄く雲の広がる中、新たなクルーズが始まる。1本目は北マーレのMaagiri Rock。
透明度もそこそこ,流れもそこそこで穏やかにファーストダイブ スタート。
なだらかな白い砂地のスロープを下るとガーデンイールが雨後のタケノコ状態。
オーロラシュリンプゴビーやドラキュラシュリンプゴビーはカップルで発見。砂の斜面を登り始めると、どこかのガイドさんが盛んに何か指差し教えてくれている。人違いかなと思ったけど明らかにこっち見てる。アー、大きなHoneycomb morayが砂地で全身出して大口開けてる。

2本目も北マーレ。Lankan Reefでマンタ観察と思ったら、今日はなかなかマンタが出てこない。しばらくタイマイを撮ったりして待ってると、やっと1匹登場。クリーニングステーションの上を行ったり来たり。マンタはダイビング終わりまで滞在してくれました。

3本目は南マーレに下ってLhosfushi Corner。環礁の外側を壁沿いに流し大きなイソマグロやマンタも登場で良かったけど、透明度は良くなかった。濁りの中を見上げるとシルエットで見えるフュージュラーの大群が大きな玉になり、玉から周りに飛び出して行く群れが有り、戻って行く群れも有り。魚影が濃いのは濁りの賜物。


8/13/07

明け方はかなり雲が多く星も見えなかったけど、結局雨も降らず晴れもせずで1本目は、Guraidhoo Corner。環礁外側の壁をドリフト。イソマグロが通り過ぎ、浅いところに見えるナポレオンを見送る。そして発見、シルバーチップシャーク。壁に近づいたり離れたり、グルグル、グルグルしてるけど、残念ちょっと深過ぎ。留まって眺めていたけど上がって来る気配無し。
アリ環礁への長い移動、たいした揺れも無く順調。天気も上り調子。

お昼を食べて、みんなの期待が高まるジンベイサーチが始まる。みんなブーツ履いて待機している。30分ほど過ぎて突然ボートがスピードアップ。みんな準備万端フィンはいて並んで待ってたけど、ジンベイはボートを待ってはくれない。潜ってしまった。また,30分程移動。ちょっとずるかなと思いつつ他の船の人たちがジンベイスイムしている所へ勝手に合流。ジンベイは結構浅いところをゆっくり泳いでくれて10分くらいは泳げたかな。

2本目のダイビング。ジンベイスイムの興奮引きずったまま、近くのBodu Finolhu Thilaへ。大きいグレートバラクーダがたっぷりではないけど群れを作ってのんびり滞在している。近寄っても逃げる気配無し。浅瀬に移動するとアカモンガラの子供達がそこら中にヒラヒラ泳ぎ回る。
次のポイントを目指して船が進んで行くと、ボートの直ぐ下の水中にまたジンベイ発見。辺りをスノーケルで探していると、他のボートも大挙来襲。見つけてそのままジンベイと並泳してゲストが来るのを待っていると贅沢な一人じめジンベイスイムと思ってたら、一番近くのドーニーからダイバー達がドボンドボン。また他の船からスノーケラーズが追跡に入る。Island Safari1を見るとやっとみんながディンギーに乗り移ったところ間に合うのかとハラハラしたけど、なんとかみんな目撃者になれてめでたしめでたし。
2度目のジンベイスイムのおかげで予定よりもタイムオーバーでポイント変更。3本目Digurh Arch,入る頃にはもうじき夕方。水中も少し薄暗い。ジンベイと遊んで皆お疲れモードかな。ドラキュシュリンプゴビーを見たりチークドパイプフィッシュ見たりで小さく〆。

8/14/07

薄い雲を赤く染めるキレイな朝焼けで1日が始まった。1本目はKudhara Thila。流れはやや強めで20mは見通せるなかなかのグッドコンディション。相変わらずヨスジの大群がリーフを覆い、クマザサハナムロの群れはリーフの上を行ったり来たり、カスミアジの攻撃に逃げ惑う。ハナダイ達が乱舞する。

今度はアリ環礁の西側に移動。Kalhahandhi Huraaへ潜る。広い緩やかな斜面を下りいきなり大きなイソマグロが横切る。やや強めの流れに乗ってピューッと流され壁沿いにドリフト。ヨスジフエダイとヒメフエダイの群れも、ハナダイがあふれてる離れ根も頑張って止まらないとあっという間に過ぎて行く。浅いリーフに上がるとテーブル珊瑚が一面に広がり、その上に群れるホウセキキントキ。昼間は暗がりに隠れているはずの彼らはなぜモルディブでは昼間っから根の上で群れているんだろう。とっても不思議な景色。

3本目は、また1時間移動して環礁の真ん中あたり、Bulhaalhohi Thila.そそり立つ壁の穴を覗いてナースシャーク探し。2本目の強めの流れの後なので、穏やかなゆっくりとした流れとハナダイ達のヒラヒラ舞う姿が気持ちいい。

8/15/02

雲が増えて、日差しは弱まっている。水温は相変わらず28,29℃。1本目Reethi Thila。潜行していきなりグレーリーフシャークが2匹登場。サメの行ったり来たりをじっと見てると、頭上ではイソマグロがクマザサ狙いでハンティング開始。クマザサ達はブンブンあっちこっちへ逃げ惑う。ついでにマクロ派の為にハゼ探しとこうと思ったらさすがベテランマクロダイバー。サメもハンティングも完全無視で自分で見つけたドラキュラシュリンプゴビーの撮影中。その後もタイワンカマス、ツバメウオの小さな群れ、ハナダイ達の中で泳ぐハナダイギンポ。リーフトップのビッチリ生えたテーブル珊瑚。見物つきない1本目でした。雲も減り太陽が照りつけて、風も無くべた凪で移動も快適。でも船が止まると暑い。

2本目はFish Head。大きなナポレオンのお出迎え、次第に増えて大、中、小と3匹も皆も周りをフラフラ泳ぐ。2匹のマダラトビエイがちょっと下をペアダンスのようにクルクル回ったりしながら泳いで行く、さらにその下の海底にはマダラエイがお休み中。こんな3種を同時に見れるなんて、でも、深度に幅が有りすぎて1枚の写真には納まらないな。

3本目Maaya Thilaは少し濁り気味。クマザサハナムロなどのフュージュラー達の密度の濃い群れがエントリー早々、ダイバーを取り囲む。下を覗き込むときらりと何かが光を反射。根から離れて中層移動。下ではギンガメが群れを作っている。イソマグロも中層をバンバン通過。根に戻って、根を半周。ついに始まるハンティングタイム。イソマグロ、カスミアジ,ロウニンアジもフュージュラー達めがけてアタック開始。ブンブン逃げるクマザサの群れ。そんな中我関せずなノンビリした動きで人と同じくらいデカイ、グレートバラクーダ登場。ダイバー達の間を縫うようにゆったりと漂い泳ぐ。

4本目、ナイトダイブでMaaya Thilaへ。岩の隙間で真っ赤に変色しているクマザサハナムロ。大きなウツボはウロウロ泳ぎ回る。小さい赤ちゃんホワイトチップ。でもやっぱり夜と言えば甲殻類。白っぽい色のムチカラマツエビには、マクロ派ダイバーが食いついて離れませんでした。

8/16/02

日で今回のクルーズは最後のダイビング。ラスト3の1本目、アリ環礁ではラストダイブBathalaa Maaga Kan Thilaへ。流れの中やや深めの根のトップに一気に潜行。根の上には大きめのホワイトチップが4匹うろうろ。流れに乗って根沿いに進むと、今度は子供のホワイトチップが20匹程根の下から上がって来た。体をすり合うように、ゴンズイ玉のマネしているみたいに固まって、泳ぐ方向も決まってないかのような不規則な動き。子供はサメでも遊ぶのが好きなんだろうか?

ラスト3の2本目は北マーレに移動して、Lankan Reefでマンタ撮影会。初日は1匹しか来なかったけど、今回は全部で6匹登場。他のドーニーが1隻しか無くて前回よりダイバーの数が少なくて、全部のダイバーがクリーニングステーションから程よく離れているからマンタものんびり掃除してもらって、根の上でホバリングしたり、順番待ちのマンタは根の周りをゆっくり回ってる。

ラスト3の3本目、Potato Reefで砂遊び。マクロ好きダイバーチームにはもってこいのダイビング、砂地に降りてドラキュラシュリンプゴビーやトールフィンシュリンプゴビーの撮影会。どうゆう訳か今回はトールフィンがわんさか見つかって充実の4畳半ダイブ。他のダイバーチームは、やっぱりハゼは見るだけとか素通りだったらしい。

石渡 隆之
Island Safari1


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