航海レポート コモドクルーズ シリーズ12(2013年9月15日~9月20日)

2013年9月24日(火)



【9月15日】
ダイブサイト:Sebayor Kecil Slope / Wainilo
最大深度:20m   潜水時間:50分   透明度:20m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
今回のコモドクルーズは、昨年クルーズに参加していただいたゲストが2名が来て頂き、リピーターが多いのもコモドの特徴です。昨年と同じように「マンタもいっぱい見たい!」と言うリクエストに、ガイドも気合が入ります。
まず、Sebayorの流れのないポイントでチェックダイブをし、マクロポイントWainiloではゴーストパイプフィッシュの綺麗な固体を発見しました。





【9月16日】ダイブサイト:Padar Island / Pink beach(Night)
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:15m   水温:26度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
南からの海流の影響を受けるPadar Islandでは独特なソフトコーラルやホヤ畑に固有のウミウシが見れました。ピンクビーチシークレットのナイトは背中にサカサクラゲや海藻を背負ったカニやイカなど、何に出会えるかわからない楽しみがあります。

















【9月17日】

ダイブサイト:Castel Rock、Crystal Rock 、Cauldren、Light house
最大深度:26m   潜水時間:50分   透明度:30mオーバー  水温:28度
コンディション:晴れ・エクセレント

(memo)
早朝ダイブはサンゴがカラフルな上に魚影が濃いポイントCrystal Rockへ。潮止まりにあたりフエダイ、二ザダイが大きな群れを作り捕食にやってきたロウニンアジとサメが現れいっせいに動き出す群れを目の当たりにした。Cauldrenではロウニンアジが群れダイバーと同じぐらいのサイズの大きい個体がいました。Light houseではサンゴの美しいスロープでのんびりダイビングを楽しみました。











【9月18日】

ダイブサイト:Castel Rock, ,Tatka makasar, Tawa besar, Siaba besar
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:30m   水温:27-8度

コンディション:晴れ・良好
早朝+潮止まりのCastel Rockを狙い、群れ群れ群れと、どこを見ていいか分からない状況でヨコシマアジの群れが捕食するシーンが見れました。マンタポイントでは大当たりで10匹以上のマンタが見れブラックマンタも見れました。Siaba besarのマンジュウウイシモチ城ではゆっくりフィッシュウォッチング楽しみ、アカククリの幼魚、テングカワハギ、ダルマハゼ、固有種のチークスポットカーディナルなどが見れた。









【9月19日】

ダイブサイト:Batu borong
最大深度:22m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好


(午後)
リンチャ島にてコモドドラゴン観察
夕方に飛び立つコウモリの群れを見て、夜は無人島でバーベキューパーティー
カロン島停泊

(memo)
最終日はチャンネルの真ん中に聳え立つ岩Batu borongの北と南で2ダイブ。ドロップオフ側では群れ大物のワイド、壁側でウミウシ、ギンポのマクロを楽しみ、浅瀬では壁を覆うハナダイが舞い、多様なコモドの海を堪能されました。









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生き生きとしたサンゴ礁

2013年9月11日(水)

本当に健康なサンゴ礁はどんな感じなのか想像したことはありませんか?

Warren Baverstock氏は、大切な奥様Deeさんの誕生日を祝うためにワカトビダイブリゾートを訪れました。10日間滞在したWarrenさんは、ワカトビの活気に満ちた、健康なサンゴ礁の写真をたくさん撮ってきてくれました。 彼の写真はリンクからもご覧いただけます。Warrenさんシェアしてくれて、ありがとうございます!


1. 「全てのダイブサイトで、本当にたくさんの生物を見ることができました。ワカトビは評判に恥じない、写真派ダイバーのパラダイスです!」



コメント&写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


2. ワカトビには、世界でも稀に見る大きなカイメンがたくさん生息しています。このようなカイメンは、Warrenさんのように広角レンズでの撮影にピッタリです。



写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


3. 「ハードコーラルとソフトコーラルがひしめき合う豊かなリーフが広がるワカトビでは、この素晴らしい生態系を維持していくために地域の人々と協力し環境保護を続けてきました。訪れてみると、なぜリゾートのスタッフが高いモチベーションを持って働いているのか理解できました。」



コメント&写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


4. 鋭い目を持つWarrenさんが、サンゴの間に隠れているカエルアンコウを見つけました!よく見ても、体にある黒い凹凸がカイメンのように見えます。カエルアンコウは本当に隠れるのが上手ですね。



写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


5. 「もともと、広角レンズで撮影するのが好きなのですが、私はワカトビの大きくてカラフルなウミウチワやそびえ立つカイメン、斜面に広がるぎっしりのサンゴ礁を見て、その豊かさに本当に驚きました!」



コメント&写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


6. 「ハウスリーフのビーチのすぐ近くには海草がたくさんあるエリアもあり、こういった場所は幼魚が育つ場所でもあるので、大切なエリアでもあります。」



コメント&写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


7. 「ワカトビのどのダイブサイトを潜っても、素晴らしいサンゴ礁とレアな生物に逢うことができ、単純ですが感動してしました!」



コメント&写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


8. Warren Baverstock氏は、中東でも一目置かれている水中写真家の一人です。アラブ首長国連邦に住んでいる彼は、ここの海洋環境を守っていこうと力を入れている一人でもあります。

また、Warrenさんはドバイの水族館の館長であるだけではなく、動物保護局と協力しながら、ウミガメのリハビリテーション・プロジェクトも管理している方なのです。



写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock


9. 本当に健康なサンゴ礁はどんな感じなのか想像したことはありませんか?

Warren Baverstock氏は、大切な奥様Deeさんの誕生日を祝うためにワカトビダイブリゾートを訪れました。10日間滞在したWarrenさんは、ワカトビの活気に満ちた、健康なサンゴ礁の写真をたくさん撮ってきてくれました。Warrenさんシェアしてくれて、ありがとうございます!



写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock

Warrenさんの写真はこちらからもご覧いただけます🎵



2013年8月24日~ モルディブ アイランドサファリ 王道コース

2013年9月9日(月)

 


今シーズン9週目トリップです。
お客様到着直前まで雨模様でしたが、今週の天気はどうなるのでしょう。
日頃の行いの良い方ばかりなので大丈夫!!

ログはこちらです⬇ 全ての写真:MAMI MOROHASHI

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2013年8月10日~ モルディブ アイランドサファリ 

2013年9月9日(月)

今シーズン7週目トリップです。
今回はお盆ということで、ブルー&スノーご一行様と、一般のお客様22名様をアイランドサファリ1号2号総動員でお迎えします。
天気も良くなり、ますます期待大のモルディブサファリ。

ログはこちらです




ALL PHOTOS BY:SUGANO SAYAKA MS


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2013年8月17日~ モルディブ  アイランドサファリ 王道コース

2013年9月4日(水)

今シーズン第8航海目のトリップです。
「八」といえば末広がり。
この縁起の良いトリップでは、どんなステキな出会いが待っているのでしょう。

ログはこちらです


ALL PHOTOS BY:MR AIBA KENJI


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フリーダイビングコース in ソネバフシ

2013年9月3日(火)

フリーダイビングコース in ソネバフシ (2013年10月~2014年4月)開催

フリーダイビングとは?エアタンクを使わない、いわゆる素潜り(閉息潜水)の事。
「アプネア」とも呼ばれています。
フリーダイビングと言うと、一般的には競技性の意味を持つ場合がありますが、
競技ではないレジャーでの素潜りやスノーケリングなどを総称してフリーダイビングと言う事ができます。


ソネバフシでは、日本人とデンマーク人のハーフで、2010年へラルズ・フリーダイビング競技会(フィンなしカテゴリー)にて銅メダル、2011年デンマーク・ディープス競技会にて銀メダルを獲得しているキリヤマ・ケン氏を迎えてフリーダイビングコースを開催します。自身でキリヤマ・ヨガ&メディテーションアカデミーを主催するキリヤマ氏は、フリーダイビンバーであり、インストラクターでもあります。

シンプルで分かりやすい彼の指導では、リラクゼーションを得ながら個々の限界、新しい可能性を見出していきます。
呼吸音すら聞こえない、無音の海を体感することは、メディテーションも似ており、安らぎ、平穏そして幸福感を与えてくれます。


料金(予定)/1名様/1時間あたり
グループレッスン $145
プライベートレッスン $290

ぜひ、この機会にご検討くださいませ♥

♦ソネバフシのリゾート情報はこちら



P.S キリヤマ・ケン氏
今でも現役のスーパースター 2億4千万の瞳に似てませんか😳












2013年8月3日~ モルディブ  アイランドサファリ

2013年9月2日(月)

今週は1か月ぶりのバア環礁!!
マンタはぐるぐるするのか、、、!?

期待を胸に出発です!!






ALL PHOTOS BY : MR NITTA TADASHI


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航海レポート コモドクルーズ シリーズ7(2013年8月11日~8月16日)

2013年8月27日(火)



【8月11日】ダイブサイト:Sebayor Kecil Slope / Gili Lawa Laut (night)
最大深度:20m   潜水時間:50分   透明度:15m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
お盆のコモドクルーズは定員12名の賑やかなクルーズとなりました。
まずはSebayorの流れのないポイントでチェックダイブです。サンドスロープとドロップオフのコンビネーションの地形ではガーデンイール、ジョーフィッシュ、ドロップオフではコモドではお馴染みのイナズマヤッコ、バイカラードーティーバック、カザリスズメダイなどフィッシュウォッチングを楽しみました。



【8月12日】ダイブサイト:Crystal Rock / Golden Passage / Light House / Aquarium
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
8月のコモドは毎日晴れの日が続き透明度も良くなりベストシーズンですが、8月特有の南からの風が強く南部エリアの海が荒れているため、今クルーズは中部と北部でのクルーズが中心となりました。
初日はコモドを代表するCrystal RockとGolden Passageでは、強い流れが当りクマザサハナムロの群れを追いかけるロウニンアジや回遊するギンガメアジなど野生的な風景に出会い、昼からはカレントが弱くなったので、Light House とAquariumではのんびりとキレイなサンゴ礁でのダイビングを楽しみました。



【8月13日】

ダイブサイト:Castel Rock、Crystal Rock 、Cauldren、Aquarium
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
早朝ダイブはコモドで最も魚影の濃いポイントCastel Rockへ。最近はサメが多いコモド北部ですが、今日は24mの棚で待っていると急にサメの動きが活発になり5,6匹が捕食するシーンが見れとても迫力がありました。Crystal Rockではカレントが弱かったので、フエダイやコショウダイなどが岩の周りで群れになりキレイな写真が撮れ、岩のウラではダイバーと同じぐらいのロウニンアジやイソマグロが回遊する姿がみれました。Cauldrenは流れが止まっていていつものスーパードリフトダイブはできませんでしたが、白砂に点在するサンゴ礁でゆっくりダイビングができました。





【8月14日】

ダイブサイト:Castel Rock, ,Tatka makasar, Tawa besar, Siaba besar
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:27-8度

コンディション:晴れ・良好
早朝ダイブのCastel Rockで昨日よりも沢山のロウニンアジが群れ、昨日とは違う捕食シーンが見れました。毎日違う風景のこのポイントは何回潜っても飽きません。
午後からはサンゴ礁が美しいTaTawa besarへ。潮止まりに当り穏やかな流れの中どこまでも続くエダサンゴの森にゲストは感動されていました。









【8月15日】

ダイブサイト:Batu borong,Wainilo
最大深度:22m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好


(午後)
リンチャ島にてコモドドラゴン観察
カロン島へ帆をはりクルージング、夕方に飛び立つコウモリの群れを見て、夜は無人島でバーベキューパーティー
カロン島停泊

(memo)
早朝、チャンネルの真ん中に聳え立つ岩Batu borongでは鰯の群れを追いかける鰹の群れや激流に逆らって泳ぐロウニンアジなど、このポイントならではのシーンが見れました。
ラストダイブはマクロポイントで珍しい生物をさがし砂地や岩場ではギンガハゼやコケギンポを観察し、フラッシャー系のベラを10mぐらいの浅い水深普通に見ることができ、ゆっくりのんびりフィッシュウォッチングを楽しみました。















【8月16日】
(午前)
朝日の中、みんなで記念撮影。



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航海レポート コモドクルーズ シリーズ6

2013年8月12日(月)



【8月4日】ダイブサイト:Sebayor Kecil Slope
最大深度:20m   潜水時間:50分   透明度:20m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好
(memo)
コモドは乾季に入り朝晩は涼しく、晴天の日が続き1年で最もいい時期に入ってきました。
今回のゲストはお昼にコモドに到着し、まずはクルージングしながらランチの後、1本目はチェックダイブから。穏やかな流れの中、サンゴ礁のドロップオフを流しながらのんびりダイビング。ナイトでは、スパニッシュダンサー(ミカドウミウシ)を発見し、予想外の大きさに皆様ビックリされていました。



【8月5日】ダイブサイト:Padar /Pink beach
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:20m   水温:27度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
南からの風が強く、リンチャ島南部の海が荒れているので今回は少し手前のパダル島へ。南部の海流の影響を受けるこのエリアはプランクトンが多く、カラフルなソフトコーラルがで埋め尽くされた3 Sistersでダイビングし、コモド固有のベニハゼやウミウシなどを観察しました。午後からはピンクビーチでダイビング。南部と北部の海流が交じり合うこのエリアはハードコーラルとソフトコーラルが混じりあい魚の種類も多いのでフィッシュウォッチングに最適です。浅いエリアはハードコーラルで埋め尽くされた美しい風景を楽しみました。







【8月6日】ダイブサイト:Castel Rock、Cauldren、Crystal Rock、Aquarium
最大深度:24m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好

(memo)
早朝ダイブはコモドクルーズを代表するコモド北部の大物群れポイントへ。
Castel rockでは流れが当りディープではホワイトチップシャークが群れグレイリーフシャークも現れ、ドロップオフの棚の上ではロウニンアジとカスミアジが群れでクマザサハナムロを追いかけるシーンが見れました。
8月のコモドは透明度が上がり、Cauldrenのチャンネルポイントは透明度30mを超えホワイトサンドとサンゴ礁の美しいウォールとサンドスロープ流し、サンセットダイブでは水族館のようなAquariumでゆっくり写真をとり、イナズマヤッコの若魚やカザリスズメダイの若魚を観察し、寝る準備でやってきたカメを5匹も発見しました。















【8月7日】

ダイブサイト:Castel Rock, ,Tatka makasar, Tawa besar, Siaba besar
最大深度:24m   潜水時間:55分   透明度:25m   水温:27-8度

コンディション:晴れ・良好
早朝ダイブのCastel Rockではカスミアジの大群と、ロウニンアジとギンガメアジが群れをつくりイソマグロも登場し魚影の濃いダイビングとなりました。Tatka makasarでは2枚、Tawa besarでも2枚のうちブラックマンタも登場し、グループの周りを悠々と泳ぎ去っていきゲストのテンションがいっきに上がりました。サンセットダイブではマングローブのエダサンゴでマンジュウウイシモチの群れを観察しました。

















【8月8日】

ダイブサイト:Batu borong
最大深度:22m   潜水時間:50分   透明度:25m   水温:28度
コンディション:晴れ・良好
















(午後)
リンチャ島にてコモドドラゴン観察
カロン島へ帆をはりクルージング、夕方に飛び立つコウモリの群れを見て、夜は無人島でバーベキューパーティー
カロン島停泊

(memo)
最終日は水路に聳え立つ岩Batu borongへ。
北側から強い潮流が当っているので南側のポイントへ。悠々と泳ぐナポレオンとハナダイの群れが美しさに感動しました。2本目は水路の流れが変わりBatu borong北側のポイントへ。直角の落ちるドロップオフの地形は迫力があり、岩の裂け目から差し込む光が美しい。安全停止はハナダイ城でゆっくりとまったりと美しい竜宮上のような風景を楽しみました。





【8月9日】
(午前)
朝日の中、みんなで記念撮影。

コモドリピーターのゲストは来年も来ます!といっていただき、コモドの事をあまり知らなかったコモド初のゲストも水中のすばらしさに驚き感動した様子でした。
きっといつかコモドの海に戻ってきてくれるでしょう!



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青いライトの下で見る水中世界

2013年8月12日(月)

スキューバダイビングは、サンゴ礁やクレバスなどの小さな場所に隠れている生物を探したり、ドロップオフやピナクルなどの地形を楽しめたりすることから、目で楽しめるスポーツでもあります。魚を始め水中に生息する生物は、私達人間の目には見えない波長の光を反射できる能力を持ち、特殊な光を発していることも最近の研究では明らかになっています。
ワカトビダイブリゾートでは、この ‘生物の発光’ という特別な現象を実際に体験できるとても限られた場所でもあります。多種多様なサンゴと生物が生息するこのエリアは、未だ明らかになっていない様々な現象を観察するのに理想的なエリアでもあるのです!

1. 生物の発光は、内側から輝いているようなユニークな色で見ることができます。

偏光や燐光とは、異なるので勘違いしないでくださいね。物理学的な発光とは、ひとつの光または色の波長が吸収され、そして再放出するときに発する光であり、波長の光や色とは全く違ったものです。
発光する対象物に普通のライトを当てると、私達が普段見える色に見えますが、UVライトを使うと青色が吸収され再放出する青色が蛍光色に変わり、全く違う明るく輝く蛍光発光の色で見ることができます。このことから、一つの色から完全に違う蛍光色に変える能力を持つ水中生物も発見されています!

一例として、普段このクサビライシはベージュっぽい茶色に見えますが、特殊なライトを当てると蛍光の緑色に見えるのです!



写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

2. 太陽光の下で見ると地味なこのウツボも、特殊なライトを当ててみると青色が吸収され、再放出する全く異なった蛍光色で見ることができるのです! これは、ブラックライトを使った時と同じような効果と言えます。



写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams

3. 科学者たちは、1970年代にこの海洋生物の発光について研究を始めていましたが、一般のダイバーが体験できるようになったのは、つい最近のことです。

水中のフィルム制作をしていたGuyとAnitaが、この素晴らしい現象を撮影するためにワカトビを訪れたのをきっかけに、お客様にも体験できるよう2010年にサービスを開始し、”FLUOダイビング” として知られるようになりました。



写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams

4. GuyとAnitaが制作した”Watercolours”というDVDシリーズの”Beyond the Blue”というエピソードでは、サンゴや水中生物が発光するユニークな現象を明らかにし、発光するが海洋生物にとって重要な役割を果たしていることをまとめています。

世界をリードする科学者たちと協力しDVDを作成したこの2人は、そのノウハウや特殊な技術を生かし、ワカトビダイブリゾートを訪れるお客様のためにこのユニークなダイビングサービスを開始したのです。



写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams

5. 生物の発光についてリサーチを続けてきたチャールズ・マゼル博士は 「水中で何かとても珍しいモノや水中生物が発光している姿を見られることは、今までの人類の歴史にはなかったことだし、世界でも限られた人間しか知らなかったことです。おそらく90%以上の人が見たことのない現象だと思います!」と、語ります。

写真は、オラウータンクラブが発光している様子です。



写真提供:ワカトビゲストWalt Stearns

6. この発光する現象は、太陽が沈んだ後の夜に見ることができます。

普通の水中ライトではなく、強くて青い光を発する特殊なライトを片手に、そしてマスクの上に黄色いフィルターを付けてFLUOダイビングに出かけます。

潜行しリーフに沿って泳いでいくと、特定のサンゴやカサゴなどの動物が何かに弾かれたように発光している姿を見ることができます!



写真提供:ワカトビゲストWalt Stearns

7. 研究を続けてきた海洋科学者たちも、未だになぜ海洋生物が発光するのか実はハッキリ分かっていないのが現実です。サンゴが身を守るためにそれを使っていると考えている学者や強い日光からコロニーを守るため、または光があまり届かない環境での光合成を助けているという説もあり様々な意見が飛び交っています。

魚が体の模様や柄、色を変えて異性の気を引こうとしたり、捕食者からから逃げたり、獲物にそっと近づいて行く時など、魚が色をコミュニケーション・ツールとして利用していることはよく知られています。このような事からも、発色する魚も仲間とコミュニケーションを取るためなのではないかと考えられています。海洋生物の色を使ったシグナル方法についてなど海洋生物に詳しい、マゼル博士は「サンゴ礁に生息する動物たちは、色を使って何かを伝えようとしているのではないか?」と、語ります。

FLUOのライトで見ると、さらにエイリアンっぽく見えるシャコの仲間。



写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams

8. エソの仲間の一部は発光するけど、発光しない種もいるのか、もしくは全ての種が発光できるけど、何かを伝えたい時など必要な時にしか発光しないのか、全く分かっていません。

GuyとAunitaの2人は、瞳の中でリング型に発光しているのは太陽から目を保護するためなのではないかと推測していますが、このことに関してもハッキリしていません。



写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams

9. 文明が進んだ今も水中世界は、たくさんの謎に包まれています。

特にこの現象は、科学の世界でもダイビングの世界でも新しいことなので、ビジュアル的に斬新というだけではなく、今まで全く知られていなかった新しい発見の可能性も秘めています。

FLUOダイビングに行き、誰も知らなかった生物が発光しているのを発見したり、新しい行動を目撃したりする可能性も十分にあります! その一例に、最近NOAAが行った調査中に、偶然深海で発光するサメを世界で始めて見つけたという発見があったのです!!



写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

10. ワカトビダイブリゾートの創設者ローレンスは、今でも記憶に残るダイビングだったと、初めてFLUOダイビングを体験した時の事を振り返ります。また、「AnitaとGuyの水中で蛍光発光する映像を見た時は、この素晴らしい現象を自分の目で見て確かめたいと思った!」 「10代の娘を連れて物理のレッスンを受けたら、もっと興味が湧いてきました。リーフの上を泳いでいくと、隠れているはずの生物が蛍光色に光っているので簡単に見つけることができました。007の秘密兵器を使っているような感じでした。」とも、コメントしています。



写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

11. 「潜り慣れたハウスリーフも、ソフトコーラルやハードコーラルを始めウミウシや魚など様々な生物が発光していたので、全く違う世界に来てしまったようでとてもビックリしてしまいました! また、同じ種類のサンゴでも発光しているのとしてないのがあることや、違う模様で発光していることにも気が付きました。あの日は、海ウチワの所で発光しているピグミシーホースを見られたことが一番の大きな発見です! この現象については、まだまだ全然分かっていないので、これから色々な発見がありそうなので注目しています。」とローレンスは語っています。



写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

12. ワカトビダイブリゾートを訪れるお客様は、リゾートのダイビングスタッフとこの不思議な現象をみられるダイビングを体験することが出来ます!

ダイビングは、1:1または1:2(ガイド:お客様)の比率でご案内しております。

このFLUOダイビングまたはシュノーケルについてのお問い合わせは、japan@wakatobi.comまたはワカトビのウェブサイトをご覧下さい。http://www.wakatobi.com/fishID/fluodiving_jp.html




写真提供:Wakatobi Dive Resort

13. Wayne MacWilliams 氏は、FLUOダイビングに最適な “The Zoo”というダイブサイトで、小さなウツボが発光する姿を完璧に捉えています!



写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

14. FLUOのライトの下で普段とは全く違った姿を見せる海毛虫は、幼魚から成魚に成長して行く過程で、発色が変化することが分かっています。



写真提供:Liquid Motion Film

15. 日光の下ではよく見えないオトヒメエビの顎も、夜行うFLUOダイビングに出かけると、明るく黄色に光っているのがよく分かります。海洋学者たちは、小さなカイアシ類を捕獲するのに役立っていると考えているようです。



写真提供:Liquid Motion Film



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