2008年2月24日~28日 

2008年2月24日(日)

2/24/08 第1日目

位置
POINT
天候
水温

北マーレ
Maagiri Rock
くもり
28℃


 昨夜来、曇天が続き、今日は久しぶりに曇り空のダイビング。曇っているだけで波も風も穏やかなのはありがたい。ゆっくりとリーフの斜面を降りて砂地へ向かう。ガレ場のマックコッカーズラス、タイミング悪く素早くヒレを閉じる。カップルのドラキュラシュリンプゴビーは1匹がすぐに隠れて、シングルにしか見えない。敏感なアケボノハゼは穴から出ていてくれたけどみんな集まるまでにはヤッパリ隠れる。ムレハタタテとブラックピラミッドの大きな群を見ていてもう上がろうと思った矢先にチームの最後尾当たりをモブラが素早く泳いで行く。チームの一番後ろの人は4枚見えたらしい。タイミングが大事ってことですか。


位置
POINT
天候
水温

北マーレ
Lankan Reef
くもり
28℃


  今シーズン、マンタに嫌われているように出会えない。マンタを探さないといけないなんて今まであり得ないなどの意見もあるけど。出が悪いのは事実。雨期のマンタポイントにマンタが出たりしているのも変だけど現実ってことで潜ってみます。透明度はなかなか良くて20m以上抜けてる。リーフ沿いにチーム並んで進んで行くけどマンタは見えない。コラーレバタフライ、イエローヘッドバタフライなどのインド洋固有種を見ながら移動して行くと他のチームからベルの連打。出たのかなって向かってみたら、マダラトビエイでした。トップリーフの大きな岩の下の空洞で大きなナースシャークが寝ていた。今週もマンタ探しの旅になりそうだ。

位置
POINT
天候
水温

南マーレ
Kuda Giri
くもり
28℃


 沈船に降りていつものヨゴレダルマハゼにご挨拶。ポケッとした正面顔がとっても可愛い。沈船の上をクルッと1周して離れようとしたらデッキにタイマイが1匹腹這っている。隠れ根に行ってグルッと1週しているとイロブダイの小さな幼魚と姿形は幼魚だけどサイズが幼魚っぽくないのが一緒にひょろりひょろりと漂うように逃げて行く。上にはイソマグロやロウニンアジ、カスミアジがフュージュラーを追いかけているのが見える。浅場に上がって泳いで行くと大きなカスミアジが20枚近く群れてこちらを恐れること無く正面からやって来て素通りして行った。

2/25/08 第2日目

位置
POINT
天候
水温

南マーレ
GuraidhooCorner
晴れ
28℃


 透明度30オーバー。見下ろせばもっとぐっと見えてリーフエッジの下の普段は見えない深場の地形もすかし見る程に水は澄んでいた。アウトサイドのリーフをゆっくりコーナーに向かって前進。ナポレオンが根の上や下を通過。澄んだ水に密度のあるムレハタテダイの群が映える。イソマグロやロウニンアジは何度も頭上を通過して行きカスミアジの群やギンガメアジの群は遠くでキラキラ光を反射させている。

  ジンベエサーチその1

 皆にとってもスタッフにとってもビッグイベントのジンベイザメ探し。ストレスでしょってお客さんの気遣い質問。でも、ここんとこ調子よくあっさり見つかっているからそれ程ストレスになってないのが正直な気持ち。出るか出ないかよりもお客さんがタイミングよく動いてくれるかの方が心配。サーチ1時間、ボートの正面にジンベイの影。4mくらいの小さいジンベイ。クマザサの群のすぐ脇で水面近くをゆっくりと移動中。そんなに泳がずに皆が見られて良かったよと思っていると周りはいつの間にか人だらけ。周りを見るとクルーズ船が他に4隻。蹴ったり蹴られたりの熾烈なカメラポジション争いも在ったみたいね。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Holiday Out
晴れ
28℃


 目指せ水中ジンベイ。今回は大人しくリーフ斜面の側を泳いで行く。いきなり寄り道で海底に1匹トールフィンシュリンプゴビー発見。皆を呼ぶ前に逃げられてしまった。でも、すぐにペアーのトールフィンを見つけてしばらく観察。その後はリーフ沿いをどんどん前進して行く。最後にクマザサとイエローバックの大きな群に囲まれて癒される。周りにジンベイを探してみたけど今度はいなかった。

  ジンベエサーチその2

 今回のジンベイはいいタイミングで出てくれた。ゆっくり休めた頃にまたもボートの正面付近に出現。リーフの落ち際の水面をフラフラ泳ぎ回る子供のジンベイザメ。ゆっくりゆっくり皆の飛び込むボートの後部へ近づいて行く。周りを囲まれても全然気にしないで水面近くを泳ぎ回り。ちょっと潜ってもすぐ上がって来るサービス満点のジンベイザメ。ありがとう。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Maamigili Corner
晴れ
28℃


 夕暮れ近くになってしまったけど、ジンベイ探し、最後の水中ジンベイトライ。薄暗い水中、リーフの落ち際、浅い所を流れに任せてゆっくり移動。ナポレオンが窪みに入り込みじっと身を潜めているつもりなのか?入るとこからずっと皆に見られてるのに。モブラが1枚慰めてくれるように最後の最後に登場。

ドーニーが本船について、皆が本船に上がって行く時大きな白い影が水面近くに翻る。大きなマンタが横向きになったり裏返しになったりしながら泳ぎ回っている。こ、こんな所で、、、、、、。

2/26/08 第3日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Rangali Madivaru
くもり
28℃


 出足が少し遅れて、みんな揃ってリーフを下る頃、他のチームは通り過ぎるマンタに遭遇していたらしい。今シーズン大事なマンタをここで逃したのは痛い。そんなこと知らずに足の遅いマイチームはノンビリとインディアンバタフライ見たりタイマイの食事を観察したり。流れ任せにリーフに沿って進んで行くと小型のマダラトビエイが泳いで行く。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中西部
Bulhulhohi Thila
晴れ
28℃


 壁の穴を覗きながら進み始めるとトガリエビスが気持ち良さそうにミカヅキコモンエビのクリーニングを受けている。何段にも別れた大きなオーバーハングには大きなウミウチワが何本も生えてクダゴンベのいい住処になっている。洞窟と言えそうな大きなオーバーハングで遊び過ぎてまだ名残惜しそうな人たちをトップリーフへ誘導。終了間際になんとか前回ナースシャークのいた岩にたどり着く。顔の横にシッポが有るから体柔らかいんだと一瞬思ったけど、今日は2匹もナースシャーク反対向きに並んでいた。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南西部
Reethi Thila
晴れ
28℃


 エントリー直後、目の前をマダラエイが取り過ぎて行く。カンカン、タンク鳴らして皆を呼ぶけどタイミングが悪いね。まだ集合終わってないのに、見られなかった人も何人かいたね。全員揃って斜面を下って行くとイエローフィンバラクーダの群がやって来た。群の動きに合わせて移動して行くとバラクーダの後ろを付けるように子供のシルバーチップが泳いで来た。バラクーダは流れに逆らって泳いで行く。このままでは疲れるのでそろそろさよなら。コースに戻って流れに乗ってと思ったら停止。まだ子供のトールフィン発見。イソマグロが何度もフュージュラーを狙って浅場を旋回して行く。ツバメウオの群と戯れているとグレーリーフシャークが3匹並んで泳いで来た。人が込んで来たのでトップリーフに生き生きテーブル珊瑚を見に行きイエローコーラルゴビーが何匹も見つかる。普段あまり見つからないのにラッキー。

2/27/08 第4日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中部
Dhonkalo Thila
晴れ
27℃


 ランカン、ランガリとマンタに出会えていない今度こそとちょっと早いアウトカレントでマンタ出現の期待が高まる中、潜行。流れに飛ばされては元木も無いので余り動き回れない。3チームが流れの上、下、リーフはずれた所と三角形に散ってじっとマンタ待ち。ゲストは周りで小物探しで遊んでいる。僕はじっと周りに視線を振りマンタの兆しを探る。粘り虚しく1チームずつ流れに乗って消えて行く。最後まで粘ってみたけどやっぱり出ない。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中部
Fish Head
晴れ
28℃


 潜降早々、ナポレンが皆の周りにやって来てご挨拶。今日のナポレオンは機嫌がいいようだ。根から少し離れた海底を見下ろしながら泳いで行くと4匹固まって寄り添い合っているピンクウイップレイ、その側で1人ボッチのマダラエイが4匹を眺めている。イエローフィンバラクーダの群が深場へと泳ぎ去って行く。根に戻ると又ナポレオンが遊びに来てくれた。

位置
POINT
天候
水温

ラスドゥー環礁
Madivaru Corner
晴れ
28℃


 アウトリーフ沿いに流して行くと深場への落ち際にギンガメの群が見える。上がって来るのを期待して、根待ちしていると来たのは体の大きな白人軍団。泡をバカバカ巻き上げながらギンガメの群に突っ込んで行った。待っても無駄とインリーフの砂地に寄り道。ドラキュラシュリンプゴビーの撮影に立ち寄る。

そろそろ戻ってみようとアウトリーフへもう1度でて見るがギンガメはいない。

大きなイソマグロがゆっくり接近して来る。コーナーを曲がってみると、ちらほらギンガメのカップル達が見えだした。追って行くと大きな群に出会う。ギンガメはあまり側まで寄せてくれず。近寄れば近寄る分だけ離れる。でも、逃げ散って行く訳じゃないからもうちょっと、もうちょっとと頑張って接近をトライ。時間いっぱいまでギンガメに遊ばれる。

2/28/8 第5日目

位置
POINT
天候
水温

ラスドゥー環礁
Rasdhoo Madivaru
くもり
28℃


 ハンマーヘッド狙いの早朝ダイブ。一番乗りかと思いきや、もう2隻ドーニーが出ている。ドーンと飛び込んで深場に目を凝らす。探し始めて5分程、結構深い所に4頭程のシルエット発見。上がって来ないかとゆっくり後を追っている時、後ろで『うーうー』うなり声。振り向くと結構近くにハンマーが迫っている。追って来てくれるかなとちょっと水深を上げてみるけど素通りされてしまった。しばし出会えず時間が経過。もう上がりを考えないとって時間になってから3匹発見。これも逃げ足は速くてすぐ消えて行く。すぐにもう1頭発見。何でか分からないけど横腹を上に向けて泳いでいる。これで二冠達成。後はマンタか!!

位置
POINT
天候
水温

北マーレ環礁
Bodhuhithi Thila
晴れ
28℃


 北マーレの西よりにあるマンタの出るはずなポイント。でも、出てないね最近。所がポイントに向かう途中水面に2匹のマンタを発見。船上はこれなら見れるねなんて楽勝気分。所がそんなに甘くはなかった。行けども行けどもマンタの姿はどこにも無い。熱と寒気でガタガタしながらマンタの影のみを探し求めるが残念ながらここでも敗北。

位置
POINT
天候
水温

北マーレ環礁
Lankan Reef
晴れ
28℃


 ついにここまで引っ張ってしまった。マンタが出ない為にマンタポイント巡ること5カ所目で初日に来ているランカンに舞い戻って来てしまった。しかし流れがちょっと強めでエントリーして集合している間にピューと流される。みんないること確認して、、、なんて事をしているうちに3匹マンタがピィーッと流れに逆らって消えて行ったと我がチームのキャサリン(仮名)が後で教えてくれた。タイミングですか。ちょっとへんてこな記録。マンタ無しのジンベイとハンマーで2冠です。



石渡 隆之
Island Safari1


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