2013.11.19.-11.23 ハレルヤ号クルーズ

2013年11月25日(月)

ロケーション/カオラック
天候/晴れ時々雨
水温/29℃
風/日によりあり
流れ/ほどよく
透明度/15-25m

1本目リチェリューロック
2本目リチェリューロック
3本目リチェリューロック
4本目コタチャイ・ピナクル

目覚めると世界の有名ダイブサイト・リチェリューロック。
第3回ハレルヤ号クルーズの始まり始まりー!


1〜3本目リチェリューロック。
ダイバーをまず迎えてくれるのはキンセンフエダイの群れ。
流れも無く穏やかな場所に群れているので写真もとっても撮り易いのです。

壁には一面、紫色のソフトコーラルが群生して、
そこからちょこんとトマトアネモネフィッシュが顔を出しています。

ブルーに輝くワヌケヤッコの赤ちゃん。
とっても恥ずかしがりやで、たまに顔をだしてはこちらを伺っています。
小さいタカサゴたちを捕食しようと集まっているのはマテアジ。
素早く群れに突進したと思うと、お口をパクパク。
大きなピックハンドルバラクーダやブラックフィンバラクーダ。

いつも「あっ!」という間に時間が過ぎてしまうのがリチェリューなのです。

4本目はコタチャイのピナクルにてサンセット・ナイトダイブ。
日が落ちるにしたがって増えるその魚影は圧巻です!
タカサゴでしょうか、小さい魚が玉のように集まっては、
捕食者から逃げるように大きくその姿を変えていきます。
サンゴが美しい場所でじっくりと写真撮影大会。

大きなイソバナの前を真っ赤なユカタハタが横切れば、美しい写真の完成です。

2日目
1本目コタチャイ・ピナクル
2本目コボン・ピナクル
3本目コボン・ウェストリッジ
4本目タートルロック

1本目コタチャイピナクル

今日も暑い!真っ青な海へエントリーして2日目のスタートです。
程よい流れを感じつつ深場へと進んでいきます。
コラーレバタフライフィッシュの群れがまずはお出迎えしてくれ、
さらに進みサメがいそうな場所を回って見ますが、今日はお留守。
中層で群れるイエローバックフュージュラーを呼んでみるとあれよあれよと、
目の前は黄色一色に染まります。すぐ前のダイバーが見えなくなりそうなほどです。
イヤースポットブレニーの可愛い姿に癒されてから安全停止をしました。

2本目コボン・ピナクル。
最近ちらほらと「大物がいるらしい」と噂に聞くコボン。
さーてポイントに到着したなと思うと水面に何やら水玉模様の動く影・・・
ジンベエ!!!! 

さっ!とブリーフィングをしてエントリーしてしばらくすると水中でも会うことが出来ました。
2・5m程の可愛いジンベエザメは何度かダイバーの周りをグルグルとして去っていきました。
マンタ狙いのコボンで素晴らしいサプライズが待っていました!
しかもM御夫妻は結婚記念日でした!





アンダマンフォックスフェイスやエバンスエバンスアンディアス、
固有種も満載なのがスリーツリーの醍醐味の1つでもあります。

2本目はダイナミックな景色、ノースポイント。
離れ根まで進むと巨石に巨大なウミウチワが並んでいます。

ゴージャスな色合い、アケボノハゼの近似種が今日も気持ち良さそうにホバリングしていました。

インディアンスモークエンジェルフィッシュや、
インディアンバガボンドバタフライフィッシュなどもじっくりと観察することができました。

3本目は地形人気NO1のエレファントヘッドロック。


切り立った巨石を横目に深場へと進むと、
美しいベラ、マッコスカーズフラッシャーラスはヒレを全開にして、
それを閉じることなく、ダイバー達にずーっと美しいヒレを見せびらかせていました。

中層ではクマザサハナムロなどタカサゴたちがマスクの前を行ったり来たり、
その周りには大きいカスミアジが群れで行進中。

最後は浅い場所でひょうきんな表情シシマイギンポ

を観察して、地形・群れ・マクロと充実の1本となりました。

4本目はウェストオブエデンにてサンセット〜ナイトダイブ。

中層にはスカシテンジクダイが星のように広がり、
アンダマンチョウチョウウオやパウダーブルーサージョンフィッシュといった、
色鮮やかなお魚が色彩にアクセントを加えています。
寝ている極彩色のブダイ君にご挨拶をして安全停止に入りました。

4日目
1本目ボンスーンレック
2本目ボンスーンレック

1、2本目ボンスーンレック
波がたかったので透明度が落ちていると思いましたが
まずまずの透明度でほっとしました。
潮当りの良い場所ではフュージュラーやキンセンフエダイなどのフエダイの仲間群れ
ペアーでイトヒキアジが回遊し、ネズミフグが数匹かたまって泳いでいました。
マクロは船の壁などにウミウシがついていたり、砂地にはハゼがいました。

今回はジンベエの登場があり船上が盛り上がりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

報告/YUTAKA MASARU (マサル・ブログ随時更新中こちら)
写真/トリップで見られた魚達


ベストシーズンのシミランクルーズツアーはこちらから


2013.11.06 ハレルヤ号、就航中!

2013年11月12日(火)

カオラックのシーズンがスタートし、ハレルヤ号の第一回目のダイブクルーズが出航しました。
4泊4日、全14ダイブで、シミラン諸島、コボン、コタチャイ、リチェリューロック、ボンスーンレックとこのエリアの主立ったポイントを網羅するスケジュールです。
今日は出航してから4日目で、リチェリューロックで潜っています。

この記事を書いている僕は陸での仕事がたくさんあるので、最初の2泊だけ同行し6ダイブだけして途中下船してきました。
という訳で、第一回クルーズの中間報告となります。

ローシーズン中にお色直ししたハレルヤ号はピカピカに磨き上げられています


全長35m、横幅7.6mは、タイのダイブクルーズ船の中で一番大きいサイズです。
屋上からジャンプするのは勇気が要りますよ〜(^_^;;



さらにこの船の良いところは母船にバリアフリーなダイブデッキが用意されている事です。
ここから直接ジャイアントストライドエントリーでき、梯子で楽ちんにエギジットできるのです


今シーズンに向けて、船上でゲストがより快適に過ごせる様、たくさんの改良を施しました。
サンデッキに大きな幌の屋根を設置した話を書きましたが、他にもいろいろあるので順番にご紹介して行きます。

今回、特にこだわったのは、カメラセッティングルームです。
船の上の限られたスペースに、贅沢にもカメラをセッティングするためだけの部屋を一部屋作ったのです


ダイブデッキからすぐにアクセスできる場所に、雨風から守られた個室をご用意し、広い作業台にはゴムのマットを敷き、たくさんの電源を用意し、充電器は常設され、水気を飛ばすためのエアガン、各社のOリング用のシリコングリース各種、Oリングリムーバーや精密ドライバー、六画レンチなどなどおよそ必要と思われるものを一通り揃えてあります。
この部屋のお陰で、わざわざ重たいカメラを自分の部屋に持って行ったり、風や雨や波しぶきを気にしながら野外でセッティングしなくてもすみます。
また、この部屋はエアコンを使わずに常温にしているので、涼しい部屋でセットしたハウジングが野外で曇るという事もありません。
カメラダイバーの皆様、是非、この部屋をご利用くださいませ!

さて、海の様子はといいますと・・・
お天気最高!
海は凪ぎ!!
透明度抜群!!!
サンゴも元気で魚影もめちゃくちゃ濃い!!!!
と、いうことで、ご参加頂いているゲストも大満足のトリップとなっております。



ウェストオブエデンのキンメモドキとスカシテンジクダイ。


アニタズリーフのソフトコーラルとスカシテンジクダイ。


エレファントヘッドロックのプラウェーラスの数が増えていました。
凄いスピードで泳ぎ回るのでヒレ全開の瞬間を撮るのが難しいのですが、ホンソメワケベラにクリーニングされる瞬間は止まっているので簡単に撮れます。(でも、自分の中でこれは反則です・・・笑)


今年もさっそく会ってきました、シシマイギンポ


ノースポイントでは2mオーバーのレオパードシャークや大きなナポレオンも登場!(写真には撮れませんでしたが・・・)
巨大ウミウチワも健在!




そしてスリーツリーズは大量のスカシテンジクダイで溢れかえっておりました・・・!
ピントの合う幅を狭くすることで背景にスカシテンジクダイの光だけをぼやかして拾う事ができます。
さらにカラフルなソフトコーラルを絡めたら・・・今はやりの!?メルヘンな感じに撮れちゃいます。


まだまだ潜りたかったけど、泣く泣く皆にお別れして、一人カオラックへ戻ってきました・・・
皆、今頃リチェリューロックで楽しいダイビングをしている事でしょう!
では、明日に皆が戻ってきて続きのお話を書いてくれるのを待ちましょう。

報告/TAKESHI
写真/いろいろ

ベストシーズンのシミランクルーズツアーはこちらから

■□■スゴ割■□■ビックブルー利用PAWARA号-.-.-第2弾-.-.-

2011年12月5日(月)

大人気のビックブルーが提供するスミランクルーズ【PAWARA号】より割引きのご案内!!!

12/14発のクルーズ
デラックスとスタンダードに限り旅行代金より
¥10,000割引き!!!!
出発日まであとわずか!!!



是非ご都合をつけて参加してみませんか?!

【東京発タイ航空利用7日間】
スタンダード¥165,000⇒¥155,000
デラックス¥168,000⇒¥158,000

【東京発タイ航空利用6日間】
スタンダード¥161,000⇒¥151,000
デラックス¥164,000⇒¥154,000

【東京発シンガポール航空7日間】
スタンダード¥146,000⇒¥136,000
デラックス¥149,000⇒¥139,000

【東京発シンガポール航空6日間】
スタンダード¥142,000⇒¥132,000
デラックス¥145,000⇒¥135,000


※関空発着、名古屋発着も適用OK!!!

詳しくはこちら♪


【タイ王国】2島滞在プラン!タオ&シミラン満喫ツアー

2011年11月25日(金)

新ツアー登場!!!!

タイの2島滞在プラン【タオ&シミラン】



ご存知でしたでしょうか?
雨季と乾季があるタオ島とプーケット。一般的には夏ー秋がタオ島、冬ー春がシミランですが、春の時期のタオ島は穴場のねらい目時期なんです。✌
海況も落ち着き、雨季も終わる2月の下旬ぐらいから十分楽しめます。💕💕💕

この時期に隠れたねらい目タオ島&シーズン真っ只中のスミランを両方満喫してみませんか?

太平洋とインド洋という2つの大洋を舞台に、タイの持つ海の魅力を、抜群のリピーター率を誇る人気ショップとなったビッグブルーが提供する欲張りツアー登場!!!

世界でも屈指の恵まれたダイビング環境、初心者から上級者まで楽しめるタオ島の豊富なダイビングポイントで満喫した後、抜群の透明度と広大な珊瑚礁が魅力のシミラン諸島はもちろん、大海原にそびえ立つ離れ根のリチェリューロックや、マンタとの遭遇率が高いことで世界的に有名なポイント、コボン等、広大な範囲に魅力的なダイブサイトをクルーズで満喫!!!
マクロからワイドまで思う存分楽しめること間違いなし!!!

折角ならシミランはクルーズでという方には・・・
東京発タイ国際航空利用最大22ダイブ付10日間


10日間のお休みは、ちょっと長すぎ・・・という方にはこちら。
東京発タイ国際航空利用最大12ダイブ付8日間



今シーズンのスミラントリップいよいよスタート!!!

2010年10月27日(水)

今シーズンもいよいよスミラン諸島でのダイビングがスタートします。
それに向けて、調査ダイビングをおこなった報告が現地より届きましたので皆様へお届けいたします。
😄


11月1日のカオラックのシーズンオープンに向けて、
先日調査ダイブにシミラン諸島へ行ってきました。

この海はローシーズン中半年間クローズする海ですので、
毎年シーズン初めは半年ぶりに潜るので、
どんな風になっているか緊張しつつも楽しみにしています。

今年は世界的な海水の高水温で各地で白化現象が起こり
社会現象になっていただけに、とても心配しつつ潜りました。

やはり例に違わずシミラン諸島の海も白化のダメージを受けていました。

特に酷かったのは5~15mくらいの浅場のハードコーラルで、
ポイントによってはかなり広いエリアのサンゴが白化したまま
時間が経ったため死滅しすでに表面に藻が生えている状況でした。




水深が深くなるほど高水温の影響は少なくなり、
15mくらいでは白化サンゴと元気なサンゴが入り交じっていました。

20m以深では、シミラン諸島ならではのソフトコーラルが健在でした。
水深が深くなればなるほど今まで通りの元気な状態のまま残っています。
深場のウミウチワは健在です。




水中生物に関しては、サンゴに依存している生物は住処を失うことになり
浅場のサンゴ礁の生物は生態系が変わることになりますが、
大自然は我々が思っているよりも生命力が強いものです。
サンゴが死滅したエリアから生物がいなくなる訳ではなく、
今度は、ガレ場を好む、別の生物たちが繁栄することになります。

というわけで、今シーズンの見どころとしては、
新たにできる死サンゴのガレ場にどんな生物が付くのか興味深いです。
もともとインド洋、アンダマン海ならではの生物が見られる海なので、
これまでに無かった意外なレアものが付く可能性もあります。

シミラン諸島と言えば、サンゴ礁とダイナミックな地形がウリですが、
奇岩巨石の連なる地形派ポイントは変わらず楽しめます。

深場のサンゴは健在なので、20~30mの水深でゆっくり時間を取れるよう、
ナイトロックスが有効になります。
ビッグブルーでは、デイトリップでも、クルーズでもナイトロックスを
取り扱っていますので、既にライセンスを持っている人はもちろん、
未経験の人も是非ライセンス取得に挑戦してみて下さい。

現在、水温は29~30度で落ち着いていますので、
これ以上白化が進む事は無いと思います。
タオ島での経験からいくと、白くなっていてもまだ生き残っているサンゴは
徐々に健康を取り戻し、色も元通りに戻ってくれるはずです。
そして遠からず、浅場のサンゴ礁も復活してくれる事を祈ります。

この現象が大物の遭遇率にどのような影響を及ぼすかは謎ですが、
人気のレオパードシャークなどは既に出没してくれています。

引き続き、現場から報告していきたいと思います。

ビッグブルーダイビング
大村 健


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