2008年11月16日~20日

2008年11月20日(木)

11/16/08 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴 28℃

あー風邪引いた。鼻水ズルズル、咳がゲンゲン。耳抜きできなさそう。魔法の薬でドーピングしてドボンと飛び込む。潜行開始、でも薬の聞きが悪いのか鼻汁が強力すぎるのか空気は耳に通らない。ゲストに遅れる事5分なんとか降りる事ができて一安心。クリーニングロックに辿り着いてみれば4枚の大きなマンタがグールグル。ノンビリダランと口開けて、頭鰭たらしてクリーニング中。安全停止の間も下ではマンタがグールグル。


位置 POINT 天候 水温
北マーレ Rasfari out 晴 28℃

青い水、20m位は抜けている。リーフ斜面を下ると白い砂地が眩しい。大きな砂を被ったマダラエイらしき姿が見える。ガーデンイールに囲まれて静かに眠るネムリブカ。斜面に戻ってゆっくりと泳いでいたら壁沿いの流れは次第に速度を増して行く。リーフから少し浮上って、少し離れて流れに乗って行く。オーイ、上がって来いよ。1人斜面沿いに再び降り始めてしまい、流れに乗れないゲスト。流れる速度が違うからスーッと距離が開いて行く。頑張ってキックして着いて来る。もう少しあがった方が楽に追いつけるのに。こっちはみんなでスピード落とすのに反対向きにキックキック。やっと合流。水面に上がってみると、もうすぐコーナー。いつもの倍くらい移動してました。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner くもり 29℃

天気は何だか変わりやすく、環礁を渡るとき少し揺れていた。少しと思っていたのはこっちだけなのか、3人程船酔いになってちょっと大変だったみたい。

又、耳が詰まった。浅いトップリーフ沿いにだましだまし降りて行く。緩い流れのお陰か、明るい日差しのお陰なのか、今日のインディアンバナーの群はリーフの上に出ていていい固まり具合。ドラキュラシュリンプゴビー、マックコスカーズラスと固有の小物をチェックした後はまっすぐ外洋側の壁外へ向かう。アカモンガラのカーテンのむこうにバラフエダイの群やクマザサの群が見える。

沖側に見えたロウニンアジにライトを向けてチラチラ振っていると、釣れたって感じで大きなロウニンアジは光り目掛けてまっすぐこちらに突進して来る。すぐ後ろにいたゲストからキャーと悲鳴が上がる程の迫力でした。

11/17/08 第2日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru くもり 28℃

すっかり雲に覆われた暗い空。日の出の時間を過ぎても日が昇った感じがしない。エントリーする頃には明るくなって来たけど、太陽は顔を出さない。飛び込んだ水中も白く濁った水で視界は悪い。何もない。ハンマーヘッドの姿はない。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head 晴 28℃

ホーム オブ ナポレオン。イエローバックフュージュラーの群を通り抜けながら根に辿り着く。下から大きなツバメウオの群がやって来る。クダゴンベで時間つぶしていると真打ちナポレオンが登場。いつものようにゆっくりじっくり一人一人のゲストの顔を覗いて行く。周り中からフラッシュが光る。スターナポレオン。チラリズムのかけらも無い彼の行動は時にゲストをすぐに飽きさせる。実際、フィッシュアイが顔に当たっても逃げもせず、ノンビリ漂うナポレオンには自然の生き物って感じはしない。ペットだね。すれ違う他のチームが来るとナポレオンさんは「おっと次の出番だ」って感じで新たなステージに向かって行った。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Bulhalhohi Thila 晴 28℃

アリ環礁をぐっと下って真ん中を過ぎ、ぐぐぐっと西の端。旅も随分進んで来た。風邪も増々絶好調。鼻水ズルズル。熱も出て来た。きっともう時期峠も越す。大きな根の壁沿いをオレンジの花吹雪のようにハナダイ達がヒラヒラと舞う。流れに乗って壁沿いにドリフト。オーバーハングにみんなで突入。再び流れに乗って行く。ミヤケテグリやベンテンコモンエビが見つかる。怒り顔のアケボノハゼが引っ込む事無く堂々とホバーリング。一番大きなケーブの中でスカシテンジクダイの群とトガリエビスの壁に隠れて大きなテンジクザメが寝ている。写真撮れないねって言うけど、仕方ないね。でも、どうせナースシャークは逃げないからカメラ鼻先まで突っ込んでスカテンとトガリエビスを追い払えば、撮れるんじゃない?

11/18/08 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila 晴 28℃

いつも思うけど、見つかりにくいものでも何となく潜ると以外に簡単に見つかるもんだ。それ程熱心なハゼ好きがいた訳でもないのにいきなりトールフィンのカップルが見つかる。しかも機嫌がいいのか2匹ともなかなか引っ込まない。ラッキーと思っていたらハゼの向こう、根から離れた方にブラックフィンバラクーダの群が登場。この時はそのまま逃げられたけど、その後2度も登場してくれた。いつものように根の上のテーブル珊瑚を見に行くとノコギリダイとヨコシマクロダイがギュッと固まりいい景色でした。

ジンベエサーチその1

天気は晴れて、いい日差し。船はぐんぐん進んでマアミギリ島が見えて来た。時間になっても集合完了しない時は何故かすぐ出るジンベエ君。いつもながら見透かされたようなタイミングで説明中、しかもまだ外海に出る手前でジンベエがいた。慌てて飛び出し準備するけど間に合わず。見失ってしまった。それでも今日はついていて、3匹連続で見つかる。飛び込んで、ダッシュで泳いで、ジンベエは沈んで行く。これを短時間に繰り返す。風邪ひきにはちょっと辛いかな。見えたのはいいけど、沈むのが早くてじっくり見る事ができない。不完全燃焼。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Holiday out 晴 29℃

ジンベエ発見。素早くエントリー、素早く潜降、素早く追跡。水中から見上げるジンベエザメはよりいっそう大きく見える。しかし、のんきに見上げてられない。スノーケルと違って器材を付けた人間の泳ぎの遅い事。カメラを構えて足を止めてしまえば置いて行かれ、追いつくのに一苦労。足の遅い人はシッポしか見られないって事も有るね。今日はラッキーな事にジンベエがターンしてくれた。前の人動きしか見えてないのか後ろのゲストはターンに気が付いていない。腕引っ張ってグッとコースを変えると丁度目の前をジンベエの顔が、目が通り過ぎて行く。みんな向きを変えて頑張って泳ぐ。すごく頑張ったからすごく疲れたけど時間はたったの7分間。

ジンベエサーチその2

ボートへの帰り道、海面に黒い影が浮き上がる。ジンベエ発見に慌てて準備。しかし、影が消えてしまった。潜ったのかと思ったらドーニーのすぐ横に再び上がって来るジンベエザメ。今度のジンベエはやっと見つけたノンビリジンベエ。浅い水深をゆっくり、ゆっくりみんなと一緒に泳いでくれた。

休む間もなく、もう一匹発見。ちょっと小さめのジンベエザメ。流石に疲れたのか飛び込まない人もたくさんいた。最後のジンベエはヤッパリそんなに長くは泳いでくれなかった。今日のジンベエはすぐ潜るなぁ。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Dhigurah Arches 晴 29℃

思いっきり泳ぎ過ぎて疲れた後はノンビリします。ゲストにも風邪をうつしてしまったのか耳の抜けにくい人も出て来た。ごめんね。ドラキュラシュリンプゴビー、ちょっと苦労したけどトールフィンも見つかって斜面を上がって行くと見慣れない魚がいた。ハイブリッドエンジェルだ。ちょっと興奮。ナポレオンが通り過ぎる。通り過ぎたと思ったら又近くに現れた。なんか食べるのに夢中になっている。隙をついて回り込む。みんなも上手に散らばって包囲の輪が完成。段々近づく人の気配に緊張して動きを止めるナポレオン。突然、目にも留まらないスピードで反転して逃げて行った。

11/19/08 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila 晴 28℃

崩れそうで崩れない天気が続いているが今日も晴れ。緩やかな流れの中、食事に一所懸命なクマザサハナムロ。その周りをやる気の見えない迫力の無さでゆっくり泳いで行くロウニンアジ。深い方から大きな群がやって来た。レインボーランナー、ツムブリの群だ。一度は離れて行ってしまったツムブリは根の周りをうろついているのか再び遭遇。ヨスジフエダイの黄色、ハナダイのオレンジに彩られた根を楽しんでみんながドーニーに上がった時、後にはイルカが数頭泳いでいた。うーん、残念。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南東部 VilamendhooThila 晴 28℃

久しぶりに抜群に抜けた青い水。クマザサやバナナフュージュラーが群群。遠くにバラフエダイやギンガメアジが見える。マダラトビエイ見たいって言うんでトビエイの姿を求めて根の周りをズンズン進む。いつもいるから簡単かと思ったら意外に出て来ない。見たいと見れない病だ。安全停止をしているとナンヨウブダイがあっちこっちで放卵、放精していた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagili Corner 晴 29℃

2本目のブルーはどこへやら、遥かに3時間も移動すれば変わるのは当然だけど落差が激しくとっても濁った水へジャンプイン。緩い流れの中、壁沿いに移動して行く。亀裂のようなオーバーハングを覗くとロブスターが何匹も目を光らせている。イソマグロが5匹編隊組んで通り過ぎ、足下をタイマイが通り過ぎる。人の接近にホワイトチップがノンビリ逃げて行く。なかなかいい獲物に出会えないなーと思っていると頭上を大きめのモブラが通過。ちょっと追いすがってみるけど戻って来る気配はない。下を見ると大きいナポレオンだ。その向こうにブラックフィンバラクーダだ。一気にまとめて出てくれました。でも、また、マダラトビエイはいなかった。

11/20/08 第5日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Guraidhoo Corner くもり 28℃

日差しが出てればもっと抜けそうなクリアーな水。ムレハタタテダイの色が際立つ。コーナーに辿り着くとホワイトチップが2~3匹泳いでいるだけ。マウルーフは待ちをしないでやや外目に飛び出している。確かに待っても仕方がなさそうと周りを見上げているとちらりとチャネルの内側ずんと上に羽ばたくもの発見。昨日振られ続けたマダラトビエイだ。大きく内側に回り込んで3匹編隊のマダラトビエイを崩さないようにじっくりじわじわとコーナー待ちエリアに追い込んで行く。勢い良く泳いだもんでゲストが丁度網を広げたように長く広がりトビエイはコーナーへ追い込まれて行く。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Cocoa Corner 晴 28℃

さっきは頑張って泳いだから今度はノンビリと泳いでみた。他のチームは先行してもうどこにも見えない。ラッキーな事にアケボノハゼ発見。直後にもう1匹発見。1匹かと思ったら側にもう1匹いた。深めで時間使ってしまったから早めに浅い所まで壁沿いに上がって行く。ナポレオンももう飽きたかな。ムスジコショウダイの群ももう見慣れたよね。一番上でコラーバタフライの玉が在った。1本目でも見れたもんね。おっと、かなり小さいけどモンツキカエルウオ発見。こんな小さいモンツキは初めてだな。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Nassimo Thila くもり 28℃

これでもかってぐらいオレンジのハナダイに囲まれたピナクルをいくつも通り過ぎて青いソフトコーラルで天井がいっぱいのオーバーハングへ向かう。入ったらいきなりマダラエイがいた。外にはカツオの群が忙しそうに泳ぎ回っている。根の上ではムレハタタテダイがたっぷり群れている。クマザサ達に囲まれていると大きなロウニンアジがまとまってやって来た。襲う気満々なロウニンアジは迫力大。

石渡 隆之
Island Safari1


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