2008年7月~8月
2008年8月22日(金)
2008年8月16日まだまだ忙しい日々が続いてますが、明日ダイバーが何組か帰られるので少し一段落しそうです。 日本人ダイバー2組も明日出発です。 前リゾートからのリピーターゲストのF夫妻。 ナイトロックスも頑張って取得して、魚まみれのダイビングを思う存分楽しんでらっしゃいました。 来てくれてありがとうございました!! 毎晩の酒盛り楽しかったです。
さて、今日の午後は明日出発の方々のリクエストで人気のFISH HEADへ。 さすがモルディブでもBEST10に入るいいポイントなので 申し込みリストが出るとあっという間に定員いっぱい。 定員をややオーバー気味の15名のダイバーで挑みました。
幸い他のボートはいなかったので、水中は混み混みにはならず。 潜降してすぐイエローバックフュージュラーの群れに囲まれます。 周り中黄色黄色・・・ 流れはスモール。ビギナーさんもいたので少し流れは心配でしたが、取り越し苦労。 簡単に根を回れそう。
流れに少し逆らっていくと、グレイリーフシャークが2匹。 ミディアムサイズとスモールサイズの2匹が仲良く寄り添って泳いでました。 そして毎度毎度のナポレオンフィッシュ。 どのダイバーにも愛想を振りまいて、餌をねだる。 でも禁止されてるので誰も餌は持ってません、ごめんね、ナポ君。
そしてトップリーフに上がると、カメ、カメ、カメ・・・ 大きいのから小さいのまであっちこっちでバリバリサンゴや海綿を食べていて、そこにナポレオンも突っ込んでくる。 ゲストはもうあちこち見ないといけないので忙しそう。
そして、トップリーフの流れが当たるところにはクマザサハナムロの分厚い壁!! ここは大抵透明度が良くないんですが、今日は抜けてたので圧巻です。 群れが頭上に来ると暗くなるくらい濃い密集度で誰もその場所から離れない。 そこにカスミアジが何匹もハンティングしに来るのでその群れが忙しく泳ぎ回る。 ほんとに魚まみれなのです!! そして後ろ髪を引かれるようにゆっくり浮上。 あ~あ、上がりたくなかった・・・って誰もが言いました。 ゲストの何人かは深場でギターシャーク(サカタザメ)を見たんだそう。 私は明日出発のF夫妻と潜ってたので深場には行かないようにしてたので見逃してしまいましたが、それでも充分お腹いっぱいの1本でした
Michiyo.S
2008年7月26日
先週末から今週初めにかけて嵐のようなお天気が続き、大波の為、ボートダイビングがキャンセルになるほどでしたが、少しずつ回復し今日はほとんど波もなくとても穏やかになりました。 あんまりボートダイブがキャンセルになるほど、海が荒れることはないんですが、自然の力は大きいのでそういう時は無理せず、ハウスリーフでダイビングという選択肢がいいでしょう。 幸いエライドゥのハウスリーフはボートダイビングに負けないくらいいいポイントですので。
さて、今朝は久々の日本人ダイバーカップルMさんたちとボートダイブ。一本目はFISH HEADへ。
ここはMAAYA THILAと並ぶ超有名ポイントで年中サファリボートや他のリゾートのボートがたくさん集まってきます。
FISH HEADと言う名前の由来は、その昔漁師さんたちがここで釣りをした時にたくさん魚が釣れるのですが、釣り上げた時には魚はほとんどサメに食べられて頭しか残っていないという話から。 昔はそれだけサメがうじゃうじゃいたポイントなんですが、今は有名になり過ぎて少しその数は減っています。でも流れがいい時は丸々太ったグレーリーフシャークが何匹も現れます。今日も同時に3匹見られ、ゲストたちは大興奮!!あとここで有名なのが人懐っこいナポレオンフィッシュ。以前餌付けされていて(今は禁止されています)、ダイバーを見ると触れそうなくらい擦り寄ってきます。じゃれつく犬みたいでほんとカワイイ!タイマイもここの常連でいつもトップリーフで食事中。他にもカスミアジやヨスジフエダイ、ツバメウオ、バラクーダと魚影が濃い~~~~!ダイビング後のダイバーさんたちは満面の笑顔。「また行きたい!!」とリクエストが絶えません。
大物でお腹いっぱいのFISH HEADの後は、エライドゥのすぐ南の方にあるORIMAS THILA。 チャネルの中にそびえ立つ小さな根は流れが速いととても難しいポイントですが、今日はスモールミディアムの流れでストレスなく潜降。数々の大きなオーバーハングを覗きながらゆっくり進みます。根のちょうど真ん中あたり、深度16mにある一番大きなオーバーハングはソフトコーラルがたくさんあってとてもきれい。ウツボやチョウチョウコショウダイも中でのんびり寛いでます。そして根の東端の方のトップリーフはイソギンチャクの大きなガーデン地帯。そこには無数のクマノミ、キンギョハナダイが群れていてほんとにお花畑のよう!!フォト派にはたまらないところです。 安全停止を兼ねてトップリーフを小物を探して散策すると、オニカサゴ、モンハナシャコ、ウミウシ、クマノミといった小物がたくさん。サンゴもきれいです。ふと見ると、どてどてと岩の動いてる??とても大きなオニダルマオコゼでした!動かなかったら大きな石にしか見えません。擬態上手!!でも背ビレに猛毒を持ってるので、うっかり手を着かないように気をつけなければ。オニダルマオコゼはゆっくり岩陰に移動して落ち着いたようです。
大物だらけのFISH HEAD、小物やサンゴがきれいなORIMAS THILA。
違う魅力の2ポイントをたっぷり堪能してゲストの方々は大満足でした。
Michiyo.S
2008年7月3日
先月はダイバーも少なく、なかなかダイビングに行けない日もありましたが、今は少しずつヨーロッパからのゲストが増えてきてます。ですが日本人ダイバーさんはこのところずっとご無沙汰です。
夏休みシーズンに入る今月からはもっと日本からのお客様が来てくれるといいんですが。
さて、昨日は乾期の様ないいお天気の中、フルデイダイビングトリップに行ってきました。
普段のトリップでは行けない遠いエリアで3ヶ所違うポイントでダイビングするのです。
最初のポイントはエライドゥからアリ環礁西側へ1時間半、MAALOS THILAです。ここはいつも流れが早いことが多いんですが、今回はスモールミディアム。ストレスなくゆっくり潜降していくと大きなイソマグロが次々と通り過ぎていきます。そしてオーバーハングがいくつもあるリーフの壁には色とりどりのソフトコーラルがびっしり!ここはソフトコーラルの綺麗さではモルディブでも屈指のポイントです。オーバーハングの天井からシャンデリアの様に下がってるソフトコーラルにゲストもうっとり見入ってます。
流れがある時はサンゴが開いてとても綺麗なのですが、今日は流れてないので半開き程度。それでも十分な美しさです。リーフトップも大きなテーブルサンゴがいくつもあって深場のソフトコーラルとは対照的です。
ソフト、ハードとサンゴをたっぷり堪能した後は、少し東側へ移動してFESDU WRECKへ。
水底30mに鎮座するこの沈船にはソフトコーラルや海綿がたくさんついてて、ウミウシやヒラムシ、スカシテンジクダイなどの小物がたくさん。もっとゆっくり見たかったのですが、沈船トップが20mと深く、今回は流れもあって1周回るのが精一杯。 その後、沈船すぐ脇にあるティラに移動。ここにはたまにマンタも現れるということで、期待しましたが今回は残念ながら姿を見せてくれませんでした。それでもクマノミ、モンハナシャコ、タコなどの小物を楽しんだ後、ダイビング終了。
流れが強く深かったのでみんなショートダイブでした。
2本目の後はドーニの上でランチタイム。太陽の下、食べるランチは豪華でなくとも格別美味しく感じます!ただし日差しが強いので日焼けには十分注意しないと後でヤケド状態に・・・ ランチを挟んでゆっくり水面休息を取った後は、HOHOLA THILAで最終ダイビング。 2本目と違ってほとんど流れもなく、リラックスダイブ。様々な色の海綿がいっぱいのこの小さなティラは以前大きなカエルアンコウがいたらしいですが、今は行方不明。でもどこかにはいそうな雰囲気です。
大物ポイントではないですが、マクロな生物は豊富。ウミウシ、ミノカサゴ、タコ、オニカサゴなどが次々と見つかります。そしてフレンドリーなツバメウオたち。しつこいくらいずっとダイバーの後をついてきます。 そして浅場のリーフトップはハードコーラルが綺麗でサンゴの間で小魚が群れてる情景はこれまたうっとり・・・そしてふと下を見るととても大きなオニダルマオコゼが岩と岩の間にどーんと居座ってます。見事に岩と同化してるその姿は見事!エラの所が動かなかったら気がつかなかったかも。間違って手を着かなくてよかった・・・
違う魅力の3ポイントを楽しんでゲストの皆さんは心地よい疲労感のせいか、リゾートまでの帰路はサンデッキでぐっすり気持ち良さそうに寝ていました。 ポイントはその時の天候やリクエストによって変わることがあります。乾期にはマンタポイントが必ず組み込まれるので、乾期のフルデイは特にお薦めです。
DAY&NIGHTダイビングと同じく週に1回開催してますので、滞在中はぜひ参加してみて下さいね。
Michiyo.S