母親ダイバーの日記

2011年12月7日(水)

小さな子供を持つお母さんダイバーにとって、ダイビング中に子供達の面倒を見てくれるという心の安心感と、慣れない初めての場所で子供達が思いっきりはしゃいでいる姿を見ることは何物にも代え難いものです。Wakatobiは、そんな母親ダイバーにおすすめの場所です!

ワカトビダイブリゾートは、母親ダイバーにとって最適の場所です。



お母さんは朝一のダイビングに出かけましたが、子供達はベビーシッターと一緒に思いっきり遊びます。



プライベートダイブガイドを使う有利な点のひとつ。個人的に行われるダイブブリーフィングに子供を連れて行き、一緒にマリンライフについて学ぶこともでき、子供達は興味津々です!桟橋から水面を見たり、リゾートの目の前のビーチまたはダイブボートから初めてのシュノーケリングに挑戦したり・・・子供たちの目に映る物は驚くものばかりです。



ワカトビのダイブガイドは、毎日ダイビング前に、ワカトビでの滞在をより良いものにするためには、どんな風にダイビングを楽しみたいか聞いてくれます。私自身、質問や提案があるか聞かれた事がなかったので、最初は少し違和感があり特に思いつかなかったので「あなたが見せたい物を見せて」と言いました。しかし、日が経つにつれ、ちょっと頭に浮かんだ発想をもとに提案する事ができ、自分の思い描いていた最高のホリデーを実現することができました。



私は、魚の生態や行動を学ぶコースも受講しました。そこでは、私が持っていたいくつかの謎を解くことができました。例えば、クリーニングステーションで見られる光景で、魚が列をなして掃除してもらうのを待っている場面や、魚が体の色を瞬時に変える様子など、知っていれば見過ごすことのない事ですが、私にとってはとても興味深い場面でした。このコースを通じ、私は魚の生態についてもっと知りたいと思うようになりました。また、ダイビング前にダイブガイドと一緒に魚達の行動などについて話し合った後に、それを水中で目撃できる喜びを分かち合え、これまで以上にサンゴ礁や魚の観察を楽しめました。ダイビングは、私達を虜にすることができるスポーツだと心から思いました!!

リゾート前のビーチから数メートル入っただけで、小さな子供達にも新しい発見がいっぱいです。ベビーシッターのスタッフは泳ぎが上手なので、楽しませながらきちんと監視もしてくれます。



みんなダイビングに出かけて行きました。私は、ひとりで至福の時を過ごします。



通常午前中に2本、午後に1本のボートダイビングがスケジュールされています。大抵ボートは水面休息時間の間、リゾートの桟橋に戻ってくるので、2本目のダイビングから参加することもできるし、ダイビングの合間に子供の様子を見たりすることもできます。



子供達は“大きいプール”が大好きです。



「僕は、すごく大きなウツボを見たよ!」



ビーチを思いっきり走り回っても安全です。



弱っているカニに危機到来! 追いかけて来る子供達から逃げてきたカニは、待ち伏せしていたウツボに食べられてしまいました。子供達は、自然界の厳しさについて学ぶこともできました。



私は2歳になる我が子の為に、子供用プールをバンガローの前に置いてもらいましたが、息子は“大きいプール”にばかり行きたがりました。






ワカトビのダイブボートは大きく快適なので、他のお客様に迷惑をかけることなく子供を連れて行くことができるので、息子は初めてボートからスノーケリングに挑戦することもできました。


お腹すいちゃったかな? 担当のスタッフにダイブボートまで来てもらい、水面休息時間中にバンガローに戻り授乳タイム。



みんなが潜っている間は、僕がキャプテンだ!



ダイバーのためのヨガ? リラックスのためだけではなく、呼吸テクニック改善することで、上手に中性浮力がとれるようになった気がしました。



リゾートでキッズクラブを担当するヴィネッサは、ヨガのインストラクターというだけではなく、経験豊かなダイバーでもあります。こんな人は、なかなかいませんよね?



究極の幸福 - 美しい夕日をバックにヨガのセッションを受けていると、スタッフと遊ぶ、子供達のはしゃぎ声がどこからか聞こえてきます。



夕食後はもう寝る時間なので、夕食前にバンガローから目の前のビーチでもうひと泳ぎ。小さなコウモリが飛んでいるのが見えます。



陽がだんだん沈んでいきます。一日中思いっきり遊びまわった子供達は、すっかり眠そうです。



セレクトバンガローの外に設置されている“シャワー・キャビン”です。ダイビング三昧の一日の終わりに、素敵なバスルームでシャワーを浴びられるなんて最高ですよね?



日が沈んだらパパと一緒に遊ぼう!



たまには、ママもロマンチックディナーを楽しみたいものです。分かっていただけますよね?



また新しい一日の始まりです。



朝早くに目が覚めた子供達は、外に遊びに行きたくてしかたがありません。でもご心配なく!担当のスタッフは既にドアの前で彼らを待っていてくれます。そして夜風が落とした、花を持ってきてくれました。今日も新しい発見が子供達を待っています!私はというと、寝返りをうって朝食の前にもう一時間眠りました。



朝早くに桟橋で子供達とうつ伏せに横たわり、水面から魚を見るのも幸せな時間のひとときです。



子供達にとって、色々な発見のあるリゾート内は冒険の島です。スタッフは子供達が常に安全か見ていてくれるので安心です。



もう一つのプラス要素。設備の整った医療施設がリゾートにあることです。



私達は遠隔地だという事を把握していますが、小さな子供達には理解できるはずがありません。だからこそ親にとって、リゾートと専用空港の両方に整った医療施設があるという事は非常に心強いです。

また、スタッフの医療技術レベルの高さに驚きました。それに大抵ゲストの中にお医者様がいるとも聞きましたのでさらに安心です。


子供達は、あっという間にスタッフの皆さんとも友達になったようです。ペーストリーシェフが特別にアイスクリームも持ってきてくれました。



ワカトビのデザート・・・



Wakatobiのペーストリーシェフが作る数々の美味しそうなデザート。
私は見ないよう努力しましたが、無残にも失敗・・・小さいからひと口くらいいいかな?





隠れ技 − カモフラージュの美

2011年11月1日(火)

水中生物の生き延びるための知恵や環境への適応能力は大変優れたものであり、特に敵から身を守る技やハンティングの技は、たくさんの海洋学者が好む題材のひとつでもあります。このカモフラージュ上手な生物達を見つけられた時の感動と言ったら、ダイバーにとってはたまらない瞬間だというのは言うまでもありません。小さな生物だけではなく、割と大きな生物もまたサンゴ礁の中に見を潜めているのです。そして時には、あなたの目の前で!!

以下の写真は、ワカトビのゲストが提供してくれた、カモフラージュの達人たちの写真です。どうぞお楽しみください。



1. コブシメや他の頭足類のタコやイカが見せる体色の変化は、本当に美しいものです。いくつもの細胞を組み合わせ、色と光極性を上手に使い、敵から身を守るために色を変えたり、ハンティングのために色を変えたり、または仲間とコミュニケーションをとるために上手に色を変化することができるようです。“海のカメレオン”とよく形容されるコブシメは、体の色を瞬時に変える能力を持っています。

写真提供:ワカトビゲスト Mario Vitalini



2. カミソリウオ(英名:ロバストゴーストパイプフィッシュ)は通常、頭を下にした逆立ち状態で泳いでいますが、まれに水平の姿で移動する姿も見られます。そしてペアで見られる事が多く、オスよりメスの方が大きく、砂地に生息する甲殻類をエサとしています。ニシキフウライウオ等と比べると、長い口先がとても特徴的です。背びれは第一背ビレと第二背ビレに分かれ、腹ビレは大きく、メスは卵を保護するための袋を持っています。カラーバリエーションは、明るい緑、緑がかった茶色、茶色、赤茶色、灰色、黄色などが発見されています。いくつかの個体には、濃い黄色やオレンジ色の模様やピンク色の藻、糸状の藻が付着している事もあるようです。生息する場所に対応し色のパターンが変わってくるようです。

写真提供:ワカトビゲストAdam Middlemass



3. オニダルマオコゼは自ら体を揺すり、目と口だけを残し、身を完全に砂地に隠してしまいます。このカモフラージュの達人を見つけるには、鋭い視覚だけではなく辛抱強さも必要となります。ダイビングを通じ、サンゴ礁に住む様々な生物に出逢えるなんて、本当に素敵な事ですよね!

写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick



4. オニダルマオコゼのカモフラージュの技は、既にご案内いたしましたが、ここでは防御方法をご案内したいと思います。彼らは、背骨から背ビレにかけて猛毒を持っています。もし踏んでしまった場合、彼らが自分の身を守るために最後にする事というのは・・・踏まれて圧力がかかった背骨の袋より毒を押し出し、外敵に注入することなのです!                               

写真提供:ワカトビゲスト Wendy Jansson



5. またオニダルマオコゼは、待ち伏せして襲う生物でもあります。彼らは、動かず静かに獲物を待ち続けます。時には数時間に及ぶ事もあるようです。そして小さな魚、エビやカニまたはタコやイカなどが目の前を通り過ぎる瞬間、なんと!大きく口を開け、予期していない魚などを、目にも止まらぬ早さで水ごと一気に飲み込んでしまうのです!!

写真提供:ワカトビゲスト Aki Ihalinen



6. カエルアンコウもまたカモフラージュの達人です。カラーバリエーションはそれぞれの種類によって異なるだけではなく、同じ種類の中でも様々な色のカエルアンコウが発見されています。体はスムースでなめらかな感じのものから、藻やイボ、斑点などがあり、これらがさらに海綿の様に見えるため、上手にカモフラージュできる訳です。

写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick



7. カエルアンコウを探せ! これこそカモフラージュの達人、ぼてっとしたこの魚は、体に付いているイボや糸状の繊維、筋、斑点を生息地に似せる事ができるため、時には岩や植物または他の動物に見せかけ、どんな環境下でも上手にカモフラージュする事ができるのです。そして驚く事に、彼らは数日から一週間ほどで周りの色に体色を変える事もできるようです。

写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

Source: © 2010 John G. Shedd Aquarium - Chicago, IL
http://www.sheddaquarium.org/frogfish.html



8. ワニのような口と頭を持つワニゴチもまた、周辺の色に合わせ体の色を変える事ができる魚のひとつです。   

写真提供:ワカトビゲスト Jerry Bosken



9.オニカサゴの特徴でもある鋭い“トゲ”には猛毒があり、トゲは有毒粘液でコーティングされています。よく‘凶暴で危険な魚’だと思われがちですが、実は非常に穏やかな性格の持ち主なのです。ただし、脅かされた場合には、自分の身を守るため背棘が突出するので気を付けてください!

写真提供:ワカトビゲスト Michaela Strazanova



10. カサゴ科の魚は体の色だけではなく、皮膚の表面も周辺に合わせて変える事が出来るためサンゴや岩のように見えるので、見逃してしまうこともよくあります。

写真提供:ワカトビゲスト Pete Taylor



11. 他のカモフラージュ上手と言えば、ムチカラマツエビもそのひとつ。この小さな小〜さなエビは、ムチカラマツの枝でしか見る事が出来ません。ポリープに身を似せ、藻やプランクトンを餌としています。とても小さいのでピントを合わせるのにも一苦労なのに、カメラを向けると反対側に隠れてしまう・・・マリオさんよくできました!! 

写真提供:ワカトビゲスト Mario Vitalini

Source: © 2008 What’s that fish?
http://www.whatsthatfish.com/fish/whip-coral-shrimp/1366



12. 猛毒を持つブルーリングオクトパスのすぐ隣を泳ぐカミソリウオのペア。なんと!この写真はダイバーではなくスノーケラーがコンパクトカメラで撮影したものなのです!しかもワカトビのバンガローの目の前でですよ!!

写真提供:ワカトビゲスト Adam Middlemass



13. 写真提供:ワカトビゲスト Mario Vitalini


Guests photos taken by Steve and Carmen Williams in July 2010

2011年3月22日(火)

ワカトビでは素晴らしい写真を撮るのにプロである必要なんてありません!ホリデー中に自分達の楽しみとして写真を撮るだけだったとしても、ワカトビの生命に満ちたとても豊かな海洋環境下では非常に満足のいく写真が撮れるでしょう。素晴らしい写真を私達とそして私達の友人と共有してくれたSteveとCarmenありがとうございます!またお会いできるのを心から楽しみにしております。



写真1:コブシメ

この種は最大で全長50センチ、やく10キロにもなるという。彼らは、体の模様をリズミカルに変え小さな魚や甲殻類を日中に摂食する。アプローチも簡単なので、いい写真が撮れやすい。



写真2:ニシキテグリ(マンダリンフィッシュ)のカップル

この洗練された魚には言葉がでません!体には茶色から赤茶色地に緑のラインが入り、明るい色の顔と胸ビレには青いラインが!魚がこんなに美しくていいの?




Interesting facts about the WARTY FROGFISH ……

This is one of the most sought after critters by camera-toting divers. Like others in the group, it uses a modified spine to angle for its prey. But this species is even more interesting….



写真4:アカククリの幼魚
若いアカククリは外的から身を守るために、生息する環境に似せていると言われています。例えば・・・

http://www.wakatobi.com/fishID/species_profileS.php?photoID=29

http://www.wakatobi.com/fishID/species_profileS.php?photoID=74

写真5:カニハゼ



写真6:ラッパウニに乗るゼブラガニ



写真7:スパインチークアネモネフィッシュ

このクマノミは、フリンジンリーフやラグーン内のコーラルパッチまたは外洋のサンゴ礁に生息しています。

http://www.wakatobi.com/fishID/species_profileS.php?photoID=90



写真8:Squid



写真9:クマノミ

アネモネと共生するクマノミは様々な生息地、海岸や島のサンゴ礁、ガレ場でよく見られます。通常はサンゴ礁の礁斜面ですが、ラグーンでも発見されています。

http://www.wakatobi.com/fishID/species_profileS.php?photoID=74



写真10:バブルコーラルシュリンプ



写真11:ピンクアネモネフィッシュ



写真12:ダイバーとソフトコーラル

”FLUO Diving”

2011年2月23日(水)

今回のニュースレターには、あなたの常識を吹き飛ばす最新の情報を詰め込みましたのでどうぞお楽しみください。

2010年ワカトビダイブリゾートでは、水中で蛍光発光するサンゴや生物のパイオニアであるリキッドモーションフィルム (Liquid Motion Film) をパートナーとして迎え、全世界で初めてこのユニークで壮観なダイビングを体験できるサービスを始めました。


地球上にはまだ素晴らしいサンゴ礁が残っていますが、年々健康で豊かさを増すサンゴ礁が広がるのはきっとワカトビだけでしょう。そして現在ワカトビでは、これまでに見たことのないとても魅惑的で全く異なったダイビングの世界へと皆様をご案内し始めました。このダイビングは “FLUO Diving” と言います。






最新の科学 − ユニークな次元

燐光や生物発光とは違うので勘違いしないでくださいね。物理学化学蛍光発光とは、ひとつの光(または色)の波長が吸収され、そして再放出するときに発する光であり、波長の光(または色)とは全く違ったものです。蛍光発光する対象物に白い光をあてると本当の色で見ることができますが、UVライトを使うと青色が吸収され再放出する青色が蛍光色に変わり、全く違う明るく輝く蛍光発光の色で見ることができる訳です。

このことから、一つの色から完全に違う蛍光色に変える能力を持つ水中生物も発見されています!

海洋学者であり、物理化学蛍光発光のリサーチをリードする科学者そして蛍光発光テクノロジーの考案者であるDr. Charles Mazelは、「ダイビングに出かけて何かを発見したり水中生物の蛍光発光を見たりすることは、今までの宇宙全体の歴史には無かったことで、きっと世界中で90%を超える人が目にしたことがないだろう。なぜならほんの少しの人しか体験していないからだ!」と語る。

残念ながらサンゴ礁の蛍光発光の本当の理由は依然としてはっきりしておらず、またより複雑な生物については全くもって不明なのが現実です。蛍光発光に関して理解する上で全ての境界を超え、今も科学学界ではそれが魅力的なだけに議論が続いている状態です。



ワカトビのフィルム制作者
“10年間にわたる水中映像シリーズ”と“水中での通話システムを開拓”したとして、また国際的なフィルム制作者として賞賛されるリキッドモーションフィルムの2人が最近世界初の驚くべき蛍光発光の水中映像を世界各地で公開しました。 

世界有数の海洋研究所の科学者達との共同作業は水中世界の謎を解く手がかりとなり、4年間に及ぶ研究の成果や証拠書類を世界中の報道機関に発信し、 最高の栄誉を得ると同時に世界的にも認められ、35以上の主要な賞と革命的なシリーズは誰もが知るナショナルジオグラフィックテレビジョンで使用されました。



私達人間は両眼視にたった3つの色彩チャンネルしか持っていないのに対し、シャコ類(モンハナシャコなど)は三眼視で12の色彩チャンネルを持っているって知っていましたか?



リキッドモーションフィルムのGuyとAntia(ワカトビダイブリゾートのマネージャー)のフィルムの中で「なぜ海洋生物は信じられないほどの色を発しているのか?」という問いかけがあるが、この2人は水中生物の視覚システムや身を隠す技、魚がどのように色や模様を変えて感情や気分を表現しているのか調査し“色は魚の隠れた秘密の言語である”という決定的な事実をつかみ、蛍光発光する活動は海洋生物の日常生活に不可欠な役割だということを記録したフィルムを世界で初めて上映しました。また科学者達が600mの深海で緑からピンクに色を変化させる蛍光発光するサメを発見!鮮やかで自然界だけがなしえる技の衝撃的な映像は視聴者を魅了したのは言うまでもありません。しかし、彼らがどのようにそしてなぜこのような行動をとるのかは未だに究極の謎です。

プレミアオーシャンディスカバリー
美しいサンゴ礁のすぐ側で出来る仕事を捜し求め、そして彼らのドアから数歩先に広がる地球上で一番素晴らしいハウスリーフに魅せられGuyとAnitaは昨年よりワカトビに移り住みました。それと同時に彼らは特殊なテクノロジーや最先端機器の専門知識、そしてこの魅惑的な発見をワカトビに齎してくれたのです。
今まで誰も見たことのない魚の驚くべき行動や反応を発見したこの2人のパイオニアを迎えることは、ワカトビにとって斬新で他では不可能なサービスを独占できることとなりました。世界有数の海洋研究所の科学者達が解明しようと努力を重ねる魅惑的な水中世界!「ひとつの色から全く違う色に変えることのできる海洋生物の信じられない能力!」を間近で観察できる蛍光発光ダイビングを体験してみよう


エソ蛍光発光を動画で紹介



数種のエソが蛍光発光することが確認されていますが、発光してないエソも確認されています。または私達が知らないだけで、全てのエソ科は蛍光発光するが何かを伝える時にのみ蛍光発光するのかもしれません・・・

最新の海洋リサーチ
毎日ダイビングに出かけるたびに新しい生物が発見されています。新発見ののちいくつかの質問には答えが出ましたが、未だに多くの謎が解明できずにいます。青に支配された環境では、数メートル潜るだけで明るい色はすぐに吸収されてしまいます。しかし物理化学蛍光発光では明るい色を海底でも維持しているのです。

「カラフルなサンゴ礁の魚や動物は本当に何かを言いたいと思っています。彼らは蛍光発光を色の通信手段として使っています。それもより色鮮やかな方法で・・・」神経生物学者・動物学者・哲学博士・海洋生物学者・色覚の世界的リーダー・視覚行動・色の変化や合図などの知識を持つ世界をリードする科学研究者のひとり、Justin Marshall教授より。

最近のNOAAによるディープスコープ調査では( Prof. MIKHAIL V. MATZ PH.D)テキサス州立大学の生物学課の研究者達が潜水艦で1820フィート(約水深554m)まで行き、世界初の蛍光発光するサメを発見しました。なぜこの深度でサメが蛍光発光しているのかは全くもって科学の謎ですが、おそらくサメは光が届く60mまで浮上することを知っているでしょうから、私達はこのサメの蛍光発光は仲間を見つけるための通信手段のひとつだと理論づける事ができます。

ボクサーシュリンプの蛍光発光を動画で紹介♪



日中だとボクサーシュリンプの口元は小さすぎて目に見えませんが、ナイトダイブに特別なライトを使うと、日中はクリア/白色だった口元は蛍光の黄色に光って見えます。科学者達は、小さなカイアシ類(ミジンコなど)を捕獲するのに役立っていると考えています。この事だけでも生物学的副産物であるし、はたまた人間の目には見えない他の意味が隠されているのでしょうか?

サンゴの蛍光発光を動画で紹介♪



同じ種類の2つのサンゴが隣同士なのにどうして全く違うふるまいをしているのか?特別なライトを使ってみると、1つは明るいライムグリーンを発し、もう1つは明るいピンクや黄色に光り、はたまた蛍光発光しないサンゴもあったりです!

ワカトビダイブリゾートの最高責任者であり創立者のLorenz Mäder:「AnitaとGuyの蛍光発光の水中フィルムを見ているとこのエキサイティングな新しい科学的効果を自分の目で確かめずにはいられないと思いました。

わくわくさせる物理学のレッスンを10代の娘と一緒に受けた事はもっとも楽しめたパートかもしれない。黄色のフィルターをマスクに装着し、青い光を発する水中ライトを片手に私達はビーチからハウスリーフダイビングに出かけました。

サンゴ礁の上を飛ぶように進むと、隠れているはずの生物が目映い蛍光発光を発しているので簡単に見つける事ができました。まるで007の秘密の武器を使っているかのようにも感じました。ソフトコーラル、ハードコーラル、魚やウツボなど様々な生物が光り輝き、潜り慣れたハウスリーフが私達を沸かせてくれました。際立った発色を見せるサンゴもあれば、同じ種類なのに発光しないサンゴもあり、特にハードコーラルは同じ種類なのにそれぞれ違った模様を表していたので驚きました!そして今回の嬉しい発見は、海ウチワに忍ぶ蛍光発光するピグミーシーホース!まだまだ解明できない現象がたくさんあるので探求する必要がありますね。

私達は新たな発見に驚嘆しとても楽しむ事ができました。これは本当にダイビングの新しい視覚的次元です!」

世間で彼らのフィルムが騒がれる中、ワカトビではリキッドモーションフィルムとともに新しい発見を記録し続けていけたらと考えています。世界初の蛍光発光するピグミーシーホースを目撃できたってもう言いましたっけ?


ワカトビチームより心を込めて*


– Wakatobi – コネクション

2011年2月19日(土)

ワカトビは“つながる”ための特別な場所です。

愛する人との誓いを新たにしたり、自分自身と向き合ったり、または自然とのつながりだったり、エネルギーの補給、はたまた海の生物の美しさに感動するのもよし。自分の中に眠る意識を呼び覚ましましょう。

1:ワカトビとは、心の安らげる場所であり、そしてリラックスできる真の休息場所です。



2:ワカトビヴィラの専属スタッフが、スペシャルカクテルでお迎えいたします。



3:ビーチで誓いを新たにする2人。



4:写真編集コースで知識をより豊かに



5:ワカトビで人気の小さな小さなピグミーシーホース。体長約1cm。



6:ワカトビは、発育と精神的な成長にも欠かせない場所



7:つながりを蘇らせ、本当の愛を再確認する



8:ビーチに並ぶ、インドネシアの伝統的な儀式のための装飾



9:海の上のカクテルより魅力的なものはないですよね?



10:Freckled frogfish (Antennarius coccineus) インド洋、バンダ海、インドネシア、スラウェシ島南東、ワカトビナショナルパーク、トミア島オネバボアにて。



11:潮の音を聞きながら、ワカトビのビラでマッサージを受ける。





棘皮動物(ヒトデ・ウニ・ナマコなど)を宿主とする動物達!

2010年10月22日(金)

ヒトデ、クモヒトデ、オキノテズルモズル、ウニ、カシパンウニ、ナマコ、ウミユリなどの棘皮動物を宿主とする動物は意外にもたくさんいるが、よ〜く目を凝らして見ない限りこのおかしな動物は見逃してしまいます!



Pic1:
ウミユリは海の中で最も古く原始的で無害な無脊椎動物である。彼らは流れの中で腕を伸ばしプランクトンや廃棄物を食べている。
Photo Mark Snyder, Wakatobi



Pic2:
ウミユリは通常美しい明るい色を持っているが、少数のダイバーだけが立ち止まりよく見て小さなエビやロブスター、ウバウオなどの共生動物を見つけている。これらの生き物は宿主であるウミシダと全く同じ色をしており、素晴らしい変装の技を持っています。 Photo Wakatobi



Pic3:
ウミユリの典型的な隠れ場所に潜むバサラカクレエビ。

【ウミユリとウミシダは同じウミユリ網であり、なぜか科学者ではないダイバー達の間ではウミシダとよく呼ばれている】

Photo Richard Smith, Wakatobi



Pic4:
ウバウオはウミユリ内側のカップ状の上で見つけることができます。先が次第に細くなる体型を持ち、ほとんどの魚に見られる比較的大きなヒレを欠いているのも一つの特徴です。一度彼らの宿主であるウミユリに落ち着くと、ほとんど動く必要がないため独特な体型をウミシダの枝状の中に隠し生存率を高めています。



Pic5:
コマチコシオリエビ

Photo Tom Reynolds, Wakatobi



Pic6:
オキノテズルモズル宿主とするエビ

ヒトデ、クモヒトデ、オキノテズルモズル、ウニ、カシパンウニそしてウミユリなどの全ての棘皮動物には炭酸カルシウム板状の内部骨格があり、たくさんの棘皮動物には脊柱も存在する。

いい写真を撮るには安定した浮力と鋭い目が必要かもしれませんが、ほとんどのダイバーがこの動物を見ることができるのでご安心を。ただ何を見ているのか何なのか分かっていればいいのです。

Photo Richard Smith, Wakatobi



Pic7:
種類や環境条件によりますが、2〜3年すると成熟したウミシダが産卵します。ウミシダは個々でオスとメスを持ち、いくつかの腕の側面にある生殖管の中に生殖細胞があります。年に一度、受精できる場所でこれらの細胞が破裂し水の中に精子と卵子を放出し、放出された精子と卵子はいくつかの生物や他の場所で一時的に落ち着きます。約500種を超えるウミシダが浅瀬から数千メートルの深海で生息しているそうです。

Photo Richard Smith, Wakatobi



Pic8:
オキノテズルモズルを宿主とするエビ

オキノテズルモズルはクモヒトデの一群です。日中は全ての腕を折りたたみ穴に隠れているのでダイバーに見つかることはほとんどありませんが、日が沈むと流れの中で大きなかご状の腕を広げます。このことから目を持たない彼らは光りを察することができることが分かります。  

ヒトデ、クモヒトデ、オキノテズルモズル、ウニ、カシパンウニ、ナマコ、ウミシダなどの棘皮動物と共生する動物は意外にもたくさんいるが、よ〜く目を凝らして見ない限りこのおかしな動物は見逃してしまいます!

Photo Richard Smith, Wakatobi



Pic9:
サンゴを食べるとして悪名の高いオニヒトデですが、それでも魅力的な動物の一つです。理由のひとつとして、棘に強い毒を持っているにもかかわらずエビが宿主として共生していることです。

Photo Mark Snyder, Wakatobi



Pic10:
イイジマフクロウニに乗るコールマンシュリンプのペア

このエビのペアは通常大きい方がメスで毒のあるウニの上で見られます。ご覧の通り美しいエビなのでフォトグラファーにはもってこいの被写体ですが、彼らは毒のある棘の間で安全な場所を見つけて行動しているので、むやみに移動させたりしないでくださいね。

Photo Richard Smith, Wakatobi



Pic11:
ナマコはつまらない?ナマコも立派な宿主なのです!エビやカニ、寄生中は必死に彼らにしがみつき今も便乗中です。

クリイロナマコに便乗するスイマークラブ!

Photo Richard Smith, Wakatobi


ワカトビの素晴らしいサンゴ礁 by Luca Gialdini, August 2010

2010年9月25日(土)




写真1:サンゴ礁の白化現象が世界各地で心配されていますが、ワカトビではバンダ海の海底から押し上げる流れを受けるため、現在もなお健康で素晴らしいサンゴ礁を保っています。



写真2:ワカトビの美しいサンゴ礁と水中のエコシステムが引きつけるのはダイバーだけではありません。過去1カ月間だけでも、リゾートには27名以上のスノーケラーが訪れ、そのうち数名は2度目・3度目のリピーターゲストでした。
ワカトビ=美しいサンゴ礁:ご納得いただけるはずです。



写真3:Paolaの旦那様であり、Chiaraのお父様のFabioはダイビングを満喫し、熱烈なスノーケラーの PaolaとChiaraの二人はワカトビの浅瀬を探検する。パーフェクトな家族ホリデーとなったというのは言うまでもありません。



ロケーション:ワカトビダイブリゾート
写真提供:Luca Gialdini
レポート:香織


水質とサンゴ礁についての最新情報

2010年9月25日(土)

ワカトビのサンゴ礁は全くもって健康で以前と変わらず素晴らしく、アジア内の他のエリアが被害を受けたサンゴ礁の白化現象の影響も幸運なことに受けずにすみました。

この陰には実はいくつかの要因があります:深海からの冷たい海流が水温のバランスを保っている重要性を学び、また地域住民と協力し科学汚染物質を海に流さないようにするなど地域密着型のサンゴ礁保護プログラムがワカトビにあるからです。 

「今でも目をつぶると瞼に感動がよみがえります。
今まで見たこともない鮮やかな、そして誰もいない海。あらゆるニーズに応えてくれるダイバー本位のダイビングスタイル(平均70分!)。
いつも笑顔で暖かなスタッフ。ここが都会から遥か離れたリゾートとは思えない、おいしいそしてバラエティーに富んだ食事。そして決められた期間に一緒に滞在するが故にできる世界中の新しい仲間。などなど全てが最高です。」
Ryoko & Mikio Chiba 2010年8月



写真1:Google Earthより東南アジアを見てみると、バンダ海に浮かぶワカトビ周辺がかなり深い(濃い青色は深海を意味している)のが見てとれる。大量の冷水が循環しワカトビエリアの水温を管理しているということになる。



写真2:NOAAの地図は、2010年5月に東南アジアが受けたエルニーニョ現象のピーク時の水温を表している。このようにバンダ海(とワカトビ)は、以前エルニーニョ現象が起きた時と同様、とても深いバンダ海の海底から押し上げられる冷たい海水を豊富に受けたため、温かい海水を受けずにすみました。今年のはじめ(4月)は、いつになく少し高めの水温(がしかし例年通り、白化現象基準値より低い)がワカトビで続いたため、サンゴ礁に少しストレスがかかった。浅瀬や入り江などの水の入れ替わりが少ない場所ではサンゴ礁が白化しやすい傾向がありますが、ワカトビ全てのダイブサイトではサンゴの白化は見られません。水温が下がりほとんどのサンゴが回復した今、普通のダイバーの目には白化の陰も見えません。




写真3:このグラフでは水面の温度を示しています。(もちろん深く行けば行くほど水温は下がります。)3月中旬までは平均より1℃低く、3月中旬から6月上旬にかけてのみ通常よりも1℃高かったことが分かります。このことからも、白化注意の状況でしたが白化の警告レベルには達しなかったという訳です。現在の水温:水面は27℃〜28℃、水深15m付近では27℃、水深30mだと25℃と冷たい。


写真家 Didiがワカトビにやって来ました。

2010年9月3日(金)

「写真家として、時には他の仕事は放っておいて特別なミッションを成し遂げたくなる。」

そう語る彼の写真はこちら!



写真1:ヘリウムの入ったバルーンを支えるSkyEyeBaliのSascha。



写真2:このシステムは360度回転可能なビデオラジオコントロールを使っており、Didiはリモートスクリーンを使い、デジタルカメラのセッティングを地上でしていく。



写真3:広々としていて安定したワカトビのダイブボートがバルーンとフォトグラファーチームをスポットへと移動していく。











写真4:空からハッキリ見えるハウスリーフのセカンドガリー:
リーフのドロップオフからビーチにつながる美しい風景。どこにでもある様なビーチに見えるかもしれませんが、実はこのような素晴らしいフリンジング コーラルリーフはなかなか珍しいんですよ!
潮の流れや満ち引きに関係なくここから簡単にハウスリーフへアクセスできます。


「ワカトビとは”フォトグラファー”と”ダイバー”の夢の地だろう。日の光、透明度の高い海、手付かず状態で残るサンゴ礁・・・とてもこの世のものとは思えない。」


バリに在住のDidiはインドネシアの事をとてもよく知っている。そんな彼が、他の場所とは比較できないと語り、次のダイビングホリデーには家族を連れてワカトビに来ると最後に語った。


Didi Lotze, Photographer, www. skyeyebali.com, July 2010

リポート:香織



今年始めにリニューアルしたばかりのペラジアン号のマスターキャビン!

2010年9月3日(金)

42mの船に12名のクルーそして最大で10名のゲスト。


ペラジアンクルーズでは、素晴らしいサンゴ礁とマックダイビングの究極な
組み合わせのダイビングを同時に味わう事ができちゃいます。💕💕










リポート:香織

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