2012年1月6日 ☆ パラダイスアイランド☆
2012年1月11日(水)
17年と204,097ダイブの軌跡🎵パラダイスアイランドからの最後のダイビングはオコベ・ティラからのレポートです。
お天気もよく・☀・・海のコンディションもまずまず・・・ちょっとプランクトン多め、栄養満点のリッチな水中です。
大きなギリからエントリーしオコベ・ティラへ向かう小さな水路を横切ると、白いポリプ満開のウミウチワがまずはダイバーたちを迎えてくれます。
すると目の前にはどど〜んとダイナミックな隠れ根がそびえ立ちます。💕
いつものようにヨスジフエダイの群れは絨毯のように広がり、大きなウミウチワは流れに合わせてゆったりと揺らめき、上を見上げればイソマグロやロウニンアジ・カスミアジたちが泳ぎ回り、ムレハタタテダイたちは流れに向かいながらきれいに皆が集まっています。😍
そうそう、もちろん常連のナポレオンも忘れてはいけません。
いつだってオコベ・ティラは私たちを楽しませてくれますねぇ。今日は特にスペシャルなような・・・気がします!🍀
パラダイスアイランドでのデルフィスも今日1011年12月31日で終わりです。
1994年にパラダイスアイランドがオープンし、今日までで204,097ダイブをダイバーの皆さんと一緒に潜ってきました。
その中のホンの一部分を私も皆さんとご一緒させていただいたのですが・・・それぞれに想い出があると思うとすばらしい軌跡ですよね。
パラダイスアイランドでデルフィス・ダイビングセンターと共にダイビングをしていただいた皆さん、そしてデルフィスを支えて来ていただいたリピーターの皆さん、
本当にありがとうございました。🌷
でも今度はロイヤルアイランド/バァ環礁でお会いしましょうね。
今年も皆さんにとってさらにすばらしい年でありますように!!👩
津金でした。
Perhaps the most remarkable, fascinating animals on earth…この世で一番、視力の優れた動物?
2012年1月10日(火)
この世で最も視力のいい動物に、シャコ類が挙げられます。シャコ類または甲殻動物は獰猛な補食性の動物でもあるのです!ハナシャコ科の捕獲の方法は、“鎌のような脚で相手を捕獲するシャコ”と “ハンマー系の前脚で強打して捕獲するシャコ”の2つのグループに分かれ、400以上の種類が存在します。その種類によって、相手を強打し失神させるか、突くか強打し粉砕するか異なってきます。
1. 写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
小さなハゼに特殊なライトを当ててみると、目のまわりと背骨の部分がピンク色に発光しているのが分かります!
蛍光発光テクノロジーの考案者であるDr Charles Mazelは、「ダイビングに出かけ、水中生物の観察をしたりすることは、これまでの人類の歴史にはなかったことです。ましてや、サンゴや水中生物の蛍光発光を見たことがある人間は、本当に限られています!きっと世界中で90%を超える人が目にしたことがないだろう。」と語ります。
写真提供: Liquid Motion Film
水中のサンゴが蛍光発光する様子。
写真提供:ワカトビゲスト Asti Livingston
「蛍光発光ダイビングは、本当に驚くべき経験でした!! 様々なサンゴがまぶしく光りとても幻想的でした。Wakatobiに行かれる方は絶対体験することをおすすめします!!」 コメント:Norm Vexler
写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair
この世で最も魅惑的な動物のひとつにシャコ類が挙げられます。
写真提供:ワカトビゲスト Saskia Van Wijk
シャコ類がハンター上手な理由には、彼らのずば抜けた視力にあります。
シャコ類の目は16種類の異なる光受容体を持ち、それらのうち12容体は単独で色を分析できるのです。(どのぐらい優れているかというと、私たち人間は、わずか3つの色彩チャンネルしか持っていないのです!)
科学者達はシャコ類が見ている世界を、私達人間は想像することすらできないのだと言います。
写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson(モンハナシャコ)
THE ZOOというダイブサイトでは、シャコ科のスピアリングマンティスシュリンプがよく穴から顔を覗かせ、優れた目で私達を見ています。
独立した左右それぞれの目を、違った方向に動かしたり、360°回転することも
できるというから、さらに驚きです!
写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng
蛍光発光するオニカサゴは、昼間と全く違った色で見ることができます。
写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair
モンハナシャコは、敵を強打して捕獲するシャコです。
餌を探しているのか、歩き回る一匹のモンハナシャコを発見しました!華麗に動き回る姿は、まるでカメラレンズの前でダンスをしている様です。
すると突然、モンハナシャコはハンマー系の捕脚を打ち出し、カニの甲羅を粉砕すると自分の穴の中に持ち帰ってしまいました!きっと、ゆっくり時間をかけて食べるのでしょう。
その全てが一瞬の出来事だったので催眠術にかかった様に反応できず、残念ながらその瞬間を撮ることが出来ませんでした。
写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick
モンハナシャコはハンマー系の捕脚を、目に見えない速さで打ち出し、敵を打撃し捕獲します。その打撃の威力は、22口径の銃弾と同じだというから、さらに驚きです!全長20cmにも満たない、小さな動物がこんな信じられない能力を持っているとは本当にビックリです。
さてシャコ類の目は、3つの異なる部分で構成され、それぞれの部分に瞳孔を持ち、各目が三眼顕の視覚と距離を認識できるだけではなく、同時に3種類の画像で見ることができるそうです!
それに対し私達人間の目は、どんなに頑張っても両方の目でひとつの画像しか見られないですよね・・・
写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng
2名のゲストが、蛍光発光ダイビングを体験するために素晴らしいサンゴ礁の広がるThe Zooというダイブサイトに出かけていきました。そして砂地の所で、明るい2つの蛍光色を発するオレンジ色のシャコを発見しました!
シャコが発光する訳は、コミュニケーション手段のひとつだと証明されており、脅威的な能力のひとつですね。
写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick
昼間のオトヒメエビはいつも忙しく掃除していますが、夜になるとプランクトンやカイアシ類を捕食するために、活発に行動し始めます。
日中は前節部分等、半透明でよく見えない所が、夜に特殊なライトを当ててみると、明るい黄色に発光しているのがよく分かります。
写真提供: Liquid Motion Film
普通のライトの光、特殊なライトの光・・・こんなにも違って見えるのです!
全く同じ水域の環境で育つ、同じ種類のサンゴでも、ひとつは明るい緑色に発光し、もう片方は全く発光しないか、もしくは違う色で発光しているのも確認されています。しかし、それがなぜなのかまだ解明されていないのが現状です。
こんな水中世界の不思議を是非ご自分の目で、確かめてみてください!
写真提供: Liquid Motion Film
多種多様なサンゴや生物達が生活する、ワカトビの美しいサンゴ礁。
写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng
ワカトビ体験記 by Marcus Lindenlaub
2012年1月6日(金)
2011年8月にワカトビを訪れたMarcus Lindenlaub とその家族が、滞在中に撮影した写真の一部をシェアしてくれました。楽しい+リラックスできる家族旅行の過ごし方を、陸と水中両方の写真を通じて伝えてくれました。
素晴らしい写真を掲載いただき、ありがとうございます!
素晴らしい写真の数々は、素晴らしい経験の後に来ます。
素晴らしい休暇の後には、素晴らしい写真が残ります。全てがつながっているのです。
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
他の人を幸せにできることの幸せ。
ダイビングの情熱を分かち合える幸せ。
幸せを見出せる仕事ができることの幸せ。
そして、素晴らしい時間を一緒に分かち合えることの幸せ。
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
美しい夕暮れをバックに、ヴィラの窓に綴った言葉・・・WAKATOBI 🙂
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
ワカトビでは、ダイバーやスノーケラー、子供や親、写真を撮る撮らないに関係なく、ひとりひとりのニーズに応えてくれます。そんな心遣いのあるリゾートです。
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
シンプルがベスト!
マスクとフィンを着けて、バンガロー前のビーチからスノーケリングに出かけます。ビーチからあまり遠くまで行かなくても、目の前には素晴らしいサンゴ礁が広がります。
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
豊かな自然が広がる場所では、自然と素敵な写真が撮れるものです。
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
写真提供: Markus Lindenlaub, Aug 2011
みんなでお祝いしてくれました!
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
イエ~イ!!
マーカスさんは、医療技術会社のCEOを務めるだけではなく、エンジニアでもあります。そして自然の写真を撮ることは趣味を超え、彼の情熱だと語ります。
最近彼が撮影した写真が、アメリカを代表する国立スミソニアン博物館より、自然界の素晴らしい瞬間を捉えたとして、賞を受賞したそうです!おめでとうございます!!
http://www.mnh.si.edu/exhibits/natures-best-2010/3_MarcusLindenlaub_HH_Penguins.html
ワカトビに行く前に寄ったバリ島にて。
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011
写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011 (www.outdoorimages.eu )
2012年1月02日 ☆ ロイヤルアイランド☆
2012年1月6日(金)
ネリバル ハァ🎵皆様、新年明けましておめでとうございます。😊
私たちデルフィスダイビングセンターはロイヤルアイランドで2012年をスタートしました。
ここ最近乾季の割にはプランクトンが沢山で透明度が悪くてちょっとビックリですが私にとっては久しぶりのバァ環礁でのダイビングです。
パラダイスでいつももぐっていた私にとってはかなり新鮮な気分でポイントをお客さんとともに発見しながら潜る気分でした。
これから透明度も良くなって行くでしょう。♥
ロイヤルアイランドではまだあまり日本からのお客様をお見かけしませんがダイビングセンターでは日本からのお客様を大歓迎でお待ちしております。💕
それでは今年もデルフィスダイビングセンターをよろしくお願いします。😃
和子
2012年12月29日 ☆ パラダイスアイランド☆
2012年1月6日(金)
バナナリーフ( Banana Reef )🎵2011年の締めくくり、お天気は・・・なかなか良いですねぇ。☀
この2日間でちょっと風は強くなりましたが、乾期ですからね。 文句は言えません。
ただ・・・透明度が・・・乾期なのにとっても悪いです。
11月中旬から一時とっても透き通る水中になり始めたのに、最近はまたまた雨期に舞い戻ってしまったようです。 で、マンタはいるかと言うと・・・、やはり1週間前を最後にパラダイスアイランド周辺からは姿を消してしまいました。
それでもプランクトンは多いので、水中では魚たちは相変わらずウジャウジャ状態です。
29日のバナナリーフは印象的です。
予想に反して流れはアウトゴーイング、流れも穏やかだったので、ゆったりダイビングができそうです。🌷
中層ではタカサゴの仲間のイエローバックフジリアたちが大きな群れを作ってプランクトンを夢中で食べています。 それを追って大きめのカスミアジたちが編隊をつくって、私たちのすぐ目の前を右に左に忙しく通り過ぎて行きます。
そうそう、これこれ! こんな大自然の中の魚たちの景観を目の前にしていると鳥肌が立ってきます!!😄
透明度が悪いからなのか、やたらと魚たちが側に寄ってきます。
ナポレオンもぐぐぐ・・・と目の前までやって来てからダイバーの存在に気づいて、焦って身体を翻して遠のいて行く・・・感じです。
最近のバナナリーフではツバメウオの群れもいついて、ダイバーを楽しませてくれます。💕
そしてバナナリーフの一番のお勧めはリーフ東側の浅瀬のサンゴです。 サンゴ礁は大きく成長して景観はそれはそれは本当に美しいんです。 サンゴ礁の周りを浮遊しているだけで幸せいっぱいです。
パラダイスアイランドからのダイビングがもうすぐ最後に・・・と思うと、全てのダイビングが想い出深くなります。
津金でした。😊
2011年12月21日現地ログ
2011年12月26日(月)
みなさんこんにちは。12月はまだ終わっていませんが、すでにジンベイに遭遇した回数が多い月🌙だったと言えると思います。
今月は天候が雨季🌂☔のようでしたが、クリスマス🍖🎵の前から持ち直しました。
一番大荒れの数日に、ジンベエザメがよく出ていたので、少々寒くてもダイビングに行ってよかった😄と、みなさん言って下さいました。
(※もちろん、天気が悪くないとジンベエに会えないわけではありません)。
昨年と比べてみますと、同じ12月でも昨年は今年より少ないです。やはり自然のものなので月単位で何月が多い、というのは難しいと感じますが20日、21日、22日と連続でジンベイにたくさん遭遇しました🎵
と言う事で、21日の様子をお届けします。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
12月21日(水)
天気:曇り時々雨🌂 水温:28℃ 風:ややあり
ダイブサイト:DHIDHOO BERU (ディドゥベル)
今日の2TANKボートは、1本目ティンフシティラ、2本目ディドゥベルです。
風がややあってボートが揺れるかと心配でしたが、ディドゥベルに行く途中には穏やかでした。
ここでの期待はもちろん🎵ジンベイ🎵です。エントリーした地点、15mほどに、いつもそこにいるハダカハオコゼを見つけました。そして進むこと少し、振り返るとそこにすでにジンベイが💕
私たちのグループの背後から現れ、先頭の私を追い越したところでターンしてくれたおかげで、後ろから来たグループも見ることができました。私たちに姿をはっきり見せながら少し上昇し、そして去っていきました。
(さらに…)
クリーニングステーション
2011年12月24日(土)
魚の行動を観察する絶好な場所のひとつに、クリーニングステーションがあります。そこでは、きれいにしてもらうために多種多様な魚が出入りしています。クリーニング上手なホンソメワケベラやオトヒメエビが、魚の体に付いた寄生虫や古い皮膚を取り除いてくれるため、彼らが住むクリーニングステーションにみんな集まって来ます。
またホンソメワケベラは、他の魚をきれいにしてあげることにより、敵から身を守る防御術も身に付けています。
700種を超える魚と400種を超えるサンゴがWakatobiの海域で公式に記録されたことを知っていましたか?
クリーニングステーションは、魚の行動を観察する絶好な場所のひとつです。そこでは、きれいにしてもらうために多種多様な魚が出入りします。
写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
このオニカマスのように最も獰猛な捕食動物さえ、クリーニングステーションを訪れる時はおとなしくしています。
写真提供:ワカトビゲスト Greg Mcglaughlin
クリーニングする魚やエビは、水中で目立つ色や模様をしています。海洋学者達の間では‘Cleaner Blue(クリーナーブルー)’と呼ばれていおり、魚達の中でクリーニングしてくれる魚とを識別する為に、魚達にとっては極めて重要であると理解されています。
写真提供:ワカトビゲスト
ワカトビのダイブサイトStarshipとFan38間のウォールでドリフトダイビングをしていると、ハナダイやチョウチョウウオ、カワハギ、フエダイ、ベラ、ブダイ、キンチャクダイ、ミノカサゴなど数多くの魚達を簡単に観察することができます!
写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
海洋生物学者によると、チョウチョウウオが生息する種類数により、そのエリアのサンゴ礁の健康状態と魚の多様性が分かるそうです。
写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
なんとWakatobiには、少なくとも40種類のチョウチョウウオが生息しています!! 世界でもかなり高い水準です!
写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick
ホンソメワケベラが、フグのえらをきれいにしている所です!「気を置ける者同士」って感じですね。
写真提供:ワカトビゲスト Andrew Luff
クリーニング上手なホンソメワケベラやオトヒメエビは、他の魚の体に付いた寄生虫を(外側と内側の両方)取り除いてくれるため、彼らが住むクリーニングステーションにみんな集まって来ます。
写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
魚がクリーニングステーションを訪れる際、彼らは『禅』のポーズをとります。そして、きれいにしてもらいたい事と脅威をもたらさないことをホンソメワケベラに知らせます。
魚の皮膚そして口の中、えらの中へと泳ぎ回り、寄生虫をきれいに除去し完全にきれいにしてくれます。
青はサンゴ礁背景に対して最も対照的な色です。ところが、黄色は青い海の背景に対して最も対照的な色です。ホンソメワケベラは横のストライプで、彼らを顕著にする青と黄色の部分によって強調されており水中で識別するのが容易なため、クリーニングステーションへより多くのクライアントを引きつけることができるようです。
魚達だけがクリーニングをしたり、されたりしている訳ではありません!
写真提供:ワカトビゲストAnne Owen
クリアクリーナーシュリンプも、クリーニングステーションの持ち主です。彼らは長い触角を振ることにより、通りがかりの魚達にクリーニングサービスのアピールをしています。
写真提供:ワカトビゲストDoug Richardson
触覚を振っているアカスジモエビを観察していると、魚がクリーニングステーションに入って来たかと思うと、口を大きく開いて、寄生虫や古い皮膚、バクテリアなどを除去してもらっています。
クリーニングステーションに来たヘラヤガラ
写真提供:ワカトビゲストKen Knezick
Wakatobiのクリーニングステーションの多くは、浅場にあるのでゆっくりと観察することが出来ます。エントリー後、普段より濃い色をしたツバメウオがクリーニングステーションに接近して行くところを目にしました。他の魚達と同様、クリーニング中は気持ちがいいため、泳ぐ時と違ったポジションをとっています。
テーブルコーラルシティというダイブサイトで、サザナミトサカハギを一生懸命クリーニングするホンソメワケベラを見つけました。クリーニング中、サザナミトサカハギは体の色を変えて(次第に明るく)、ホンソメワケベラにシグナルを送っているようでした。お礼でもしているのでしょうか?
写真提供:ワカトビゲストPaul Sutherland
写真提供:ワカトビゲストKen Knezick
写真提供:ワカトビゲストDoug Richardson
ダイバーは、クリーニングステーションに興味津々です。
ひとりひとりのお客様のニーズに合ったダイビングサービスを提供するために生まれた、ワカトビの『プライベートダイブガイドサービス』。どんなご要望にもお答えできるよう、努めております。
One diveで大物からマクロまで
2011年12月20日(火)
ワカトビでは、大物からマクロまで様々な生物達に出会うことができます!
Wakatobiと言えば、小さな小さなタツノオトシゴ属のピグミーシーホ-スです。
ピグミーシーホースは、海ウチワの標本が研究の為に実験室に持ち込まれた際に、偶然発見されたそうです!
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
アジ科の魚は食物連鎖の頂点に配置され、そして捕食者としても頂点に位置します。この事から、彼らが生態系の健全性を維持する上で重要な役割を果たしていることが分かります。
写真提供:ワカトビゲストJ Watt
リゾートのあるトランドノ島
ロウニンアジやギンガメアジなどの魚は、あまり警戒心なくリーフの上を回遊し、私達を楽しませてくれます。ロウニンアジがアジ科の中で一番大きく、最大で170cmにまで成長し、重さはおよそ80kgにまでなります。
写真提供:ワカトビゲストJ Watt
ピグミーシーホースは、タツノオトシゴ属です。体長2cmと非常に小さく、とてもシャイだけどカワイイこの魚は、ワカトビの人気者です。
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
ピグミーシーホースは、海ウチワや藻類など生息する植物や動物に、自分自身を擬態するための卓越した能力を持っているので、彼らを見つけるには鋭い目が必要です!!馬の様な頭にサルの様な尻尾、カンガルーがポケットに子供を入れている様に膨らんだ腹部。そしてカメレオンの様な目、この姿全部がマクロ好きなフォトグラファーにはたまりませんね!
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
警戒心なくどんどんカメラに近づいて来るタイマイ。
ご存知でしたか?
ウミガメの成熟期(推定)は種類ごとに違うだけではなく、どの集団で生活しているかによっても異なってくるそうです。成熟期は、タイマイのように早いもので3年、アカウミガメは12~30年、アオウミガメは20~50年で性的に成熟します。これらの推定年数は甲羅のサイズから想定された年ですが、想像してみてください。アオウミガメは30~50年もかけて性的に成熟するなんて驚きですよね!
ウミガメの産卵はビーチで行われ、一度の産卵で100個程の卵を産みおとすそうです。赤ちゃんガメは、海流に乗り数千キロ移動しながら、成長していきます。彼らが繁殖年齢に達すると、自分が生まれた海へ戻り卵を産みます。ウミガメは肺で呼吸し、酸素を得るために水面へ浮上します。ダイバーに遭遇しても、優雅な泳ぎを見せてくれるだけではなく、毎年たくさんのカメが産卵のためにWakatobiに戻ってきます。
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
ヴィラの前から簡単にエントリーできます。
ピグミーシーホースは、多くのフォトグラファーのモデルとなっていますが、小さな彼らを完璧におさめるのは至難の業です。また、ピグミーシーホースは非常にデリケートなため、簡単に大きなストロボやライト等により、ダメージを受けたり死んでしまったりします。その為、ひとりひとりのフォトグラファーが彼らの生息環境に害を与えることなく、じっくり時間を取り、撮影枚数を考慮して撮影する必要があります。
ピグミーには瞼がないので目を閉じる事ができません。大きく目見開いた状態で、自分より100倍以上も大きな何者かに、強力でまばゆいフラッシュを浴びせられるのを想像してみてください。そうなんです。私達はいい写真を撮るのに必死ですが、同時に彼らに大きなダメージを与えてしうことも頭に入れておいてください。
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
全種類のウミガメは、絶滅危惧種や絶滅寸前のリストに入っており、オサガメ、ケンプヒメウミガメとタイマイは絶滅危惧種に指定されています。最も重要な脅威の一つとして、不適切な漁法にあります。延縄を使った漁業は、ウミガメ死亡の主な原因となっています。ウミガメは呼吸するため水面に浮上する必要があります。漁師の網にかかってしまったウミガメは水面に浮上することが出来ず窒息死してしまうのです。
またビーチの開発、闇市場で売られているウミガメの卵や肉だけではなく、カメの甲羅でできた装飾品、健康食品の売買がこれらの美しい生物の生命を脅かしているのです。
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
水中世界の生物は、大きさに係わらずダイバーを海の虜にしてくれます。
色とりどりの魚達に囲まれ素晴らしいサンゴ礁にうっとりしていると、大きな影が近づいて来ました。何かと思うと・・・なんとジンベイザメではないですか!!
体長9m/体重25トンのジンベイザメは、ゆっくり泳ぎ、プランクトを餌としています。ジンベイザメは水深700m程まで潜行できますが、ワカトビの新しい友達・こちらのジンベイザメは12m付近で私達と一緒に泳いでくれました!
タフな皮にウロコのない皮膚そして軟骨で構成された骨格から、ジンベイザメはサメ科に属し、“クジラ”を思わせる巨大な体からWhale sharkと名づけられました。しかし、哺乳類であるクジラが肺で呼吸するのに対し、ジンベイザメはエラを通して酸素を呼吸する魚なのです。
残念ながら、突然の遭遇にビックリしすぎて、写真は一枚しか撮影できませんした!
ダイビング後に、ヴィラで美しい夕日を眺めながら美味しいカクテルをいただきます。専属のバトラーがもてなしてくれます。
ペラジアン号ダイブクルーズ
2011年12月13日(火)
ペラジアンクルーズではリゾートからはアクセスできない、ワカトビの島々(トゥカンベシ列島 - ワンギワンギ島・カレドゥパ島・トミア島・ビノンコ島など)の島々へご案内しております。*クルーズルートは、天候等により変更する場合もございます。
豪華クルーズ船 ぺラジアン号
ペラジアン号のユニークなダイブサイトのひとつ、マジックピアのニシキテグリはフォト派のダイバーには、たまらないサイトのひとつです。通常、オスのニシキテグリがメスよりも大きく、交接の時オスとメスは、それぞれの腹と腹を合わせ、ゆっくり1mほど浮上した所で最大200個の卵と精子を放出します。その後、受精卵は水の流れに乗り18〜24時間で孵化し、そこから2週間ほどはプランクトンの状態で水中を漂います。その間自力で捕食を覚え、最終的にサンゴ礁など彼らの生活の場となる適切な生息地に落ち着きます。
写真提供:ワカトビゲスト Cal Mero
ワカトビエリアの美しいサンゴ礁
マックダイビングエリアで人気のダイブサイトのチーキービーチでは、ナポレオンスネークイールやモンハナシャコ、ウミウシ、カラフルなイイジマフクロウニの上に住むコールマンシュリンプ、ヨウジウオ、タツノオトシゴ、ジョーフィッシュなどたくさんの驚くべき生物に遭うことの出来る人気の場所です。
写真提供:ワカトビゲスト Jone Trone (ナポレオンスネークイール)
この美しいサンゴ礁は、ペラジアン号からアクセスが可能です。
ペラジアン号のマスターキャビンでは、長期間のダイビングでも快適にお過ごしいただけます。
上半身から触手までの長さが約12cmとヒョウモンダコは本当に小さく、主に魚や甲殻類を餌としています。獲物に飛びかかると、猛毒を使い相手を完全に麻痺させ捕獲します。
写真提供:ワカトビゲストDoug Richardson
カラフルなイイジマフクロウニの上にコールマンシュリンプ。フォトグラファーには、もってこいの被写体ですね。
写真提供:ワカトビゲストMarcus Carlberg
ブトン島の南東端にあるBatuturo(バトゥトゥロ)では、タテジマキンチャクダイの幼魚が小さな穴に隠れていたり、リーフトップにはたくさんのアカモンガラや数種類のカラフルなハナゴイで覆われていて、ここでもたくさんの魚達に遭うことができます。
写真提供:ワカトビスタッフAna Fonseca
マックダイビングのダイブサイト、チーキービーチではモンハナシャコが顔を覗かせています。
写真提供:ワカトビゲストPaul Sutherland
ペラジアン号に設備されているカメラルーム。カメラやビデオのセッティングはこちらでどうぞ!
ペラジアン号クルーズでのみアクセス可能なマックダイビング。海底には魅惑的で奇妙な生物でいっぱいです!
パサルワジョという湾内は、なだらかな斜面になっており、普段目にすることのない様々な珍しい生物に出逢うことができます。
写真提供:ワカトビゲストSaskia Van Wijk
ワカトビのカラフルで健康なサンゴ礁
写真提供:ワカトビゲストRichard Smith
マジックピアもまたペラジアンクルーズでのみアクセスできるダイブサイトのひとつです。ここでは、たくさんのヘコアユやニシキテグリの交尾シーンが観察できるため絶対におすすめの場所です。
写真提供:ワカトビゲストJohn Trone
ジョーフィッシュと同様、タツノオトシゴもまた卵の面倒を見るのはオスの仕事です。その為、オスは卵を保護するための袋を持っています。
写真提供:ワカトビスタッフMiguel Ribeiro
口の中に卵があるためちょっと神経質そうな彼(はい。彼女ではなく彼です。)卵が孵化するまでもう少し・・・頑張れ!!
写真提供:ワカトビゲストBurt Maurine
ヒョウモンダコのメスは、一生涯で一度だけ約50個の卵を産み、その卵を自分の足の下に隠し、およそ6ヵ月保護します。この間メスは一切食事をしません。そして卵が孵化した後、メスは死んでしまいます。翌年、新たな子孫が成熟すると交尾が可能になります。
写真提供:ワカトビゲストDoug Richardson
そして、クルーズスタートです!
ペラジアン号マスターキャビン