海洋保護区の底力
2009年11月14日(土)
またまたバア環礁「ハニファルベイ」へ行ってきました。
今週は天気も海況も大荒れで、一時はバアへの環礁移動を見合わせたのですが、ベテランクルーたちの意地で無事にたどり着くことができました。
海洋保護区「ハニファルベイ」、多少無理をしてでも行った甲斐がありました。
100枚くらいのマンタの中を悠々と泳ぐ特大ジンベイザメ。
まさに圧巻でした。
写真はお役様からの提供です。
来週もハニファルベイ。
カメラを持って行こう。
モルディブ、大物の海の小さなアイドルたち。
2009年10月31日(土)
モルディブの海を世界一足らしめる、ジンベエザメやマンタ、ハンマーヘッドに代表される「大物」たち。
我々も毎週、この「大物」たちを追い、ひたすらボートを走らせます。
出会いは一瞬ですが、そこまでの道のりは時として長く険しいこともあります。
中層や外洋を探し続け、首が疲れてしまったとき、ちょっと足元にも目を向けてみましょう。
モルディブの「アケボノハゼ」は、ちょっとクリーム色。
なかにはかなり黄色がかっているものも。
大きな海での小さな出会い、思いがけず癒されるかもしれません。
写真は、北マーレ環礁「バナナリーフ」で撮ったアケボノハゼ。
モルディブ ハニファルベイ
2009年10月24日(土)
がおー。
モルディブ・アイランドサファリ・ロイヤル号は、今月10日から2週間、王道ルートではなく、海洋保護エリア「ハニファルベイ」のあるバア環礁へ行ってきました。
ハニファルベイと呼ばれるポイントは、すり鉢状の小さな砂地エリアで、今回は行く度に何十枚ものマンタが水面近くで補食していました。
そしてマンタを蹴散らしながら泳ぐジンベイザメ。
ここのマンタは、平気でダイバーにぶつかるくせに、ジンベイからは必ず逃げます。
誰が強いのか、良く分かっているのでしょう。
がおー。
ジンベイもマンタも、ここでは写真のように大口を開けて補食し続けます。
ダイバーにはおかまい無し。
ぐるぐる
マンタの場合は、「狂食」という、ぐるぐる回転しながら狂ったように補食する状態になり、水面に飛び出すこともしょっちゅうです。
プランクトンの多いところめがけて突っ込んでくるため、あまり動かなくても簡単に写真を撮ることができました。
今後も新しいポイントの開拓にご期待ください。
マリンダイビング
2009年10月17日(土)
先週、マリンダイビング取材のため、石丸カメラマンと記者の小坂さんが乗船してくれました。
毎年恒例の「マリンダイビングフェア」、2010年は4月2日、3日、4日、池袋サンシャインにて行われます。
さて、マリンダイビングフェア会場では、雑誌「マリンダイビング」の投稿用紙の応募によって集計をとった、「人気ダイビングエリア」や「人気ダイビングサービス」などの表彰が行われます。
取材で来てくれたお二人に聞いたところ、今現在の中間発表で、モルディブのクルーズ船「アイランドサファリ ロイヤル号」が「クルーズ部門」にてトップと5票差の2位なのだそうです。
マリンダイビングを購入されて、応募用紙を送らずにいる方、けっこう多いことと思います。
お時間のある時で構いません。
応募方法などは分かりやすく明記されています。
みなさまの清らかな一票を、是非お待ちしております。
一日の終わりに
2009年10月3日(土)
最後のダイビングが終わり、一日の締めくくりにみんながサンデッキに集まる。
モルディブの海に沈む夕日を愛でるため。
これこそが、360度を水平線に囲まれたダイブクルーズの醍醐味。
沈み行く太陽にカメラを向けたり、グラスを傾けたりしながら、
「今日は有難う」
「明日もよろしく」
水平線に太陽が落ちるの見られることは珍しく、フライパンにタマゴを落とすところを想像させるため、みんな 「ジュッ!」 「いまジュッってなった!」 って叫んでいました。
そして日が沈んだ後の夕焼け。
その日の雲の配置により、激しく顔色を変化させる。
燃え盛る炎や激しい波打ち際のように、目も心も奪われてしまうのですが、一秒ごとに光が失われて行く刹那的なところが一日の終わりによく似合いますね。
海も人も、魚も夕焼けも、一期一会なのですね。
旅の楽しみ
2009年9月26日(土)
大型連休ということで、モルディブサファリはボート3艘に分かれてのトリップでした。
今週、私が担当した「アイランドサファリ デラックス号」には釣り好きゲストが集まりました。
と言っても、モルディブは水中環境保護には特に力を入れている国です。
クルーから「テグス」を借りて、「ここなら大丈夫」と言われた場所でのみ、糸を垂れることができます。
写真の通り、クルーもびっくりするほど大量。
少々血なまぐさいバックデッキになってしまいました。
普段でさえ好評の食事に、新鮮な刺身や焼き魚などが加わり、みなさん食事が待ちきれない様子でした。
月刊ダイバー 取材
2009年9月19日(土)
今週は「月刊ダイバー」の取材のため、水中写真家の 村井さちさんが乗船してくれました。
そして今週は、私がモルディブに来て以来初めての、派手な大物ウィークになりました。
初日 マンタ(ぐるぐる) イルカ3頭(ダイビング)
2日目 ハンマーヘッドシャーク ジョージ(ナポレオン fish head の主)
パウダー玉(パウダーブルーサージョンフィッシュの群れ)
3日目 ジンベエザメ
4日目 イルカ3頭(ダイビング) マンタ乱舞(数分からず)
5日目 モブラの編隊
6日目 マンタ(ぐるぐる)
毎回、カメラマンの方の引きの強さには驚かされます。
モルディブ特集、発売日が決まりましたら改めて報告いたします。
マトバ
三大珍事
2009年8月29日(土)
モルディブサファリで「三冠」と呼ばれる、「ジンベイザメ」 「マンタ」 「ハンマーヘッドシャーク」。
なんと今週は、この大物三生物が全てスノーケルスイムで見られるという珍事が続きました。
ジンベイ、マンタまでは納得がいきますが、ハンマーといえば、毎週たった一度のチャンスにかけて、減圧とのぎりぎりを攻め続け、それでも発見率は五分五分の、あのハンマーヘッドシャークが水面にいるなんて。
今週は、「私はついている」と言い続けているゲストがいました。
言葉にし続けると、それは本当に力を持つようになるのかもしれませんね。
何が起こるか分からないのが海です。
このギャンブル性がまた魅力なのでしょう。
気が抜けませんね。
常夏のモルディブ
2009年8月22日(土)
雨風に悩まされた二週間が過ぎ、やっと今朝から快晴。
やはりモルディブはこうでなくては。
そして今日から約一か月続く、「ラマザン」が始まりました。
イスラム教徒は日中、食べ物だけではなく、飲み物やタバコすら口にできません。
だからみんな少し静かです。
アイランドサファリ・ロイヤル号では、モルディブ人とバングラディッシュ人がこれにあたります。
早く夜になるといいね。
今週のジンベイ
2009年8月1日(土)
今週は時期的にあまりお客様の多くない週でした。
ガイド陣にも余裕があったため、経験本数の少ないお客様にも、「マンツーマンガイドのリクエスト」という形で乗船していただくことができました。
天気も良く、のんびりムードでスタート。
ダイビング二日目、早速ジンベイ登場。
この個体がかなりの変わり者でした。
スノーケルスイムでも、スクーバでも、全員にジンベイを見てもらいたいので、急いで準備してスタンバイ→飛び込びます。
ところがこの個体、全然逃げません。 それどころか、人の泡に着いてきます。
人参を吊った馬状態、結局1ダイブずーっとダイバーの泡に着いてきました。
人の吐く泡をプランクトンと勘違いしているとか・・・。
少し心配なコです。
ちゃんとプランクトンを食べながら、次の再会まで待っていてくれると良いのですが。
wtp マトバ