2007年9月7日~13日

2007年9月13日(木)

9/9/07第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef くもり 28℃

昨夜から悪天候、引き続き今日も、濃い色の雲に覆われた空。時折、激しく雨が降る。水中も暗く透明度もイマイチ。マンタは天気に関係なく登場してくれたけど、今日は大きいのが2枚と中くらいのが1枚。長々とクリーニングステーションに滞在。小物好きのお客さんはマンタはチラ見で、モルジブトリプルフィンを撮影してました。


位置 POINT 天候 水温
南マーレ Kudha Giri くもり 28℃

変わらず空は雲ばかり。風は涼しいを通り越して肌寒い。壁沿いに潜行。まっすぐ沈船に行くとヨゴレダルマハゼがじっと珊瑚の中で隠れている。全4チームで沈船にいると流石に狭い感じがするので、早々に根に戻り流れの上手を目指す。次第にムーンフュージュラーなどのクマザサ系の魚影が濃くなる。大きなイソマグロが3匹、列を成して行ったり来たり。カスミとロウニンアジが上の方でウロウロ。しかし捕食シーンはほとんどなく。あきらめて砂地へゴー。オーロラとドラキュラの共棲ハゼを見て浮上。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ Medhu Faru くもり 28℃

雨に降られないだけマシと思うしかない曇天。いつ太陽は顔を出すのだろう。エントリー直後、ギンガメの群れに出会ったチームもあったらしい。環礁外側のリーフの斜面沿いに進んで行くと広い棚に白い砂がたまっている。たくさんのオーロラシュリンプゴビーが巣穴から飛び出してエサを捕っている。リーフ沿いにヨスジフエダイとヒメフエダイの群れ、見上げるとクマザサ、イエローバック、ムーンなどのフュージュラーやブラックピラミッドが群れている。

9/10/07 第二日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ GuraidhooConer くもり 28℃

またまた,くもり。早朝の風は少し冷たい。透明度14m。リーフ沿いに潜行、20mを越えると薄暗い。流れに乗って広くフラットな棚へ移動、そこで根待ちしてリーフが切れて落ち込む崖っぷちを見ていると、グレーリーフシャーク、シルバーチップシャークがウロウロ。

ジンベイサーチ其の一

アリ環礁南部への約4時間の移動。始めは結構揺れたけど、天気の割には安定した航海。11時半、サーチ開始。ランチを挟んで南に下りながら、2時間。

空振りです。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Out 晴れ 28℃

やっと、晴れ。燦々と降り注ぐ太陽。みんなの気分も盛り上がる。水中でのジンベイとの出会いに期待しつつ、エントリー。砂地まで降りると、大きなマダラエイが砂をかぶって隠れたふり。近づいて行くと、バッと砂を巻き上げ逃げて行く。結構恐がりな個体だったらしい。リーフ斜面沿いに深度を上げて泳いでいると、大きなイソマグロが10匹も一直線に並んで、アカモンガラやクマザサの群れを切り裂いて、ドケドケって感じで進んで行く。

ジンベイサーチ其の二

強い日差しに焼かれながら、スタッフ総出でジンベイ探し。日差しも出てるし、波もだんだん小さくなって来ている。4時半頃まで粘って時間切れ。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 MaamigiliCorner 晴れ 28℃

空は晴れたと言っても、夕方には日差しも弱くなり、水中は結構暗い。深い方は暗くて見通しが悪いから浅い棚の上部でジンベイを探しつつ、ゆっくりした流れに乗って行く。シープヘッドパロットフィッシュなどのブダイは既に岩陰で寝始めている。クマザサハナムロもお腹が赤くなって夜バージョン。もう少し泳いであきらめようと思ったら小さめのカスミアジがたくさん群れている。コショウダイも群れている。群れを眺めて、6時過ぎ。もうダイブ終わりと指し棒をフックにかけて、フロート出して、、、、えー。浅瀬の方角からジンベイがまっすぐこっち向かって来る。手に持っているのはフロート、タンク叩けない。

とりあえず大声で「ジンベイ、ジンベイ」何人かは声に気付いて振り向く。やっと指し棒でタンクを叩く。ジンベイは止まらない、皆の目の前を通り過ぎて斜めにドンドン深場に降りて行く。暗い深場に消えて行く。4チーム中3チームが遭遇できた、1分未満のミラクル。水面に上がり興奮冷めず、ボートに上がって興奮冷めず。ぎゃーぎゃー騒ぐ。見られなかった人には悪いけど、騒ぐさ。

9/11/07第三日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
MaamigiliCorner
晴れ
28℃


早起きして、1本目で2匹目のドジョウ、2匹目のジンベイを狙い。昨夕潜ったエリアへ。深場の砂地でトールフィン発見。やや小さめ。目立つ背びれをピョコっと立てて、フリフリ振ります。浅瀬に戻り、ジンベイ探してドンドン泳ぐけど、そうそう水中では遭遇できないか。

ジンベイサーチ其の三

朝食後、最後のサーチが始まる。空は青空、波は穏やか。日差しに焼かれて2時間半。もうあきらめて、ダイビングの準備と思って舳先から船内に入った時に「ジンベイ」の叫び。あわてて飛び出し海を見る。真っ正面からジンベイの影が近づいてる。船の行き足は止まらない。フィンを履いたらジンベイは舳先のすぐ脇。近過ぎて飛び込んだら驚いて逃げるんじゃないかと心配しつつも、ジンベイの後ろ側にドボン。続いて飛び込めた人はごくわずか。とにかくジンベイに振り切られないように泳ぐ泳ぐ。何でか船は全く追いついてこない。誰か、泳いで追いついて来たと思ったら、金髪。白人さん。いつの間にか他の船が。見回してみれば他にも、もう1艘が来ている。その間もジンベイはドンドン進む。深い沖側に逃げるでも無く、浅いエリアを結構早めのペースでずっとまっすぐ進んで行く。10分程の追跡の末、やっとうちのお客さん到着。みんなでジンベイを追跡しながらスノーケリング。ダイビングドーニーと小型のボートで疲れて遅れた人を拾いジンベイの前に落とす、スノーケリング。この繰り返しでさらに40分弱、ジンベイスイム。みんな疲れてくたくたで、もういいよってなるまで泳げた今回のジンベイスイム。満腹です。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila 晴れ 28℃

お疲れの所、2本目です。のんびりヨスジフエダイの群れを堪能しようと思って入ったのに、なぜかヨスジが少ない。いつものリーフを覆い尽くすって感じじゃないね。とにかく根を一周。クダゴンベ、ハナダイギンポ、ムチカラマツエビ、小ちゃいものは結構見つかる。ちょっとだけハンティングするものの、ロウニンアジもカスミアジもエサのクマザサ達にあまり興味示さない。しばらく待ってから、根から離れてクマザサの群れにゆっくり突入。周り中フュージュラーの群れに囲まれて、魚の中を漂う。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila くもり 28℃

怪しい雲が広がり始め、本日最後のダイビング。砂地のドラキュラシュリンプゴビー。グレイリーフシャークもちょっと深めのスロープの先に見える。ツバメウオの一団が、ダイバーを避けることなく漂っている。リーフトップのテーブル珊瑚は生き生き、ニョキニョキ。ゆっくりのんびり触らないように、その上を漂い泳ぐ。

9/12/07第四日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila くもり 28℃

潜行と同時にちびのマダラトビエイ発見。つづいて砂地でハゼ探し、黄色い頭のドラキュラシュリンプゴビー。カップルでいたのに見つけたとたんに1匹引っ込んだ。トールフィンシュリンプゴビー、じっくり見ていると閉じていた長い背びれを立てて、フリフリ振り始める。キレイなタテジマキンチャクダイの幼魚がひらり。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head はれ 28℃

イエローバックやブルーダッシュなどフュージュラーがたくさん群れている中を潜行。やや濁りがきつめになっている。いつものナポレオンのお迎えがないな。とにかく根沿いにぐるり。おっ大きなナポレオン登場、こっちに近寄って来ると思ってたら、なんと素通り。ちょっとだけこっちを向いたけど、いつものようにダイバーの間を行ったり来たりしないで、そのまま去って行く。流れの上手で根待ちして、カスミアジ達のハンティングを待ちつつ、フュージュラーの群れを眺める。でも、カスミの群れはちょっと深めをのんびり泳いであんまりやる気なさそう。魚達はのんびりしてるけど、根待ちの人間は流れがあるからやや大変でした。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 Maaya Thila 晴れ 28℃

Fish Head同様に濁りあり。メインの根から離れている小さな根の近くではグレーリーフシャークがチョロッと登場。大きめのタイワンカマスの群れがたっぷり固まりのんびり泳いでいる。ツバメウオの群れも人を恐れず、いい被写体。

根のトップで探すのは大きなグレートバラクーダ。でも、なかなか見つからない。先週同様このまま見つからずに終わるのかと思ってあきらめかけたちょうどその時、発見。のんびり流れに逆らいつつ同じ位置で止まっている。こっちもゆっくり接近、撮影開始。だんだんゆっくりと進み始めたバラクーダ。時間一杯、そのまま安全停止。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner はれ 28℃

もう夕方で、涼しい中、追加ダイブで入る。水中も薄暗く、岬のような地形の稜線の上から見下ろすと下は暗い海。イソマグロが通り過ぎて行く。黒白のフェザースタースクワッドシュリンプがいつもの万歳スタイルでじっと固まる。もう見つかってるのに両手をまっすぐ突き出してポーズ。振り向くと何やら白く見える魚の群れのようなシルエットが、近づいて行くとギンガメの群れ。普段は深場に留まっているのに、根のトップまで上がって来てる。ラッキー。

9/13/07第五日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴れ 28℃

やや雲が多いけど、一応は晴れ。マンタ、ジンベイとクリアして来た今回のクルーズ。最後の壁、ハンマーヘッドを狙う。それほど探すって言う程もなく、拍子抜けする程あっさりハンマー登場。暗く、透明度も良くない中、じっくりハンマーヘッドと泳ぐ。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Lankan Reef 晴れ 28℃

やっと帰って来た、北マーレ。出発前は天候が心配だった今回のクルーズ、結局ダイビング中は雨なし。ラスドゥ環礁から北マーレ環礁への海峡渡りは揺れも少なく快適な旅。ちょっと暑いくらい。

今回のダイビングのマンタの枚数は人によって数がバラバラ、一番多い人は、10枚見たと言っています。最後に入った私のチームは3枚チームが2回登場で6枚。じゃれ合う大きなマンタは迫力あるな。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Potato Reef 晴れ 28℃

最後はポテトで小物探し。ランカンでマンタ見ずにブレニーに夢中だった人にはお待ちかねって感じですか。ドラキュラ、トールフィン、オーロラなどの共棲ハゼ。共棲している赤くてキレイなランドールズピストルシュリンプ。岩場のイヤースポットブレニー、ハナダイギンポ、フタイロカエルウオ。小さくてもモルディブの顔ですね。



石渡 隆之
Island Safari1


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