Perhaps the most remarkable, fascinating animals on earth…この世で一番、視力の優れた動物?

2012年1月10日(火)

この世で最も視力のいい動物に、シャコ類が挙げられます。シャコ類または甲殻動物は獰猛な補食性の動物でもあるのです!

ハナシャコ科の捕獲の方法は、“鎌のような脚で相手を捕獲するシャコ”と “ハンマー系の前脚で強打して捕獲するシャコ”の2つのグループに分かれ、400以上の種類が存在します。その種類によって、相手を強打し失神させるか、突くか強打し粉砕するか異なってきます。


1. 写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith



小さなハゼに特殊なライトを当ててみると、目のまわりと背骨の部分がピンク色に発光しているのが分かります!
蛍光発光テクノロジーの考案者であるDr Charles Mazelは、「ダイビングに出かけ、水中生物の観察をしたりすることは、これまでの人類の歴史にはなかったことです。ましてや、サンゴや水中生物の蛍光発光を見たことがある人間は、本当に限られています!きっと世界中で90%を超える人が目にしたことがないだろう。」と語ります。


写真提供: Liquid Motion Film

水中のサンゴが蛍光発光する様子。


写真提供:ワカトビゲスト Asti Livingston

「蛍光発光ダイビングは、本当に驚くべき経験でした!! 様々なサンゴがまぶしく光りとても幻想的でした。Wakatobiに行かれる方は絶対体験することをおすすめします!!」  コメント:Norm Vexler


写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair

この世で最も魅惑的な動物のひとつにシャコ類が挙げられます。


写真提供:ワカトビゲスト Saskia Van Wijk

シャコ類がハンター上手な理由には、彼らのずば抜けた視力にあります。
シャコ類の目は16種類の異なる光受容体を持ち、それらのうち12容体は単独で色を分析できるのです。(どのぐらい優れているかというと、私たち人間は、わずか3つの色彩チャンネルしか持っていないのです!)

科学者達はシャコ類が見ている世界を、私達人間は想像することすらできないのだと言います。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson(モンハナシャコ)

THE ZOOというダイブサイトでは、シャコ科のスピアリングマンティスシュリンプがよく穴から顔を覗かせ、優れた目で私達を見ています。

独立した左右それぞれの目を、違った方向に動かしたり、360°回転することも
できるというから、さらに驚きです!


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

蛍光発光するオニカサゴは、昼間と全く違った色で見ることができます。


写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair

モンハナシャコは、敵を強打して捕獲するシャコです。

餌を探しているのか、歩き回る一匹のモンハナシャコを発見しました!華麗に動き回る姿は、まるでカメラレンズの前でダンスをしている様です。

すると突然、モンハナシャコはハンマー系の捕脚を打ち出し、カニの甲羅を粉砕すると自分の穴の中に持ち帰ってしまいました!きっと、ゆっくり時間をかけて食べるのでしょう。

その全てが一瞬の出来事だったので催眠術にかかった様に反応できず、残念ながらその瞬間を撮ることが出来ませんでした。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

モンハナシャコはハンマー系の捕脚を、目に見えない速さで打ち出し、敵を打撃し捕獲します。その打撃の威力は、22口径の銃弾と同じだというから、さらに驚きです!全長20cmにも満たない、小さな動物がこんな信じられない能力を持っているとは本当にビックリです。
さてシャコ類の目は、3つの異なる部分で構成され、それぞれの部分に瞳孔を持ち、各目が三眼顕の視覚と距離を認識できるだけではなく、同時に3種類の画像で見ることができるそうです!

それに対し私達人間の目は、どんなに頑張っても両方の目でひとつの画像しか見られないですよね・・・


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

2名のゲストが、蛍光発光ダイビングを体験するために素晴らしいサンゴ礁の広がるThe Zooというダイブサイトに出かけていきました。そして砂地の所で、明るい2つの蛍光色を発するオレンジ色のシャコを発見しました!

シャコが発光する訳は、コミュニケーション手段のひとつだと証明されており、脅威的な能力のひとつですね。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

昼間のオトヒメエビはいつも忙しく掃除していますが、夜になるとプランクトンやカイアシ類を捕食するために、活発に行動し始めます。

日中は前節部分等、半透明でよく見えない所が、夜に特殊なライトを当ててみると、明るい黄色に発光しているのがよく分かります。


写真提供: Liquid Motion Film

普通のライトの光、特殊なライトの光・・・こんなにも違って見えるのです!

全く同じ水域の環境で育つ、同じ種類のサンゴでも、ひとつは明るい緑色に発光し、もう片方は全く発光しないか、もしくは違う色で発光しているのも確認されています。しかし、それがなぜなのかまだ解明されていないのが現状です。

こんな水中世界の不思議を是非ご自分の目で、確かめてみてください!


写真提供: Liquid Motion Film

多種多様なサンゴや生物達が生活する、ワカトビの美しいサンゴ礁。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

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