2009年9月6日~12日モルディブサファリログ

2009年9月14日(月)

ジンベエ マンタ ハンマー 3冠達成🌼 


9/6/09 第1日目
位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温28℃


すっきり☀。明るい日差しと穏やかな波。ゆったりダイビングと思ったら外洋に面したポイントは結構波が高い。ウネリの少ない斜面下側をクリーニングロックに向かって泳いで行く。暫く待ってみる。マンタは来ない。3人のガイド散らばって見張っていたけどマンタは来ない。来ない物は見えない。見上げた先のシルエットにアッと驚いたけど、よく見れば大きめのモブラが通り過ぎて行く。

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温28℃

マウルーフがどこかから今5枚出ているよって情報を持って来たので急遽ランカンに逆戻り。今ってのは、どのくらい今なんだろう。1本目より濁っているけど、1本目より波やウネリは小さい。今度は待たずにクリーニングロックを中心に斜面沿いに行ったり戻ったり。1チームずつタイミングをずらしてマンタ探し。3番手に泳ぎだして1往復してクリーニングロック周りに戻って来る。マンタはまだ来ない。「今‥」って話に惑わされなければよかったかなと思いつつ又振り返りつつ泳ぎだした時に後方沖側から大きなシルエットが登場。ベルを鳴らして急いで着底。ロックの上側に回り込んでゆったり漂い、旋回するマンタをじっくり観察。しっかり着底こそクリーニングの要。



位置南マーレ環礁 POINTKuda Giri 天候☀ 水温28℃

 新たにサイズの大きなエンジンに載せ変えたドーニを待つ。なんかいつもより遅いんじゃない。えっ、鳴らし運転必要なの。寝耳に水。壊れたんじゃないんなら、まぁいいか。そろそろ日が傾き始めた頃、急いでエントリー。固有のチョウチョウウオやブレニーを見ながら壁沿いに沈船を目指して降りて行く。沈船の脇に小さなナポレオンが1匹。船の反対側にデコの張りがすごい大きなナポレオンが1匹。じっと止まって見ていると向こうも逃げもせずじっとたたずんでいた。根に戻って壁沿いを進んで行くと大きなイソマグロが3本通過して行く。暗くなって行く水中。ドーニに上がると太陽は西に沈んで行く所だった。

9/7/09 第2日目
位置南マーレ環礁 POINTCocoa Corner 天候☁ 水温29℃


 明け方に強い雨が通過して行く。風も出て時化ってる感じ。ポイントに着く頃には穏やかな海に戻っていて一安心。緩い流れの壁沿いを降りつつ深場をにらみつける。ちょっと暗い水中で2匹のアケボノハゼを無事発見。囲んで見ていると後から2チームも到着。記者会見のようなカメラの砲列。1人のゲストがカメラのモニター見ながら何故かドンドン前進。アケボノハゼ1匹は穴に引っ込んでしまった。何見ているか分からないままカメラ構えていたらしい。それじゃなくてもカメラ見ながら前進すると被写体にどれだけ近づいたか分かりにくいから気を付けたいもんだ。残りの1匹に向くレンズ。今度は大きなライトでアケボノを照らしたゲストがいた。そんなに急に明るくしたら引っ込むよ。
ナポレオンや大きなグリーンシータートルを見ながら壁沿いにゆっくり流れて行くと浅めの壁の棚にナースシャークがデロって腹這いになっている。全身丸見え。普通、穴の中とかに隠れているものなのに大胆。

  ジンベエサーチその1🍀

 南マーレを横切りほぼ真西にボートは進む。縦に長いアリ環礁の真ん中よりやや南よりの外洋やチャネルをゆっくりクネクネ回りながらジンベエサーチ。マンタ何枚も見つかるけど肝心の大口君が見つからない。南側で出ているってのも聞かないし、今週も厳しい状況かな😵

位置アリ環礁南部 POINTVilamendhooThila 天候☀ 水温29℃

根の壁に大きな穴が開いている。大きく繁ったヤギの中、クダゴンベが2匹住んでいた。1匹はお腹が大きかったからもう直き産卵でもするんじゃないかな。バラフエダイやマダラタルミの群を眺めつつ根を廻って行く。でも、気持ちはジンベエ、ジンベエ。目線はどうしても上、沖とさまよい大きな影を探してしまう。根の上で渦巻くクマザサの青と赤に囲まれても心はジンベエ。

  ジンベエサーチその2🍀
 再び黒い影探し。天気は良くなって晴れ間が広がり2階、3階の屋根の上はとても暑い。ダンゲッティ、ディグラチャネルと探して行く。浅い内海のディグララグーンでは遠くでマンタの影が見えたけどジンベエ無し⬇

位置アリ環礁南部 POINTDhigurah Out 天候☀ 水温28℃

 探し続けてドンドン南下。ディグラ島の外側に移動。先週と比べると水が濁っているようだ。ちょっと安心。3チーム横並びで壁沿いを進み、ジンベエを探して行く。期待の大物は登場しなかった。

9/8/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTAribeach Out 天候☁ 水温28℃


ドーニで出動。ディグラ島の内側からジンベエを探しながら外海に進んで行く。外洋に出る直前。イルカの群が正面から近づいて来る。少しドーニの周りを泳いでいくれた。
 15m位を境に下側の透明度は結構よく、深場がよく見渡せる。下も、上も後も周り中見回しながら泳ぎ始める。横並びの3チームを舐めるようにマダラトビエイが横切ってくれた。



  ジンベエサーチその3🍀
 ちょっと朗報。南のサンアイランド方面で前日に出たって話。ディドゥーでも1匹出たらしい。取りあえず南下して探してみる。ちょっと大きなウネリがあるけどドンドン南下。でも、1往復して何も無し。
 そろそろダイビングの時間。ブリーフィングに集合してもらってマップを書いている時にピューッと笛の音。「うそ、じんべえ」「ぎゃー」色んな叫びが上がる🎵中、外に出るとリーフの落ち際辺りに大きな影。取りあえず3点着けてジャンプ。キック、キック、猛ダッシュ💨。やっと見えて来た。水面スレスレに泳ぐジンベエにみんなが夢中で接近。いきなり接近し過ぎちゃ駄目って言っているのに、コースも塞いじゃ駄目って言っているのにきっとみんな忘れている。きっとみんなの勢いにビビったジンベエは少し深度を下げて移動を続ける。一度上がりかけるけど前に回り込む人がいてはジンベエは上がりきらない。暫く進むとジンベエはまた上がり始める気配。なんとかみんなをどけてジンベエのコースを作る。かなり浅い所まで上がって来たけど、ここで又、みんなの詰め寄り過ぎ、興奮し過ぎですね。さよならジンベエ✋

位置アリ環礁南東部 POINTDhidhdhoo Out 天候☁ 水温28℃

 スノーケリングからそのままドーニに上がってダイビングの準備開始。ちょっと前を進むドーニからスノーケーラーが飛び込んで行く。どうやらジンベエ追跡中みたいだ。みんなの器材装着を待ちながら様子を伺う。エントリー。ジンベエの進んでいた方に向かってリーフに近づいて行く。アレーいないなー。シルエットが見えた。逆向いている。どうやらジンベエ君は180°向きを変えて泳ぎ始めてしまったようだ。後から来るゲストにサインで方向を教える。そんな事しているうちにスーパーダッシュで何人かジンベエに向かって行く。よく見えないなと思っている所に再び向きを変えたらしいジンベエがこっちに勢い良く泳いで来た。うーん、逃げる気満々な感じ。取りあえず浅瀬からでないようにブロックを試みる。デッカイ目とにらみ合い。デッカイ顔で迫って来る。ヤッパリ止まる気配も曲がる様子も無い。ごめんなさい。さようなら。ありがとう。



位置アリ環礁中西部 POINTReethi Thila 天候☁ 水温28℃

珍しく北からの流れ。ちょっと強め。イエローバックやクマザサがザーザー泳ぐ中エントリー。砂地を横切るウシエイがスーッと深場に逃げて行く。イソマグロやカスミアジが泳ぎ回っている。グレーリーフシャークも何匹も泳ぎ回っている。
 ダイビング後、いつもの無人島に移動。ちょっと雲行き怪しいし、到着も少し遅れている。早めに綺麗なサンゴ礁を見にスノーケル開始。暫く泳ぐと西の空は真っ黒になり、風も強くなって来る。撤退。島に向けて泳ぎ始めてしばらくすると大粒の雨が叩き付けて来る。背中にバチバチ当る雨粒が結構痛い。

9/9/09 第4日目
位置アリ環礁中東部 POINTFish Head 天候🌂 水温28℃


 天気は全然良くならず、下り坂。潜り始めてしばらくすると海面が荒れて来て激しく雨も振っているようだ。潜ってしまえば水中は穏やかもので流れも緩くノンビリダイビング。根に辿り着いた早々にタイマイがご飯を食べているのに出会う。まだみんながタイマイ見ているうちに前方の棚の落ち際を大きなグレーリーフが2匹、根沿いに行ったり来たりを繰り返している。ちょっと離れているすきに壁まで移動してサメが戻って来るのを待つ。壁にぴったりくっ付いているとサメはゆっくり泳いで来てすぐ側でターンして行く。いつものように大きなナポレオンは勝手にやって来てみんなの周りでウロウロ。アッと言う間に時間は過ぎて行く。

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☁ 水温28℃

 根を目指して降りて行くとギンガメアジの群がやって来る。ホウセキキントキの群を横に見ながら流れの上手に上がって行く。クマザサハナムロの群が頭上を覆うようになるとイソマグロが6本列になって登場。何度も根の周りに現れては消えて行く大きなイソマグロ達。グレーリーフシャークも登場したけど流れが弱かったせいか、ちょっと出方に迫力が無かった。残念💦

位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候☁ 水温28℃

 ちょっと浅めの深度で下に岬状の細長いリーフを見ながら泳いで行き、アケボノハゼ目掛けて一気に降りる。今度は根を越え内側の砂地に行ってマックコスカーズラスをチェック。戻りついでにドラキュラゴビーもチェック。再び外洋側のリーフに戻って根の上から見下ろすとグレーリーフシャークが8匹グルグル回っている。その内2匹は太くてデカイ、メタボな感じ。結構近くまでやって来たり、いつまでもグルグルしているものだからそのままずっとサメを堪能。ここより先に行くのは忘れて時間の許す限り根に張り付いたまんまサメを観察。

9/10/09 第5日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☁ 水温29℃


 朝から天気が悪い。空一面に黒い雲が広がっている。日の出の時間になってもあまり明るくならない。海の中もヤッパリ暗くて深場に行けば行く程、夜みたいに黒い世界。探し続けて時間が過ぎて、そろそろ深度を上げようとした所でパキチャンがハンマーを2匹発見。動きの速いハンマーヘッド、深場にズンズン消えて行く。

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☁ 水温29℃

 なんとか振らないだけで北マーレに帰って来てもずっと曇った空。実は初日のトライでマンタを見られてないチームが今日の僕の担当。クリーニングロックの沖側を泳いで通過するとモブラが2枚すれ違うように泳ぎ去って行く。大きなグリーンシータートルがこっちに気が付いて逃げて行く。リーフの斜面沿いに泳いで再びメインのクリーニングロックに到着。今度は待ってみる。周りのギンポなどを見ていると今度も沖からマンタがこっちに向かって来る。真上を通過してクリーニングロックに到着。何度もロックの上を行ったり来たりするマンタ。時には頭上スレスレを通過する事も有りました。

位置北マーレ環礁 POINTPotato Reef 天候☁ 水温29℃

 エントリーしたらダイバーが忘れ物。取りに行っている間に他のチームはトールフィンの許へ。遅れて行ってみるとみんなが見る前にピュッと引っ込む。ここは暫く待ってみよう。もう出てくれないのかなって思うくらい待った。結局スルスルっと穴から出て来て周りにアピールするように一度ヒレをバサッと開く。みんながハゼに夢中の間、リーフの棚で黒いハナヒゲウツボを発見。待っている間は泳ぎ回れないから逆に小さい物がポロポロ見つかる。嘴のドット柄が可愛いチークドパイプフィッシュ、スターリードラグネットも岩の間に見つかる。小さい生き物も可愛い🎵



マンタ・ハンマーゲット♪ ジンベイは・・・

2009年9月7日(月)

8/30/09 第1日目
位置:北マーレ環礁 POINT:Lankan Reef 天候:☀/☔/☀ 水温:28℃

気持ち良く晴れていたと思っていたら、エントリー直前に急に曇りだす。激しい雨と風がやって来た。あれっ、と思っている間に島の影は霞んで行く。水面で全員が入るのを待っているとドーニは風に押されてドンドン沖に押し出される。なんとか揃って潜降を始めると海底など見える物の無い暗い深い海が下には広がっている。ちょっと大変だったけど泳いで、泳いでやっと海底が見える所までやって来て一安心。でも、少し南に流されたようだ。弱い流れに向かってクリーニングロックにやっと辿り着く。マンタは1枚根の上でクルリ、クルリ回りながら気持ち良さそうに漂っていた。😄

位置:北マーレ環礁 POINT:Sunlight Thila 天候:☀ 水温:28℃

リーフィング前、全員集合するのを待っていると遠くで跳ねていたイルカ達がリーフ沿いにやって来てボートの前方の海面はイルカだらけ。ドーニで出発してもイルカの群は周りを泳ぎ回っている。いよいよエントリー開始。水に入るとキューキュー、ピーピーイルカの声に前進を包まれる。イルカが30頭ほど固まってこっちに向かって泳いで来る。浅い深度のままベルを鳴らして指差しながら振り向くとまだ1人も入って来てない。真下を通過して行くイルカ達。やっと1人目が入った。今日のチームは経験値の浅いメンバー。一人一人ゆっくりとエントリーしている内に去って行くイルカ。
 結局誰もイルカの姿を水中で見る事はできなかった。入った瞬間から出るまで油断できないのだ。😳


位置:南マーレ環礁 POINT:Kuda Giri 天候:☀ 水温:28℃

出発前に、アンカーやブイを使わないここモルディブのエントリーと潜降について話す。まだもたつくけどテンポは少しよくなったようだ。カスミアジがクマザサハナムロを追いかけている横を進んで行く。チビイソマグロが群れて沈船の周りを泳ぎ回っている。岩陰でユカタハタがベンテンコモンエビに掃除されているのを見ていると真後ろを大きなイソマグロが3匹、一列になって泳いで来て目の前でターンして行く。見上げると大きなカスミアジの群に混じって小さめのロウニンアジが守られるように泳いでいた。😊

8/31/09 第2日目
位置:南マーレ環礁 POINT:Medhu Faru 天候:☀ 水温:28℃

エントリー、ちょっと濁った水の中を落ちて行きつつ最後の一人が入るのを確認。沈み始めた最後尾の人の近くを大きなモブラが通り過ぎて行く。ロウニンアジのたまり場で根待ちしていると棚上側からマダラトビエイが泳いで来る。
なかなかロウニンアジの群は出て来ない。壁沿いをやって来る大きなマンタ。ゆったりとゆっくりと通り過ぎて行く。ハナヒゲウツボの穴の手前、大きなマダラエイがじっと固まっている。1ダイブでエイ4種ってなかなか無いよね。
目指したロウニンアジの群は少し壁から離れた所に居たんだけど、どうも警戒しているのか寄れば濁りにむこうに消えて行く。😰

ジンベエサーチその1
天気もよく、波も静か。暑い日差しの中、海面を見つめながら影を探す。ディグラ、アリビーチ、ディッドゥ、アリヤドゥー、マアミギリ、ホリディ、サンアイランド、どこも青い海が広がるだけ。😭

位置:アリ環礁南部 POINT:BoduFinoluThila 天候:☀ 水温:28℃
サーチで見つからないなら深場の根ならどうだろう。モブラが1枚泳いで行く。6本まとまってイソマグロが根の側を行ったり来たりしている。大きなコーラルブロックの下に大きなナースシャークが2匹隠れている。結局、ジンベエには会えないままタイムアウト。水面に上がると以上に暖かい水温。ちょっと温泉につかっている気分でドーニを待っていると20m先に無数のイルカの背中が見えた。言っていいのって聞かれるまでもない。この状況なら行っちゃうでしょ。頑張ってダッシュ。でも、器材を背負ったダイバーの水面での泳ぎは遅過ぎ。イルカはどこかへ消えた後。😵

ジンベエサーチその2
緊急事態だ。ドーニのドライブシャフトがずれてしまった。ドーニを内海に運ぶ、ゆっくり進む船から海面を見下ろし続ける。ここでも影は見つからない。内海にドーニを置き去りにして再び外洋で、ジンベエサーチ再開。ボートの目の前で跳ねるカジキ。棚の落ち際を体をうねらせてゆったりと泳ぐカジキの姿がはっきりと見える程水が澄んでいる。ジンベエはいない。😭

9/1/09 第3日目

位置:アリ環礁南部 POINT:Dhidhdhoo Out  天候:☀ 水温:28℃

今日もカジキがよく跳ねている。青がキレイな抜けた海。壁沿いから沖に3チーム並んでジンベエを探す為のダイビング。でも、これだけ青いとちょっと厳しいかな。カジキの方が出るんじゃないかってわくわくして来る。壁際の浅場にイルカがいたらしい。壁側の1チームだけは見られたけど、青い水チームは見ずじまい。

ジンベエサーチその3

リリービーチ方面で出ていたって情報が有ったのでアリ環礁の東面を北上しながらジンベエを探して行く。3時間ゆっくり進む。リリービーチも過ぎた。戻りながら探そうかって船をチャネルに入れると根の側にヒレが見える。ちょっと遠い。イルカか、マンタか、ジンベエか。船を少し寄せてみるとマンタでした。じゃ、潜ってみよう。😍

位置:アリ環礁南東部 POINT:Maagiri 天候:☀ 水温:28℃
アウトカレントのチャネルの中程にある離れ根の横をマンタが流れに逆らいつつご飯中。ドーニで根に近づいてエントリー。斜面沿いを降りて行く。海底は珊瑚の隙間に白い砂の明るい景色。海面を見上げて待ってみたけどエントリーの時まで見えていたマンタは姿を見せない。結局最後までダイビング中は姿を見せなかったマンタ。ドーニに上がって帰り道、さっきと同じ場所にちゃんとマンタは戻って来ていた。

位置:アリ環礁中西部 POINT:Fish Head 天候:☀ 水温:28℃
潜降して行くとナポレオンは待っていたよ的に根から離れてダイバーに向かって寄って来る。根に辿り着くとすぐ側でタイマイが食事に夢中。流れが弱く、濁った水、根の上まで追い込まれているイエローバックフュージュラー。ロウニンアジやイソマグロが突然間近に現れる。盛んにアタックを仕掛ける捕食魚の御陰で魚影はドンドン濃くなって行く。そんな周りのワイワイな感じを無視してナポレオンはゲストの周りから離れない。ヤギの中にはクダゴンベが2匹並んで枝に止まっている。


ジンベエを探して旅しているうちにコースは東に寄り1日早くフィッシュヘッドに着いてしまった。運良く天候、風向きの心配も無く近くの島影に船は停泊できたけど、ここにはいつもの無人島は無い。パウダー玉スノーケリングも今週はパス。


9/2/09 第4日目
位置:アリ環礁中東部 POINT:Fish Head 天候:🌁 水温:28℃

昨夜遅くなってから土砂降りの雨が来て風向きが少し不安定なのが心配だけど、
今日はいつもと違ったエリアでのジンベエサーチの予定。ポイントが重なってしまうけど、時間節約、一番近いフィッシュヘッドに再びダイビング。今日もナポレオンのお出迎え。クマザサハナムロは蚊柱か屏風岩のような形の群を作っている。模様を浮かべたイソマグロとロウニンアジがほとんど同時に襲いかかって行く。ツバメウオも大きな固まりになって登場してくれて感謝です。

ジンベエサーチその4
アリ環礁北東端、ガンゲヒに足を伸ばしてジンベエサーチ。環礁内側のリーフ沿いに船を北上させて行く。北端辺りで大きな波が出始めUターン。結局ジンベエには会えずじまい。明日のハンマーで頑張ろう。😭

位置:アリ環礁北部 POINT:Genburugau Faru 天候:🌁 水温:28℃

珊瑚の斜面のリーフを降りてノンビリ穏やかな海を進む。初日一緒に潜った経験値浅いチームはこの旅の間に見違える程上達していて、テンポのいいエントリーとまとまってスムーズに泳ぎながら潜降して来る姿は全く別のチームのようだった。固有のチョウチョウウオ、マダガスカルやイエローヘッドを見たり、エヴァンスアンティアスを眺めたり。ノンビリ進んで行く。バブルコーラルシュリンプを見ていたらすぐ脇の岩にお菓子のような可愛いウミウシも見つかる。

位置:アリ環礁中東部 POINT:Madivaru Corner 天候:🌁 水温:28℃

天気がかなり不安定になって来たけど、無事ラスドゥーに到着。ドーニが到着する頃には雨も止んで風もおさまって来る。エントリーしてすぐ目の前の棚上にブラックピラミッドバタフライの大群とムスジコショウダイの群をしばし眺める。イソマグロとすれ違いながら外洋に面した壁沿いに進んで行く。アケボノハゼを見ているとすぐ近くまで来た大きなグレーリーフがゆったりとターン。何度もやって来てはターンして行く。少し壁沿いに進むと6匹のグレーリーフシャークが壁沿いにグルグル同じ所を回っている。砂地に進みドラキュラゴビー。この間見つけたナンヨウハギの子供はまだ同じ珊瑚にいたけど、珊瑚の隙間に逃げ込んだナンヨウハギにゲストが接近し過ぎ。どんなに見たくてもそれじゃ絶対出て来ないよ。最後に大きなギンガメの群に出会って、てんこ盛りのダイビング終了。


9/3/09 第5日目
位置:ラスドゥー環礁 POINT:Rasdhoo Madivaru 天候:🌁 水温:28℃
海底の見えないまだ暗い海を降りて行く。15m過ぎ、取りあえずビデオの電源を入れて、20m過ぎメニューを開いて、25m過ぎホワイトバランスを取ろうとした左手側から2頭のハンマーがこっちに向かって来る。早すぎる登場。慌ててベルを振る。2頭のハンマーは遊ぶように一緒に泳いでいる。クルリと回ったり上がったり降りたり。流れに逆らって進むハンマー。置いて行かれないように必死でついて行くダイバー達。又クルリと回るハンマー。✌

位置:北マーレ環礁 POINT:Lions Head 天候:☀ 水温:28℃
今日はドーニのトラブルで未消化の1本も潜るので4本目まである。2本目は北マーレ南端のヴァドゥーチャネル沿いのポイント。透明度がグンと上がり普段は見えない深い場所も透けて見える。ブルーの中を漂うのが気持ちいい。
大きなナポレオンが斜面沿いに人間を避けるように距離を取って泳いでいる。斜面で岩に化けているつもりのアカマダラハタがいたけどゲストの急接近にロケットスタートで逃げて行く。トップリーフのブラックピラミッドは大量で澄んだ水といっぱいの日差しで印象深かった。

位置:北マーレ環礁 POINT:Lankan Reef 天候:☔  水温:28℃
今日もウネリが強い。透明度もさっきのダイビングの後だけに一層汚く感じる。クリーニングロックに着いてもなかなかマンタは出ない。根の上を更に上がりながら通過して行くマンタがいる。これは戻って来なかった。根の南側のチームから合図が聞こえる。濁っていてどこに誰がいるのか見えない。当然、何を見て鳴らしているのかも分からない。取りあえず急いで行ってみると遠ざかったり戻ったりしているマンタがいる。南の根でいったんクリーニング体制に入るけど何か気に入らなかったのかスーッと去って行った。

位置:北マーレ環礁 POINT:Potato Reef 天候:☀ 水温:28℃
ジンベエを追いかけて、ハゼポイントは一度も寄れなかった今週。最後くらいはマクロも見てみよう。馴染みのトールフィンの巣穴へ一気に向かう。意外にみんなぴったり張り付いて砂地に腹這い。近くで他のハゼも探してみよう。何故かサイズが倍は違う2匹のドラキュラが一緒に暮らしている。もう1匹トールフィンがいたけど、ハゼに急接近するゲストに勢いに驚いたんだろう。穴に入ってしまった。砂地を越えて根の反対側に向かう。久しぶりに覗いてみるとまだ同じ穴にフルムーンゴビーがいた。でも、ハナダイが騒ぎ過ぎてフルムーンは穴の奥に消えてしまった。












2009年8月23日~29日モルディブサファリログ

2009年8月31日(月)

今週はジンベエ・マンタ・ハンマー3冠達成✌

8/23/09 第1日目
位置北マーレ環礁 POINTMaagiri Rock 天候☀ 水温28℃


 前の2週とはがらりと変わって晴た空。青い空と穏やかな海が帰って来た。
海の中も光が入っていい気持ち。潜降して行くと1人耳抜きに時間が掛かるのか降りて来ない。時間稼ぎに近くの岩場で固有種のベラ、レモンメレンゲラスを見る。よく見ると回りにはイシヨウジウオ、チークドパイプフィッシュなどヨウジウオが何匹もニョロニョロ這っている。
ゆっくり斜面を下って行くと頭上をイソマグロがゆっくり旋回して行く。

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温28℃

 大きな波が上がっている。ダイビングのポイントではなくサーフィンのポイントみたい。
大きくうねる水中はまき上がった砂などの堆積物のせいで透明度も悪い。
斜面沿いに進むとタイマイがウネリに揺られてフワフワと漂っている。すぐ側にもう1枚。
更にもう1枚。3枚並んでウネリに乗ってフワフワ揺れる。
クリーニングロックに着くとその周りは深い方も浅い方もダイバーでいっぱい。
ロックの反対側が見えないくらい濁っている。先に着いたチームはロックの周りを漂うマンタを1枚見られたらしい😰

位置南マーレ環礁 POINTGuraidhoo Corner 天候☀ 水温28℃

 午後になっても晴れている。これはもう天気の心配はしなくていいのかな。
インカレント、でも透明度はあまり良く無い。流れのもっと緩い沖側を降りて行くと2枚のマダラトビエイがぴったり並んで泳いで来る。ドンドン近づいて来る。反対側からは大きなイソマグロがまっすぐこちらに向かって来る。
ほとんど同じタイミング上をマダラトビエイが、下をイソマグロの編隊が通り過ぎて行く。
根待ちを始めると、グレーリーフシャークとホワイトチップが4〜5匹周りをうろついている。でも、最後に外海に面したトップリーフまで上がって来るとカスミアジが大きな群を作っていて、グレーリーフシャークとホワイトチップも近くで見られたよ👌

8/24/09 第2日目
位置南マーレ環礁 POINTMedhu Faru 天候☀ 水温28℃


 ゆったりとインカレント。環礁外側の海へエントリー。深場の棚に大きなマダラエイがいた。
深めのオーバーハング沿いを進んで行く。アケボノハゼのカップルがいた。
2人のゲストがアケボノハゼに張り付いている間、オーバーハングの上側で間近を泳ぎ回るホワイトチップに囲まれていた。チャネルの内側に向かってドリフトして行くと大きなグレートバラクーダがスーッと泳いで行く。
しばらくすると又同じ個体らしきバラクーダに会う。更に進んで行くと僕の真後ろ、みんなの目の前をわざわざ泳いで行くバラクーダ。人が好きなのか。
深めのアケボノハゼで始めたのでちょっと早めにリーフの上側を泳ぎだす。ちょっと遠かったけど大きなロウニンアジの群が前方に見えた。
  
 ジンベエサーチその1🍀

 前には他の船は全然見当たらない💦アリ環礁南部のディグラ島からディドゥ島まで探してみたが何も無し。折り返して進んでいると船が固まっているのが遠くに見える。
きっとあそこにジンベエが出ている。他にいないか見ながら船を進める。すごく遠かったけど小さめのジンベエはスノーケラーを引き連れてまっすぐこちらに向かってくる。船の上から白い点々模様も見えた。これは簡単、飛び込んで待っていればジンベエが来るんだから。ボートの真横をジンベエが通過して行く。船尾に行ってみるとまだフィン履いてない人が何人もいる。
でも、もうジンベエは目の前、とにかく行ける人はジャンプ🎵ちょっと小さめ5m弱の可愛いジンベエ。明るい海の中をゆっくり進んでくれて、遅れていた人もなんとか全員見られた様子。20分程泳いだ所でダイバー達が飛び込んで来てジンベエは潜って行ってしまった💨


位置アリ環礁南部 POINTDhigurah out 天候☀ 水温29℃

 ドーニに乗り移ってダイビングの準備。棚の落ち際に沿ってドーニを進めて行く。
15分程でジンベエ発見🎵急いで屋根から降りて準備ってここでもまだウエット着てない人がチラホラ。エー間に合わないよ💦とにかく急いで準備している所に反対からやって来たドーニが気付かずジンベエの上通過。暫くジンベエを見失う。器材付けたまま海を睨んでいるとドーニの横に上がって来るジンベエ発見。ジャンプ🎵すぐに潜ってジンベエの追跡に入る。後からドンドン追いついて来るダイバー達。
少し沖に逃げたジンベエはうまい具合に小さくターン。ダイバーの中心にジンベエが入る。始はみんな一所懸命ジンベエに合わせて泳いでいたけどその必要は無くなった。
みんなの吐く泡をプランクトンと勘違いしたジンベエは上がって来る泡目掛けて行っては戻ってくる。これ楽でいいな。近めでカメラを構えたゲスト、泡の吐き具合なのか白フィンのせいなのか、なんか臭うのか?ジンベエはまっすぐ一人のゲストに着いて行く。頑張って逃げながらも正面から撮るレアなチャンス。
30分も付き合ってくれたジンベエ、感謝です😃



位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri out 天候☀ 水温29℃

 広く白い砂地にホワイトチップが何匹も転がっている。青い水と白い砂、射込む光りの中壁沿いにドリフトして行く。広々とした気分で気持ちいい。リーフに頭を突っ込んだタイマイがウネリに煽られてリーフから生えた甲羅がユラユラ揺れている。今度はレオパードシャークを発見。別に誰も急接近した訳じゃないし、まだ近寄り過ぎって程でもなかったけどいきなりロケットスタートで逃げ出すレオパードシャーク。暫く後に真後ろから再び搭乗したのは驚いた。
泳いで来たレオパードはそのまま斜面を上がり始め水面スレスレを泳いで行ってしまった💨

8/25/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTBoduFinoluThila  天候☀ 水温29℃


 外洋の深場の砂地に盛り上がるコーラルリーフを目指し斜面を降りて行く。マダラトビエイが1匹ひらりと泳ぎ去る。続いて2匹通過して行く。
ティラの上には群れていない。今日は固まりが無いのかなと思ったらもっと深く落ちて行く斜面沿いに10枚のマダラトビエイが群れて泳いでいた。

位置アリ環礁南東部 POINTKudarah Thila 天候☀ 水温29℃

 周りまでボッと黄色く染まる程たっぷりヨスジフエダイの群れる根の真ん中にたどり着く。流れの上手に向かって前進。
クマザサハナムロ達が少し上、少し根から離れて固まっている。周りをうろつくカスミアジとイソマグロとロウニンアジ。ちょっと粘って待ってみるとカスミアジとロウニンアジが猛然とクマザサに襲いかかる。一斉に逃げ出す魚達の起こす振動がボゥっと水をうならせる。

位置アリ環礁中西部 POINTReethi Thila 天候☀ 水温29℃

 意外に強い潮辺りになっていた。大きな根に当たる潮が2手に別れる。南に向かう流れに逆らい壁にぴったりくっ付いて流れから身を隠しながら流れの向きが変わるまで頑張って前進。根の北面を流れて行くカレントに乗って流して行くと下にオオメカマスの大群が見える。
イソマグロとすれ違い、下にグレーリーフシャークを見ながら流れて行くと大きな口を開ける壁の穴に大口開けたグレーリーフシャークが歯を剥き出しにしながら変な動きをしている。もしかしてクリーニングですか。歯は大事だもんね😁

8/26/09 第4日目
位置アリ環礁中東部 POINTFish Head 天候☁ 水温28℃


 3番手にエントリーして根に降りて行くと先に降りたチームがもうナポレオンと遊んでいる。人懐っこいここのアイドルは一人一人のダイバーに近寄って挨拶しているようだ。そのすぐ側でフュージュラーの群の下を大きなグレーリーフシャークがゆっくりと泳いでいる。みんなはそんな事は関係なくナポレオンと遊んでいる。根の上の大きなタイマイは周りの事は無視してご飯中🍙でした。

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☀ 水温28℃

 根をグルリと回りながら流れの上手を目指して行く。今年はホウセキキントキが増えて大きな群を作っている。
白っぽい海底に合わせているのか赤い色をほとんどみんな消している。
今日は越えで少し脅かしてみた。側まで行ってアーって大声出して見ると段々真っ赤に染まるキントキ君。ちょっとしか変わらなかったな😢
今度は太鼓を持って来よう。期待のイソマグロとグレーリーフはそれなりにいるんだけど今日は遠慮がちな泳ぎ方で目の前にぐっと寄って来てくれない。

位置アリ環礁中東部 POINTMadivaru Corner 天候🌂 水温28℃

 外洋に面した壁沿いを進んで行く。すぐ前にマウルーフチーム。マウさんのベルが鳴り腕を大きく広げてヒラヒラさせている。
マンタかなってみんなも思ったらしい。近づいたらマダラトビエイが10枚程群れていた。しかもこっち向きだ。まずい、慌ててゲストのみんなを壁際に戻す。泳ぎ回らず壁にぴったりと止まっているとノンビリした動きでマダラトビエイは目の前を通過して行った。みんなの素早い反応に感謝。根沿いに進んで行くとあっちこっちにばらけてギンガメが群れている。一応内側も見に行ってみたけどこの間いた大きなギンガメの固まりは無かった。

8/27/09 第5日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☁ 水温28℃


 他のチームともペースを合わせ少しゆっくり目に潜降。深場はとても暗く透明度も良く無い。下の方に何かゆらゆら揺れるシルエットが見えるけどもしかしてハンマーなの?暫くユラユラを目で追っていると不意に上がって来てハンマーヘッドのお姿登場。ワーワーとみんな頑張って泳いでいるけどどうも今日のハンマーは逃げている感じがしない。上から見ていると同じエリアを行ったり来たりしているのが分かる。6匹のハンマーが輪になってグルグル回ってりしている。ノンビリ一杯見られたけどヤッパリ写真は難しい。



位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☁ 水温28℃

 天気は昨日の夕方から崩れ始め、深夜には3度も強風と強い雨に船を揺すられた。北マーレに帰って来ても晴れず前回よりマシだけどウネリは相変わらず大きい。クリーニングロック周りで根待ちに入るけど何も出て来ない。
モブラが4枚編隊組んで上を泳いで行った。沖よりの上の方をもう1枚大きめのモブラが泳いで行った。このままずっと待つか他のロックを見に行くか思案のしどころ。どっちにしろ最後まで下側にはいられない。斜面登ったら強いウネリが待っている。少し浮いて流れに乗って行こう。この後ロックの北側で待っていた的場さんの所は1枚通りすがりのマンタを見た人もいた。1ぐらいいた。

位置北マーレ環礁 POINTPotato Reef 天候☔ 水温28℃

 最後は雨の中の出動。海底を睨みつつトールフィンシュリンプゴビー探し。初めに見つけた子はあっさり引っ込まれて誰にも見せられなかった。
ドラキュラシュリンプゴビーがカップルでホバーリングしている。白い砂の領域が又変わっている。次に見つけたトールフィンはゲストの来る直前でトラギスに襲われかけてピュッと穴に隠れてしまった。ついて無い😢
ゲストには穴を見ていてもらって近くで他のトールフィンを探してみるが全然ない。1周りで戻って来るとしっかり出ている。すぐ側の石の上に又トラギスが来て狙っている。行くな、行くなと祈ってたけど又攻撃。でも今度もトールフィンは出て来てくれた。意外と敵が多いんだな。今度はベラに襲われてるけどベラには強気な戦う姿勢を見せてくれてヒレがバサッと開いてビデオ向きだった。
 翌日のスノーケリング、ダイバーをエントリーさせてからみんなとプカプカやっているとキャーって悲鳴。溺れたのかと思ったらマンタが出て来た。水面近くで大口開けてご飯中の大きめのマンタ。最後にはっきりと姿を見せてくれてありがとう🎵


2009年8月16日~22日モルディブサファリログ

2009年8月24日(月)

8/16/09 第1日目
位置北マーレ POINTLankan Reef 天候☔ 水温28℃


 先週からの悪天候を引きずって強い風と荒い海、しかも☔まで降っている。寒い感じの空模様。
日差しの無い濁り気味な水中は薄暗いけど、澄んだ水のマンタポイントよりずっといい。
クリーニングロックに辿り着き、モルディブアネモネフィッシュやエヴァンスアンティアスを見て時間をつぶしながらマンタ待ち。
なかなか来ない😢リーフ沿いに探しに行くか、待つか。長待ち覚悟で少し浅めの斜面の途中に移動。
カンカンと的場さんの合図の音。まだ見えない、まだ見えない。向こうのチームの頭上を越えて1枚マンタが見えて来た。
止まれの願いが届いたのか、クリーニングロックの上をゆったり旋回するマンタ。

位置北マーレ POINTLion’s Head 天候☁ 水温29℃

雨は止んだけど雲はまだ厚く空を覆う。北マーレと南マーレの間のヴァドゥーチャネルに
面した壁沿いのポイントは透明度が高く気分爽快。壁沿いにパウダーブルーサージョンが小さな固まりを作っている。
壁沿いに進んで行くと深い方からマダラトビエイがやって来た。
喜んだのは一瞬でトビエイは急旋回して沖側に消えて行ってしまった。
トップリーフのエッジ周りにはブラックピラミッドバタフライが大量に群れていた。

位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候☁ 水温29℃

揺れて揺られてボートは進む、北マーレ環礁を横切り、外洋を3時間程走り、ラスドゥー環礁に辿り着く。
透明度の良い外洋側の壁沿いに降りて行けばイソマグロがピュー。
アケボノハゼを見ているとじっと動かないゲストのすぐ上をグレーリーフシャークが通り過ぎる。
大きなナポレオンもやって来た。誰も急接近をしないからナポさんもノンビリと構えている。
外側から内側の砂地にドラキュラシュリンプゴビーを見に行く。白い砂地に生える小さな珊瑚の上に小さなナンヨウハギが2匹潜んでいた。
チャネル側に向かって尾根を越えようとしたその先には視界を埋めるギンガメの群。ここまで大量なのはこっちに来て初めてかもしれない。
アウトカレントに乗りつつ群の真ん中を通過して行く。
流されて来る大きな固まりにはギンガメも注意を払わないのか逃げようともしない銀色の群の中をノンビリ通過。


8/17/09 第2日目

位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☁ 水温29℃


日の出前に行動開始。相変わらず曇っているけど南西には少し晴れ間も見えている。
肌寒い風の中を外洋に向かってドーニは進む。そこそこに暗く、そこそこに濁る海。
壁無し底なしの外海を、深場を見下ろしながらゆっくり進む。
10分程経過、右、やや後ろ気味にハンマー発見🎵
合図を出してハンマーを見ていると的場チームに向かって逃げ始める。
追いかけてみるけどハンマーのスピードには勝てる訳が無い💦

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☁ 水温29℃

 やや流れに押されて根のトップに入ってしまった。
側のエッヂには的場チームと外人チーム。降りて行く場所が無い、
仕方ないから頑張って流れに逆らって進むと前方の棚の落ち際にグレーリーフシャークとホワイトチップがグルグル回っている。
ホウセキキントキの群を見下ろしながら降りて行くとツバメウオの大群に囲まれる。
クマザサハナムロの群を見ながら合わせて動いて行くとイソマグロの群がすぐ側を何度も通り過ぎる。
下からはサメサメサメ。クマザサとアカモンと濁り気味の水。そこから急に飛び出して来るサメと大きなイソマグロ。
あっちだ、こっちだ合図出すのも疲れる程に、飽きる程にイソマグロ✌

位置アリ環礁中部 POINTFish Head 天候☁ 水温29℃

 2本目辺りから雲が段々薄くなって来た。少し明るくなった水中へ潜降。
エントリーにどうしても時間が掛かってしまうのか又しても流れの上手には届かず、根に辿り着くと中程を過ぎていた。
横に水を黄色く染める程に密度良く固まったイエローバックフュージュラーを見ながらリーフ沿いに上手に移動して行く。
後からハンマーヘッドの音がブイブイと鳴る。今日もヤッパリ後からやって来たナポレオン。なぜ後から近づくのが好きなんだろう。
少し愛想が無いなと思ったら小さいナポレオンが近くでお食事🍙。2匹で追いかけっこを始める。
ここでもツバメウオの大きな群に出会う。普通ここまで固まらないけど今日は2回も大きな固まりに出会った。
流れに乗りつつイエローバックの群の中に入ると大きなロウニンアジが邪魔だとばかりに睨んで来た。

8/18/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTReethi Thila 天候☁ 水温29℃

 昨日は夕方から天気が崩れ雨。今朝も明け方に土砂降りの雨が来る。風は相変わらず強く、ポイントまでの移動には横風、
横波を受けながらなのでかなり揺れる。砂の斜面沿いに降りて行くと20m過ぎでトールフィンが見えた。
まだ、7mくらい離れている。慌ててゲストにストップかけて、砂地をジリジリ接近して行く。
みんな見る事はできたようだけどカメラの接近にトールフィンゴビーはあっさりと穴に入る。ドラキュラゴビーもすぐに見つかる。ラッキー🎵
斜面沿いに進んで行くとオオメカマスの群が登場。キラキラ光りながらみんなを追い越して行く。
そろそろ棚上に上がろうとしていたらかなり浅めの壁の小さな穴の中にピューっと動く何かが横目に見えた。
まさかと思いつつ覗き込んでみるとフルムーンゴビーの白いからだがヒョロヒョロと穴の天井を移動していた。

  ジンベエサーチその1🍀
 重そうな黒い雲と強い風の中ジンベエサーチが始まる。遠目に見えるドーニに動きが有る。急いで駆けつけるけど間に合わず、海賊失敗。ジンベエは潜ってしまった後だった。

位置アリ環礁南部 POINTHoliday Out 天候☁ 水温29℃

 一番南側のエリアは強い風が吹き抜け、隠れる島影も無い。波が段々大きくなり内海につながるチャネルに避難してドーニに乗り換える。
器材を準備しながらジンベエを屋根の上から探していると、真っ黒い影発見。大急ぎで準備したけど、どうやら間に合わなかった。
時間もないのでそのままダイビング開始。砂地に大きなマダラエイが見える。フュージュラーの大きな群を何度も通過して行く。
又砂地にエイが見えて来た。今度はシッポが白いから、マングローブウィップレイだろう。ジンベエは出なかったけど結構楽しいダイビングだった😄
  
ジンベエサーチその2🍀
 
ボートに戻って波を避ける為に東より移動。風や波を島とリーフが遮って切れているから一応静かな海。
ほんの10分少々の距離だけど全然違うコンディション。でも、ジンベエの姿が無いのは一緒。大きな黒雲が接近して来て雨としぶきで島が見えなくなる程の雨量。これはもう無理だね😢


位置アリ環礁南部 POINTDhigurah out 天候☁ 水温28℃

雨が降っても水中は穏やかなもの。チーム並んで広がってジンベエを探して行く。沖の中層を流して行くけど今日は空振り⬇

8/19/09 第4日目
位置アリ環礁南東部 POINTKudarh Thila 天候☀ 水温29℃


 ちょっと流れが有ったけどなんとか無事に深めの根に辿り着く。ヨスジフエダイが壁のように群れるオーバーハング下を泳いで行く。
ヨスジの群は根のいたる所で見られるからほっておこう。狭いトンネルの中に大きなアカマダラハタが2匹。強いライトを浴びてしばし動きを止める。
ヤギの中の大きなクダゴンベのカップルはカメラの接近にあっちの枝からこっちの枝に右往左往。
モルディブアネモネフィッシュのコロニーでは流れに逆らうクマノミが前だけ向いて忙しくヒレを動かし続けている。

 ジンベエサーチその3🍀 

最後のジンベエサーチ。波の無い東側を行ったり来たり。途中でここまで一番の日差しが指して来て久しぶりに☀のぬくもりを感じる。
空を見ると大きくV字型に黒雲が避けて日が出ているだけ。晴れているのも一時だけだろう。
今のうちにと目に力入れて海面を睨むが影は浮かんで来なかった。あまりにもはずれっぱなしなので波を覚悟で最後は南部をサーチ。
それでもジンベエは出て来ない😭

位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri Out 天候☁ 水温29℃

 本当に最後のチャンス。ジンベエサーチダイブにかける。海底に大きなマダラエイが2匹、砂をかぶって並んで休憩中。
ズンズン進んで行くと沖側の砂地にレオパードシャークが寝ている。すごく久しぶりのレオパード。取りあえずここは止まろう。
レオパードを撮影しているゲストの上に大きなグレートバラクーダが接近。絶好の撮影チャンスだったけどびっくりしてシャッター切れなかったらしい。最後に壁上にマダラトビエイも登場してくれてジンベエが出なかった事以外はとても良いダイブだった🎵でも、ダイビングの後は又も土砂降りの☔

  ジンベエサーチその4🍀

 なんと、最後のつもりだったけど、サーチで頑張り過ぎて少し時間を押してしまったのと天候がドンドン悪化しているので環礁を渡れなくなってしまった。
昼ご飯にして雨が止むのを待っていたけど、なかなか止まない。少し降り方が弱くなった所で一応探してみたけど、偏光レンズに付く水滴で視界は妨げられて、よく見えない。風雨で体は冷えきって行くばかりで結局、何も無し😢

位置アリ環礁南部 POINTAri Beach out 天候☀ 水温29℃

 ここまで何も無いと流石に弱気になる。実際潜ってみてもプランクトンは余り無い。壁沿いに降りて行くと大きなイソマグロが8本ぐらい群れて壁沿いを通過。しばらくしたら又同じ編隊が反対向きに泳いで行く。
壁沿いには色々なリーフフィッシュが見られ、メニーバンドパイプフィッシュやイエローティアドロップバタフライなどインド洋産の魚も多い。ジンベエはいない💦

8/20/09 第5日目
位置アリ環礁南部 POINTVilamendhooThila 天候☁ 水温28℃


 今日は絶対に環礁を渡らなければならない。朝早くからボートを北に動かして少しでも南マーレよりのポイントで1本目を潜る。
潜降してすぐに沖側にグレートバラクーダが登場。深めの小さいオーバーハングでインディアンバタフライを観察。
外洋を見ながら泳いでいると大きな個体のギンガメが少し群れている。外洋側のリーフを見下ろしながら流して行くと砂の溜まった棚に大きなマダラエイがいた。グルリと根を廻って内側に出る。根から少し離れた下の方にマダラトビエイが見える。よく見ていると回りにも何匹か泳いでいる。
子犬がじゃれ合うように、追いかけっこ下もするように遊んでいるマダラトビエイ。上がって来いよって言ってみた。上がって来た。びっくり👊

位置南マーレ環礁 POINTGuradhoo Corner 天候☁ 水温28℃

 ドーニに乗り移りチャネルを進んで行くと流れがいい。期待値が上がる。浅い棚上に行けば流れはもっと速くなる。
引き込まれないように沖側に向かって泳ぎながら潜降。流れが壁に沿って横に向かう流れに乗ってコーナーを目指す。
下に見えるナポレオン、クマザサの大きな群とロウニンアジ、流れに乗りつつ通り過ぎて行く。壁がグッと深くなる辺りでマダラトビエイが4枚、編隊組んでホバーリングしている。外人チームが寄って散らしそうになったのは焦ったけど、トビエイは少し深場に移動してホバーリングを続けてくれた。
御陰で根待ちしている間はほとんどずっと目の前で見る事ができた。近くにホワイトチップ、遠くにグレーリーフシャーク。
頭上に大きなイソマグロ。流れに乗って深度を上げながらチャネルに入ってくと大きなナポレオンがボーッとしている。

位置北マーレ環礁 POINTHeart Giri 天候☁ 水温28℃

 最後はノンビリ浅いトップを持つ根でリラックスダイビング。シモフリタナバタウオは暗がりが好き。みんなの接近に早々に気が付いてゆっくり穴の奥に逃げて行く。クダゴンベはヤギの中に隠れていた。
上の方ではハナタカサゴの群がスーッと移動して行く。メニーバンドパイプフィッシュもリーフの小さい穴の中で潜んでいる。ベンテンコモンエビは素手だと少しクリーニングしてくれる。レッドラインピグミーゴビー、ベニハゼの一種だけど久しぶりに見たな。浅場の枝珊瑚の隙間にヒレながハギの幼魚が住んでいた。
 
悪天候にめげずに和気あいあいだった、みんなが帰って今日は土曜日。空は青く。風は少しひんやりと穏やかにふいている。みんな、今日は嫌みな程にいい天気だよ😊



2009年8月9日~14日モルディブサファリログ

2009年8月17日(月)

8/9/09 第1日目
位置北マーレ POIN T MaagiriRock 天候☀ 水温29℃


 昨日から風が出て、所により波バシャバシャ。空はまだ明るい色をしているけど今週は天気が崩れそう😭。
いつもは穏やかなこのポイントも根の西向きのエリアがバシャバシャ風波が起こっている。
潜ってしまえば穏やかな海。緩い流れの中を降りて行く。
白い砂地で黒い点の無いガーデンイール、スパゲッティーイールが盛大に体を延ばしてウニャウニャ体を曲げながら白い林を作っている。
ドラキュラシュリンプゴビーを指していたら何故かすぐ脇にゲストが降りた。小さいから何を指してるか分からなかったんだろうけどね。
水面が荒れる西側を避けて東を目指して移動。いつもよりもたっぷりと群れたムレハタタテダイを見ていたら、
ゆったりと大きめのイソマグロが浅い砂地までやって来てゲストの側を通って行く。

位置北マーレ POINTLankan Reef 天候☀ 水温29℃

 とても調子のいいとは言えないランカンリーフのマンタポイント。
先週は盛大に大きなマンタが登場してくれたけど今回は透明度がいい。
常連のお客さんも潜って瞬間「アー出ないな」って思ったと言ってた程。クリーニングロック周りで根待ちを始める。
沖側を見ていると小さい沖側のリーフの段差の向こうから白い棒がピョンと立ち上がっている。
あれはマングローブウィップレイの白いシッポ。どこかの外人チームに悟られないようにゲストを集めて密かに移動。
1枚かと思っていたけど少し沖側にもう1枚寝ていた。タイマイの食事などを見て時間をつぶして待ってみたけどマンタ出て来ませんでした⬇。

位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候☀ 水温29℃

やや濁り気味の外洋に面した壁沿いに南下して行く。流れもゆるゆる。
大量のハナダイとアカモンガラがヒラヒラ舞う中進んで行く。大きなナポレオンが登場🎵
ホワイトチップがピューッと泳いで行く。なんかパッとしないな。ギンガメの群を探してチャネルを少し入ってみる。
いない。1人のゲストのエアーがやや早い。戻り道は間に合わない。このまま奥に流しちゃお。
奥に進むに従って何故か透明度が上がって来る。先のリーフの斜面を川の様に泳いで行く小ギンガメを発見。
こちらに驚いたのかスピードアップの群はギラギラでした😁

8/10/09 第2日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☁ 水温29℃


 今週はシフトを変えてマウルーフ1人を先頭に全員で1つの大きな群を作り、
僕と的場さんは後でバックアップ。天気はくもり。黒い雲が張り出している。いよいよ天気は崩れそう。
潜り始めて5分程、上の方に大きなサワラが1匹漂っている。見られたのはこのサワラだけ。
 ダイビング後の移動が始まるころ、重くなった雲はついに耐えられず☔をこぼしだす。
見渡せばあちらこちら切れ切れに雨が降っている景色が見える。気分とともに暗い空。

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☁ 水温29℃

 タイミング良く☔は上がり。ここんところ好調なカルティラへ。
潜降して行くと大量に群れるクマザサハナムロで前が見えない。リーフの下の方にはホウセキキントキがたくさん群れている。
流れの上手側をフュージュラーの群れの右端から左端にゆっくりと移動して行く。
ちょっと数が減ったけど今日もイソマグロが群れて登場。
イソマグロが勢い良く群に突っ込んで来ると一拍置いてグレーリーフシャークが4〜5匹深場から根の側に泳ぎよって来る。
根の上では子供のホワイトチップがフラフラ泳ぎ回っていた。でも、今日のイソマグロの数とより具合は先週より弱めだったかな😢

位置アリ環礁中東部 POINTFish Head 天候☁ 水温29℃

 2本目も潜り終わると雨。でも、移動していると雨はやむ。
ここでもポイントに着く頃は雨はやんでいる。エントリーすると回りにはイエローバックフュージュラーの黄色い壁。
群の中を抜けて根に着くとカスミアジの群がクマザサハナムロを追い込みハンティング中。
根の上手でナポレオンの登場を待つ。なかなか出て来てくれないな。
3チームの右端にいた僕のチームはそのまま根を右回りに探しに行く。
この頃、実は左側にナポレオンが出ていたらしい。何となく長丁場を覚悟して浅めに深度をとって移動。
大きめのタイマイが人の接近を気にする様子も無く食事に夢中。主役はどこだ。
ヨスジフエダイの住むオーバーハングを過ぎて1周が終る。仕方ない😢カスミとクマザサの戦いを見て楽しもう。
主役は出所をはかっていたのか後からやっと登場。


位置アリ環礁中西部 POINTRaddhigaaHouseReef 天候☁ 水温29℃

 3本目の終了間際からの土砂降りを抜け出して、環礁に西に移動。雨は降ってないけど☁。
でも、これから夜にかけて振り始めるだろう事は明らか。スノーケルも、上陸して遊ぶのも諦めて、
意外にたくさん追加ダイブに参加してくれた。でも、ここって大物は先ず出ない。
マッタリ珊瑚とスズメダイ、珊瑚とエヴァンスアンティアス、珊瑚に乗ったアカメハゼを見て行く。
景色を楽しむ感じ。日差しがもっと有ればね💦とはごもっともです。

8/11/09 第3日目
位置アリ環礁中西部 POINTReethi Thila 天候☁ 水温29℃


 今日はジンベエサーチが有るから晴れて波も風もおさまって欲しかったけど、そんな気持ちは自然にはまるで通じず、日の出頃は土砂降り☔。
ポイントに着く頃には白い雲も増えて少し明るくなった。
根沿いに泳ぎ始めるとポツリポツリとグレーリーフシャークが深い所を通過して行く。なんか魚が少ない。
大きな群が見えて来た。ツバメウオがたくさん固まっている。群と暫く遊ばせてもらう。
次第にフュージュラーも増えて来てイソマグロもちらりと姿を現す。カスミアジは忙しそうに泳ぎ回る。
テーブル珊瑚を見に根の上に出るとイエローバックやクマザサが大量に根の上を移動している。
ノコギリダイも群れている。5m辺りの根の上が一番にぎわっていた。

  ジンベエサーチその1🍀

 🌂、風、波あり。余りジンベエサーチにはいいコンデションではないけどそんな事は言っていられない。
暫く進むと先の方に2隻のドーニが止まっている。キャプテンもマウルーフもゴーな気分。
合図の笛を鳴らして船はスピードを上げる。みんな後部ローデッキに下がった頃、まだ上で様子を見ていたらボートのすぐ横を横切って行くジンベエザメ。スピードの上がったボートはすぐには減速できない。取りあえず飛び込んで追跡してみるボートのたてた泡で中は真っ白💦。
視界0。反対方向に進むジンベエとすれ違ってしまったので距離が開き過ぎたのか。発見できなかった😭


位置アリ環礁南部 POINTHoliday Out 天候☁ 水温29℃

波が大きくてドーニへの乗換が大変なので一度、内海に帰ってドーニに乗り移って仕切り直し。
西へ進んで行くとスノーケラーたくさんとドーニが見える。チャンスだ。ダッシュだ。急いで準備だ。
ドーニとすれ違い。スノーケラーを追い越して回り込む。なんだかスノーケラーの泳ぎが静かになった。
ジンベエは潜ってしまったのか。先頭を泳いでいた人が沈んだよとゼスチャーを送っている。
全員準備は万端、器材は付けてるし、諦められないこのチャンス。試しにどっち行ったか、ゼースチャー。
沖とかに逃げたんだったら分が悪いけど。どうやらリーフ沿いにこっちに向かって逃げたようだ。まだ望みはある。
ゴーでしょ。ちょっと沈んでスノーケラーがいた方を見つめる。下を見る。いた!
白い砂地の上に巨大なオタマジャクシのようなシルエットが浮かんでいる。
ベルを打ち鳴らし追跡開始。砂地から上り坂のリーフを伝い上がって行くジンベエザメ浅い深度を泳ぎ始める。追跡10分。お疲れさま🍵



  ジンベエサーチその2🍀

 昼食後も、最初からドーニで出発。マーミギリ島の外海に出る。波が段々高くなって来る。
真っ黒い雲が前から接近して来る。雨がパラつき始める。こりゃダメだ。ターン、ドーニをアリ環礁南東のエリアに進める。
アッと言う間に豪雨の中に飲まれて海面はしぶきで真っ白になる。
2つのチャネル沖を通過すると島とリーフのビハインドに入る事ができて風も波もおさまり、雨も止む。
これなら探せる。リーフ沿いにゆっくり進んで行く。カジキがすぐ近くで一瞬海からヒレを出す。穏やかだけどジンベエの影は無い💦

位置アリ環礁南部 POINTAri Beach out 天候☁ 水温29℃

 沖の中層青い水の中を進む。左側壁沿いから的場さん、マウルーフ、僕の順。ジンベエじゃなくてもさっきのカジキが出ないかなとか。
思いながら流して行くとスレートでこれつまらないって書かれた。うーん25分過ぎ。仕方ないから左2チームの後を通って壁上の浅瀬に移動。
しばらくすると沖側マウルーフのベルの音。ここからじゃ間に合わないか。イルカの群がいたらしいよ。
 内海側に泊めてあるボートはリーフを大きく回り込まないと帰れない。外海の移動は当然ジンベエを探す。
居たのは小振りなマンタが1枚。スノーケラーゴー。アゲインストを逆らって進むマンタを追うのは大変だった💨

8/12/09 第4日目
位置アリ環礁南東部 POINTKudarh Thila 天候☁ 水温29℃


又今日も朝は☔。ダイビングに行くときは☔が止むのはまだ恵まれいてるんだろう。
ちょっと流れが速い中エントリー開始。魚の群を見て根の位置を大体把握。上を見てチームのメンバーが揃うのを待つ。
後2人。カンカンカンと音がする。他のガイドじゃない。取りあえず全員入ったのを見て1人泳いで行くゲストを追う。
なんかイルカが居たみたい。残念💨根の周りはクマザサをハントするカスミアジとロウニンアジが泳ぎ回り。
ヨスジフエダイも相変わらずたくさん群れている。クダゴンベもベンテンコモンエビもハナダイもにぎやかで楽しかった。

位置アリ環礁南東部 POINT VilamendhooThila 天候☁ 水温29℃

深場の小さなオーバーハングの中にインディアンバタフライが居る。珍しいって言ってたのに暫く進むともう1匹いた。
沖側を眺めながら根沿いに進む。大きなギンガメが群れている。外に向かって少し寄ってみると群って言う程たくさんは居なかった。
根を廻り込んで行くとマダラトビエイがヒラヒラと舞って行く。根の上でクマザサハナムロ集めて遊んでいたら巨大なロウニンアジが
まっすぐこっちに向かって突進して来る。大きいし正面だしで始めは何だか分からなかった。

位置南マーレ環礁 POINTMedu Faru 天候☁ 水温29℃

 クマザサは盛大に群れているのにイソマグロは来ない。アウトカレントも次第に弱くなってロウニンの群も期待薄になって来た。
青いハナヒゲウツボが元気に顔出してくれていてちょっと助かった。大きなナポレオンもやって来る、
すれ違いにホワイトチップも登場して来る。肝心のロウニンアジの群はやはり今日は無理か。
2、3匹チョロッと見かけるぐらい。外側に近づくに連れて透明度が上がって来る。外壁沿いに群れるクマザサも又盛大だった。

8/13/09 第5日目
位置南マーレ環礁 POINTGuradhoo Corner 天候☀ 水温29℃


 今日はインカレントミディアム。期待値が上がる。天気も雲は多いけどまぁ☀って言ってもいいでしょう😊
沖側にエントリーしてクマザサの中を漂いながら全員が入って来るのを待つ。
みんなが降り始めて壁に近づいてコーナーを目指して泳ぎ始めるとトップリーフを越えて大きめのマダラトビエイが1枚優雅に登場。
距離を少し保ったまましばらく壁沿いを一緒に泳いで行く。トビエイがスピードアップして見えなくなると入れ替わりに大きなナポレオンが登場。
サイズが有るから余裕なのか人が居ても余り気にしてないみたい。でも、これじゃいつまでも深場の根待ちに入れない。
ムレハタタテダイの小さな群を素通りして先に2チームが止まっている根にすぐ後を通過しながら一番先側に到着。
大きなグレーリーフが1匹、遠目で泳いでいるのが見える。側をうろつくホワイトチップが5匹程。
きっとさっきのと同じ個体のマダラトビエイが1枚ホバーリングし始める。大きな銀色ボディーを光らせながら2枚イトヒキアジが通過して行く。
壁沿いにドリフトして行く。ドーニでチャネルを抜けて来る時イルカが居たから最後に遭遇できるかと期待しつつ壁沿いから離れて最後の数分にかけてみる。そろそろイルカのいた辺り。もう諦めようと思った所で後方、深い所から2匹の大きな物体が見えて来た。
そのすぐ後を密集して泳いで来る固まりも見えた。鳴き声もたてずにひっそりと泳ぎ去ろうとでもしていたんだろうか。
静かにくっきりはっきり真下を通過して行くイルカの群。50は言い過ぎ。でも、30〜40頭は居たみたい。超ラッキー、超ハッピーでしょ⭐



位置南マーレ環礁 POINTMiyaru Faru 天候☀ 水温29℃

 超ラッキーの次は思ったより早く流れの変わってしまった。コーナーポイント。
しかも予定した場所のアケボノハゼは見つからない。暫く頑張ってやっと2匹見つける事ができてちょっと安心。
でも、これで頑張って泳いでもなんか何もなさそうな穏やかなノンビリした海。
じゃあ、ノンビリ棚上に上がって穏やかに固有の魚を見て行こう。マダガスカル、イエローヘッド、コラーレなどのチョウチョウウオ。
地味だけど固有のスズメダイの仲間ツートーンピューラー。青と黄色のエヴァンスアンティアスの群は綺麗だった🎵

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☁ 水温29℃

 天気は思いっきり下り坂。しかも戦績不良のランカンリーフ。何も考えないように欲しがらず無で行こう。
エントリーが全然終ってないのにいきなりモブラが10枚群れて泳いでいる。
ゆっくり大きく8の字を書いて泳いでくれたので遅れ気味の人も足の遅い人も堪能させてもらいました。
仕切り直してチーム毎に固まりを作ってクリーニングロックの回りで待ち体制。ロックの反対側で合図が鳴る。何も来ない💦
様子見に行っても何も居ないし。後で聞いたらマンタが来たらしいけど着底しなかった人が居たらしくて逃げ去ったらしい。改めて待つ。
時間が経つと周りを少しうろつくのも仕方ない。そんな時間帯に流れの上手、つまり僕が陣取った方から2枚の大きなマンタが登場。
ベルをチリチリ。周りをキョロキョロしてしまって下に降りる事を忘れているゲスト。君たちの後から大接近なんですけど。
焦って思わず降りて、降りて、着底、着底って大声で叫んでいた。これはきっとラストチャンだもんね😊
なんとか間に合ってクリーニングロックで気持ち良さそうに掃除してもらうマンタ。大きく胸を広げてホバーリング。暫くグルグル根周りを回ってくれました。



2009年8月2日~8日モルディブサファリログ

2009年8月10日(月)

8/2/09 第1日目
位置北マーレ POINTMaagiri Rock 天候☀ 水温29℃


 ムレハタタテダイの大きな群に囲まれながら水中へ降りて行く。
昨日から、ちょっと雲が増えて来て怪しげだけど、今はまだ☀。砂の斜面を移動しながら深場を目指して行く。
砂の中から顔だけ出しているモンガラドオシが3匹。砂から出ていると言えば黒い点の無いガーデンイール、
スパゲッティーイールが今日も盛大にニョロニョロと砂から伸び上がっている。ロックの周りでヨスジフエダイや根つきの魚を見ていると、
大きなイソマグロがゆっくりと大きく一回り。しばらくするともう一回り。すごく近くをもう一回り。

位置北マーレ POINTLankan Reef 天候☀ 水温29℃

 絶不調のマンタポイント😭こんな時は行くのも気が重いがマンタにチャレンジしない訳には行かない。
一応サンライトティラの側にボートを泊めてドーニで出発。水面からマンタの影を探してみるけど何も無い。
そのままランカンリーフに移動していざダイビング開始。クリーニングロックまでの斜面沿い。
マンタはいない。ロックの側で待機に入る。結構すぐに1枚登場。取りあえずホット一息。
すぐに2枚でマンタが戻って来てクリーニングに入る。久しぶりにノンビリとマンタを眺められて
良かったと思って見ているとロックの向うから更にマンタが登場。今度は巨大なのが6枚まとまってやって来た。ラッキー✌



位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候☀ 水温29℃

 色々な所で細かいタイムロスが出てダイビング開始はpm5:00。外壁に出て行くと暗くなり始めた
深めの棚にアケボノハゼがツンツンとホバーリング。
でも、いきなりギューンて接近されて巣穴に引っ込んでしまった。
モニターだけで見ていると実際の距離が分からないから寄り過ぎちゃったのかな😢はぁー。
外洋面は意外に静か。浅めに深度とって長い岬型のリーフの先端を目指す。
途中、大きなナポレオンが何か食べようとしているのかリーフの一点を見つめている。
逆立ちになったりしながらじっとチャンスを伺っているようだ。
こっちのゲストもナポレオンにカメラを向けて足が止まる。
少し先に、薄くギンガメアジの大群が見えていたけど止まっているうちに消えてしまった。
最後にやっと盛り上がり砂地に巨大なマダラエイ。大イソマグロもグルグル泳ぎ回る。

8/3/09 第2日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☀ 水温29℃


 潜降すると巨大なダイバーの群に出くわした。みんなで大きな1チームを作って潜るのはこっちも一緒。
このまま交差したら間違えて向こうのチームにまぎれてしまう人でも出たら大変だな💦
なんて思っていたらハンマー出現。ちょっと深い所に出ていたから見えた人は限られたもんだったけど。
あっさりハンマーが逃げてしまったからダイバーが混ざっていなくなる事も無かったのでよかった🍀

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☀ 水温29℃

 先週は絶好調だったカルティラ。今週も期待値が高い。
リーフに沿って流れの上手に向かって泳いで行くとグレーリーフが2匹正面から根沿いに泳いで来る。
岩陰に見えなくなったサメを確認しようと顔をのぞかせたらサメと鉢合わせしてしまった。
近過ぎちゃってびっくり😄次第に濃くなる魚影。
ホウセキキントキの群を下に見つつ泳いでいると大きなイソマグロ20匹の団体さんが登場。
何度もっていうか、終わりまでずっとイソマグロの群はウロウロし続け、
下からグレーリーフシャークが何匹も根の側に接近しては消えて行く。飽きる程にイソマグロ👌



位置アリ環礁中部 POINTMaaya Thila 天候☀ 水温29℃

 久しぶりにやって来たマヤティラ。下側の砂の斜面に大きいホワイトチップと小さいのが
2匹寄り添うように寝ている。イソマグロとロウニンアジがイエローバックフュージュラーの群の
手前で泳ぎ回る。根からちょっと離れているイエローバックフュージュラーの群に近づくと
下にグレーリーフが2匹泳いでいたけど、ちょっと遠過ぎ。すぐにいなくなってしまって残念😣
ちいさな離れ根で大きなクダゴンベが3匹。ヤギの中でじっと潜んでいた。

8/4/09 第3日目
位置アリ環礁中部 POINTFish Head 天候☀ 水温29℃


 流れゆるい。水は青く澄んでいる。
飛び込んだ周りにいるクマザサハナムロの青も綺麗にきらめいている。
気持ちいいのでイエローバックの群に飛び込んで行く。青と黄色に囲まれてこれもまた気持ちいい。
暫く遊んでいてもナポレオンさんは現れてくれない。探しに行った方がいいかなと思い始めた所でナポさん登場。
いつものように馴れ馴れしく間近まで迫り来る厚い唇🎵
根の上ではカスミアジがチームワーク良くクマザサを追い込んで捕食のチャンスを伺っていた。

位置アリ環礁南部 POINTLhamiyarugaaThila 天候☀ 水温29℃

 クマザサがザーザーと泳ぎ回っている。ホワイトチップが砂地で寝ている。
もうこんな景色には見慣れて来たのだろう。みんな反応が冷静。
裾野が広い砂の斜面でできた根をグルリと廻っていくと、
ヤギの枝に隠れてノコギリダイの幼魚1cmが2匹。突然、深場から群がバーッと上がって来た。
イエローテールジャックとホシカイワリが一緒に群を作って泳ぎ回る。
 リーフの影にタテジマキンチャクダイの幼魚がヒラヒラと隠れ家の穴の前で漂っていた。

位置アリ環礁南部 POINTBulhaaLohiThila 天候☀ 水温29℃

 ちょっと速い潮が当っている。クマザサハナムロが川の様に泳ぎ回っている。
キンギョハナダイ達は流れに飛ばされないように泳ぎながらリーフをオレンジ色に染める。
流れに吹き飛ばされつつ大きい穴に入って行くと大きなウミウチワにクダゴンベが
ピタッと張り付いている。床の亀裂を覗いてみると2匹の子供のホワイトチップが隠れている。
その奥でヒラヒラとヒレを動かしているのは大きなマダラエイ。
撮影はいいけど寄り過ぎてトゲに刺されないか見ていてちょっと心配に💦


8/5/09 第4日目
位置アリ環礁南部 POINTReethi Thila 天候☀ 水温29℃


 深夜に久しぶりの土砂降りの☔が降った。朝になってみるとからり青空☀。
でも、遠く南西方面にたくさん雲が浮いている。嫌な感じ💦
 根の壁沿いに降りて行くとフュージュラーがチョボッと、イソマグロもチョロリ。
大きなウミウチワの生えた斜面沿いに進んで行くとグレーリーフシャークが1匹、
又1匹と通過して行く。小さなカンパチの群が突然こっちにやって来る。
何故か手の届きそうな近さまで近づいて1周。ゲストの間を縫うように泳いでもう一回くるりと回る。
サーッと離れて行ったと思ったら又戻って来てクルリと一回り。
 トップリーフのテーブル珊瑚を見に行くとノコギリダイの群が有る。
イエローバックも群れて珊瑚の上を泳いで行く。カラフル。

  ジンベエサーチその1🍀

 いよいよメインイベント。アリ環礁の南側を外海に出る。ちょっと波が大きい。
☁は多めだけどまだ☀かな。10分、又10分と時間が過ぎて行く。30分程経った頃、
ブリッジの中からキャプテンヤシルの合図。何でガラス張りの室内から見つけられるのか??
とにかく飛び込んでジンベエまで泳ぐ。ゆっくり泳ぐジンベエにみんなが辿り着くのはかなり簡単だった。
浅場をゆっくり泳ぎ続けるジンベエ。そのまま40分も一緒に泳げたよ✌



位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri out 天候☀ 水温29℃

 満潮タイムのジンベエサーチダイブ。ちょっと沖側の中層を泳いで行く。
タイマイが下を泳いでいる。ツカエイがピューッと泳ぎ去る。
砂地をゆっくり泳ぐマングローブウィップレイが1匹。
棚上に上がってみると緑のブダイが大きな群をなして泳いでいる。ジンベエは出ない😭
  
 ジンベエサーチその2🍀

 食事の後の2回目サーチ。波が次第に大きくなった外洋側に出たとたんジンベエの影とすれ違う。
慌てて飛び込め。急いで飛べた人のみ見られました。警戒心が強い子なのか、
人間の接近に気付くとアッと言う間に潜り始め、沖の深場へ消えて行きました。


位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri out 天候☁ 水温29℃

 引き潮の時間帯。今度は沖側に飛び出して探してみる。
壁近くを進む的場チームが見えるスレスレまで離れて泳ぐ。
壁際ではマダラトビエイが1枚出たらしい。ジンベエのみ、
イルカもカジキも出てほしいけど沖側は時折フュージュラーの群に囲まれるだけ。
フュージュラーが来る度にその向こうにジンベイが居ないかと目を凝らしても空振りでした⬇

8/6/09 第5日目
位置アリ環礁南部 POINTBoduFinoluThila 天候☔ 水温29℃


 外洋に向かってチャネルを出て行く。昨夜はまた大雨☔でした。
早朝の空は黒く雨も降ったり止んだり。ちょっと遠いポイントまでの道行きにジンベエを探してみるけど影は無い。
 リーフの斜面を流されないようにしながら降りて行く。
下の砂地を越えておき側のリーフが見えて来た。根の中央の上にマダラタルミの群が見える。
あれ、タルミのむこうにもっと大きなシルエットが見える。
マダラトビエイ10くらいとモブラが2〜3枚、一緒に群れて漂っている。
根の上でピタッと止まって見上げる。優雅にゆったりと泳ぐ姿は綺麗だけど、
段々流れに逆らって前進して行っているみたい。ゆっくり濁りの向こうに消えて行く。
 上がり際、安全停止に入ろうという時いきなり丸々と太った
イソマグロがすごい早さで泳いで来た。どうやら1匹狙われた
小魚が周りをグルグル逃げ回っているらしい。御陰で猛スピードで周りを泳ぎ回るイソマグロ。
最後はパクッと小魚を口にくわえて去って行った😳

  ジンベエサーチその3🍀

 天気は段々回復して来ているけど、昨日と同じような大きなウネリが出始めた。
暫く南側のエリアで粘って見たけれど、波が大きいとドーニや
ディンギーからボートに乗り打つ時に揺れて危ないので東よりの波のビハインドに向かう。
一転して揺れは治まったし、晴れて☀日差しも強くなる。
しかし、肝心のジンベエはご登場いただけなかった😭


位置アリ環礁南東部 POINTKudarah Thila 天候☁ 水温29℃

 空はまだ☁曇っているけど、水中は透明度がよく深い目のトップリーフも
ドーニからでもよく見える。根まで辿り着き大きいオーバーハングを覗いてみると
タイマイが1匹、ご飯中でした。ヨスジフエダイは相変わらず根を隠すようにたっぷりと群れていて
他では目立たないヒメフエダイも黄色の中ではとても目立つ。
でっぷりと太ったケショウフグが腹をタプタプ揺らしながら漂っている。
穴を覗いているとトガリエビスを掃除するベンテンコモンエビがいた。
エビは体の上を歩き回ったりエラの中に入ったりするのでみんなは何がどこにいるのって
感じで覗いていたけどなんとか粘り勝ち。掃除中を見る事ができた。でも、全員は見られなかったけどね。


位置アリ環礁南東部 POINTDhigurah Arches 天候☀ 水温29℃

 下の砂地に巨大なフライパン型の大きな影を見つけた。
しばし眺めてハゼ探しに入るが普通のダテハゼばかりが目に入る。
やっとドラキュラシュリンプゴビーのカップルが見つかった。
少し離れてもう1匹見つけてみんなが来るのを待っていたらさっきのマダラエイが泳いで来る。
よせ、よせと思っている僕の目の前、ドラキュラの真上を通過して行く。
当然、穴に引っ込むハゼ。その後もエイは丁度僕がこれから探して行こうと思っている所を
ザーッとブルドーザーが整地するように泳いで行く。ついて無い。
なんとか粘ってトールフィンも見つかったからよかったけどね。
 浅場に移動して穴を覗いているとメニーバンドパイプフィッシュがいた。
光りを当てると逃げるからライト使わずになんとか見せようとしている所、
1人離れて穴から待っていたゲストは頭上を通過するマンタを見られたらしい。


8/7/09 第6日目
位置アリ環礁南東部 POINTVilamendhooThila 天候☀ 水温29℃


 ついて無いときは有るもんだ。潜降したて下に見えた大きなナポレオンを、
ナポレオンか的な感じで余り相手しなかった罰か。なんとかワイドなものを見つけようと
思って頑張っても出ないときは出無い。根をグルッと回りながらクマノミの卵見つけた時、
マウルーフが変な動きしてるからゲストがダッシュ。
根から少し離れた所を7枚程のマダラトビエイが舞っていた。
でも、なんとか見えるか見えないかの距離。1人のゲストは気付くのが遅れて出遅れているし、
根に沿いで待っている間に完全に見えなくなるマダラトビエイ。キャー。

位置南マーレ環礁 POINTMedu Faru 天候☀ 水温29℃

 意外に流れが弱めのアウト。これじゃロウニンの群は難しいかなと思いつつ
チェックして行くけど気配無し。2〜3匹チラッと見かけるけど見たいのはロウニンアジの群。
もう、待ちは止めだと斜面沿いにゆっくり前進。ブルーの綺麗なハナヒゲウツボを見て
又少し前進。上の方から大きなナポレオンが来た。後からベルの音がする。
チャネルの中なら大きなマンタがやって来て目の前を通過して行く。
外海に進んで行くと、ロウニンの群はこんな所にいた。大きな輝く銀色の体。
いかつい顔。集団で来ると迫力有りです。

位置北マーレ環礁 POINTKuda Giri 天候☁ 水温29℃

 今週は全乗客が土曜日下船で1日いつもより長い旅。
ゆっくり回ってみたら最後は南マーレの真ん中辺り。しかももうすぐ日暮れ時。
東よりの壁際を降りて行くとクマザサとハナタカサゴの群が次々に逃げて来る。
濁りの向こうにはカスミアジとロウニンアジがいるみたいだ。
沈船まで進むと子供のイソマグロが集団で何度も周りを泳ぎ回る。
根の反対側に出るといつもとは違ってこっちには余り魚が集まっていない。
少し下の砂の斜面にキビナゴが山を這い進む雲のように群れていてカスミアジが
突っ込んで来る度にフワッと群の形が変わるのがキレイでよかったな🎵


2009年7月26日~31日モルディブサファリ

2009年8月3日(月)

7/26/09 第1日目
位置北マーレ環礁 POINTMaagiri Rock 天候☀ 水温29℃


空は晴れ、風は穏やか、海面はフラット。天候が安定して来た感じでノンビリと船出。
みんなの様子を見ながらゆっくりと降りて行く。いつもの岩場のクダゴンベ。今
週は小さい物にもみんな食いつきがいいみたいだ😃
ドラキュラシュリンプゴビーにもがっちり食いつくゲスト達。
後を大きなナポレオンが通っているのでベル鳴らして合図。ゴビーに集中したゲストはピクリとも動かない。
みんなでじっとスパゲッティーイールを見ていると後でカスミアジの群が登場。
いつものヨスジフエダイもゆっくり眺めてからメインロックの上の斜面へ移動。
ガレ場でマックコスカーズラスを探す。今日はあちらこちらで盛んにディスプレイを繰り返すマッコス。
もっと寄れるといいんだけどこっちから寄ると遠ざかる。じっと止まっているとちょっとは近づいてくれる時もあった。

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温30℃

 ここん所、調子の悪いマンタポイント😢透明度良くて青い水。
クリーニングロック周りで暫く待ってみたけどササムロの群がスーッと通り過ぎたり、
大きなアマクチビがノンビリ漂うばかり。待つのは止めて早々に斜面沿いを移動。
この後1枚マンタが通過したのを的場チームは見られたらしい。
リーフに沿ってドンドン進み大きなナポレオンに出会ったり、岩の隙間にオニダルマオコゼを発見したり。
棚上で大きく群れるコラーレバタフライは綺麗だった。
ちょっと足を伸ばしてモブラの群がちょっと前に出た辺りまで進んでみた。
1m越えの大きなロウニンアジが目の前までやって来てぎらり光りながら去って行く。

位置南マーレ環礁 POINTKuda Giri 天候☀ 水温29℃
 
 切り立った壁沿いに降りつつ進んで行くと壁に頭を突っ込んだままもがくタイマイがいた。
タイマイの食事は何でこんなに不用心な恰好でコミカルなんだろう。首は穴の中、
体は外でユラユラ揺れる。穴の中のフルムーンゴビーは暗いしハナダイの邪魔が有って見せるのに一苦労。
なんとか1人だけ見た所で穴の更に奥に消えてしまった。
根沿いに獲物を探すイソマグロやカスミアジの群とすれ違いながら段々深度を上げて行くと
ハナダイ達がヒラヒラ舞う岩の張り出しにイヤースポットブレニーがコケをついばんでいる。

7/27/09 第2日目
位置南マーレ環礁 POINTGuraidhoo Corner 天候☀ 水温29℃


 少し沖側にエントリーすると周り中朝日をキラキラ反射するクマザサハナムロに囲まれる。
ロウニンアジとイソマグロが不意に加速して群を切り裂く。
少し進むと大きなグレートバラクーダがアカモンガラの中でノンビリと漂っている。
グレーリフシャークとホワイトチップが深場のリーフ沿いを離れたり近づいたり。
最後に上から大きなマダラトビエイがノンビリ進んで来てすぐ真上を通過して行く。

  ジンベエサーチその1🍀

 昼食が終ればジンベエサーチが始まる。アリ環礁の外側をリーフに沿って船は更に南へ進む。
前方の2隻のボートに動き有り。3点着けて急行するボートの後部デッキで待つ。
すでに泳いでいるスノーケラー達の先頭目指して泳いで行くと、青い水の中、
浅瀬を進むジンベエザメが見えて来た。少し早いペースで南を目指して行くジンベエは
段々下へ降りて行くけど深場に姿を隠さずに進んで行く。見えているうちは諦めにくいもの。
長い休憩の後のハードな運動。ディンギーに拾ってもらってはジンベエの前で海に落ちる。
追いかける内に段々深みに消えて行く。

 そのまま最南端エリアに突入。また、前方にスノーケラーを入れているドーニを発見。
こっちが入る頃にはすでに深場に降りていてあっという間に見失う。
 ドーニの到着が遅れている。早く2本目入らないと3本目ができなくなる。
遠くに見えて来たドーニに向かってボートを反転させると浅い方に向かって行くシルエットを発見。
他に船は無し。3点着けて2階のブリッジ前から飛び込んでダッシュでジンベエを目指す。
なんとか追いついてみんなの到着をジンベエと並んで待つ。ずっと浅場をキープして泳ぐジンベエ。
みんなに囲まれても、他の船から更に人が来ても水面スレスレを泳ぎ回るジンベエザメ。
もうグチャグチャに人が入り乱れてフィンキックの泡にまみれて視界を塞がれたり、
泡の中から飛び出すフィンに蹴られたり。ジンベエが同じ所をグルグル回るから何度も
正面顔を見られた。普通は正面はジンベエに嫌がられるから回り込めないが向うから
向かって来られたら、避けようとしても向かって来られたら仕方ないよね💨



位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri out 天候☀ 水温29℃

 ドーニも着いたし早速ダイビングの準備。ドーニに乗り込むとトップリーフの奥の方で
ドーニからエントリーしている人々が見える。急いで準備して向かうとヤッパリジンベエがいる。
普通はダイバーが飛び込んで行くと逃げてしまうからみんな一斉に飛び込まないと。
急いで支度を終えて海面を見るとこっちに向かって来る大きな影が見える。
脅かさないように気持ちは静かにポチャンって入ったつもり。
さっきのスノーケリングたっぷり泳いでくれたジンベエが目の前にやって来る。
この異常に人懐っこいジンベエはどうもダイバーの吐く泡をエサと見間違えるらしくあっちの泡へ
こっちの泡へ行ったり来たり。はじめはジンベエを見失わないように泳いでいたけど
次第に泳ぐ必要も無い事が分かって来る。まるで水槽の中でジンベエと遊んでいるようなもんだ。
通りがかりのジンベエがもう1匹通過して行く。マーミギリジンベエパークって感じ。
潜り始から45分間ずっとジンベエと一緒のあり得へんダイビングでした😃

位置アリ環礁南部 POINTDhigurah Arches 天候☀ 水温29℃

 夕焼けに変わる少し前にポイントに向かうドーニ。
小振りなマンタが1枚2枚すれ違う。後半は浅瀬に上がってマンタ探すぞと宣言してエントリー。
ところが始めに見つけないといけないトールフィンが見つからない。
オーロラ、ドラキュラとなんとか見つかるけど調子悪い。焦る💦焦る💦リーピーターゲストが先に
1匹トールフィンを発見する。取りあえずいいか。なんとかトールフィンを1カップル発見。
浅瀬に上がって今度はマンタ探し。予定以上にトールフィン探しで進んでしまっているから
ノンビリ見上げながら棚上を戻ってみる。そろそろさっきマンタのいた場所かなと思って時間まで付近をウロウロ。
捕食マンタは移動するから無理かな。浮上ってドーニ待っていると水面を泳いで行くマンタを発見。
慌てて潜り直して追跡。取りあえず見られて良かったね。
ボートに帰る前に日が沈むまでマンタスノーケリング。小振りなマンタが4枚見られた。


7/28/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTKudarah Thila 天候☀ 水温29℃
 
 黄色く根を隠すヨスジフエダイの群を横目に見ながら流れの上手を目指す。
大きなオーバーハングの下に大きなグレートバラクーダの影を見つけたけど、
向うもこっちを見つけるのも早かったのか、アッと言う間に消えて行ってしまった。
まぁ仕方ないと進んで行くと、イルカの声が聞こえて来る。
潜り始から聞こえていたけど今度のは、はっきりとイルカの声だ。
クマザサ見てもハナダイ見せてても気になるのは声の大きさと上ばかり。
声が大きくなるたびに見えるかもしれないと周りをキョロキョロ。結局、夢だけ見させてもらいました。😵

位置アリ環礁南東部 POINTVilamendhooThila 天候☀ 水温29℃

 少し北上。流れは緩いアウトカレント。クマザサハナムロの固まりが無い。
ヤギの隙間に可愛い子供のノコギリハギが隠れている。
大きな岩にの穴にクロスジギンポがヒョコヒョコ顔を出したり引っ込めたり。
中くらいのナポレオンが岩の隙間に逃げ込んだ何かを引きずり出そうと口を当てて粘っている。
その周りにカスミアジがおこぼれに預かろうとナポレオンにぴったりくっ付いて岩の周りをぐるぐる回る。

位置アリ環礁中西部 POINTReethi Thila 天候☀ 水温29℃

 今日は西からの緩い流れ。切り立った壁沿いに降りて行くとクマザサハナムロが
ビュービューと泳ぎ回っている。不意に大きめのイソマグロが間近を通過して行く。
もう1匹、又1匹と群を突き破り現れては消えるイソマグロ。
根沿いにドリフトして行くとグレーリーフシャークが濁りの向こうから登場。
ドリフトして行くと真正面から目の前にもう1匹グレーリーフシャーク登場。近過ぎちゃってびっくり😰
ケーブを覗いてみると奥の亀裂の中に大きなマダラハタがじっと隠れていた。
外からタイマイが降りて来て岩陰でじっと身を潜める。トップリーフの珊瑚眺めながらドリフトして行くと
ノコギリダイがテーブル珊瑚の上で大きな群を作っていた。


7/29/09 第4日目

位置アリ環礁中東部 POINTFish Head 天候☀ 水温29℃


 根に辿り着いてクマザサハナムロとイエローバックの群を見ながらどっち方向に行こうかと
考えているとナポレオンに足止めされた。勝手にやって来たナポレオンは
ゲストの周りをウロウロ、ウロウロ。大きなイソマグロも根回りを泳ぎ回り、ロウニンアジが
クマザサの群の中を泳ぎ回る。根の周りに散っていたフュージュラーは段々密度濃く集まって来て、カスミアジが集団でアタック。


位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☀ 水温29℃

 飛び込んだ瞬間から周りはクマザサの嵐だった。下には渦巻くギンガメの群も見える。
イソマグロが集団で根のすぐ近くを泳ぎ回る。間近でいきなり猛スピードで捕食に走るイソマグロ。
必死で逃げるフュージュラーとアカモンガラ。振動に触発されたように過ぎ近くまで寄って来る
何匹ものグレーリーフシャーク。早くて分かりにくいけどカツオも遠くでハンティングをしているようだ。
何度も目の前を泳ぎ回る大きなイソマグロの群。熱狂のハンティングワールド。
根の上にはマダラトビエイが人を怖がる事も無く目の前を行ったり来たり。
お腹の大きなグレーリーフが1匹、トップリーフの落ち際をウロウロ泳ぎ回る。



位置アリ環礁中東部 POINTMadivaru Corner 天候☀ 水温29℃

 砂地を越えて行くとドラキュラゴビーが見える。根の上のハナダイは相変わらず大量で
赤い紙吹雪のように舞っている。流れが緩めで大きい獲物は余り見当たらない。
外壁へ行ってアケボノハゼを見る。後は浅いリーフを目指してゆっくり上がって行く。
ムスジコショウダイが群れている。ブラックピラミッドも大きな群を作っている。
沖側のやや浅めの所からは小型のツムブリが小魚を探しに根の側にやって来る。

7/30/09 第5日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☀ 水温29℃


 タイミングよくみんなが集合。日の出直後にエントリー。ここまでは良かったんだけど水中で
出会うものは何も無い。ハンマーの影はちょろりとも出ず。早朝ジョギング的ダイビング😢

位置北マーレ環礁 POINTOkobe Thila 天候☀ 水温29℃ 
 
 ヨスジフエダイの群を見ながら深めの斜面をリーフ沿いに進む。
正面からイソマグロが3本登場。根の前に出るとムレハタタテダイがヒラヒラ群れ集う。
2つ根の間にはロウニンアジが6枚程かたまって遊んでいる。
大きなナポレオンがゆっくり根沿いに泳いで行く。ハナダイもいっぱい固まっている。
旅もここまで進むと目新しい獲物、違った獲物はなかなか見つからない。
キンチャクガニを探して見たけどサンゴガニが2個見つかった。まぁ、ノンビリ漂いながら群れる魚を眺めてみた。

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温29℃

 マウルーフの外人チームは特にマンタに恵まれてない。で、ランカンに来てみた。
初日は結構待たずに流してみたので今回はじっと待ってみよう。クリーニングロックに着いて待機。
ちょっと沖側に黒くて白い点々白いシッポのマングローブウィップレイが海底でジッとしている。
ちょっと浅めに移動してクリーニングロックの横で待つ。
近くでタイマイがご飯に夢中でダイバーの暇つぶしに協力してくれた。突然、マンタ登場。
取りあえず着底。うまい具合にマンタは真上を通過して行く。そのまま去って行った。さよなら✋



2009年7月19日~25日

2009年7月29日(水)

7/19/09 第1日目
位置北マーレ環礁 POINT Lankan Reef 天候☀ 水温29℃


 新しいメンバーと新しい旅。熱も出て洟もズルズルで体調最悪だけど、的場君も帰って来たしなんとかなるっしょ😃
なんとかなるかもう一つの不安はマンタの出が調子悪い事。
マウさんも悩んで1本目からマンタポイントへチャレンジ。
マンタの為には少し北からの流れが強めかな。クリーニングロック流れ着いてみんなストップ。
なんだかストップが安定してない。ロックに背を向けている人や近すぎる人。
マンタを探す前に1人1人向きとポジションを直しているとき、僕の後を通過して行くマンタ。
丁度1人のゲストの体の向きをぐいっと直したら僕の後をピューって泳いで行ったって。あらまあ。😰

位置南マーレ環礁 POINT Kuda Giri 天候☀ 水温29℃

 ポイントに向かう途中、ボートの周りの海面にはたくさんのイルカが姿を現した。
跳ね回る子供のイルカ。曲芸のようなスピンジャンプを披露してくれるイルカ。
静かな海面を通して水中を泳ぐイルカの姿も見える。天気☀もいいのに、
ハナがズルズルで水中に降りるのは一苦労💦
黄色い背中のエヴァンスアンティアスの群を見ながらゆっくり壁沿いに降りて行く。
クマザサハナムロの青い体をカスミアジ達が追い回す。
沈船の甲板では2mm程のアカネダルマハゼのようなべービーが見つかる。可愛いけど小さい、小さいから可愛い🎵
岩陰にドクウツボがベンテンコモンエビにクリーニングしてもらっているのが見える。
光る動く雲のようなキビナゴは数を随分減らされて小さな固まりになっていた。

位置南マーレ環礁 POINTMedu Faru 天候☀ 水温29℃

 ついにパイプが詰まってしまった😭耳にもサイナスにもまるで空気は通ってない。
幸いなのか緩い流れ。ロウニンの固まりは出なさそうだし、出ても崖の上側からでも狙えるかもしれない。
落ち際をゆっくり進んで行く。インディアンバガボンドやインドシテンヤッコなんかを見ながら
棚上を外海に向けて進んで行くとクマザサの大群が慌て気味に通過して行く。
後から出たのはメーター越えの大きなロウニンアジが数匹。


7/20/09 第2日目
位置南マーレ環礁 POINT Guraidhoo Corner 天候☀ 水温28℃


 チャネルを外洋に向けてドーニが進んでいると前方にイルカが見えて来た。
今朝のイルカはシャイな子達でドーニが近くに来た為か姿を隠してしまった。
外洋側にエントリーすると壁から少し離れてフュージュラーがもう一つの壁を作っている。
不意に壁を突き破りちょっと大きめのイソマグロが猛スピードで攻撃を仕掛ける。ロウニンアジも中層を泳ぎ回っている。
根待ちに入って見えたものは主にホワイトチップ。
外の深い方にグレーリーフシャークも見えていたけど近くにくる前にどこかのダイビングチームに
前側かぶられてなんか台無しな感じ💨

  ジンベエサーチその1🍀

 穏やかな海境で長い環礁移動も高熱に倒れている身には揺れずに快適。
ジンベエの影に出会えないままアリ環礁南部の東側をボートはドンドン南へ下って行く。
幸い波が無いから南のエリアも探しまわれそうだ。
随分進んでもうすぐボドゥフィノルって所でメカニックの小さいおっさん、ナイームさんがちょっと甲高い声を上げる。
あー大きい影が見えるけどちょっと遠すぎだよ。飛び込む支度してボートを回す。
風邪でビタミン不足なのか、偏光グラスを外したからかスタッフの指差す影が僕にはまるで見えない。
もう一度グラサンかけて位置確認。2階から飛び込み追跡開始。
7mオーバーの大きめのジンベエザメはゆっくり水面近くを漂っている。
みんなも集まって来てジンベエを取り囲む。ゆっくり水面からでも触れそうな深度を泳いで行くジンベエ。
上がったり下がったりしながらそのまま泳ぎ続けるジンベエ。
20分程付き合ってくれたジンベエはゆっくりと沖に向かい深くなって行くリーフに沿って深い暗闇に消えて行ったよ。


位置アリ環礁南部 POINTSunisland out 天候☀ 水温28℃

 全体的に数が少ないのか、エントリー前にジンベエを見つける事はできなかった。
水中の斜面沿いをインド人チームと会わせてチームで並んでジンベエザメの出現を期待しつつ、
見逃さないように四方八方に視線をバラまきつつ泳いで行く。簡単にジンベエと水中で遭遇はできない。
 コーラルブロックの空洞にナースシャークが寝ていた。

位置アリ環礁南部 POINTDhigurah Arches 天候☀ 水温28℃

 壁沿いに降りて行くと下にいきなりトールフィンのカップルが見つかった。
崖側を少し迂回気味に着底して見せる頃には1匹引っ込んだけどなんとか1匹は見えたみたい。
すぐ側でもう1匹ちょっと小さいトールフィンが見つかるけどじっと最初のトールフィンの穴に張り付いているゲスト。
急に深い方から何だか大群が押し寄せて来る。カスミアジとホシカイワリとツムブリがミックスしてやって来た。
こんな事ってあんまりないよな😉

7/21/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTDhigurah Out 天候☀ 水温28℃


 クダラティラが流れ過ぎてお流れ。急遽ディグラアウトにやって来た。
せっかくなのでジンベエに出てもらいたい。最後にエントリー開始した僕のチーム。
先に入った的場君は両手をバタバタして踊っている。踊っている訳じゃないだろう、
後から聞いたらヤッパリマンタがいたらしいけど、こっちはまだ全員エントリーしてないんだからスルーするしか無い。
マダラトビエイも飛び出してくれてありがとう。

  ジンベエサーチその2🍀

 そのまま、2階に上がってサーチ開始。
随分時間が経ってからやっと沖側にちょっと小振りな5mジンベエ登場。
クルリクルリと向きを変える子で置いて行かれたと思っても又戻って来る感じ。
何度も顔を見るチャンスが回って来る。ちょっと短め5分以上10分未満のジンベエスイム。

位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri out 天候☀ 水温28℃ 

 最後のジンベエダイブチャンス。海底の砂地に大きなマダラエイが寝ている
。ジッとしているだけで寝ている訳ではないだろうけど、砂を体に被って隠れている。
通り過ぎてしばらくすると後から斜面沿いをさっきより巨大なマダラエイが通り過ぎて行く。
がっかりしながらドーニに上がる。帰り道イルカの群とすれ違う。もう少し長く潜っていたらイルカと水中で会えたかな。

位置アリ環礁南西部 POINTReethi Thila 天候☀ 水温29℃

 砂の斜面を降りて行く。ガレ場のマッコスカーズラスを目指していたんだけど、
探してない時程何故か見つかるハゼ。ドラキュラシュリンプゴビーがカップルで2〜3組。
遠目にマッコスが見えて来た。動きがランダムな上になかなか近づけない。
みんなには分かりにくい魚だな。ヤッパリ探してないのにトールフィンも見つかってしまった。
海底に休んでいるホワイトチップを何匹か過ぎると、今度はツバメウオの群が見えて来た、
と思ったら余り群れてない。ちょっとガッカリ。小振りなグレーリーフも濁りの向こうから見えて来た。
比較的近くまで来てくれたと思うけど、シャイなサメだからみんなも見えたけど撮れないって感じかな。
後半10分程は浅いトップリーフのテーブル珊瑚を眺めながらゆっくりの流れにノンビリ乗って流される。

7/22/09 第4日目
位置アリ環礁中西部 POINTDega Thila 天候☀ 水温29℃


 深い方の根を目指して降りて行くとツバメウオがちょっと群れて泳いでいた。
オオモンカエルアンコウは今日もじっとヤギの中でエサを待っている。
随分前に見た赤いのを探してみるけど今度も赤は見当たらない。
クダギリ同様ここでもキビナゴの群はほとんど見られなくなった。
カスミアジも周りを泳ぐ小型のカツオもちょっと活動が静かになった。
でも、天気が良くなっているので一番浅いリーフトップのスズメダイ、
エヴァンスアンティアスなどの小さめの魚と珊瑚の景観は綺麗さを増している。

位置アリ環礁中西部 POINTFish Head 天候☀ 水温29℃

 根に辿り着けばいきなりナポレオンが遊びに来てくれている。
先に降りているマウチームと的場チームは流れの上手でなんかカンカン、チンチンベルを鳴らしている。
まぁ今から行っても間に合わないだろう。実際全然間に合わない感じだったらしいけど
下の方をギターシャークがバビューンと泳いで行ったらしい。
フュージュラーの中を漂っているとロウニンアジとイソマグロがウロウロ泳ぎ回っているし、
根の上にはカスミアジの群がクマザサハナを追い込んで玉にしている。いつものように大にぎわいのフィッシュヘッド🎵

位置アリ環礁中東部 POINTMadivaru Corner 天候☀ 水温29℃

 トップリーフで集合待ち、すぐ側でムスジコショウダイが群れている。
斜面に沿って降りて行くとインディアンバナーの群がいる。
砂地に横たわるホワイトチップも2〜3匹。大きなイソマグロが1匹通り過ぎて行く。
外側の壁に出ると大きめのアケボノハゼが元気にツンツン、ツンツンとホバーリングしている。
南東からの流れに負けずに頑張って深めコーナーに行ってみたけどギンガメの群がゆっくりと逃げて行くのが見えただけだった

7/23/09 第5日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☀ 水温29℃


 天気もずっと好調☀海面はフラット。体調も随分良くなって熱も随分下がった。
ついでにハードルの高い獲物、ハンマーヘッドもいい感じで出てほしいものだ。
チームの並び順右からマウさん、的場君で一番左に僕。潜り始めて12、3分。
マウさんと的場間くらい、少し後ろ気味にハンマーヘッド登場。急いで駆けつけるのを途中で断念。
今日はあんまりダッシュかけられないんだ。3人ともガイドはしっかり見えていたのに
一番遠い僕のチームだけでなくゲストはみんながいたのが見えただけだったみたい😭

位置北マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温29℃

 長い道のりを越えて北マーレの東側のマンタポイントまでやって来た。
でも、最近のランカンは調子が悪いからちょっと気が重い。
クリーニングロックの周りで待ってみるがマンタは出ない。
ハナタカサゴが群れて移動して行く。マダラタルミも大きな群のまま移動して行く。
それを追いかけるようにロウニンアジも移動して行く。コラーレバタフライの群もいたよ。マンタは出なかったけどね。

位置北マーレ環礁 POINTSunlight Thila 天候☀ 水温29℃
 
 一度ドーニでランカンに出てみる。マンタはやはり出ていないようだ。
移動してみる。根待ちしているチームが水中にいたようだがスノーケルでチェックしたら
マンタは見えない。覚悟してエントリーしてみようと思ったらインドチームのイントラさんが
ドーニの後を指してマンタだって言い出した。ちょっと離れたリーフの北側にマンタが1枚泳いでいる。
少し離れてエントリー。根の上にみんなでへばりつく。暫く前進。マンタは見えない。
一度僕だけ上がってドーニに様子を聞くと2枚、少し先にいるようだ。
潜り直して前進。見上げる水面を2枚のマンタが登場。捕食中のマンタの泳ぎは踊っているようだ。
何度も頭上の水面を通過するマンタ。最大一視野4枚が回っていた。
マンタの舞も良かったけど足下のオニダルマオコゼも可愛かった。



2009年7月11日~7月18日

2009年7月21日(火)

7/12第1日目
位置北マーレ POINTMaagiri Rock 天候☀ 水温29℃

 
 潮の向きの確認、カレントチェックで飛び込むとモブラが7枚群れて真下を通過して行く。
幸先いいなと思いつつダイビング開始。潜降してすぐのムレハタタテダイを見ているとマンタが1枚通過して行く。
いきなりの大物登場にみんな足が止まってしまう。クリーニングポイントじゃないし、暫く着いて行こうと思っていたけど、
みんなが足を止めたらのでゆっくり泳いで行くマンタを見送る。



位置北マーレ POINTLankan Reef 天候☀ 水温29℃

 まだ、マンタの出が不安定だけど、1本目で1枚出ているからなんか出るんじゃないと気楽にダイビング開始🎵
クリーニングポイント周りでマンタ待ち。海底に大きめのマングローブウィップレイが寝ている。
1人少し沖側に陣取り目をこらしているとベルが響く。ゆったりと通過して行くマンタが1枚だったらしいけど見てないんだよね、僕は😭
最後の最後に12枚のモブラ(ヒメイトマキエイ)の編隊が登場してくれて救われた気分👌



位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候☀ 水温29℃

 エントリーエリアのブラックピラミッドはいつも以上に大きな群になっていた。
グレーリーフシャークが根沿いに進む僕らの前から姿を現し、驚いたようにUターンして行く。
外洋に向かって壁から飛び出した地形はいつもサメや魚群の溜まる場所。暫く止まっていると沖側からイソマグロが2本登場。
イソマグロが消えたと思ったら突然角度を変えて頭上のアカモンガラなどの魚達に猛然と突っ込んだ💨
直後、ハンティングの振動に刺激されたらしいグレーリーフシャークが全部で4匹集まって来て泳ぎ回る。
サメがいなくなったと思ったら深めの所をマダラトビエイが素知らぬ顔でノンビリ通過して行った。

7/13/09 第2日目
位置ラスドゥー環礁 POINT Rasdhoo Madivaru 天候☀ 水温29℃


 天気は上り調子。もっと☁があるかと思っていたけど予想外に澄んだ空。
ドーニが出発する頃には日の出直後とは思えないような青い空になっていた。気持ちいい早朝水泳。
前の2週はなんとかハンマーヘッドを見る事ができたけど、今週は影すら見当たらなかった💦

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候☀ 水温29℃

 流れは弱かったけど根に辿り着いたら結構流されていた。壁に沿って流れの上手にチョットずつ進む。
ギンガメアジの群が深い方に逃げて行く。クマザサハナムやイエローバックフュージュラーの群が増えて来た。
大きめのイソマグロが7本V字型で魚影に突っ込む。カツオは斜めに並んで襲いかかる💨
ブンブン泳ぎ回るハンター達と逃げ回るフュージュラーやアカモンガラ達。
下ではグレーリーフシャークが4〜5匹近寄ったり遠ざかったり。ホウセキキントキの群は以前よりずっと数が増えたな⬆

位置アリ環礁中部 POINTFish Head 天候☀ 水温29℃

 魚影も濃いけど、人もいた。前の2週はほぼ他の船にあう事も無かったしダイビングでかぶる事も無かった。
だからなおさら人だらけな感じがしたんだろう。ここの目玉のナポレオンも落ち着き無く
あっちのチームこっちのチームと動き回る。
キビナゴや小型のフュージュラーを囲んで大きなカスミアジが頭上でガンガン攻撃を仕掛けまくる。
根の周りはフュージュラーが埋め尽くし、ロウニンアジが魚群をかき分けながら進んで行く。
イソマグロはフュージュラーの周りを泳ぎ回り、急に角度を変えて魚群に突っ込んでいた。
タイマイは俺は関係ないとばかりに根の上でソフトコーラルに噛み付いていた。



7/14/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINT Dega Thila 天候☁ 水温29℃


 今週もすんなりとオオモンカエルアンコウを見つけられてほっと一息。
2匹目も見つかったけど同じ濃い青系の色。随分見ていない赤系を探してみたけど今回も見つからなかった。
根の周りではカスミアジとツムブリがキビナゴにアタックしている。
浅い方に移動しようと急いでいる時にツバメウオの群がもっと深場にいろよって感じで誘っている。
確かに見てたいし寄りたいけどここは見下ろすだけでスルー。
浅いトップリーフで、ハナダイギンポが岩の隙間に潜り込んでつぶらな瞳でじっとこっちを見上げていた。
  
  ジンベエサーチその1🍀

 昨日の夕方から風が強くなり始め、雲も多くなって来た。
波もザバザバと海面は荒れ模様。視界の隅で沖側に変な光りの反射を捉える。ヒレがピラッと水面から突き出る。
小さいマンタだった。その後、何の影も見当たらず、空振り😭

位置アリ環礁南部 POINTDhigurah Out 天候☀ 水温29℃


 アリ環礁南部の外洋面。壁沿いに潜る。マウルーフとゲストは壁沿いに進む。
僕は一人離れて沖側を並走して行く。大きなグレートバラクーダがいたと思ったら、
向うも同時に見つかったって感じで反応。ビューンと消えて行ってしまった。
壁側ではツカエイがいたりしたそうですが、肝心のジンベエは出ませんでした。

  ジンベエサーチその2🍀 

 昼食後、外海は増々荒れ模様😰ボート、ドーニ間の乗り移りが揺れで危ないので内海でドーニに乗り換えて出陣。
今から夕方にかけて満潮に向かうタイミングでジンベエ発見の期待は高まるけど、海面は相変わらずジャパジャパ。
荒れている日はなかなか見つからない。すれ違う船も少なく、1時間半のねばりも虚しく空振り💦


位置アリ環礁南部 POINTAri Beach out 天候☀ 水温29℃

 今度はさっきと逆にマウルーフが1人沖に、僕とゲストは壁沿いに。
ノンビリ流れに乗ってドリフトして行く。パウダーの小さい玉があった。タイマイがいた。沖のマウさん密かな合図。
なんとバショウカジキが1ぴきウロウロ泳いでいる。みんな頑張れ。早く、早く💨
背鰭を開いてグルリとターンするカジキ。見失わないようにカジキを追いかけつつ、みんなに来い、来いって手を振る。
最後は一気にスピード上げたカジキ。一瞬に姿が消える。
  
 ジンベエサーチその3🍀
 
 夕方、帰り道の時間もドーニの上からジンベエを探す。お客さんに話しかけられて海から目を離してしまった。
気が付いた時にはジンベエは目の前、って言うかジンベエの上をドーニは素通りしてしまった。
無理と思いつつそのまま屋根から3点着けて飛び込む。日差しの弱い時間帯、水の中は見通しが悪い。
ちょっと下からまっすぐこちら目掛けてジンベエが上がって来た。こっちにぶつかりそうな勢い。
こんなに近くに上がって来ているのにドーニはグルリとターンの途中。
みんなが泳いで来た時にはジンベエはゆっくり沈んで行く途中。油断大敵。でも、油断している時程ジンベエは出るもんだ😢

7/15/09 第4日目
位置アリ環礁南部 POINT Dhigurah out 天候☁ 水温29℃


 今度は日の出前が満潮だから早朝の内がジンベエチャンス。昨日の夕方ジンベエを見た辺りで潜ってみる。
今度は僕が外側を1人で泳ぐ。マダラトビエイが壁上辺りで何度か出たようだ。肝心のジンベエには又も振られた😵

  ジンベエサーチその4🍀

 時間いっぱい、最後のサーチ。よく言われる満潮有利を信じれば出ない時間帯に入っている。
朝ご飯もそこそこにボートの2階、ブリッジの前に立つ。探し始めて30分。遠くに、デカくて長い影を発見。
これですっきりみんなが見られそう。そのまま飛び込んでジンベエに追いつくと昨日と同じ6mぐらいのジンベエ。
近寄り過ぎないようにみんなの到着を待つ。やっと来たと思ったら水面スレスレを泳ぐジンベエの顔を目掛けてまっしぐら💨
ブリーフィングしてから何も無しで時間が過ぎてしまったから忘れちゃったのかな。夢中になってしまうのはわかる気が。。
ノンビリ滞在してくれそうだったジンベエはそのままゆっくり沈み始めてしまった。



位置アリ環礁南東部 POINTKudarh Thila 天候☀ 水温29℃

 深めの根に辿り着いてから流れを遡り魚影の濃い上手を目指す。横目にヨスジフエダイの大群を見つつ進む。
オーバーハングの下に大きなグレートバラクーダがいた。敏感な子で曲がり角を曲がって見えなくなってしまう。
がっかりする間もなく戻って来た。結局、3度もこのバラクーダは見られた。
根の下のトンネルには大きなアカマダラハタが岩のようにゴロっと落ちている。別の岩の下ではマダラエイがじっと隠れていた。
根の上はヨスジフエダイで覆い尽くされて黄色く染まっている。


位置南マーレ環礁 POINTMedu Faru 天候☁ 水温29℃

 南マーレまで長い移動を終えてやっと3本目。ちょっと早い流れに飛び込む。
沈んで行くと海底にマダラエイが見えたけど流れに乗ってピューッと通過。
目的の大きく壁がえぐれている所に到着。大型のロウニンがパラパラ。
飛び上がってしまった人に驚いたか去って行ったロウニン。
オーバーハングの中を通って次のえぐれに移動すると正面にロウニンの群が上がったり降りて来たりしている。
窪みの中に隠れているからロウニンアジのより具合もいい。1mくらいの大きな個体も多くいてギラギラの大迫力👌

7/16/09 第5日目
位置南マーレ環礁 POINTGuradhoo Corner 天候🌂 水温29℃


 アウトカレントに乗ってドリフトして行く。上にマダラタルミの群が見える。
コラーレバタフライの群もいつもの岩場にいた。直ぐ下のサメの来る棚は不作でホワイトチップが1匹。
深度を上げて外壁に向かう。天気の悪さも影響して水中は朝とは思えない暗さ。
ライトを出してブンブン振っているとクマザサハナムロがどんどん寄って来る。
ロウニンアジも2匹つられて寄って来る。小さめのイソマグロも20匹以上固まって寄って来た。
最後に棚上を泳いでいるとカメの甲羅状の岩があった。覗いてみるとホワイトチップが1匹。
入り口と出口をゲストと僕で別れて塞いで覗いていると岩の中でグルグル回り、飛び出して行ってしまった。

位置南マーレ環礁 POINTCocoa Corner 天候☁ 水温28℃
 
本当はここで北マーレに向かってマンタポイントへと思っていたけど、
今にも嵐に変わりそうな天気😣とマンタ無いよ情報にあっさり負けてアケボノハゼを見に行く。
棚を落ちた直ぐ下にいるアケボノハゼ。ちょっと深いから見下ろしながら観察。カップルのアケボノハゼは仲良くホバーリング。

位置北マーレ環礁 POINTKuda Giri 天候☁ 水温29℃


 最近絶好調のクダギリ。レックのヨゴレダルマハゼを見ていたら、
ハナタカサゴの群がいきなり集まり始めた。
大型のカスミアジと大きめのイソマグロがビュンビュン襲いかかっている。
穴に潜むフルムーンゴビーもリクエストされていたから1ラストチャンスで穴を目指した。
穴の奥に一瞬姿が見えたけど、光りに驚いておくに引っ込んでしまった。不覚💦
根を廻って行くとキビナゴの大群は今週もいた。カスミアジとイソマグロが激しく捕食を繰り返していた。
 こりゃ絶対荒れて来ると信じて疑わなかった夜が開けると激しい雷雨の朝になった。
ちょっとタイミングずれたな。ここまで振るのは珍しいと逆に雷雨の景色をのんきに眺めてしまった。



2009年7月04日~7月11日

2009年7月13日(月)

今週は17年来の知り合いで一時期はダイブマスターとして僕の後を守ってくれていた仲間(通称シャケ2号)がやって来た😊
いい旅になればいいな🎵

7/5/09 第1日目
位置北マーレ環礁 POINTMaagiri Rock 天候☀ 水温28℃


 風がやや有るものの空は☀。今週は1本目の潜降から比較的スムーズに潜れてダイバー達の質も上々って感じ🎵
でも、風の強さも向きも不安定なせいか普通以上に濁った感じ。ヨスジフエダイの群れる根で暫く遊んだ後、
砂の斜面を辿って上がっていくとモブラが1枚深い方からやって来て前を横切っていく。
ベルを鳴らして指差しながら目で追っていると今度は上からグレートバラクーダが1本反対に深場に向かいながら横切っていく。
ノンビリ砂地を行くつもりが想定外に忙しい。

位置南マーレ環礁 POINTLankan Reef 天候☀ 水温28℃

 潜降して行くと下を泳ぎ回るナポレオンとホワイトチップが見える。透明度は意外に高い⬆
クリアーだとマンタが出にくい気がする。流れもチョット強め。これもマンタが出にくい気がする💦
そんな事思っていたからか結局マンタは姿を見せず。ご飯に夢中のタイマイが2匹。
安全停止中にいきなり登場したモブラ×4の編隊に落ちそうな気分を救われた

位置南マーレ環礁 POINTKuda Giri 天候☀ 水温28℃

 先週に続き、今週もクダギリはにぎわっていた。沈船で余り時間を使わず、根の北側を目指す。
見下ろす海底付近には大きなマダラハタやコクハンアラが漂っている。
段々キビナゴの数が増えて来たかなと思っていると周り中キビナゴ。
視界はキラキラ光るキビナゴに埋め尽くされ、群が動いて視界が開けたと思うと
すぐ目の前に小振りなイソマグロの群がダッシュ💨で突っ込んで来る。
ロウニンアジもカスミアジも上から後からガンガン突っ込んで来る。あっちだ、こっちだ指さしたって、誰も見ない。
周り中群群なんだから何もする事無いか。時間いっぱい粘って堪能👌

7/6/09 第2日目
位置南マーレ環礁 POINTGuraidhoo Corner 天候☁ 水温28℃


 深場で根待ち。なんかイマイチ獲物に恵まれない。ナポレオンがいた。ホワイトチップは逃げていった。
暫く待っても何にも出物がない。リーフに沿って上がり始めるとコラーレバタフライが小さめ玉を作っていた。
壁の上を見上げるとホワイトチップが棚の落ち際をぐるぐる回っている。少しカレントの上手に回り込んでチョットずつ上がって行く。
マダラトビエイも同じ当りに登場してホバーリング。壁の中程に止まってホワイトチップとマダラトビエイのホバーリングを眺める。
ゲストのみんなはお利口さんにジッとしていたからホワイトチップとマダラトビエイはずっと同じ場所を回っていてくれた😊

  ジンベエサーチその2🍀

 海峡を跨いでアリ環礁南部に一気に移動。ランチを終らせてサーチ開始するともう12:30過ぎ。
風はいつの間にか真南から吹き付けて来る。南下するにつれて波が大きくなって来る。
マーミギリを過ぎると大きなウネリにボートもゆったりと揺らされる。13:50頃、波間にジンベエの影を発見。
でも、飛び込む暇もなくすれ違う。ボートをターンさせて戻ってみるけど見失ってしまう。ヤバい💦ボートを止めて周りをチェック。
もう諦めて次探そうって思った側から後部デッキで声が上がる。
ちょうど良く飛び込むスタンバイ状態のみんなの前を通過して行くジンベエ。ゆっくり潜って行ってしまった😣

位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri out 天候☁ 水温28℃

 やっとドーニーが着いて潜り始めるともう14:30過ぎ。波が有るから水中もうねっている。
斜面沿いにジンベエを探して泳いで行く。下の砂地に砂をかぶってジッとしているマダラエイが見える。
沖の深場の方からツカエイがやって来て何故かぴったりとマダラエイに寄り添い砂地に止まる。
更に進んで行くとイエローバックフュージュラーやクマザサハナムが中層を何度も埋め尽くす。
この群の向うにいるんじゃないかってその度に群を突っ切り泳いでみるけど結局ジンベエ無し😭

位置アリ環礁南部 POINTDhigurah Arches 天候☁ 水温28℃

 波は増々大きく、日の弱くなる午後遅く。波の無い環礁の中に移動。砂地に這いつくばってハゼ探し。
オーロラばかり見つかる。ドラキュラが出始めると今度はドラキュラばかり。長期戦覚悟で浅めに浅めの砂地に移動。
トールフィンも無事見つかり取りあえず一安心。するともう1匹、次はカップル、連続でトール品発見。なんとか日没前に3本目が終了。
 帰り道に水面近くを泳ぐ小振りなマンタを発見🎵今日の最後の残照の中3点着けて飛び込め。
結構泳ぎ回る小マンタは結構早くてみんな頑張ってもなんとか後ろ姿が見えただけ。でも、楽しかったけど。😊

7/7/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTThinFushiBoduThila 天候☀ 水温28℃


 ピーカン☀の天気と鏡のようなグラッシーな海面。ただのドーニでの移動が楽しくなって来る、
陽気になる天気🎵巨大な隠れ根の壁沿いに泳いで行く。前から大きなナポレオンがやって来る。
止まって見ていると少し手前で直角ターンでさようなら。更に進むとウミウチワが生えまくっている中に大きなクダゴンベを発見。
ほらほらってな感じで指していると脇から視界に黄色い魚が入って来る。レアなインディアンバタフライだ。
指している指がそのまま向きを変えてチョウチョウウオを追いかける。
 根の上に上がって流れに飛ばされて行くと反対側の落ち際にホワイトチップがその向こうにグレーリーフが逃げて行くのが見えた。

  ジンベエサーチその2🍀
 朝ご飯もみんなより先にパッと済ませて2階のデッキに上がる。ボートは環礁の外側を目指す。みんなはご飯🍙
スタッフも2階に集まって来る。ジンベエサーチスタート。昨日より天気がいい。昨日より波が小さい。コンディションは良くなっている。
最後のジンベエチャレンジ。でも、肝心の黒い影は見当たらない。イルカが遠くに見える。
何も出ないまま時間が過ぎて行く。ゴンドウの小さな群がノンビリ泳いでいた。

位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri Corner 天候☀ 水温28℃
 ドーニに乗り換えて器材の準備をしながらチャネルを外海に向けて進んで行く。
いきなりやや深めに黒い巨大なオタマジャクシ型のシルエット発見。まだスピード落としていなかったドーニは真上を通過してしまう。
何度も同じ場所を回ってみたけど影はもう見えない。同じエリアに戻ってくれる事を願いつつ壁沿いにダイビング開始。
まだトビエイが2匹通り過ぎて行く。ヨスジの群も フエフキダイの群もたくさんいていいんだけど、肝心のジンベエは戻って来てくれなかった。

位置アリ環礁南西部 POINTReethi Thila 天候☀ 水温28℃


 2時間弱、北に移動。ちょっと白い☁が増えたけどいい天気。
でも、西風に変わって環礁の内側なのに根の上は大きめの波が出ている。
東側の砂の斜面を降りるとネジリンボウチックなドラキュラシュリンプゴビーが住んでいる。
クジャクベラ似のマックコスカーズラスがヒラヒラと泳ぎ回る。壁沿いに進んで行くとグレーリーフシャークも登場。
今日は波が有るのでトップリーフのテーブル珊瑚は、横から眺めるだけでちょっと残念💦
 夕方から急激に黒い☁がやって来て怪しい天気になって来た。大粒の☔も降って来た。明日からの旅が心配。😵

7/8/09 第4日目
位置アリ環礁中西部 POINDega ThilaT 天候☁ 水温28℃


 予想通りの天気。今にも雨が降り出しそうな黒い雲が空を覆い、ウネリも大きい。
潜ってしまえば少し暗いけど大して影響は無かったけど、ヤッパリ明るい水中の方がいいよな。
カエルアンコウ探しに先週は苦労したけど今日は3匹発見。深場の根のえぐれに大きなタイマイが寝ている。
上を見上げると巨大な腹のでっぷりと膨れたグレートバラクーダが漂っている。
ここの根でも大量にキビナゴが発生していてカスミアジや早くて見にくいけど小振りな鰹もハンティングに忙しい。


位置アリ環礁中西部 POINTFish Head 天候☔ 水温28℃

 天気は増々悪くなる。ボートは揺れる。ドーニに乗り移りポイントに向かう間が特に揺れる。
逆に揺れで楽しくなって来た。雨も大粒でバシバシ降っている。潜ればいつものナポレオンが向うからやって来る。
ゲストの輪の中心に陣取り口をニューッと延ばしたり今日はサービスがいい。あまりにも撮りやすくされるとゲストが飽きるのも早くなる。
根の周りを泳いで行くとイエローバックの周りを6本程のイソマグロが列になって泳ぎ回り、
大きなロウニンアジもイエローバックの群を割りながら泳ぎ回る。

位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候🌂 水温28℃

 マヤティラに行こうと何時間もあっちこっちと場所変えたりしながら頑張っていたんだけど
波のせいで結局アンカーが掛からなくて、ラスドゥーに移動。意外にここまで来たら晴れてはいないけど
波も余り無く風も弱め。時間をたっぷりロスしてしまい。潜り始めたら4時半過ぎ。
根沿いに進むとグレーリーフシャークがウロウロ泳ぎ回っている。そういえば頼まれてた探し物があった。
目更にして見下ろしながらゆっくり進むとラッキーな事に大きめのアケボノハゼを見つける事ができた。
ちょっときつめの濁りの中根沿いに進んで行くとギンガメアジの大群に出会えた。大きなナポレオンも最後に登場。ラッキー🎵でした。

7/9/09 第5日目
位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候☁ 水温28℃


 ☔は降ってないけど黒い空。暗過ぎたら見えないから少しゆっくり目に支度。
先週は運良く開始早々登場してくれたハンマーヘッドシャーク。今週はなかなか登場してくれなくてちょっと諦めかけた頃、
マウルーフがベルを鳴らす。少し離れていたけど頑張って現場に向かう。
運良くハンマーヘッドはこっち向かって泳いで来た。
これ1匹でラストのつもりでちょっと頑張って着いて行くけど今日のハンマーは足が速い。あっさり置いて行かれてしまった。
エンド間近に深場で泳ぐハンマーが見えたけどちょっと間が悪いし深過ぎだった😵


位置北マーレ環礁 POINT Lankan Reef 天候☀ 水温28℃

 北マーレに戻って来ると予想外に晴ている。一応これでマンタが出れば2週連続3冠達成なんだけど、
力を抜いて気楽に行こう。クリーニングポイントに着いてもマンタはいない。しばし待つ。もう少し待ってみる。
少し離れた次のクリーニングロックに行ってみる。待ってみる。カンカンタンクの音がする。
うちのチームじゃない。急げー、元のクリーニングロックに戻ってみると大きなマンタが1枚根の上をゆっくり回る。
もう一回り。反対側に行って暫く戻って来ない。戻って来たまっすぐこっちに来る。真上スレスレを通過している。
着底してじっとしていたんだけど、そのままマンタは旋回しつつ浅瀬の方に消えて行った。

位置北マーレ環礁 POINT Potato Reef 天候☀ 水温29℃
 
 最後はノンビリ浅めの根に入る。砂地沿いに進んで南側に行く。
小さな穴を覗き込むとまだ住んでいてくれたフルムーンゴビー。
ご近所のウツボもハナダイも脇にどいてくれて見やすかったしフルムーンも穴の奥に引っ込まなかったのはラッキー🎵だった。
根回りにはキビナゴが大量に群れている。カスミアジがそれを追いかけ回している。
ドラキュラを見ながら腹這いのゲスト。空を覆う雲のようにキビナゴはの群は形を変え、位置を変えキラキラ⭐輝いていた




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