ワカトビのビックリ生物

2012年4月2日(月)

ワカトビの海は、海洋保護区にも指定されているだけあって、生き生きとしたサンゴ礁が広がる素晴らしい景色を見ることができます。

海ウチワは、成長するまでにとても時間がかかる植物で、大きいサイズになるまで100年近くかかる種類もあります。ワカトビでは、数メートルにもなる大きくて健康な海ウチワがたくさんあります。

また、海ウチワは非常に壊れやすく、誤ったフィンキック、きちんと固定していない水圧ゲージ、または大きいカメラやストロボを無理やり押し付ける行為などにより、簡単にダメージを受け、場合によっては死んでしまうこともあります。

しかし、中性浮力が完璧にとれていれば慎重にアプローチすることができ、他のダイバーが後方に移動した時などに触れていないか注意を払うなど、少し気を使うことで海ウチワを傷つけずダイビングを楽しむことができるのです!


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


どこからも遠く離れたワカトビダイブリゾートでは、色鮮やかで健康なサンゴ礁とカメやエイといった多様な海洋生物に遭遇することができます。

プライベート・アイランドで、一人ひとりを大切にした質の高いサービスと設備の整ったリゾートで、貴重な時間を過ごしてみませんか?



慎重に海ウチワの周辺と流れを確認してから、まず自分の位置を固定するための場所(指2本くらいおける砂地部分や岩またはバディーを使う)を海ウチワの近くで探してみてください。それから、海ウチワに触れていないか注意しながらカメラとストロボの準備をしていきます。

海ウチワと十分な距離を保ちながら、小さなポリプを念入りに二回見てから、ゆっくり見ていくと、ピグミーシーホースなどの小さな生物を発見することができるのです。時間をかけ慎重に探してもピグミーシーホースは、ポリプのひとつのように見えるので簡単に見逃してしまいますが、諦めず探してみてください。

彼らが危険を感じると、ダイバーに背を向ける格好で海ウチワの間に隠れてしまいます。こうなってしまうと撮影は不可能です。しかし、たっぷり時間をかけてゆっくりアプローチしたり、ライトの調整やシャッター数を制限したりすることにより、彼らを安心させることができ、完璧なショットを撮れる可能性が出てきます!



写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

地球上で一番小さなタツノオトシゴ属のピグミーシーホースは、ワカトビで一番人気のある美しい住人(魚?)です。彼らは人生のほとんどを、ひとつの海ウチワで過ごすので、“彼らの”海ウチワの安全と健康は、彼らの生存に関わってきます。

小さなピグミーシーホースとデリケートな海ウチワは、ダイバーにより損傷の危険に常にさらされています。科学者たちの研究によると、外敵よりダイバーが与える影響の方が遥かに高いとのことです。一番の脅威は、もちろん生息地の破壊や損傷です。

誰もが数メートル先から大きなストロボのフラッシュを、浴びさせたれたら失明してしまうように、小さなピグミーシーホース(最大で2.7cm)に繰り返しフラッシュをたくことは、ストレスを与えてしまうだけではなく、時には殺してしまうこともあります。海ウチワの繊細さだけではなく、ピグミーシーホースは瞼を持たないということも考慮し、夜間の撮影は必ず避けるようにしてください。

ワカトビのダイブガイド(ダイブ・エクスペリエンス・マネージャー)は、ピグミーシーホースの好む生息地や行動パターン、生活習慣を熟知しているので、彼らの助けを借りてゆっくり確実に、この可愛い生物の完璧なショットを撮れるようチャレンジしてみてください。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

海ウチワに生息する他の魚はというと、赤い編み目模様が素敵なクダゴンベです!

海ウチワの枝で、クダゴンベが休んでいたかと思うと突然、小さなエビやカニなどを捕食するために泳ぎはじめたりするので、とても忙しそうな魚です。彼らの大好物はというと・・・ピグミーシーホースなのです>< 特にカメラのライトを浴びて、目立っているピグミーシーホースは食べられてしまう可能性が高いようです。

ワカトビエリアでは、32種類のゴンベ科の魚が確認されており、カラフルで変わった尾ビレを持つこの魚は、フォト派ダイバーに人気の被写体でもあります。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

豪華なクルーズ船のペラジアン号は、リゾートからはアクセスできない少し離れた島々を訪れ、リゾートエリアでは見ることのできない、異なった種類の水中生物に遭遇することができます。

ペラジアンクルーズのナイトダイビング・スポット“マジックピア”は、特に人気が高いダイブサイトのひとつです。夕暮れ時にダイビングに行くと、たった5m ほどの所で大きく太ったニシキテグリの産卵シーンを見ることができるので、一生に一度は潜りたいサイトのひとつと言っても過言ではありません!



たくさんのニシキテグリが暗くなるまでの間(約40分)求愛ダンスを披露してくれます。

通常オスがメスよりも大きく、メスを惹き付けるために独特な模様を持っています。このとてもカラフルな模様が中国皇帝の鮮やかな衣の色に似ていることから、英語ではマンダリンフィッシュと呼ばれています。

オスのニシキテグリがメスの周りを泳ぎ、機会があるごとにヒレで合図を送ります。メスがその誘惑に応えると、一緒に1mほど上昇し産卵放精する姿は、まるで寄り添いながら頬にキスをしているようです!上昇のピークに達した所で、精子と卵を同時に放出し、その後静かに底に降り立ちます。

頬と頬を寄せ合いペアで一緒に泳ぐ姿は、まるでロマンティックなダンス会場で男性がパートナーをエスコートしているようにも見えます。


写真提供:ワカトビゲスト Allan Townsend

ゴンベ科の魚は、皮のない胸ビレのおかげでサンゴの上に着底することができます。彼らは高い位置に場所をとり、鷹のように周囲を窺っています。この動作から、英名のホークフィッシュ(ホーク=鷹)がきているようです。

ほとんどのゴンベ科の魚は単独で行動していますが、サラサゴンベはペアでよく見られます。ボス的存在のオスが死んでしまった場合は、性転換機能を持つメスがオスになります。また、彼らは浮力のあるたくさんの卵を放卵し、卵は孵化するまで水中を漂い続けます。


写真提供:ワカトビゲスト Claus Meyer

ペラジアン号クルーズで、サワ島周辺に来た時は“チャネル”という素晴らしいドリフトダイブのできるサイトで潜るのに、いいチャンスです! ここではサメやエイ、ナポレオン、ギンガメアジの群れなど大物の魚に遭遇することができます。



一般的にナポレオンと呼ばれるメガネモチノウオは、オスが成長すると2m にまで達するので、ベラ科の中でも大きい魚のひとつです。彼らは、軟体動物や甲殻類、棘皮動物を餌とし、毒を持つハコフグやアメフラシ、オニヒトデも食べてしまうという数少ない魚なのです。メスのメガネモチノウオが、30年間生きたことも確認されています!!

彼らは、雌性先熟型で約9歳になると、何匹かがメスからオスに性転換します。しかし、この魚は長生きできる魚なのにもかかわらず、非常に低い繁殖率に加え、無謀な乱獲により絶滅の危機にさらされているほどです。

海洋保護区内にあるワカトビの海では、絶滅危惧種に指定されている魚のいくつかを見ることができます。



サンゴの基盤部分には硬い石灰質の骨格があり、イソギンチャクやクラゲのような柔らかい半透明のポリプが、硬い骨格の中に住んでいて、サンゴ礁が形成されています。サンゴが色鮮やかなのは共生しているたくさんの褐虫藻によるものです。

水温や水質の変化により非常にダメージを受けやすく、ストレス状態が続くとこの褐虫藻がいなくなってしまいサンゴが白化し始めます。そして、この状態がさらに続くとサンゴが死滅してしまいます。

ポリプは夜になると、刺胞のある触手を使ってプランクトンや小さな魚、甲殻類を捕食し生きています。


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

ワカトビでよく見られるハナヒゲウツボは、ウツボ科の中できっと一番美しいウツボでしょう。砂地や岩場、ガレ場を探してみると、このエレガントなウツボに遭えるチャンスです!オスのハナヒゲウツボは、鮮やかな青色の体に特徴のある黄色の前鼻孔を持つので割りと簡単に見つけることができます。

時には、ハナヒゲウツボが小さな魚や甲殻類を追って、穴から全身を出すことがあります。美しいリボンが舞うような姿から、英名では“リボンイール”と呼ばれています。また、彼らは1mほどまで成長することも確認されています。


写真提供:ワカトビゲスト Brad Snyder

キンチャクダイ科の魚の中できっと一番美しいタテジマキンチャクダイは、幼魚、成魚ともにカラフルで、ワカトビの海域でもよく見ることができます。彼らは他のキンチャクダイや、時には同じ種類の魚からからナワバリを奪う積極的な魚です。

ペラジアン号クルーズで、ブトン島のバトゥトゥロ近辺でダイビングをすると、たくさんの幼魚を見ることができますが、動きが早いためシャッターチャンスが難しい魚でもあります。


写真提供:Liquid Motion Film

ハナヒゲウツボのオスがメスに性転換し始めると、黄色がかった青色に変化し始め、最終的には完全に黄色になります。

ワカトビのエリアでは、黒色の体に黄色の背びれを持つ幼魚も頻繁に見られますが、メスのハナヒゲウツボやこの写真のように変化途中のハナヒゲウツボを見られるのはとても珍しいことです。


写真提供:ワカトビゲスト Emry Oxford

この素晴らしい渦巻き模様も成長するにつれて青と黄色の縦縞模様に変化していきます。

海洋生物学者によると、同じ姿をしていると容赦なく他の魚に攻撃されてしまうので、幼魚時の色や模様は、身を守るためだと考えられているそうです。


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Fonseca

サンゴ礁外縁のアマモ場やガレ場は、ヨウジウオが好む生息地です。簡単にアクセスできるワカトビのハウスリーフでは、200種類のヨウジウオ科の魚を見ることができます。

彼らは決して泳ぎが上手な魚とは言えませんが、小さな背びれを一生懸命使い、ゆっくり移動することができます。

また彼らの親戚のタツノオトシゴのように、育児はオスの仕事となっています。オスは卵を保護する特別な袋を持っており、メスはそこに卵を産みつけます。いくつかの種は、卵が孵化するまでの間のみに使用する、スポンジ状の皮膚からできた袋を持つものもいるようです。幼魚は生まれた瞬間から親から独立し、一人で生きていかなければなりません。


写真提供:ワカトビゲスト Arthur Haseltine

アマモ場は、様々な生物が生息する場所のひとつでもあります。

海草に擬態しているカミソリウオやオイランヨウジ、ウツボ、オニダルマオコゼ、カエルアンコウ、タコなどじっくり探してみると海草や枯れ葉、岩などに擬態もしくは潜んでいる様々な生物を見つけることができる面白いエリアです。

海草が光合成する必要があるため、砂地や石、死サンゴの混ざった砂地の広がる浅場にあり、穏やかなサンゴ礁外縁にあるため、様々な生物が成長しやすく、ダイビングだけではなくスノーケリングで探検するのにも、最適な場所です!  



写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

ウミウシやヒラムシは深度に関係なく、様々な生息地で見つけることができます。 柔らかいボディーにシンプルな器官を持ち、美しい色彩と様々な形をしたウミウシは、とてもこの世のものとは思えず、SF映画から飛び出てきた物のようにも見えます。

全てのウミウシは2本の触角を持ち、鰓を持つ種と持たない種があるだけではなく、何かに擬態して、外敵からの攻撃を防ぎながら生活している種もいます。また嗅覚、接触、摂食を巧みに使って生活する行動力と感覚システムには驚かされます!


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

ウミシダや海草、藻類、カイメンや海ウチワなど様々な動植物にカモフラージュできる素晴らしい擬態能力を持つカミソリウオ科の魚達を見つけるのは、至難の業です。

カミソリウオとヨウジウオと合わせたような、ハリミーダゴーストパイプフィッシュはハリミーダという海草/藻類を生息地とし、長い口を使って小さな甲殻類を吸い込む形で捕食しています。カモフラージュ上手な彼らを見つけるのは、不可能に近いですが、根気よく探してみましょう。



写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

“カメラのレンズを通して見たワカトビの世界”

2012年4月2日(月)

ワカトビのゲスト Wayne MacWilliams 氏が、とてもユニークな水中写真を提供してくれました。

「初めて海で泳いだのは、私が5歳の時でした。この頃からなのか、気がつくと海が大好きでした。

1991年に妻と初めて乗ったダイブクルーズでベリーズに出かけた時に、水中写真を撮ってみたいかとダイブガイドに聞かれたのをきっかけに、私は水中写真を撮り始めました。そしてその5日後、貸してもらったニコノスV に私はすっかりはまってしまいました!

数千ドルかけカメラ器材を整え、今回は二度目のワカトビです。私達のプライベート・ダイブガイドのKaori は、ゆっくりカサゴに近づき指示したポジションに着いてくれました。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「初めて蛍光発光ダイビングを体験しました! サンゴや魚、ウツボが蛍光発光している様子はとても興味深く、それを上手に撮影するのはすごく難しかったです。長年美しい水中世界を見てきましたが、まるで別世界にいるようで感激しました。

また、10年前と比べて多くのことが改善されておりとても驚きました。快適なバンガローに親切でフレンドリーなスタッフ、美味しい食事と素晴らしいサンゴ礁、何もかもが素晴らしかったです。妻と私は、世界各地のリゾートやダイブクルーズ船を訪れましたが、そのなかでもワカトビはトップだと思います!」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「ホウセキキントキに全神経を集中させていると、かわいいススメダイが邪魔しに入ってきました!」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「このハナミノカサゴは、逆さまになって泳いでいました。(見やすいように直しました。)獲物を追っていたのでしょうか?」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「このユーモアたっぷりのスズメダイは、隠れているつもりなのか巨大なサンゴの前でポーズをとってくれました!」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「ちょっとぷっくりしたお米の粒に、口先と尻尾をつけた姿を想像してみてください。なんとまぁ!可愛いホワイトピグミーシーホースです!!」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「口紅を付けたようなホンソメワケベラが、ヤマブキスズメダイにキスしようとしているようなショットですが、実は体に付いた寄生虫を取ってもらいにクリーニングステーションを訪れている光景です。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「自分たちの身を守るために、キレイに揃って泳いでいます。より多くの目があることにより敵を見つけやすいだけではなく、たくさんの尾と目が敵を惑わせます。きっとお互いのことを思い合っているのでしょうね。私は、彼らの一員になったつもりで、静かに近づきシャッターをきりました。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「私達のプライベート・ダイブガイドのKaori が見つけてくれた、とても小さなムチカラマツエビ。以前にいい写真を撮ったことがあったので、今回は違った感じで撮ることにしました。苦労の甲斐あり、Kaoriの目の間にムチカラマツエビを入れ、撮影することに成功しました!」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「定かではありませんが、魚がこのように口を大きく開けるのは危険信号を送っているサインだと私は思います。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「このネズミフグも、あくびをしています。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「ストロボの位置を変えたり、違ったアングルで写真を撮っていると、後ろ側の海ウチワがKaoriのマスクに反射し、美しいシルエットになっているではありませんか! これはラッキーショットですね。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「もっと個性的な写真が撮りたいという思いから、初めて蛍光発光ダイビングにも挑戦してみました!なんで発光しているのか、本当に不思議ですよね?」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「なぜ水中生物が蛍光発光するのか、世界中の海洋学者たちが今もなお研究を続けています。この謎の多い蛍光発光ダイビングでは、全く違った水中世界を見ることができとても興味深いものでした。私は専用のフィルターとストロボカバーを事前に入手することができたので、素晴らしい写真を撮ることができました!」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「この美しいソフトコーラルに、エビかカニがいないか探していると小さな泡に気が付きました。泡の中に移るソフトコーラルを撮ろうと神経を集中させ、シャッターを切りました。この写真は、私のお気に入りの一枚です。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「昼間とは全く違って見える蛍光発光の世界。」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

「私は、あるズームレンズに使用可能な特別のドームポートを持っています。レンズを戻して撮影すると、まるで水族館にいるような写真を撮ることができます。私はあまりこんな感じの写真は撮りませんが、たまには違った感じのものもいいですよね?

もっと私の写真を見たい方はいらっしゃいますか?」


コメント&写真提供: Wayne MacWilliams

☆ ロイヤルアイランド☆

2012年3月26日(月)

ダラバンドゥ・ティラ🎵

3月になり流れが穏やかになりました。

でも、いつもなら真まだまだ続くインカミングの流れのはずなのに、午前か午後にはアウトゴーイングの流れになるために透明度が真っ青の海、、、、にならないのが残念です。😣
本当に、お天気の季節、そして海の季節も毎年同じとはいえないようになってきました。

3月はロイヤルに来るお客様が少ないようで、ダイビングスクールも少数ゲスト。潜っているグループの人数も少なくダイバーにとってはとても喜ばしいことのようです。💕

たぶんマーレでの政治的問題のためのデモ、集会などのためにモルディブに来るお客様が減っているのでしょう。⬇

空港、そしてリゾートはいままでと何の変化も無い平穏な日々が続いているのですが、初めてモルディブに訪れようとしている方々には、やはり敬遠競れても仕方が無いのかなと思います。

さて今日の私の午前のダイブは今日で61歳のお誕生日を迎える12回目のリピーター、ドイツのベルリンに住んでいるロシア人のゲナァデイー。

特別のダイブにしてあげようということで私と二人だけ、私がカメラを持って行き、水中での記念撮影大会!🌷もちろんダイビングスクールでも。

インディアングランドの群れとともに、そしてニセゴイシウツボに初めて触れている彼の写真。💕

スレートに書いた、”A HAPPY BIRTHDAY!”を持っにっこりと笑っている彼の姿。✌記念になっていただければいいなぁと思っています。😊

By Junko Mima


2012年3月19日~  王道コース

2012年3月24日(土)




今週はアリ環礁に行ってきました。
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2012年3月10日~ フェリドゥ環礁コース

2012年3月16日(金)




今週はフェリドゥ環礁に行ってきました。ログはこちら⬇


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一緒に暮らそう

2012年3月13日(火)

海”というと穏やかで、青く美しい海を想像しがちですが、生物が生き残るためには大変厳しい環境でもあります。そのため水中生物達は、生き残るために異なったテクニックを持っています。

棘や毒を持つ種や、硬い骨格や殻または華やかな色を持つ種など様々です。それでは、一緒にどんな技を持っているのか見ていきましょう!



写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

他の動物または植物と共生共存している種や、同じ種から生き残るための方法を受け継いだ種、そしてまだ特別な防御方法を持たない生物もいます。例えば、イソギンチャクに住むクマノミはこのひとつです。

イソギンチャクは自分の棘から身を守るため、触手の根元が粘液で覆われているという事をご存知でしたか? そのため、イソギンチャクと一緒に住むクマノミも棘に刺されないよう、繰り返し自分の体に粘液を擦りつけ生活を共にしているのです!


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

ウミシダとバサラカクレエビもまた、生活を共にする関係にあります。小さいので見つけるのに苦労しますが、ウミシダと同じ色をして、上手にカモフラージュしている美しいエビです。

ウミシダまたはウミユリは、バサラカクレエビ以外の生物の宿主でもあるので、引き続きご案内していきましょう!



ウミシダの下側を見てみるとコマチコシオリエビが、そして内側をチェックしてみるとウバウオを見つけることができます。時には、ひとつのウミシダに3種類全員が集合していることもあるので、是非チェックしてみてください!

この小さな生物たちは宿主のウミシダを、隠れ場所にしたり、移動に使ったり、餌を見つけるために使ったりと、上手に主人を使いこなし共生しているのです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

ウミシダは、羽のような腕に囲まれた中央部分に口を持っています。U字型の腸を持ち、口の隣に肛門があります。そして、多数の羽のような腕を使い、水中の有機物を捕らえ餌としています。管足の部分は粘着性粘液で覆われており、餌になるものを捕らえると、口に運んでいきます。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

では別の生物を紹介していきましょう。

イソコンペイトウガニは、トサカ(ソフトコーラル)に住む擬態上手で美しいカニです。この小さいカニには隠れる場所があまり無いため、ポリプや小さな枝を自分の甲羅に植えつけたり、枝を自分の体に引っ張り寄せその陰に隠れたりしているため、見事に擬態できる訳です!!


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

イソコンペイトウガニのスーパー・マクロショットです。細かい所までよく見えるでしょ!?


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

このムチカラマツに住むムチカラマツエビのように、共生している動物達はカモフラージュするために、宿主と同じような色をしている事がほとんどです!

ムチカラマツエビは、全長1cmほどの小さなエビです!!


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

イソギンチャクもまた、様々な生物に隠れ場所を提供しています。

イソギンチャクが持つ刺胞により他の生物を寄せ付けないため、そこに住むある一定の生物にとっては保護された場所となります。アカホシカニダマシもまた宿主であるイソギンチャクの中で快適に生活するカニの一種です。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

コールマンシュリンプもまた毒を持つイイジマフクロウニと共生するエビです。

ご覧の通り美しいエビなのでフォトグラファーにはもってこいの被写体ですが、彼らは毒のある棘の間で安全な場所を見つけながら行動しているので、むやみに移動させたりしないでくださいね!


写真提供:ワカトビゲスト Saskia van Wijk

ナデシコカクレエビもまたイソギンチャクをホストとし、外敵から身を守っています。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

特別な防御テクニックを全く持たない生物は、他の生物と共生するための関係を作り出したり、同じ種から行き残る術を教えてもらったり、もしくは毎日生きていく過程で学んでいかなくてはなりません。


写真提供:ワカトビゲスト Janice McLaughlin

海綿の表面には小孔と呼ばれる数多くの孔があり、そこから多くの水を取り込んで有機物を取り出し餌としています。そして上部には、大孔と呼ばれる開口部があり、そこから水を吐き出しています。

小さい穴がたくさんあるため、ハゼなどの小さい生物の隠れ場所にもなっています。


写真提供:ワカトビゲスト Martin Heyn

多様なサンゴ礁が広がることで知られるワカトビでは、巨大で様々な形の海綿がたくさん見られます。そんな大きな海綿を隠れ家にするピンクスクワットロブスター(ヘアリースクワットロブスター)は、小さな隙間で生活しています!


写真提供:ワカトビゲスト Robin Y. Smith

ヒッチハイク上手なコバンザメは、吸盤状で小判型に変形した大きな背びれを持っています。この吸盤を使い、サメやエイなどの大型魚やアオウミガメなどに吸い付き、餌のおこぼれや寄生虫を食べながら生活しています。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

浅瀬で集合し一緒に移動しながら、捕食や産卵、休息を共にする行動を上手に撮った一枚です。まとまって泳ぐことにより敵から身を守ることにもつながります。


写真提供:ワカトビゲスト J. Watt

ゴンズイは背びれに毒の棘を持ち、相手に深刻な傷を負わせることができます。そして防御のために、毒の量を調節することもできるそうです。

普段は群れで行動していますが、繁殖期になるとペアで行動し始めます


写真提供:ワカトビゲスト J. Watt

ハゼと共生するテッポウエビ。この2匹の関係は、危険が迫ると視力が弱いエビにハゼが警告する仕組みになっていて、エビは彼らの穴を掃除している時も、二つの触角のいずれかを穴の入口にいるハゼに接触させ、合図を待っています。

危険が迫った時は、ハゼは尾ビレを動かしてエビに合図を送るか、自ら穴に逃げ込むと、テッポウエビもハゼに続き穴に逃げ込みます。巣穴の中でもエビの触角はハゼに触れていて、様子をうかがっているそうです。



このハゼとエビの小さなカップルは、サンゴ礁斜面の砂底や礫混じりの砂底で見られることが多く、お互い生き残るために助け合いながら生活しています。

エビはとても視力が悪いですが、一生懸命穴を掃除する働き者です。エビは避難場所であり、ハゼと住んでいる穴をキレイに保とうと、休むことなく一日中働き続けます。そして相方のハゼはというと、エビが掃除をしている間、外敵から身を守る穴の監視役を勤めるという、両者には完璧な役割分担が存在するのです!


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

いつ見かけても、テッポウエビは忙しそうに掃除をしているのにもかかわらず、ハゼは穴の手前でただ座っているだけのように見えるので、楽をしているように見えますが、ハゼはハゼの役割を果たしていたのですね!

私達が心配することではなかったようです。


写真提供:ワカトビゲスト Paul Brazier

ヤップからちょっと変わったダイビング♪

2012年3月13日(火)

🍀ヤップライズから当社お客様の海の様子が届きました~!
🍀

4月6.7.8日のマリンダイビングフェアにもいらっしゃるのでぜひ会いに来てくださーい



今週はちょっと変わったダイビングを。。。。😎
朝、ダイブショップに行くと、関西弁で日本語ペラペラのアメリカ人オジーちゃんがギネスに載りたいねんと一言目。。。。。。
何の話????と思ってると、このアメリカ人、日本に住み風景画を描く画家。🎵

ヤップで水中で絵を描く事にチャレンジして、ギネスに載りたいらしい。。。。。😄

前にも、どこかで聞いた様な????そうだ3−4年前ハワイの画家さんに水中で描きたいと頼まれた事が。。。。と言う事は世界初では無いからギネスは無理じゃん。。。。。。😳

しかし、アーでもない、こうでもないと話してるうちに、おじーちゃんと意気投合👊してしまい、とりあえずやってみる事に👌

このオジーちゃん画家、5日間色々絵を描ける風景を探してる間にどんどんライズスタッフ仲良くなり、ライズもやる気満々に。
ライズスタッフ、皆、深く考えないので、楽しい事があれば仕事忘れて流されてしまう。。。。。😄



最終的に何枚か水中スケッチは成功し、日本に帰って絵を書き直すそうです。
マリンダイビングフェアーに間に合えば、展示するよーーと提案するが1ヶ月切ってる今、絵が間に合わないと。。。。。。
でも、ちょっと楽しみで出来上がったら見てみたい。✌



テレビ映像や雑誌取材等は多くこなして、どんな露出で出るか想像出来るけど、絵でヤップの水中世界描くとどうなるんだろう?????と気になる。早く見たい!!!!

関西弁ペラペラのアメリカ人おじーちゃん画家、ブライアン ウィリアムズさん。
個人情報はこちらで



4月4日—10日は横浜高島屋でブライアンさんの絵の展示会を行なってるそうです、
ちょうどMDFで僕も帰国してるので、一日遊びに行ってみようと思っています。
何より、ライズで仲良くなったお客様は仲間!!応援してあげたい!!



横浜近い方、是非、ブライアンさん展示会見に行ってねーーー
4月5日か6日、僕も娘と嫁とアルちゃんと行ってるかもーー
会場で怪しい黒いイケメン見たら声描けて下さい。
僕です!!!!

そんなヤップツアーは
こちらをクリック




☆ ロイヤルアイランド☆

2012年3月9日(金)

ダイビング・ポイント ドンファヌティラ

今週はとても久しぶりに日本からのお客様。4名のダイバーに2名の付き添いインストラクター。

4人のダイバーさんたちは日本バリアフリーダイビング協会のCカード取得ダイバーです。皆さんそれぞれに少し身体の動きに不自由なところがあるためダイビング中、水中アシスタントが必要です。

私たちデルフィススタッフはアシスタントの仕方について初心者なので付き添いのインストラクターの真似をしながら4日間のダイビングをサポートさせていただきました。

初めは流れに逆らわないですむような1方通行で流れに乗っていけるようなポイントを選んで潜っていただきましたが、数本潜っていくうちボート上での準備、エントリー、潜降ともスムーズになり、これならとロイヤル周辺での1番人気ポイントドンファヌティラで潜りました。🍀

ここは潮流のくるところで待っているとクマササハナムロの大群、その群れに突入してくるカスミアジ、ロウニンアジ、マグロやカツオが目の前でアクションが繰り広げられているんです。ダイバーは岩に捕まってそれを眺めています。豪快です。💕

今回のお客様は病気の後遺症で手、足を動かしにくいためバランスがとりにくい方、全盲の方でした。バランスの方たちはスタッフがそれをアシストし、全盲の方は陸上で歩くときと同じようにスタッフと手を繋いで潜っていただきました。

デルフィス側では初めはうまくいくだろうかと心配していましたが、いざ潜り始めてみると皆さんダイビングはかなり慣れた様子で1日2本または3本楽しんでいただきました。💕

お客様は沖縄にあるマリンハウスおきなわ様からでした。マリンハウスおきなわでは身体機能に不具合のある方、シニアの方へのダイビングに詳しい専門のインストラクターがいるのでもし「ダイビングしてみたいけど、、、」思っていらっしゃる方がいらしたら是非問い合わせてみてはいかがでしょうか。🌼

沖縄でダイバーになって、そしてモルディブへ潜りに着てください。お待ちしています。👩

和子





2012年3月3日~ 王道コース

2012年3月9日(金)



今週は、アリ環礁に行ってきました。

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2012年2月25日〜 モルディブサファリ

2012年3月3日(土)

      

      


今週は、神子元ハンマーズ、 沖縄潜水屋、 iDIVE の合同チャーターでした。

毎年、有難うございます!!

今年も海がステキな時期ですよ。


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